星壊の白の魔王と雷光と夜天の主達は神殺しの賢者と共に歩む   作:クロにくる

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前日譚その2です。


StrikerS編前日譚2

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俺は今でも、あの日の後悔が胸の奥で燻っていた。

 

誰よりも優しく、誰よりも強かったあの人に甘えた俺達は最悪の選択をあの人に取らせてしまい神界に単身で突撃してしまった。

 

あの人は生きていようが死んでいようが二度と会えぬ人となってしまった。

 

それでも俺達は戦い最後の最後まで神々と戦い抜き地上を襲撃してきた騎士神と呼ばれる神を相手にして激戦を繰り広げたが追い詰められた俺と相棒は殿を務め決死の覚悟で仲間を逃がし相棒の力も借り受けた最後の力を振り絞って限界を超えた次元が歪曲するほどのパワーで『グランドクルス』を放ち意識を失った。

 

死んだと思っていた俺は目が覚めると蒼い髪をした少女達が目に入った。

 

どうやら無様にも生き残ってしまったようだがどうも肉体が若返っていて少女より1歳ほど年上くらいの年まで戻っていた。

 

その後、俺は少女たちの家の養子となりヒュウ・ナカジマとなった。

 

その後の生活は俺には眩しすぎるくらい裕福だった、尊敬できる義父(ちち)ゲンヤさん、優しくも強い義母(はは)のクイントさん、大人びているがそれでも年相応の子供らしさの有るギンガ、やんちゃだが根が繊細なスバルとの生活は俺に温もりを与えてくれた。

 

だがある時、衝撃的な情報が俺を襲った。

 

今までの癖と将来的に管理局で働けたらとトレーニング等を行っていたが勉強を終えてテレビで格闘技の大会がやっていたので見たらあの人が創魔さんが出場していた。

 

髪の色と名前が違うが最後に見たあの彼岸を連想する朱眼の赤い瞳ではなく元来の蒼穹の蒼い瞳を忘れたことはなかった......そして試合が始まっての立ち回りと敵を圧倒する強さとその流派は間違いなかった......()()()()である俺が見間違えることはないと言い切れるレベルであの人だった。

 

その後、色々と調べてみると相も変わらずのあの人らしい伝説の数々を成し遂げていた。

 

ミッドチルダの常識を打ち破った魔力上限突破を可能にしたワイズシステムや複合型(ハイブリッド)デバイスの開発など色々やっていたが信じられなかったのはあの憎き神々と和解を成し遂げたことだった。

 

映像とはいえあの騎士神リオンと一緒に邪神なる全世界の敵と一緒に戦っているところを見て流石と思う一方でリオンへの嫉妬が湧き上がったのも事実だった。

 

自分等では過去に一度も背中すら任せてもらえなかったのに憎き神はあの人の前に立ち頼れる盾をやっているのだから。

 

その日からより一層鍛錬を続けていたが、本来の俺に魔力などないはずなのに身体にリンカーコアなる魔力貯蔵器官が出来ていて恐らく次元を移動してしまった際に出来たものと推測したが魔法の勉強も並行して行いギンガとスバルも義母(はは)から格闘技の『シューティングアーツ』を習いながら勉強を頑張っていて魔法の方は一緒にやっているが武術はあの人から習った白魔流滅神闘法があるので型の練習を行いつつ筋トレなどを優先していた。

 

クイント「ヒュウ、貴方...何処で白魔流滅神闘法(ホワイトアーツ)を習ったの?独学にしたって基礎とかしっかりしているし?」

 

義母は俺が白魔流滅神闘法の型の練習を見てそんな事を聞いてきた。

 

何でも、昔一緒に仕事をしたり命を助けて貰ったことがありその際に見たのだと言う。

 

名前が違うことを聞くとなんかあの人が昔の最初の弟子がつけた名前がダサいから改名したと言っていた。

 

ヒュウ(え?俺たちが付けた名前ってあの人からするとダサかったのか......)

