ウェールズはのび太に視線を向けながら、チラチラと横目で周りを見渡す。そして先程の衝撃波で吹き飛ばされた際に手放してしまった杖を探す。そして瓦礫の山に転がっている杖を見つけた。
「っ!」
ウェールズは一目散に走り出す。そして落ちていた杖に手を伸ばすが・・・・
「ドーン!!」
杖が衝撃波を受けて粉砕された。顔を上げると、のび太が銃口を杖に向けていた。今までの戦いでのび太はわかっていた。貴族や王族は杖がなければ、魔法が使えない。杖を奪えば、勝機はあると。
「なるほど・・・・予想以上の力だ。」
ウェールズは薄気味悪く笑った。そしてウェールズの体がドロドロの液体金属になると、みるみると仮面の男の姿になる。
「使用者の精神エネルギーを衝撃破とし・・・・感情が昂ぶるほどその威力が増すとは・・・・。あの女が遺した遺産にこんな機能があったとはな。」
すると部屋の外から沢山の足音がする。どうやら兵士たちが駆けつけて来たようだ。
「待って!」
倒れていたアンリエッタがいきなり顔を上げる。
「あの女って・・・・!もしかしてお姉ちゃんのことを知ってるんですか!?」
アンリエッタは声を上げ、男に問いかける。
「・・・・・そうか、あの女の仲間ということは・・・・・お前、この時代の者じゃないな・・・?フフフッ・・・・これも因縁というやつか!面白い事になってきた・・・・!」
男はニヤリと笑い、ゆっくりと後ずさりする。
「・・・・・待てっ!逃げる気か!」
のび太は急いで男を追いかける。
「フンッ・・・・むやみにキバを向いても命を落とすだけだぞ・・・・・本物のウェールズのようにな。」
「・・・・ッ!」
「フフフッ・・・・・いい目をするじゃないか!その感覚わすれるなよ・・・!決着をつけたければ、俺たちを追ってこい・・・!ハァーッハッハッハッ!」
男はバルコニーから飛び降りる。のび太たちは急いで下を覗き込むが、男の姿はない。
次の日、日光が窓から入り始めたころにアンリエッタは目覚めた。何度か目をパチパチしていると違和感に気が付く。むくりとベッドから起き上がり、周りを見回し、ここが自分の部屋ではないことを思い出した。昨晩自分は城内に忍び込んだ曲者に襲われ、その際魔法で居室が見るも無残にされたのだった。それを思い出したアンリエッタはベッドの下を覗く。毛布に包まれ熟睡している様子の少年がそこにいた。
のび太は元々アンリエッタとは別の部屋で寝ようと考えていたが、アンリエッタがどうしてもと引きとめ同じ部屋で寝たのだ。のび太は渋ったが、アンリエッタの安全を考え、床で寝るということで落ち着いた。
もちろん初めはドキドキして眠れるわけがなかったが、襲われた時の疲れでストンと眠りに落ちてしまった。
そんなアンリエッタの気配を感じたのか、のび太がもぞりと動いて毛布から顔を出す。ぼやける視界を目をゴシゴシ擦って治すのび太を見て、顔が赤くなっていく。
この小説の結末は・・・・・・・
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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寝取られエンド