星壊の白の魔王と雷光と夜天の主達は神殺しの賢者と共に歩む 作:クロにくる
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運命の人との出会いってこんな感じのことを言うのかな?
私はお父さんが怪我を入院して家族が忙しそうにしているのを黙って見ていることしかできず寂しくてもいい子にしないとって自分に言い聞かせて我慢して今日も公園で一人でいる。
寂しいと思ってもいい子にしないとと心の中で念じていながら俯いていたら私に話しかけてくる声が聞こえてきた。今までは誰かが遊びに誘ってきたけど素っ気なく断っていたから誰も話しかけてこなくなった。
最近は無かったけど正直、関わりたくないから断ろうと顔を上げた。
???(...えっ?)
正直、私は驚きと困惑の両方を感じたのだろう。
目の前には一目見た印象は真っ白い雲から青空が少し覗くように出ている感じだった。
それは白い肌と髪に蒼い瞳を持っている見たこともないくらいカッコいい同じくらいの年の男の子がいた。
???「君?どうしてそんなに悲しそうなんですか?
この日、幼い白の魔王と賢者はこのようにして出会った。
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〜少し時を遡る〜
???「う〜む、今は2000年でここは海鳴市っていうのですか...はて?何やら聞き覚えのあるような感じですね?前世?の世界にはこんな名前の街はなかったはずですが?」
少年はあれから
???(お〜自動発動するとこんな感じなんですね...ふむ、『魔法少女リリカルなのは』の世界ですか。)
少年は権能で把握した情報を下に一旦現状を整理した。
???(...さて、ここから自分はどう行動に移しますかね?一応、原作...未来で起こる事件の数々に介入しないという選択を取ることもできますが...行くところも帰るところもやることも特に無いですしそれに折角仮面ライダーの力を持ちながら分かっている悲劇から逃げるというのも
少年は一瞬の内に考えをまとめすぐさま行動に移した。
少年は人目のつきにくいところに移動して右手に紫色の指輪を嵌めた。
【テレポート♬〜ナウ♪〜】
ワープホールを作り今いる空間から別の空間へと瞬間移動した。
転移した先はこれまた人目につきにくいところではあるが移動するとすぐ近くに公園があった。
少年は公園内を見渡すとベンチで俯いている見た目は同い年の少女を発見した。
???(...こう言ってしまうのもあれですが...とりあえず一人称は...今は僕でいいかな、彼女を見てると僕って意外と頭おかしいですね。)
少年は落ち込んでいる少女を見て自身の感情に欠落が生じていることを理解して内心で自虐した。
???(...まぁ、僕がなんであれやるべきことは変わりませんけど。)
少年は気持ちを切り替えズンズンと進んでいく。
???「あの〜ちょっといいですか?」
少女「...」
少年は少女に話しかけるが少女は俯いたまま顔を上げようとしなかったが少年はめげずに少女に話しかけようやく、少女は顔を上げた。
???(よしっ!この調子でどんどん行きますよ!)「君?どうしてそんなに悲しそうなんですか?僕で良かったら相談に乗りますよ?」
《フラワー♬〜ナウ♪〜》
少年は右手の指輪を替えて魔法を発動させて菜の花の花束を創り彼女に差し出した。
少女「...わぁ、綺麗...でもそれ何なの?」
少女はいきなり目の前で花束を出したことに疑問を抱き少年に質問した。
???「それは先に君の相談が先ですよ。これは後でゆっくりとお教えしますのでね。」
少年は少女に微笑みながら後で教えるからまずは君のことが先といい話を変える。
少女「う、うん」
少女は顔を赤らめながら返事をしゆっくりと話し始めた。
???「つまり要約すると寂しいから家族に構ってほしいということですね。」