 

俺が内心で落ち込んだが当たり障りのない範疇で誤魔化しながら話した。

 

そして魔法だがかなり珍しいらしく古代ベルカ式の魔法適性があることがわかり魔法の教科書に関してもゲンヤさんのツテで手に入ったので勉強したが俺の得意とする近接戦闘スタイルと相性がいいのでできるだけの魔法を練習した。

 

そして、数年経ったスバルが10、11くらいの時のある日に起こった大火事に巻き込まれた俺達だが俺とスバルがギンガ達と離れてしまっていた。

 

周囲が火の海の中、俺は何とかスバルを守るために闘気を用いたバリアで熱を遮断していたが煙と炎で酸素がガンガン失われていき呼吸困難で俺とスバルは倒れてしまった。

 

ヒュウ(ちく......しょ......)

 

内心で悔しさが心を覆っていた俺だったが突如炎が吹き飛んで一人の女性が降り立った。

 

俺とスバルを助けた女性は神が嫌いな俺が言うのもアレだが天使の様な美しい女性と表現する以外の言葉が思いつかなかった。

 

俺とスバルは救急車に連れて行かれた時に女性の名がなのはと言うことを知れたがその際に懐かしい姿のあの人も見ることが出来た。

 

そしてかつての俺たちが知る頃よりも遥かに桁違いに強くなっていることが一目で分かったのを最後に意識が落ちた。

 

その後、スバルがなのはさんに憧れてより一層努力をした俺達は訓練校に入った。

 

支給された短剣型と銃型のデバイスだが入局すると性能を上げてもらえるそうなので定期的にメンテをしながら取っておくことにしたが自分のやり方に合わせたいので独学だが簡易式長剣型のアームドデバイスを作って訓練などを行なった。

 

スバルも義母から予備で用意していたナックルの右腕を貰っていたがシューズの方は手作りであるのでそんな特殊な奴らが他にいるはずもないと思っていたら同い年のティアナという自信家の女とそれとまさかの嘗てからの相棒のハルトが俺たちと同じようにそれぞれ銃と槍の手作りのデバイスを使っていたので一緒につるむことになった。

 

ティアナとハルトだがこっちも死にかけていたハルトがランスター家に拾われていたようでティアナとは子供の頃からの付き合いだそうでティアナは兄と同じ様な執務官になりたいそうで日々頑張っていて忙しいが兄からの定期的な連絡で管理局の仕事を聞いたりしているらしい。

 

それと真白(創魔)さんが昔、兄を助けてくれた上に執務官になれるように鍛えてくれたようで憧れの存在らしくファンだったので話が盛り上がった。

 

ヒュウ(あの人は相変わらずだな。)

 

話聞いていると俺とハルトが知っている頃でも結構な数の女性を泣かせていたことを知っているので割とホの字のティアナに俺達は同情した。

 

ハルトとは久しぶりに会ってあの人に関しての話で盛り上がり互いの魔法のことを聞くとまさかの同じ古代ベルカ式なのだが古代ベルカ式の物はあまり手に入らなく殆ど独学よりだと言ってきたので自分の教科書などを貸したりして切磋琢磨しあった。

 

ハルト「ふっ、相変わらずの強さだな...」

 

ヒュウ「お前こそ、この短期間で魔法の腕が俺とそう変わらないほどになるまでになるとはな......この天才が」

 

ハルト「ふん、お前の努力のおかげだ、それに俺たちに天才は嫌味以外の何物でもないぞ?」

 

ヒュウ「あぁ、すまないな。」

 

そして俺達は訓練校を卒業して管理局を入局して経験を積んだりした。

 

相変わらず、スバルが上司に噛み付いたりして大変だがそれでも俺達は上手くやっていき何と新しく新設される()()()機動六課の推薦を貰った。

 

何でも、まだ試験段階の部隊で最終的には平時は他の部署の管轄で仕事をして緊急性の高いものに関しては集めた精鋭部隊での解決をする部署になるらしくその推薦を俺とスバル、ティアナとハルトの4人が受けることとなった。

 

