ドラえもん のび太の魔法世界物語   作:雛月 加代

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「のび太さん・・・」

 

「のび太・・・・・」

 

「全くのび太の奴、いつもいつもマヌケなんだからな・・・」

 

静香、スネ夫、ジャイアンは小さく呟きながら、のび太の顔を思い浮かべる。そして

 

「こんにちは!!」

 

のび太家へと足を踏み入れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『「ドラ(ちゃん)えもん!!」』」

 

のび太の部屋に入ったスネ夫たちは驚いた。部屋中、秘密道具がゴロゴロ転がっていたからである。

 

「一体どうしたんだ?」

 

「凄い数の道具ね・・・・。」

 

「ん?」

 

静香たちは、モニターを弄りながら調べ物をしているドラえもんを発見する。

 

「ドラえもん!」

 

「シーッ!静かに!」

 

ジャイアンはドラえもんに声を掛けるが、ドラえもんは直ぐにその言葉を遮る。そしてしばらくの後、モニターと連動していたプリンターが書類を印刷する。

 

「よし!これで大丈夫!」

 

印刷した書類を眺めながら笑みを浮かべるドラえもんに、静香たちは状況を問いかけた。

 

「今、タイムテレビでのび太くんが消えた瞬間を映し出したんだ。そしてのび太くんが吸い込まれた物体を解析したんだ。」

 

「それで?」

 

「見つかったんだよ。その物体と同じエネルギーを発する場所が!!」

 

ドラえもんの言葉に静香たちは目を見開く。

 

「『「え!?本当!?」』」

 

「うん。しかも場所がこの町の中なんだ。」

 

「行ってみましょう!」

 

「おお。行ってみるしかないな。」

 

笑みを浮かべる静香たち。するとドラえもんは突然険しい表情になる。

 

「みんな聞いてくれ。今回の冒険は今までとは次元が違う気がするんだ。命懸けになると思う。もし気が進まないなら・・・・」

 

ドラえもんは静香たちに残るよう説得するが、三人は首を横に振った。『友達が助けを求めてるのに、知らんふり』なんか出来ない、と断った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラえもんたちは書類に書かれた場所へと向かった。そしてその場所は彼らがよく知る場所。学校の裏山であった。

 

「えーと。この辺のはずなんだけど・・・・・・」

 

裏山を歩き回り、ドラえもんたちはやっとのことで目的の場所へとやってきた。目の前には巨大なエネルギーを発する穴があった。

 

「なんだ?この大きな()()?」

 

「な、なに!でっかい()()だと!?」

 

ドラえもんはジャイアンに掴みかかる。

 

「誰がでっかい鼻だ!え?え?ボクのことか!?」

 

()()だよ!()()()!!」

 

()()だよ!?赤!?僕のハナが赤っ鼻だとーーーー!?え?穴?」

 

ドラえもんはジャイアンから離れると、目の前の穴を眺める。

 

「遅い・・・・・。」

 

そんなドラえもんを横目に、スネ夫は小さく呟いた。

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