少年は少女の相談から要点を抜き出し簡潔にまとめた。
少女「う、うんそうなの...でもなのははいい子にしないと...お母さん達に迷惑をかけちゃうから...」
なのはは申し訳なさそうにしながら悲しそうな表情で俯いた。
???「別に言っていいのではないですか?我が儘くらいは?」
なのは「で、でも!なのはは良い子にしてないと...」
なのはは先ほどから壊れたレコードのように良い子良い子と繰り返して言う。
???「駄目ですよなのは。辛いなら辛い、寂しいなら寂しいって言えないと人の痛みがわからなくなってしまいますよ?それは本当に君の言う良い子と言えるのでしょうか?」
少年はなのはの危うさに対して一番必要な言葉を贈った。
少女「...ウッ...アグッ...ヒッグ...サビシイの...ツライの...」
今まで溜め込んでた感情が少年の言葉によって決壊してポロポロと涙を流した。
???「よしよし、落ち着くまで僕がいるので今はゆっくりでいいですので心の毒を抜いてください。」
なのは「ゔ...ゔん...ウグッ」
少年はなのはの背中を擦りながら彼女が泣き止むまで見守った。
しばらくすると落ち着いたのか、なのはは顔を上げた。
なのは「...ごめんなさいなの」
泣いた影響もあるのだろうがそれよりも異性の前で泣いてしまった恥ずかしさの方が強かったのだろう、顔を赤くしながら謝ってくる。
???「別にいいですよ。それよりもまずは今の言葉を君のご家族に伝えるほうがいいのではないですか?」
少年は勇気を持って家族に我が儘を言うべきだと提案する。
なのは「ウッ...で、でももし駄目って言われたらイヤなの...」
しかしなのはは決心がつかないのか少々逃げ腰気味である。
???「大丈夫ですよ...もし、君に勇気がないなら僕も一緒に行ってあげますから
少年はなのはに一人じゃない、自分も一緒にいるという。
なのは「...う、うん!わかったなの!...そういえばお名前聞いていなかったの、私はなのはなのよろしくなの」
なのはは顔を赤くしながらも決心をつけたのと同時に目の前にいる少年の名前を聞いていなかったことを思い出し自己紹介と同時に聞いたが返ってきた答えは想定外のものだった。
???「あ〜...名前?...そういえば考えていませんでしたね?なにぶん、先ほどまで自分がどこの誰でどこから来たのか何も知らないのですから...ではとりあえず僕の事は『
真白はそういえば名前無かったでしたね〜と呑気に言いながらとりあえず白い魔法使いからとって『真白』というシンプルな名前を自身につけた。
なのは「...え?...え?...だ、大丈夫なの?」
なのはも流石に目の前の少年が自分以上に悲しい目に遭っているとは思っておらずどうすればいいかわからなくなってオロオロしている。
真白「まぁ、僕のことは今は関係ないので大丈夫ですよ。それよりも早く君の家に行きましょうか?」
少年はベンチから降りるとなのはに左手を差し伸べた。
なのは「う、うん、わかったなの」
なのはもベンチから降り真白の左手を繋いだ。
真白「君の家はどっちですか?」
なのは「こっちなの」
真白「わかりました。」
真白はなのはの案内に従ってなのはの手を引きながらどんどん道を進んでいく。
なのは「ねぇ、そういえばさっきのお花の事なんだけどあれって一体何なの?」
真白「あれですか?あれは魔法ですよ、こんな感じです。」
《ガルーダ!♬〜ナウ♪〜》
真白は右の指輪を白いものに変えるとバックルに翳し使い魔を呼び出す魔法を使った。
空中に魔法陣が出現するとそこから組み立て前のプラモが出現し空中で自動的に組み上がっていくと手のひらサイズの白い鳥のような形状の模型ができた。
模型は魔法陣に載っており傍から見ると宙に浮いているように見えた。
真白は右手から指輪を外すと鳥の腹の穴の部分に指輪を嵌め込むと鳥の模型はパタパタと飛び始めた。
ガ【ピーピー】