他の人達を見るとかなりの関門らしく俺とハルトは元から魔力もワイズシステムで増強する前からかなり多くレアスキルの古代ベルカ式の魔法と六式と白魔流滅神闘法(ホワイトアーツ)を体得しているという、身も蓋もない話でティアナとスバルは潜在能力なども加味しての推薦だった。

 

俺たちは試験を受けたがティアナとスバルが無茶しないようにサポートをしてクリアしたので問題なく部隊創設者のはやてさんから合格通知を受けた。

 

その際に、スバルは憧れのなのはさんと話が出来て過呼吸を起こしかけたので背中を擦りながら波紋を流して落ち着かせたが何故かはやてさんやなのはさん達から鋭い視線を向けられた。

 

なのは「ねぇ、それ何処で覚えたの?」

 

質問の意図がわからなかったのでベルカ式の治療魔法と答えたがなのはさん達は納得していないがそれ以上は追及してこなかった。

 

取り敢えず、機動六課が出来るまでは鍛錬などをしてその日を待っていたがその間に局で会える人で他に機動六課に入る人がいないか聞くと陸自のリュウジという人が現役で活躍しているというのでハルトと一緒に挨拶をしに行った。

 

リュウジ「始めまして、俺は陸自でバスターマシンのパイロットで違法メガゾードや怪獣機からマナトロンの貯蔵タンクを防衛してるリュウジ・イワサキ。まっ!新しいところで仕事する仲間として今度からよろしくな。」

 

ゴリサキ「俺はリュウジのユニゾンデバイス兼バディロイドのゴリサキ・バナナよろしく」

 

黒に青のラインの入った特殊部隊の装備を着ている青年と青いゴリラ型のロボが挨拶をしてきた。

 

ヒ・ハ「「はい!よろしくお願いします!」」

 

俺達は先輩に何か必要な心構えなどを聞いた。

 

リュウジ「あ゙〜そうだなぁ......機動六課で所属した際の注意事項が一つだけあるんだけど......良いかな?」

 

ヒュウ「はぁ......それは一体......」

 

なんとも歯切れの悪い言い方をしてきたがリュウジさんは言ってきた。

 

リュウジ「機動六課の上司になる女性陣相手にワンチャンあるなんて思わないこと」

 

ヒ・ハ「「???」」

 

その忠告に俺とハルトは疑問符を浮かべた。

 

ゴリサキ「リュウジ、それあの人達のこと知らないと意味分かんないと思うよ。」

 

リュウジ「そうなんだけど...まぁ...でも......あそこでの仕事を始めれば嫌でもわかるか。」

 

ゴリサキ「そうだね」

 

二人は納得してしまったが頭に入れておけとだけ言われた。

 

その後、リュウジさんは自分の身の上話などをしてくれた。

 

何でもリュウジさんは昔、犯罪組織に誘拐されて人体改造されたそうで生体型デバイスなる人間に魔法術式を刻まれた生きたデバイスらしく自分以外だと、後三人しかいないのだが強力かつ従来のあらゆるデバイスの処理速度を上回る魔法発動を可能にしているがデメリットを抱えている上に倫理的な観点から研究を凍結されて組織は管理局によって壊滅した。

 

四人は保護されたようだが改造によって得てしまった『ウィークポイント』のせいで実の家族とは離れ離れになってしまい他の三人と一緒に様々な場所をたらい回しにされてかなり荒れていたが、あのプリシア・テスタロッサがリュウジの後見人となったらしく他の三人もその娘のフェイト・テスタロッサが後見人となったので、テスタロッサ家に世話になっていたそうで、今自分達がこうして笑っていられるのも危うくバラバラになりかけたテスタロッサ家を助けてくれたある人のおかげだと言っていた。

 

リュウジ「ゴリサキやその三人のユニゾンデバイス兼バディロイドもその人が作った物から着想を得たアリシアちゃんが作ってくれたんだよ。」

 

ゴリサキ「うん、俺はリュウジのウィークポイントの熱暴走を抑えるために冷気系の魔法とリュウジの怪力補助に特化した調整がされているんだ。」

 

ヒュウ「凄い、人なんですね。その人は......俺も大事な人が自分を諦めずに済むような何かをあの時に得たかったですよ。」

 

ハルト「あぁ、全くだ......」

 

リュウジ「大丈夫、これから頑張ればいいって!俺達、老い先短いってわけじゃないんだし!」

 

ゴリサキ「そうそう、リュウジより若いんだから」

 

リュウジ「ちょっと!年の話はやめろって!」

 

二人のやり取りに俺とハルトは笑ってしまいリュウジさんに怒られた。

 

そんなこんなで特命部機動六課の創設の日になり全員が一堂に会しているが錚々たる面子ばかりだった。

 

創設者のはやて部隊長兼司令官、その補佐のリインフォース・アインス曹長とツヴァイ曹長、はやて司令官の代理などを務めるクロキ副司令官、ライトニング隊の隊長はリュウジさんから聞いていたフェイト・テスタロッサさん、副隊長はシグナムさん、スターズの隊長はナノハ・タカマチさん、副隊長はヴィータさん、そしてバスターズの隊長は天才魔導エンジニアでもあるアリシア・テスタロッサさん、副隊長はリュウジさんとフォーミュラ隊の隊長のアミティエさん、副隊長のキリエさん、バックアップにもシャマル女医にグランツ博士やプリシア・テスタロッサと言った全員が一流の魔導師たちばかりだった。

 

スバル(わわわ、全員ミッドチルダじゃ名前の知らない人がいないレベルの有名人ばかりじゃん!)

 

ティアナ(そ、そうね......それにしてもこんなに優秀な魔導師をよく一部署に集められたわね?)

 

はやて「......あ〜実はまだ、バスターズのアリシア隊長ともう一人の子が来てないんですけど......気にしないでくださいね。いつものことなんで」

 

ヒュウ(いつもって大丈夫なのか、それ?)

 

ハルト(何処の世界にもいるもんなんだな......)

 

俺は隊長の方は忙しいから仕方ないとは思うがもう一人のほうが心配になったのか見聞色で俺の考えを読んだハルトも念話を飛ばしてきた。

 

???「すみません、創設記念の邪魔をしてしまいますが緊急の案件です!」

 

はやて「どうしたん?」

 

急に他所の部署の人が割り込んできたが急いでいたのか息を乱している。

 

???「はっ!実は次元航空していた地球発のミッドチルダ行きの機体が異世界に謎の不時着があったそうで......」

 

はやて「なるほど、みんな嬉しい日に悪いけど早速仕事を始めるで!」

 

緊急の案件を伝えるとはやてさんの目つきが変わり即座に指示を出した。

 

一同『はい!』

 

はやて「それで?乗客に被害は?」

 

???「あ〜なんというか、救助の準備をしていけば問題ないと思いますよ?あの人たちがちょうど乗っていたので......」

 

はやて「あ〜うん、分かった。とりあえず、ウサダとヘリを向かわせよか。」

 

ウサダ「ラジャラビ」

 

はやては報告を聞くと肩の力を抜いてウサギ型のロボに指示を出した。

 

ヒュウ(名前は知らんがあの人って言うのははやてさんが肩の力を抜くほど信頼している人なのか)

 

俺は内心でそう思いながらはやてさん達の指示に従って準備した。

 

俺達は知らない、もうじき創魔(真白)さんとの再会が迫っていることを......

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俺はハルト、最強の賢者創魔様に仕えていた部下だ。

 

同期のヒュウとは何かと張り合っていたがそれもいつしか互いに相棒と呼べる関係になっていった。

 

神々との戦いでもあの人についていくことはついぞ叶わなかったが仲間たちと連携で神々を撃退し続けた。

 

だがそんな俺達でもあの人に最悪の選択をさせてしまうほど追い詰めてしまっていた。

 

そんな俺達は騎士神との戦いで殿を務め相棒に全生命力を与えて放つ無茶な使い方の『グランドクルス』にて次元を歪曲させるほどの破壊力を持って騎士神と相討ちにまで持っていくことが出来た。

 

代償に俺達の命は尽きたかのように思えたがどうにも生きながらえていたらしい。

 

目を覚ますとオレンジ髪の少女がいるのが目に入った。

 

その後、俺はハルト・ランスターとなり義兄(あに)のティーダ・ランスターさんと共に生活することになった。

 

そして調べてみるとこのミッドチルダと言う世界には当たり前のように魔法があるようで前の世界ではあの人が色々な苦労の元に魔法を手に入れたと思うと何とも言えない気持ちがこみ上げてくるがまぁ、今は置いておくとしよう。

 

ティーダ義兄さんとティア(愛称で呼んでくれと本人からの要望)の二人も魔法の資質があるようで義兄さんは管理局で働いているそうでエリート扱いされているようだ。

 

そしてどういう訳か俺にも魔法を使うために必要なリンカーコアがあることが分かったため筋トレと並行して魔法の勉強もなっているのだが俺の知る魔法の理論とは違う上に適性となる古代ベルカ式の魔法は教本があまりなく半ば独学気味になってしまっている。

 

そんなある日、義兄さんが任務で死にかけたことを聞いた俺たちは急いで病院に行って話を聞くと傷は深いが完治しないほどではないと聞くと安堵した。

 

話を聞くと真白と言う男に犯人逮捕を成り行きで手伝ってもらったため怪我をしてしまったが逮捕を出来たと言っていた。

 

真白と言う男のことを調べてみるとまさかの創魔さんのことだとわかると静かに涙を流したのはいい思い出だ。

 

あの憎き神と和解を成し遂げて見せこの世界でも変わらず大暴れしている人だがまた部下として働けるように一層俺は努力した。

 

そして訓練校に入る際に俺は空戦と飛行魔法の適性があったがティアに飛行魔法と空戦適性がないことが分かるとティアが落ち込んでしまったので俺はフォローする。

 

ハルト「いいか、ティア!『月歩』さえ覚えられればライドスクレイパーのバイクモードでの高空高速移動は出来るんだ。魔法の方に訂正がなくとも努力でどうにでも出来る方法があるんだ。落ち込むのはまだ早い!」

 

ティア「ハル......うん!!」

 

俺は実際に『月歩』を見せて鍛錬次第で空中戦ができることを示すとティアは前向きな気持ちに戻った。

 

そして支給されたデバイスは俺のスタイルに合わないので自前でライドスクレイパーを参考に簡易式だが槍のアームドデバイスを作ってみたのだがあの人から貰った鎧の魔槍に比べると長い棒に刃物をくっつけたとしか言いようのない代物だ。

 

ティアもティアでカートリッジシステムを使いたいから別で用意したそうでこんな変わり者は他にいないと思っていたらスバルとヒュウという二人が俺たちと同じだと聞くと知り合いと同じ名もあって会ってみると本当に知り合いだった。

 

その後、話をするとヒュウも似たような経緯で養子になったそうで古代ベルカ式の教本も持っているらしく借りながらティアやスバル達と一緒に魔法の鍛錬をしたりした。

 

そして管理局に入局してそれなりの間、仕事をこなしていたら特命部機動六課への推薦を貰いヒュウ達と一緒に試験を受けたがスバル達無茶をしそうになる度にヒュウと一緒にフォローしていると弟妹弟子達のフォローしていた頃を思い出す。

 

試験自体は特に大きなミスをすることもなく終えたので部隊創設者のはやてさんから合格通知を受けたがその際に少し動きが危なっかしかったとスバルとティアはお叱りの小言を言われていた。

 

そしてスバルはなのはさんと話していると過呼吸気味になり始めたのでヒュウが波紋で落ち着かせたらなのはさん達の雰囲気が鋭いものになったのを見聞色で感知した。

 

なのは「ねぇ、それ何処で覚えたの?」

 

質問にしては何処か探り目的もあるようでヒュウも無難な答えでやり過ごしていた。

 

その後はヒュウと一緒にリュウジさんに話を聞きに行ったりして変な忠告を受けたりしたが何かしらの問題も起こらずに機動六課設立の日になったが遅刻者がいるようだ。

 

ヒュウ(いつもって大丈夫なのか、それ?)

 

ハルト(何処の世界にもいるもんなんだな......)

 

ヒュウは内心で不安がっているが、かく言う俺も不安であるので電話をした。

 

その後いきなりの仕事になり各自持ち場に着いたが案外、直ぐに終わりそうだ。

 

そしてもう時期真白さんとと再会が迫っていた。

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???「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!!ゔざってぇ!!!」

 

異界の集合の間にて禍々しい鎧武者の外見の怪人が怒りの叫びを上げていた。

 

???「これこれ()()()()そんなに怒ってちゃ周りの奴らから舐められるだけさね。」

 

小柄なイカの怪人が鎧武者の怪人をたしなめる。

 

ドウコク「ちっ!あの魔剣の小僧に抉られた所が今も余計に疼いて疼いて仕方ねぇんだよ!」

 

苛つきながらも追いついたドウコクと呼ばれた怪人は自分の座に座り再生こそしているが今も残っている腹の傷後を擦っている。

 

???「貴様の怒りはわからなくはないからなドウコク」

 

頭部がタイの形をしている魚人の怪人がドウコクの愚痴に反応した。

 

ドウコク「るっせいぞぉ!ダゴン!!」

 

ダゴン「俺もあの小僧どもの片割れの魔槍使いには再生こそしたがしばらくの間、片腕を持っていかれたからな。我ら冥府十神で貴様の怒りを理解できない愚か者は一人もいない。」

 

ダゴンは腕の傷跡をさすりながら嘗てのことを思い出し怒りで体を震わしていた。

 

ワイバーン「そうそう、それにここに居る全員は一回神殺しに殺されているからね。()()()様にこの場にいる者たちは復活させてもらったんだからそういう粗の探し合いになるような事は無しってことでイイね?」

 

ワイバーンは一触即発になるくらい膨れ上がった空気を適度に抜いた。

 

ブランケン「よぉ、ドウコク。そんなに苛ついてんなら後であのお方より賜りしこの底皇剣ヘルファングの試し斬りをさせろや!」

 

機械仕掛けの半身の男は片刃の大剣を肩に担いでドウコクを煽るように言う。

 

ドウコク「ほう?そりゃいいぜ、でもよぉ?間違ってテメェを切っても文句はねえよな?ブランケン?」

 

ブランケン「へっ!そうじゃなきゃ、その首を取る気なんて起きねぇよぉ!!」

 

身体の至る所が機械化されている怪人はブランケンと呼ばれた神界の魔族領域に生誕していたハイゾビルの一人でこの場にいる存在の中では生まれは大したことはない。

 

しかし文字通りの叩き上げの元に成り上がった男で全員が大なり小なり敬意を抱かれており特に戦闘狂の者達は力を得た過程等はどうでも良く、最終的に己の力で成り上がったブランケンもそうだが自分達を殺したり傷をつけた神殺し達の事はなんだかんだ認めている節があり自分の手で殺してやるという気持ちが強いだけである。

 

シタリ「所で、今日はあたし達全員読んでどうしたんだい?集会はまだまだ先の話のことだね。」

 

スフィンクス「それはここ数年、協力関係にある人間の組織についてです。」

 

参謀の一人のスフィンクスが呼び出した内容を言ってきた。

 

ドウコク「ちっ!そういう事かよ、確か俺等のとこのナナシ連中が数を減らしてるって話があったなぁ、そっちは?」

 

ブランケン「想像通りだよ。ゾビルとハイゾビルが何体も減ってらぁ......確か開発連中(ガイアーク)のとこのは機械だから手を出されてないらしいが......」

 

怪人達が集まっていたのは人間の協力関係になっているスカリエッティなのだがそこのトップが生体開発に情熱を注いでいるのだがそんな存在が人知を超えた生物がいることを知ればどうなるかは明白だった。

 

その男が戦闘機人やその失敗作の生体型デバイスを開発したが真白があっさりと人類全体に魔力を得られるワイズシステム等を作って人類を次のステージに押し上げてしまったのでプライドを大きく傷つけられた彼は魔神達の眷属を使い最強の生命体を作ろうといていた。

 

ドウコク「あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!!!ゔざってぇ!!!アイツらちょっとこっちが大人しいからってつけ上がりやがって!!」

 

ブランケン「そいつは同意見だな!!」

 

血の気の多い2人を筆頭にその場のボルテージが上がり始めた。

 

???「ノンノンノン!皆様、お鎮まりください。」

 

怪人たちの怒気を浴びることになっても動じずに現れたのは人間とそんなに変わりない容姿の優男だった。

 

スフィンクス「おや?エンターではないですか?珍しいですね。あのお方から直々に動いている者の一人の貴方がここに来るとは。」

 

エンター「えぇ、今日は我がマジェスティに成果を報告に来たのですよ。マドモアゼル」

 

スフィンクス「そうですか、ですが連中が調子に乗っているのは事実でしょう?少しは痛い目にあっておくのもまた事実かと?」

 

エンター「えぇ、ですので彼のデータ集めのための駒にしようかと思いましてね?」

 

エンターの発案に全員が納得した。

 

ダゴン「成る程、奴に誇りを傷つけられた心理を利用するのか。一番の新参ながら強かな奴よのぉ」

 

エンターの策を的確に全員が納得できたのは一度神殺しに敗北を味わってるのも大きいだろう。

 

全員後落ち着いていると場の中心に陣が展開してセレネの暗黒神気が充填され始めた。

 

一同『ッ!!』

 

全員がそれが何なのかを理解しているので距離を置いた。

 

陣に暗黒神気が光り輝き過去の存在を蘇らせた。

 

???「ふぅ、どうやら私はまだ死ぬ訳には行かないようだ。」

 

陣の中心には跪いた態勢のトロールの大男がいた。

 

ティターン「おぉ!その声はガンガディアか!!」

 

ガンガディア「むっ?ティターンか?久しいな。何時ぶりだ?」

 

ティターンは友人だったデストロールの復活に喜んだ。

 

ティターン「もう千年近くだ。あの神殺しとの激闘からな。」

 

ガンガディア「そうか、その様子では負けたと見るべきかな。」

 

ガンガディアはティターンの返答と周りの様子からあの戦いの後の勝敗を察した。

 

エンター「成る程、話に聞いていた彼の好敵手と謳われた方ですか。」

 

ガンガディア「むっ?人間?いや違うな?私の知識にはない種族だ。」

 

ガンガディアはエンターを見て瞬時に人間でないことを察した。

 

そして今までの経緯などを聞いたガンガディア。

 

ガンガディア「成る程、素晴らしいな......!」

 

新たな叡智の開拓に感無量である。

 

ダゴン「昔は変わり者と思っていたが今では貴様が何故、あの男と当時互角に戦えていたのかようやく理解できたぞ。」

 

ダゴンは過去のガンガディアの奇行を理解できていなかったが真白(創魔)との戦いで敗北を喫したことでようやく理解できた。

 

ガンガディア「して、彼は今何処で何を?」

 

エンター「それはですね......」

 

ガンガディアは終生の好敵手(ライバル)の所在を聞くとエンターはこと細やかに答えた。

 

ガンガディア「成る程......やはり、彼は尊敬に値する。セレネ様が私を蘇らせたのはそのためかな?」

 

ガンガディアが主人が自身を蘇生した理由を理解した。

 

エンター「すみませんね、ですが彼の相手ができるのは貴方しかいないと我がマジェスティがご判断したものでしてね。」

 

ガンガディア「了解した、しかし時間をくれないか?今一度この心身を鍛え直し知識を蓄えなければ今この瞬間にも進化している彼には勝てない!」

 

その場にいる全員はガンガディアの発言に異議を唱えなかった、嘗て自分らを苦も無く倒した相手が唯一好敵手と認めた男の言葉は何よりも重かった。

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ティアナは真白に恋愛的な好きではなく憧れのアイドルに抱く好きの感情なので違います、どっちかと言うとティアナはハルトが好きです。
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