ドラえもん のび太の魔法世界物語   作:雛月 加代

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同時刻、ヴァリエール家では・・・・・・・

 

「カトレア、お前は婿をとれ。」

 

「・・・・はい?」

 

と、カトレアは一度思考が完全に停止してしまい、何て言いました?と父を見る。

 

「お前も婿をとれば少し落ち着くだろう。違えることは許さんからな」

 

「私もこれを機に結婚し、後継を産むといいわ。昔からあなたは身体が弱いのだから・・・・」

 

うっ・・・・・とカトレアは視線を逸らして遠い目をする。その事に関してはなにも言えない。

 

「で、でも結婚なんて!」

 

そう言って抵抗するカトレアに母は首をかしげ、

 

「貴女恋人でもいるの?」

 

「そ、それは・・・・・・」

 

頬を少し赤くして明らかに動揺する妹に母だけではなくエレオノールもピンと来る。

 

「想い人はいるみたいね。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

成程、ここまで否定することは・・・・と母とエレオノールは、

 

「大方身分の低い下級貴族に恋したんだわ。」

 

「まさか、シュヴァリエ、何て言う訳じゃないでしょうねぇ?」

 

母は頭を抱え、エレオノールには詰め寄られる。だが言えるわけがない。教え子の想い人、しかも14歳も年下の男だなんて・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃。厨房では・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・。」

 

シエスタは上の空でいた。食器を洗っている手も、先程から止まったり動いたりを繰り返し今更だが、自分はなんてことしてしまったのだろう。いくら好きな相手だとはいえ、6歳も年下の子供だ。

 

「おい、シエスタ」

 

確かに、この間帰省した時にオーク鬼から助けてくれた恩人だし、トライアングルメイジと戦える程の平民だし、メガネ外すとなかなか可愛いし、コルサの事でも恩着せがましくしなかったし、控えめで勇敢な子だ。だがそれとこれとは別ではないのか?

 

「おい、シエスタ!」

 

「ちょっと、聞いてるの?」

 

だが何年かしたら、すごい美青年になるんじゃないか?彼ならきっと騎士にもなれる。背は低いけど学はあるみたいだし、真面目だ。アンリエッタ女王とも中がいいし、もしかしたら王族とかにもなれるんじゃ?

 

「おいこら!シエスタ!」

 

「ねーえ、帰ってきてよー!」

 

性格だって、とっても大人っぽいし、子供扱いはないんじゃないか?そうだ!この

際、身長とか年下とかは気にしたらいけない!性格と将来性に賭けてみるべきだっ!

 

「おう、のび太。来たのかよ!」

 

「あらのび太さん、シエスタならそこに!」

 

 ガッチャーンっ!

 

「ええっ!のび太さんっ!?ど、どどどこ??どこどこ!?・・・あ」

 

シエスタは洗っていた皿を落としてしまった。そんな彼女を、マルトーと同僚のローラがニヤニヤ笑いながら眺めている。

 

「おーっと、人違いだったようだな、すまんすまん。」

 

わざとらしく言うマルトーだった。そしてローラがシエスタの横にすすす~っと近寄っ

て、耳打ちしてくる。

 

「ねぇ、何があったのよぉ?」

 

「な!何も無いわよっ!」

 

思いっきり赤面して力強く否定しても、説得力はゼロだった。

 

「ぐはははははっ!まさかシエスタが年下好みとはなぁ!意外だったぜ!」

 

「ちちっち違いますっ!どどどどどうして私があんな子供と、子供と!」

 

「子供と・・・なんでい?」

 

「えっと、その、あの・・・子供と・・・」

 

マルトーに聞かれて、シエスタは顔を赤くしてうつむく。黙ったまま、無意識に彼女の

指が自分の唇をすぅっと撫でてしまう。その仕草を見逃すローラではなかった。

 

「キスしたのね!?」

 

「はうぉ!しししっ知らない知らない知らない!そんなのしてないしてないぃっ!!」

 

 必死に否定するシエスタだったが、時すでに遅し。わらわらと他のメイド達も集まってきた。

 

「なになに!?やっぱりシエスタはのび太君狙ってたのね!」

 

「もうモノにしちゃったんでしょ!ハッキリ言いなさい!!」

 

「やーんもう、これは犯罪ねぇ。子供に手を出すなんてぇ~」

 

「でもでも銃士で、頭良さそうじゃない?・・・・将来性バッチリよ!」

 

「今からツバつけとこうっての!?やるじゃない、ねぇ!」

 

「違うーっ!あたし、あたし・・・・そんなつもりじゃあ・・・・・」

 

「だったらどんなつもりなのよ~?キチンと説明しないかー!」

 

「な、な、なによ説明って!?カミーユもドミニックも、みんないい加減にしてよーっ!!」

 

どこの世界も、いつの時代も、他人の恋愛は最高の娯楽だった。

この小説の結末は・・・・・・・

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 寝取られエンド
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