白いガルーダは真白となのはの周囲を鳴きながら飛んでいる。
なのは「わぁ!可愛いの!」
なのはは目を見開きながら驚き喜んだ。
真白「喜んでいただいて良かったですよ、では行きましょうか。後で魔法はたくさん見せられますので」
なのは「うん!」
真白はなのはに魔法を実演と再演の約束をした後再びなのはの手を握って彼女の家に向かった。
真白「では僕とガルーダはここで待っているので終わったら言いに来てくださいね。」
家の前に着いた真白はここで待つと言った。
なのは「えっ!最後まで一緒じゃないの!?」
さっきと言ってることが違うとなのはは驚いた。
真白「いえ、一応は部外者ですのでそれにこれは君一人で乗り越えないといけない問題です。大丈夫です、ここから居なくなることはないので安心してください。」
なのは「...わかったなの...けど絶対にいなくならないの!」
真白「分かってますよ。」
しかし真白は理由をつけて説得しつつ自分はいなくならないと言うとなのはは決心しつつ約束した。
???「あら?なのは今日は遅かったわね、どうしたの?」
決心したなのはと待っているといった真白の後ろから女性の声が聞こえてきた。
なのは「あっ...お母さん、なのはね...一人は寂しいの、もっと皆でお話とかしたいの...」
いきなりの母親の登場に驚き先程までの元気が萎んでしまったがなんとか自分の思いを打ち明けた。
???「...そう、ごめんなさいね。忙しいからってあなたを放って寂しい思いをさせてしまって、これからでいいのならあなたのことをちゃんと構ってあげてもいいかしら?」
なのはの母、高町桃子は不安そうにしている愛娘を見て自身がちゃんと子供を構ってあげられていなかったことを反省してなのはに謝った。
なのは「...うん!」
なのはは勇気を振り絞った我が儘が通ったことに安堵して涙を流した。
桃子「あらあら、ごめんなさいね。今は泣いていいから早く家に入りましょう。そっちにいる子達の事も聞きたいし。」
桃子は視線と話題を真白とガルーダの一人と一羽を移した。
真白「ん?僕のことですか?」ガ【ピ?】
いきなり矛先が変わったことに真白とガルーダは首を傾げた。
桃子「えぇ、娘がこんなかっこいい男の子と可愛い鳥さんを連れてきたんだから気にもなるじゃない。」
桃子が娘の友達を見て嬉しそうにしている。
真白「う〜ん?でも元々はなのはが勇気を出せるように付き添いできただけですから僕はもう行きますね。また明日とかでいいのなら良いですけども。」
真白はさすがにこれ以上は長居できないと言いこの場から退散しようとしたがなのはが待ったをかけた。
なのは「待って!お母さん!真白君をお家に住まわせてあげて!真白君はさっきまで自分の名前も思い出せないから真白って名前をつけているし帰るお家もないの!」
なのはは真白を家に住まわせてあげてと母である桃子に頼んだ。
桃子「...!...そう、なら今日から家に住む?折角なのはが我儘を言ってくれたのだからね?」
桃子も真白の事情を知ると目と雰囲気が変わり何が何でも真白を行かせるつもりはないようにした。
真白「う〜ん?まぁ、元々行く当てのない旅ですし良いですよ。」
しかし真白はあっさりこれを了承した。
なのは「わぁ...!やったなの!今日からよろしくなの!!」
なのはは満面の笑みで手を差し伸べてきた。
真白「はい、今日から僕は
真白は笑顔でなのはの手を取った
桃子「あらあら、まさか娘がもう将来の旦那さんを連れてくるなんて思わなかったわ。」
桃子さんも娘の成長に嬉しくもありさすがに早いのではと思う正反対の思いが混ざり合った複雑な親心を持って2人を見守った。
そして今日ここから未来の白の賢者と魔王は共に生活を開始した。
予告『Episode3:幼き賢者は魔王と生活する』次回もよろしくお願いします。
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