朝の柔らかい光が窓から差し込み、部屋の中を照らす。その光に気がついたのかのび太は静かに目を開いた。
「ふあ〜っ。う、う~ん・・・・?朝・・・・?あれ?体が重い・・・・・」
目覚めるとのび太はすぐに体が重たいことに気づく。
「あ・・・・・・・・」
自分の胸の上で寝息をたてているティファニアがいた。
「そうだった・・・・・・」
昨日、魔法の世界にやってきたんだった。のび太は起こさないように彼女を身体から引き離すと、寝室の扉を開ける。
スルッ
「わあっ!」
寝室の扉を開けた途端、のび太は足を滑らせて、転んでしまう。
「いたたたた・・・・・なんだ?」
顔を上げ、滑った物に目をやる。バナナの皮だった。いや・・・・良く見ると、床に生ゴミが沢山バラまかれていた。それだけではない、寝室の扉にも沢山のラクガキがされている。
「もしかして、ティファニアって・・・・・・・」
一つの疑問がのび太の頭を過る。
適当に庭をうろついていると、一人のメイドが目に入った。着替えと掃除道具を探しているのび太にとってその存在は渡りに舟だったので声をかけてみることにした。
「ねぇ、君!」
「はっはい!なんでしょう!?」
いきなり声をかけた為、多少うわずった声でメイドは答えた。
「着替えと掃除道具を借りたいんだけど・・・・」
と生ゴミで汚れた姿をメイドに見せる。
「あの~、失礼ですが貴方は?みたところ学院の人ではないようですが・・・」
「昨日急にここに呼び出されたんだ。」
「ということは・・・もしかしてミス・ウエストウッドの使い魔の方ですか?」
「使い魔?」
度々あげられる『使い魔』という単語にのび太は、首を傾げた。
「昨日から噂になっていますよ、平民の使い魔が召喚されたって。」
「君も魔法使いなの?」
「いいえ、私は平民ですよ、ですからこの学院で貴族の方のお世話をしているんです。私はここで働いているシエスタと申します。あなたのお名前は?」
「僕は野比のび太。」
「うわー、ありがとう!」
のび太を食堂へと案内したシエスタは、コックのマルトーに事情を説明する。事情を理解したマルトーはのび太に平民用の着替えを提供してくれたのだった。のび太は服装を気に入ったのか、飛び上がって喜んだ。
「急げ!!」
着替え終えたのび太はシエスタから掃除道具を借り、急いでティファニアの寝室の前に戻る。テイファニアに気づく前になんとしてでも掃除を終わらせなければならない。のび太はようやくテイファニアの寝室の扉の前にやってくる。すると、それと同時に隣の部屋のドアが開いた。中から出てきたのは金髪のツインテールと碧眼が特徴の小柄な少女。テイファニアとは違い、背が低く、お子ちゃま体型である。その少女はのび太を見るとニヤリと笑って話しかける。
「よりによって平民を召喚しちゃうなんて、さっすがゼロのテイファニアよね。」
ケラケラ笑い出す少女にのび太は少し顔をしかめるが、無視して床掃除を始める。その反応に気を悪くした少女は声を上げた。
「ちょっと!私はベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフ。クルデンホルフ大公国の姫なのよ。平民が私を無視してただで済むと思ってんの!?」
ベアトリスの言葉を再び無視し、のび太はちゃくちゃくと掃除を続ける。平民に無視されたことから、ベアトリスは怒りが込み上げてきた。
「何とかいいなさいよ!?・・・・・・きゃっ!」
のび太に突っかかろうとしたベアトリスだったが、足を滑らせて転んでしまう。
「いたたた・・・・・・」
生ゴミの汁をもろに受け、制服を汚してしまう。
「だ、大丈夫?」
そんな彼女に手を差し伸ばすのび太だったが・・・・
「・・・・くぬぬぬ・・お、覚えてなさいよ・・・・・」
ベアトリスはのび太を睨むと、悔しそうにその場を逃げて行った。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド