星壊の白の魔王と雷光と夜天の主達は神殺しの賢者と共に歩む   作:クロにくる

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お待たせしました、第22話どうぞ。


Episode22:白の賢者は前世の好敵手(ライバル)と対面する。

レリックを回収した機動六課の面々は再び鍛錬と事務作業の日々を送っている。

 

ティアナ「はぁ...はぁ......」

 

ティアナは新人達の中で長距離射撃を得意とするシューターなのでなのはとアミティエの長距離射撃魔法を得意とする二人から集中的に教えてもらっていた。

 

なのは「いいよ〜ティアナ、ティアナがチームで求められているのは幻術のサポートと射撃による前衛達の露払いや戦況を見極めて的確な射撃で前衛が戦いやすいようにコントロールすることだからね、クロスは後々教えるから今は得意な武器を磨こうか。」

 

アミティエ「というよりも貴方達の中だとサポーターのキャロ以外の他の子達が全員接近してドンパチ()るタイプばかりだからティアナちゃん以外だとそれができる子が居ないのよね。」

 

ティアナ「は、はい!」

 

分かりやすく自分が今、求められている役割を説明してからそれに伴う訓練を優先しているのだと言われた、ティアナは内心の焦りはあれど納得はしていた。

 

なのは達は身近で色々と教えてくれた真白のやり方を知っていたので物事を教える際は必要な情報は誇張とかなくちゃんと伝えるのでなのはもそれに倣った教えで元から教官として高い実力があるのだが真白の教えにより更に昇華させていた。

 

スバル「はぁっ!」

 

スバルは加速を乗せた重い一撃をリュウジに放つ。

 

リュウジ「ぜぇい!!」

 

リュウジもまた自前の怪力能力で膂力を向上させて迎え撃った。

 

勢いに乗ったスバルの打撃はリュウジの拳に打ち負けた。

 

スバル「うわあぁぁぁあ!!!」

 

打ち負けたスバルは思い切り吹き飛んだ。

 

リュウジ「ごめん!ちょっとやりすぎた!」

 

リュウジは吹き飛んだスバルに駆け寄った。

 

スバル「あはは...大丈夫です。それよりもリュウジ副隊長達って本当に強いですね〜何か秘訣とかってあるんですか?」

 

リュウジ「あ〜秘訣ってほどのものではないかな〜......あはは......」

 

リュウジはヒロム達よりも年齢の問題もあって真白が短期間で強くなれるように圧縮したスペシャルヘルハードコースで必要な能力を習得させたのでリュウジは割とトラウマ気味になっているがそれはそれとしてちゃんと強くなったので感謝はしている。

 

リュウジ「う〜ん?スバルは俺と同じで打撃が要だから腕力の向上と打撃のフォームの改善かな。それと防御魔法もしっかりと使い分けれてはいるけどちょっと反応が遅れてるかな?」

 

リュウジは昔のことを思い出しつつもしっかりアドバイスを送る。

 

スバル「はいっ!」

 

スバルは返事をして再び拳を構える。

 

ヒロム「はあぁぁぉぁぁぁぁぁ!!!」

 

ヒロムは加速能力で高速移動しながらイチガンバスターとソウガンブレードを構えている。

 

キリエ「どうしました?そんなんじゃ話にならないですよ〜」

 

キリエもザッパーモード(片手銃)フェンサーモード(片手剣)にしたヴォリアントコアを構えてフォーミュラの加速魔法『アクセラレイター』で二人は高速戦闘訓練をしていた。

 

互いに打ち合いながら明確に有利な位置取りを取ろうとヒロムは立ち回ろうとしたがキリエの巧みな動きに押されてしまった。

 

キリエ「ヒロム、貴方の動きは悪くないですけど有利な位置を取るのに必死すぎですよ。」

 

ヒロム「はい...はぁ...すみません......はぁ......」

 

息を切らしながらもキリエのアドバイスに耳を傾けるヒロム。

 

ヨーコ「やぁ!!」

 

ヨーコも脚力強化した蹴りのラッシュをフェイトに放つ。

 

フェイト「ヨーコ、まだまだ読みが甘いよ。」

 

フェイトは見聞色による先読みと『紙絵』による脱力して最小の体捌きでの回避を組み合わせてまるですり抜けるような動きで全て避けきっていく。

 

ヨーコ(やっぱりフェイトさんの回避凄いよ〜!)

 

ヨーコは内心でフェイトの凄さを再認識しつつ蹴りを当てようと頑張っている。

 

エリオ「凄いですね、フェイトさん達。」

 

キャロ「うん、ヨーコさん達もお強いのに皆さんの動きはそれ以上ですね。」

 

エリオとキャロはフェイト達がヨーコとヒロムの相手が終わってから相手をするのでその間は自主訓練をしていた。

 

ユミ「あっ!キャロちゃん、そこはこういう感じでやるんだよ。」

 

それでキャロ達はユミから体捌きなどを一通り教えてもらっていた。

 

エリオ「そう言えばユミさん達ってフェイトさんから色々と教わってましたよね、よく似てます。」

 

ユミ「うん、フェイトさんから本当に色々教わったんだ。」

 

ユミは嬉しそうにしながらも今度はエリオと撃ち合いをした。

 

その後、三人はフェイト達と訓練で体裁きなどの確認などを行ったりした。

 

シグナム「ふっ!」ヒュウ「ざぁっ!」

 

シグナムとヒュウの魔剣使いの二人はほぼ実戦形式の激しい撃ち合いをしていた。

 

ヒュウの剣の腕などではシグナム達より上だが魔法の腕はシグナム達ほどではないがかなり向上してきたのもあり全くの互角ではある。

 

両者、白魔流滅神闘法(ホワイトアーツ)の剣術を修めている上に蛇腹剣にもなる魔剣持ちという結構な共通点のある二人である。

 

互いに似た武装で同じ流派の同等の技量の剣士と言うことは後は互いの能力性質の違いが勝負の天秤を傾ける要素になる。

 

シグナムは暗黒闘気に特化していて炎熱変換資質を持っている。

 

対してヒュウは魔力の変換資質こそ持ち合わせていないが光の闘気と闇の闘気の2種類の闘気の複数持ちでありこれは真白を除けばヒュウにしかない特性である。

 

結論から言うと勝負はその時の運が傾いたほうが勝つという結果の読めない物となっている。

 

聖光闘気ならば暗黒闘気を打ち破れるのではあるが何分強すぎる暗黒闘気には聖光闘気が通用しないケースもあり聖光闘気の最上位の聖光神気を扱うリオン達でさえ膨大な暗黒神気を持つ邪神セレネに太刀打ちできないのを見れば分かりやすいだろう。

 

ヒュウは2種類の闘気を使えどちらも人間では上から数えたほうが早い程強力な闘気使いだが暗黒闘気に特化しているシグナムに打ち勝つ聖光闘気をヒュウはまだ光の闘気止まりなので出せないでいるが剣の腕などでシグナムより上回っている上に様々な神々や神界生物(格上の敵)達と()り合ってきた経験値により能力不足をカバーしている。

 

今も体内で光と闇の闘気をぶつけ合い高め合わせながら刀身に魔力、覇気、闘気を込め纏わせて強度を底上げしてシグナムの炎の魔剣を『破海閃』の高速の斬撃にて撃ち払う。

 

シグナム「成る程、やはり『裂空閃』はまだのようだな、お互いに......」

 

打ち合いをしていたシグナムは最初の頃の打ち合いでは気づけなかった事に気づいた。

 

ヒュウ「気づいていましたか、その通りです。白魔流の空の技の完成形の『裂空閃』は生半可な境地の技ではない。極論言ってしまえば『空裂斬』は心眼と闘気さえ獲得できれば誰でも打てる代物だし地の技の完成形『地壊閃』と海の技の完成形である『破海閃』も鍛錬の果てに獲得できるものですが『裂空閃』だけはその難易度は桁外れに跳ね上がる。」

 

ヒュウは『地壊閃』と『破海閃』は習得していて『空裂斬』は習得しているのだがその完成形の『裂空閃』を極めれていなかった。

 

シグナム「そうだ、私も真白にあってからこの十年の間、鍛錬は欠かさず行い続けて『地壊閃』と『破海閃』までは習得できた。」

 

シグナムもヒュウと同じくらいまで技を極めていたがまだ完成とは言えなかった、今の強さに満足していない二人の脳裏にはあの全てを断ち切る光の斬撃が焼き付いていたからだ。

 

ハルトもまたヴィータと戦鎚を受け止めていた。

 

ヴィータ「へぇ、大分パワープレイも出来るようになったじゃないか。」

 

ハルト「まぁ、そうです......ねっ!」

 

ハルトは圧倒的な速度と精密さを持って放つ不可視の太刀筋と真空波と衝撃波を用いて敵を倒すのが彼の本来のスタイルだがそれだけでは勝てない敵がいるのも事実であり実際に彼がここに来る原因となった騎士神と呼ばれた頃のリオンの防御を上回ることができなかったためヴィータのパワースタイルを取り入れてより力強くなった。

 

ハルト「それにしてもその太刀筋、ヴィータ副隊長もあの人から?」

 

ヴィータ「まぁ〜な......つか、ハルト達は『地壊閃』と『破海閃』はどんくらいの時に覚えたんだ?」

 

ヴィータは自分らでも結構苦労した戦技を兄弟子達は何時頃覚えたのか気になったので聞いた。

 

ハルト「え〜と...確か俺達が8、9歳くらいの時にですかね?」

 

ヴィータ(うっわ......真白もそうだけど、コイツら天才かよ。)

 

ハルトの返答にヴィータは内心でそんな事を思った。

 

訓練等を終えて昼食をとっている六課新人組。

 

スバル「ん〜〜〜〜〜!!!!やっぱり訓練後のここの食事は格別ね〜〜〜!!」

 

大盛りスパゲッティを頬張りながらスバルは幸せを隠さずに叫ぶ。

 

ティアナ「分かるわ〜ここの食事って本当に美味しいのよね。」

 

サラダのトマトを食べながらティアナもスバルに同意する。

 

ヨーコ「ほんと!ほんと!サラダもいいし〜スープもちょ〜おいし〜!」

 

ユミ「うん!本当に美味しいですね。」

 

ヨーコやユミ達はフェイトやプリシアの高級料理亭レベルの手料理を食べ続けて舌が滅茶苦茶肥えているがそれでも食堂の料理は十分納得する味だった。

 

エリオ「それにしても、ここの料理食べていると力が漲ってくるような感覚がするんですよね、不思議です。」

 

エリオはスパゲッティを頬張りながらそんな事を言った。

 

ヒロム「そうか?気のせいじゃないのか?」

 

ヒュウ「単に腹がいっぱいになるとそういう感覚になるだけじゃないか?」

 

ヒュウやヒロム達は子供の時からバイタルレシピで体作りを行っていたのでそういう感覚に慣れているのもあってエリオの言葉をあまりピンとこないでいた。

 

そんなこんなで仕事や訓練を熟していたら仕事が入りオークション会場の護衛として六課に指令が下った。

 

クロキ「今回ははやて部隊長が現場で指揮するのもあって司令室では私が指示を出すのでそこの所はよろしく頼む。」

 

スバル達『了解!』

 

クロキ「それと今回はフォーミュラ隊はこちらで待機して予備戦力として残ってもらう、いいな?」

 

アミティエ「それは分かりましたが、会場での護衛には隊長たちが行くとして残りを副隊長達だけでは些かキツイのでは?ヒュウやハルトも居るとはいえ......」

 

アミティエは流石に外をヒュウとハルトがいるとは言え新人組ばかりで副隊長達の負担がキツイのではとクロキ副司令官に意見した。

 

クロキ「それについては問題ない、中も外も同時にカバーできる存在が六課に入るだろう?彼にも参加してもらう。」

 

アミティエ・キリエ「「いや、流石に彼も言ったら過剰戦力ですって......」」

 

二人は誰が追加で参加するのが分かると頬を引きつりながら。

 

スバル達『???』

 

ヒュウ(あぁ、創魔さんの『デュープ』か。)

 

ハルト(確かにあれならカバーできるな。)

 

スバル達は?マークを浮かべていたがヒュウ達は何かすぐに分かった。

 

全員、戦闘服を来てアリスとRH−03に搭乗したのだが真白も参加ということで一緒に乗っている。

 

ちなみに内訳はアリスになのは、フェイト、シャマル、シグナム、真白、スバル、ティアナ、エリオ、キャロの9人でRH−03には操縦者のヨーコを除いてアリシア、ヒロム、リュウジ、ヒュウ、ハルト、ユミ、ヴィータ、はやて、ザフィーラ、アインス、ツヴァイとなっている。

 

アリスでは現在進行系で真白のキラキラとした目で笑顔なのだが何故か無言の視線を新人4人組に向けていた。

 

真白「.......」(⁠・⁠∀⁠・⁠)ジ~~~~~~~~~

 

スバル(何!?何なの!!?どうしよう〜!!ヒュウ〜!助けて〜!)

 

ティアナ(うぅ...胃が痛いよぉ...ハルトォ......なんでこっちじゃないのぉ......)

 

割とそれぞれの精神的な支柱となっているヒュウとハルトがいないため何を考えているか分からなさ過ぎる真白に内心では恐慌状態となり互いに念話をして何とか精神を保とうとする。

 

キャロ(うぅ...フェ、フェイトさん...これどう言うことですかぁ?)

 

エリオ(フェイトさん!ぼ、僕ら!なんかしましたかね!?)

 

気の弱い方のキャロは兎も角、年齢に反して割と落ち着いているエリオも流石に真白の眼力に押されてしまい保護者(フェイト)に助けを求めた。

 

フェイト(あはは......多分だけど実際に皆の潜在的な部分を含めた能力測定してるんだと思うよ?別に機械測定のデータも目を通してるけどやっぱり直接確認したいんだと思ってるんだよ......多分。)

 

二人の念話にフェイトは説明した。

 

なのは(あ〜...昔から真白くんって能力のデータ収集とか趣味だからあんまり気にしないでね?)

 

シャマル(あはは......そんなに怖い人とかではないですからそんなに警戒しないあげてね?)

 

シグナム(まぁ、身内以外では昔からこういう反応されていたからな、無理もないだろう。)

 

他の隊長、副隊長達も10年もの付き合いなので特に気にしていないためその事を念話で伝える。

 

真白(怖がらなくてイイよ〜僕、別に君等の事を気に食わないとか思ってないし怒ってないから、強いて言うなら君らの能力が面白いと思っているからかな。)

 

真白も念話に割り込んできて話してくる。

 

スバル達((((面白い??))))

 

スバル達は?マークを浮かべた。

 

真白「そうそう、スバルはクイントさんの『シューティングアーツ』による機動力と白兵戦の高さともう一つ......これは後でいいか、ティアナはティーダと同じで長距離射撃スキルと自前の幻術スキル、エリオとキャロはフェイトが鍛えてあるしエリオはスピードを用いた一点突破力はスバル以上だしキャロはサポートに竜召喚とどれもチームを構成する上でどれも一級品の個性を持っているからね。先ずは分かりやすく自分の能力で自覚してる部分を鍛え上げると良いよ、それが強くなるための遠回りだけど手っ取り早い近道だからね。魔力に関しては僕の作ったワイズシステムで最初に底上げされた後は魔力酷使してたら個々人の資質にもよるけど勝手に上限が上がるしね。」

 

真白はそれぞれの長所を伝え先ずはこれらを徹底的に磨き上げろと言い魔力に関しては自分の発明したシステムでどうとでもなるので特に気にしていなかった。

 

スバル「あ、あの!」

 

スバル達は先程までの恐怖心がなくなり質問などをしたりした。

 

真白(何か、こういう感じは久しぶりですね〜......おや?)

 

...のだが途中から真白の脳裏に創魔がヒュウ達と過ごした記憶が蘇った。

 

真白「そう言えばスバルとティアナはヒュウとハルトとは幼馴染でしたっけ?」

 

スバル「え?はい、ヒュウとは昔からティアとハルトは訓練校の時からの付き合いです。」

 

ティアナ「私も同じです、ハルトとは昔からでスバルとヒュウとは訓練校から」

 

真白「なるほど、前の世界での二人のこと思い出せたので知りたくないですか?」

 

スバル・ティア「「知りたいです!!」」

 

なのでスバル達に話したりした。

 

ヒュウ・ハルト「「なんだ、この親とかに子供の頃の恥ずかしい思い出を勝手に喋られたような感じは!?」」

 

ヒロム達『二人とも何、言ってんの?』

 

はやて「なんや?ヒロム達にもあるやろ、そういう事の一つや二つ」

 

アリシア「へぇ、そう言えばフェイトから聞いたんだけど昔、ヒロム達って遊園地で母さんやフェイトに駄々捏ねてたっけ?」

 

ヒロム達『!?アリシアさん!ストップ!スト〜ップ!!』

 

二人の言葉を聞いてはやての追求にアリシアは良いこと思いついたと言わんばかりにヒロム達の過去のエピソードを言おうとして運転中のヨーコに変わってユミが主体となって全力で止めた。

 

その後、同伴していた職員から隊長と真白にそれぞれある物が手渡された。

 

真白「いや、これなら『ドレスアップ』でどうとでもなるでしょう?」

 

手渡されたスーツを見て『ドレスアップ』で着ている服を変化させながらそんな事を言う真白である。

 

なのは「もう、本当にそういうところだよ?」

 

フェイト「うん、折角用意してくれたんだから文句を言わない。」

 

はやて「こういう合理的過ぎるところを少しは直したほうがええんよ、まー君。」

 

アリシア「そうだ!そうだ!」

 

真白に文句を言う隊長達も中の護衛を兼ねているのでドレスに着飾っている。

 

真白「そんなどうでもいい事は置いといてよく似合っていますよ。皆、綺麗です。」

 

な・フェ・は・ア「「「「えへへ〜〜////」」」」

 

真白の褒めに4人は照れた。

 

その光景を見ていた新人組は念話をした。

 

スバル(わぁ!なのはさん素敵〜)

 

ティアナ(と言うより、何時もこんななの?)

 

エリオ(フェイトのドレスもよく似合ってますね。)

 

キャロ(うん!ホントに綺麗!)

 

ヨーコ(女の敵め〜こういう所は本当に口がよく回るんだから〜!!)

 

ヒロム(どうせ、褒めなかったら褒めなかったで文句言うんだろ?)

 

ヨーコ(そうよ!!)

 

ヒロム(お前なぁ〜)

 

ヨーコは相変わらずの真白に敵意を向けてヒロムはそれに突っ込んだ。

 

ユミ(でも本当にアリシアさん達、綺麗だね。)

 

ヒュウ(と言うより隊長達と創...真白さんは一体どんな関係なんだ?単なる師匠と弟子とかの関係ではないように見えるんだが...)

 

ハルト(だな、ヒロム達はなんか、知っているのか?)

 

ヒロム(あ〜ごめん、そこら辺はあんまり言えないんだ。)

 

ヒュウ(そうか、済まないな。)

 

スバル(あ、そうだヒュウ帰ったら昔の事でちょっと話そっか?)

 

ティアナ(そうね、ハルト私たちも帰ったら浮気していたことについて少し話ましょう?)

 

スバルとティアナは真白から前の世界だとあの2人、結構美人さん達と仲良かったよ〜的なことを話したのでそれについてO・HA・NA・SHIするつもりだ。

 

ヒュウ・ハルト((何、どうして!?))

 

流石に二人も今回ばかりは理不尽と思った。

 

そして副隊長達と新人組はそれぞれ外とかの持ち場についた。

 

 

そして、時間が経過しているとガジェットなどの反応を探知したので副隊長達はデバイスを起動して飛行魔法で急行した、唯一副隊長の中で飛行魔法が使えないリュウジはエアドライバーで追尾する。

 

新人組達もデバイスを起動して戦闘準備を終えた。

 

ティアナ(すみません、私も見ても良いですか?)

 

シャマル(問題ないわ)

 

ティアナはシャマルに頼んで映像を見せてもらう。

 

シグナム「はあぁぁ!!『焦眉・紫電一閃』!!」

 

シグナムは炎の魔法剣で広範囲に薙ぎ払い第一陣のガジェット達を一掃した。

 

ヴィータ「うおりゃ!!」

 

ヴィータも空中から射撃魔法と闘気弾の精密射撃で数を減らしている。

 

リュウジ「でりゃぁぁ!!」

 

リュウジは怪力による拳、短剣、銃撃を切り替えながらガジェット達を破壊していた。

 

ティアナ(凄い、やっぱり六課の隊長陣はどれも優秀過ぎる。)

 

ティアナは六課の人材の豊富さに内心で思うところがあり新人組達も自分以外が大体特殊な出なので自身だけ何もないと感じているのだがこの事を真白はアリスでの移動中に見抜き何で自信無いのこの子?と思っていたので自信をつけさせる意味合いでちゃんと説明したし訓練中もなのは達がフォローしているのだが実際にティアナが感じている劣等感は能力による役割の違いでしかないので勘違いでしかないのであるがそれを今指摘しても無理なのである。

 

しかし、ナナシ含めたガジェットの大軍が別地点からこっちに向かっているようなので新人組が迎撃に当たる。

 

デバイスを起動しBJを発動して戦闘服を自身に最適な形にした。

 

フォーメーションを組んで敵を迎撃する準備を整えた。

 

ガジェット達が姿を見せるとティアナの大技で数を散らしてからスバルとハルト、ヒロムの高機動型が突っ込んだ。

 

スバル「でりゃああ!!」

 

スバルの重く速い一撃でガジェットを次々と粉砕していく。

 

ハルト「はあぁ!!」

 

ヒロム「ふっ!!」

 

そしてハルトとヒロムの高速の攻撃が次々に倒されていく。

 

3人の機動力にガジェット達は他のを攻撃しようとするがヒュウ、ヨーコの二人が後方の方に行こうとするガジェットやヴァグラー達を足止めする。

 

ヒュウ「甘い!」

 

ヨーコ「させないよ!!」

 

ヒュウの剛剣とヨーコの素早いフットワークから繰り出す蹴り技が次々に破壊していく。

 

ティアナ(これはこの弾、こっちはこの弾...!ハルト達にも幻術で援護も...とっ!)

 

遠方からの攻撃はティアナが黙々と相殺しつつ幻術で援護している。

 

キャロ(え、えっと...私達......)

 

ユミ(あんまり要らない感じかな?)

 

エリオ(いや、そんなことはないと思うよ......たぶん...)

 

キャロは状況に応じて支援魔法による援護をしようとするが特にそんな必要がないくらいに作戦がはまってしまい護衛のエリオとユミを含めた三人は手持ち無沙汰になっていた。

 

そんなこんなでガジェット達を一掃し終えたヒュウ達。

 

ヒュウ「何とか、片付いたな。」

 

ハルト「正直、ティアナの射撃がなかったらもう少し手こずっていたのは間違いないな。」

 

ティアナ「そ、そうかしら...」

 

ハルトが褒めてくれたことにティアナは顔を赤くしながら目を背ける。

 

ヒロム「よし、取り敢えず警戒はしときながら交代で休憩を入れて体力を回復しよう、副隊長達が残りのガジェット達を片付けてくるまでここは死守しないといけないからな。」

 

ヒロムは自分やヒュウ、ハルトの三人以外は体力が減って息切れしているので一旦回復しようと提案した。

 

???『流石の判断力、見事と言えますね。ですが、もう少しだけ付き合っていただきましょうか。』

 

しかし、謎の思念波がその場にいた者達の脳に電話で直接語りかけてきた。

 

一同『!!?』

 

突如、周囲を押しつぶす気配と結界が張られた。

 

ガンガディア「ふぅ、久々に人間の世界に来てみましたが随分と様変わりしていますね。」

 

そしてヒュウ達の前に紫の転移陣が展開されそこからガッシリとしつつも引き絞られた屈強な肉体の大男が出て来た。

 

ヒュウ「ば、バカな......」

 

ハルト「な、何故貴様が......生きている!?」

 

二人はその顔を忘れたことは終ぞなかった...それ程までにその男はかつて一度しか見てないにも関わらず印象に残っているのだ。

 

ガンガディア「久しぶりですね、魔剣と魔槍の担い手達よ。彼は...賢者創魔は此処には居ないようですね、残念ではありますが取り敢えず貴方達でブランクを埋めさせて貰いますよ。」

 

ガンガディアはそう言って『イオ』をハルト達の足場に向けて放ち地面を爆発させて石礫の破片を飛ばしながら視界を土煙で遮った。

 

ヒュウ「くっ!」

 

ハルト「この!」

 

ヒロム「皆!下がれ!体制を立て直すぞ!!」

 

三人は爆裂球の威力からかなりの魔力を感じ取ったがそれを直接攻撃に使うのではなく目眩ましと爆発の威力を乗せた礫を利用した物理攻撃に転用する戦法に驚いた。

 

ヒュウ(くそっ!話には聞いていたが俺たちの鎧に対して魔法で簡単に牽制するとは!!)

 

ハルト(これが、ガンガディア...創魔さんが唯一好敵手(ライバル)として認めた男か......!)

 

鎧のアドバンテージを掻い潜る攻撃に対してかつて自分達の師が語っていたことを思い出した。

 

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創魔『ガンガディア?あいつ滅茶苦茶強いよ。魔力とかの総合能力だけ比べるなら俺が圧倒的に上だけど常に工夫した攻撃とか俺がその時その時に一番嫌な戦い方してくる戦術・戦略眼とかの先読みとか本当に凄くてさ、少しでも驕って油断すると一気に殺られかねないんだ。』

========================

 

ヒュウ(確かに、魔法が効かないこの鎧相手に魔法で退かすのは発想できても常日頃から研鑽を積んでいなければできない芸当だ...!)

 

ハルト(お前等!一時退却してこの事を伝えろ!!恐らくこの結界のせいで外との通信を妨害されている!!)

 

ヒロム(俺達で時間を稼ぐ!急げ!!)

 

ハルトの念話に残りの面々は頷いて結界をどうにかしようとするので三人は時間稼ぎに徹することにした。

 

ガンガディア(ふむ、私の結界を破壊するための時間稼ぎですか、中々に判断の速いことですね。素晴らしい...彼の教えを忠実に守っていますね。)

 

ガンガディアは六課の迅速な対応に頬を緩めるが直ぐにキッと表情を戻し魔力、暗黒神気、覇気を練り上げる。

 

ヒロム(あの男の事を知っているようだがどんな能力を持っている?)

 

ハルト(俺達もそこまでのことは知らないが巧い強さを持っていることは教えられた。)

 

ヒロム(なるほど、さっきみたいなやり方が得意なのか。)

 

ヒュウ(しかし、それに気を取られているとあの肉体から繰り出される物理攻撃に沈むことになる。)

 

ヒロム(わかった、俺とハルトのスピードで撹乱しよう。ヒュウはここを通さないようにしてくれ。)

 

ヒュウ(わかった。)

 

ハルト「行くぞ!ガンガディア!!」

 

ハルトとヒロムは自身の最速を出しガンガディアの周囲を駆けながら飛び道具で攻撃を仕掛け続ける。

 

ガンガディア(ふむ、見聞色等で何処から来るのかは分かっていますが速度だけなら私より上なので無理して速度対決に合わせる必要はないですね。)

 

ガンガディアは索敵しながら鍛え上げた肉体に武装色の覇気と暗黒闘法の裏光技『金剛通』と『対魔通』で物理的な硬度と魔力攻撃の耐性を上げて防ぎながら考えをまとめると、見聞色と裏の『天眼通』の未来視で見た地点の地面に『イオ』を放ち地面を爆破させヒロム達の速度()を奪った。

 

ヒロム「くっ!?」ハルト「しまっ....」

 

咄嗟に『月歩』で空中を蹴ろうとするが一瞬の溜めが発生する。

 

ガンガディア「隙あり」

 

その一瞬を決して見逃さず連続して裏の『破軍』の瞬間移動じみた速度で動き武装色で強化した棍棒に裏の『鎮星』での攻撃で2人の意識を刈り取った。

 

ガンガディア「さて...お次は貴方ですよ、魔剣の担い手よ。」

 

ヒュウ「くっ!二人とも!!」

 

あの速度の二人を苦も無く一蹴して見せたガンガディアの強さにヒュウは戦慄し焦った。

 

スバル「ヒュウ!あたしも手伝うよ!」

 

状況を見ていたスバル達がこちらに来た。

 

ティアナ(ヨーコ、ユミ!隙見て2人の回収お願い!エリオ、スバルとヒュウのサポートお願い!キャロは支援魔法で三人の強化をお願い!)

 

ヨーコ(分かった!)

 

ユミ(任せて下さい!)

 

エリオ(了解しました。)

 

キャロ(分かりました!)

 

ティアナは直ぐに指示を出してフォーメーションを組んだ。

 

ヒュウ(よせっ!俺が何が何でも時間を稼ぐから急いで結界を!)

 

スバル(それが出来なかったからこっちに来たんじゃん!!)

 

ティアナ(ごめんね、結界の硬度があたし達の最大火力の合わせ技でも罅一入らなかったから隊長達が外から破壊してくれるまで耐えきるかあの男を倒せるなら倒したほうが速いと思ったのよ。)

 

ヒュウ(くっ......だが死ぬような無茶は無しだぞ。)

 

スバル(わかってるって!)

 

ティアナ(当然!)

 

ガンガディア(ふむ、私の結界を破壊できないと分かると外の者達を信じ私を倒す勢いで時間稼ぎですか......直ぐに判断して無駄な魔力消費を抑えるとは......中々の頭のキレ、気をつけるべきはあの銃使いの娘......真っ先に狙いたい所...ですが、確実に他の者たちの妨害が激しくなることは明白...先ずは前衛の盾となる者達からですね。)

 

ガンガディアは見聞色と裏『天耳通』で念話をハッキングして内容を聞いて直ぐにティアナを真っ先に何とかしなければまずいと判断するが周りの者たちがそれを阻止することも容易に想像して一つ一つ剥いで行こうと判断した。

 

キャラの支援魔法を受けたスバルは移動魔法でガンガディアの周囲を駆けながら同じく強化されたエリオが真っ直ぐ突っ込んだ。

 

ガンガディアは最小最短の体捌きで攻撃を避けると腕と武器を掴んで明後日の方角にぶん投げた。

 

スバル・エリオ「「うわあぁぁぁぁ!!!!」」

 

ヨーコ「二人とも!!」

 

野球ボールを投げたような速度と勢いで天高くに投げられたがヨーコが全力の『剃刀』で吹っ飛ぶ先に移動して全力の強化をして受け止める。

 

ヨーコ「うぐぅぅ!!」

 

しかし、受け止めれたが勢いを殺しきれずにダメージを負い三人は気絶してしまった。

 

ヒュウ「くっ!(やはり俺がなんとかしなければ!!)」

 

ヒュウは魔剣を構えてティアナの幻術と射撃の援護を受けながら『剃』で距離を詰める。

 

ガンガディア「いいでしょう、かかってきなさい!」

 

ガンガディアも覇気で黒く染まった棍棒を構える。

 

ヒュウ「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

ガンガディア「はあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ガキンッ!ガキンッ!

 

両者、剣と棍棒を打ち合い続ける。

 

ヒュウは闘気、覇気、魔力を纏わせ肉体も全力で強化していてガンガディアもまた同じ状態だがヒュウと違いガンガディアはより明確に暗黒神気等を威力に変換している。

 

ヒュウ(くっ!ここでコイツを倒さなければティアナ達が...!)

 

ヒュウは焦りながらも『地壊閃』の剛剣でガンガディアと張り合っているがヒュウは両手持ちで振っているのに対しガンガディアは棍棒を片手で振るっているためガンガディアが両手持ちにした瞬間に戦況は傾いてしまう。

 

ガンガディア(ふむ、ここいらで倒すとしましょうか。)

 

ヒュウ「(くっ!危険だが、ここは一気に行くしかない!!)『ブラッディ・スクライド』!!」

 

ガンガディア「しまっ......!」

 

ヒュウは棍棒を弾くと必殺の剣技を放ちガンガディアの心臓を貫いた。

 

ヒュウ「(よしっ!倒し......)「...たと思ったようですね?」何っ....!?ごふぁ......!!」

 

ヒュウは勝ったと思った瞬間に左腕がサイズなどは変わっていないが竜の腕に変化したガンガディアの竜爪に鎧どころか心臓まで貫かれた。

 

ヒュウは咄嗟に剣を引いてしまったが剣が貫いたはずが傷一つ付いていなかった。

 

ヒュウ「ば、馬鹿な...何故急所を貫かれたのに傷がついてない....!」

 

防ぐなりしたのなら分かるが貫いたのに無傷なのは流石のヒュウも狼狽した。

 

ガンガディア「ふむ....常ならばカラクリを言いたい所ですが、今回はそうも言ってられません。生きて帰れば、彼に聞くといいでしょう。さて穴の開いた鎧の内側なら効きますよね?地獄の消えぬ業火を喰らうが良い『メラゾーマ』!!」

 

ガンガディアは冷静にヒュウに言うと容赦なく鎧の内側に業火の魔法を放った。

 

ヒュウ「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

鎧の内側から内臓を直接焼かれ密閉された鎧のせいで蒸し焼きにされてしまい激しい激痛に見舞われる。

 

ティアナ「ヒュウ!!」

 

キャロ「ヒュウさん!」

 

ユミ「ヒュウさん!」

 

後衛二人と隙を伺っていたユミもヒュウがやられるところを見て叫んだ。

 

ヒュウに業火を流した後、ガンガディアは投げ飛ばした。

 

ヒュウ「ぐっ....うぉぉ...」

 

ヒュウは何とか立ち上がり剣を構えようとするが体に未だ業火が燃えていて力が入らないでいる。

 

ヒュウ(か、体が言うことを聞かない........!)

 

ガンガディア「さぁ!この極大魔法を喰らいなさい!今の穴だらけの鎧なら防ぎきれないと思いますが念の為!『極大爆裂呪文(イオナズン)』!!」

 

ガンガディアは更なる追撃で両手から巨大な爆裂球を生成して同時に放ちヒュウ本体ではなく再び地面を爆発させて間接的にヒュウを吹き飛ばした。

 

ヒュウ「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ヒュウは爆風で天高くふっ飛ばされた。

 

魔剣(ガンガディアのやつぅぅぅぅ!!直接打ち込んでくればその魔力吸収してヒュウの怪我を治せるのにぃぃぃぃぃぃ!!!!)

 

実は鎧の魔剣は改良を重ね自身の再生だけでなく装着者のダメージなども鎧の魔力を用いて回復できるようになっているのだが多大な魔力を食うのでそんなに使えないのである。

 

ガシャーン!!

 

ヒュウは落下して地面に激突した。

 

ガンガディア「さて...残りは貴方達、三人だけですよお嬢さん方...」

 

ユミ(ティアナさん!私が何とか時間を稼ぎます!キャロちゃん支援魔法をティアナさんは幻術と射撃をお願いします!)

 

ティアナ(分かったわ、キャロお願いね。それとやっぱり召喚は無理そう?)

 

キャロ(はい...結界のせいで結界外からの召喚は無理そうです。)

 

キャロの竜『フリードリヒ』の召喚だがガンガディアの張った結界のせいで空間との繋がりを遮断するのでこの場に呼び出せないでいた。

 

ユミ「行きます!」

 

ユミは『剃』の加速で高速で移動するがただの加速ではヒロムとハルトの二の舞なのでステップ等を加え残像を生み出して撹乱する。

 

ガンガディア(成る程、考えたようですが...本体の位置は見聞色等で丸分かりですよ?...おや?数が合わない...成る程、彼女の幻術で残像の数を増やしているのですか...さてさて、お次はどんな手を打ってくるのやら...)

 

ガンガディアはユミの生み出した残像の数が一致しないことに一瞬疑問を浮かべるがティアナの幻術と直ぐ様看破した。

 

キャロはその間にユミのソウガンブレードに魔力付与を施した。

 

ガンガディア(......よくよく考えたら魔剣の担い手達ならいざ知らずこれ以上の時間の浪費は無意味ですね、速い内に彼女達を制圧しましょう。)

 

ガンガディアはそう結論付け裏の『神足通』で速度を上げてユミに追いつき棍棒をコンパクトに振るい攻撃する。

 

ユミも避けるのは無理と判断して受け止めるが背後からもう一人のガンガディアが棍棒を振るってぶっ飛ばした。

 

ユミ「ごふっ!」

 

ティアナ「ユミ!」キャロ「ユミちゃん!」

 

ふっ飛ばされたユミを見て二人は今、起こった異常事態に驚きながらユミの心配しかできないでいた。

 

ガンガディア「隙ありですよ。」

 

ガンガディアはキャロに向けて『イオ』を素直に放った。

 

キャロ「きゃあ!!」

 

反応するまもなく爆発を諸に食らってしまいキャロは吹き飛んだ。

 

ティアナ「キャロ!!」

 

ティアナは次々とやられる仲間達に何もできない自分に絶望していた。

 

ガンガディア「残りは貴方唯一人ですよ。」

 

ガンガディアはゆっくりと近づいていく。

 

ティアナ「あぁ......」

 

ティアナは恐怖で体が震えヘタれ込んでしまった。

 

ガシャンッ!!

 

ガンガディア「ふむ、やはり彼から不屈の魔剣を受け継ぐだけのことはありますね、凄まじいタフネスだ。」

 

ヒュウ「はぁ...はぁ...」

 

ヒュウは意地でもガンガディアを何とかしなければ全滅することを理解していたため気合で立ち上がり剣を兜に付けた。

 

魔剣(おいっ!まさかまたアレを打つつもりですか!!)

 

鎧の魔剣はヒュウが何をするつもりなのか瞬時に理解した。

 

ヒュウは剣の鍔に付いている宝玉部分に光と闇の闘気を集中させる。

 

ガンガディア「むっ?これは......」

 

ガンガディアは何をしているのか理解すると瞬時に裏の『破軍』で距離を詰めようとするが一瞬...ほんの一瞬だけ体の動きが鈍った。

 

ガンガディア(しまった!ここで彼女の金縛りか!!)

 

ティアナ(ここで...ここで....あたしが何もしないわけには行かないでしょう!!)

 

ティアナはヒュウが立ち上がったのを見て何とか自分にできることを思い返し射撃は通用しないので残った幻術で一瞬だけ足止めに徹した。

 

ヒュウ「(師よ...!この不出来な弟子に今一度だけこの男を倒せる力を!)『グランドクルス』!!」

 

光り輝く十字の光線がガンガディアに向かって放たれた。

 

ガンガディア「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ヒュウは体の内側で闘気を掛け合わせ反発させ高め合い続けた結果二つの闘気はそれぞれ聖光闘気と暗黒闘気に進化した、その結果『グランドクルス』の威力も桁違いに跳ね上がったのだ。

 

直撃した結果、地面に十字の大穴ができてしまった。

 

ティアナ「や、やった!」

 

ガンガディアの姿が見えないので倒せたとティアナは喜んだ

 

ヒュウ「ぐっ...お......」

 

流石のヒュウもかつて一度だけ全力の『グランドクルス』を放った経験があったと言えどやはり今のボロボロの身体で撃つのは負担が大きすぎたようだ。

 

ティアナ「ヒュウ!早く隊長t「全く、危うくやられるところでしたよ」え......」

 

ティアナはヒュウ達をシャマル医師に見せようと近寄ろうとした瞬間に聞こえた声に体が凍りついたような感じに硬直した。

 

ガンガディア「まさか、彼の『ドルオーラ』の用な技まで体得していたとは...やれやれ油断していましたね、咄嗟に裏の『禄存』で回避していなければやられていました。」

 

そこには穴の中心で浮遊している無傷のガンガディアがいた。

 

ティアナ「あっ...あっ......」

 

今度こそ、ティアナの心は絶望一色になった。

 

ガンガディア「さて、今度こそチェッ『ガシャーン!!』とは行かないようですね。」

 

ガンガディアは上を見渡すと結界の一部が破壊されているのを確認した、そこにはハンマーを持ったヴィータと剣を持ち鎧を身に纏うシグナム、エアドライバーに乗ったリュウジ、手甲を付けている狼のザフィーラ、そしてシャマル達副隊長陣。

 

ティアナ「副隊長!!」

 

ヴィータ「わりぃ、結界破壊すんのに手間取った!そんでテメェかぁぁぁぁ!!!」

 

ヴィータは結界を壊すのに手間取ってしまったために部下達を蹂躙されてしまったので自身とガンガディアに怒り暗黒闘気を高め突撃する。

 

ガンガディア「ほう......なるほど、珍しいものを見た。」

 

ガンガディアはヴィータが闇堕ちせずに暗黒闘気を十全に振るえる事に興味深そうに見ながら棍棒を構える。

 

両者、小細工無しに激突した。

 

互いに武器を武装色で硬化しガンガディアは暗黒闘法の裏光技『剛力通』で膂力を上げ『太白』でヴィータは『地壊閃』で破壊力を底上げして撃ち合うが明確にヴィータがガンガディアに押されている。

 

理由は単純にヴィータとガンガディアの体格、体重差が諸に出てしまっている。

 

ヴィータ(くっそ!昔から思ってたけど真白のやつ、良く自分よりでかい相手と軽く打ち合えんだ!!)

 

ヴィータは自分よりデカいリオン達と互角以上どころか上回ってみせる男に内心で愚痴った。

 

シグナム(ヴィータ、加勢する。)

 

ザフィーラ(俺もだ。)

 

ヴィータ(わりぃ!)

 

シグナムとザフィーラもヴィータに加勢する。

 

ガンガディア(3対1ですか......しかも魔剣の担い手達と同等の技量と見て良さそうですね。)

 

ガンガディアは瞬時にシグナム達の技量を把握して警戒度を上げつつ魔力配分などを計算する。

 

ザフィーラ(俺が先行する、奴の能力を見極めるのに俺の能力が最適だ。)

 

ザフィーラは牙と爪に覇気と闘気、魔力を纏わせ前衛を勝手出た。

 

ガンガディアは棍棒を叩きつけるが魔法と暗黒闘法の融合技の『闘魔障壁(オーラバリア)』の自動絶対防御に防がれた。

 

ガンガディア「ほう...(魔法の自動発動術式を組み込んだ魔力・闘気の複合障壁ですか...中々の物ですね...しかし、防御障壁が完成するまでに隙がありますね...ならば!)」

 

ガンガディアはザフィーラの能力を瞬時に分析し見事と評しつつも僅かな付け入る隙を見つけ棍棒を持っている自身の腕を竜の物に変化させると裏の『貪狼』を発動、一瞬だけ自身の速度を爆発させ腕だけが分身しザフィーラの防御が完成する前に豪撃のラッシュにて障壁を破壊しザフィーラを地面に叩きつけた。

 

シグナム(ザフィーラ!)

 

ヴィータ(嘘だろ......ザフィーラの防御障壁を真正面からぶち抜くやつなんて...真白以外いないってのによぉ...)

 

シグナムは地面に叩きつけられたザフィーラに念話を送りヴィータは真白と似たような手段でザフィーラを正面から叩き潰したガンガディアに戦慄した。

 

シグナム(くっ!ヴィータ!私達で何とかするしかない!リュウジは他の者達を退避させているしシャマルはそもそも回復に専念しなければならない!)

 

感知を広げてティアナとリュウジがせっせとスバル達を運んで退避させている。

 

ヴィータ(しゃーねぇ!やるか!....なんか前にもこんなのあった気がするが...)

 

二人は自身の武器を構えながらガンガディアに連携攻撃を仕掛けていく。

 

ガンガディア「よい、戦意ですね(なるほど、彼女が回復役ですか...ならば!)」

 

ガンガディアは彼女達の見聞色と裏の『天耳通』で心を読むと即座に裏の『破軍』の縮地の歩法でシャマル達の方に行った。

 

ヴィータ「何ッ!?」

 

シグナム「くそっ!狙いはそっちか!」

 

あまりの無駄のなく鮮やかなガンガディアの歩法に二人は反応できなかった。

 

ガンガディア「お覚悟をお嬢さん。」

 

シャマル「っ!」

 

ガンガディアは棍棒を振り上げて反応できていないシャマルに振り下ろした。

 

リュウジ「でぇりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

何とか反応したリュウジは覇気を纏った怪力で殴りかかる。

 

ガンガディアはリュウジの奇襲に難なく反応し受け止める。

 

シャマル「がふっ!」

 

しかしシャマルの背後からもう一人のガンガディアが棍棒で意識を奪った。

 

リュウジ「シャマルさん!!」

 

リュウジは今起こった異常現象に驚愕しながらもシャマルの安否を心配した。

 

ガンガディア「ふふっ厄介な回復役はできるだけ速く潰すのが定石なのでね。如何に淑女だろうと容赦はできません。」

 

ガンガディアは眼鏡を左指で上げながら言った。

 

ヴィータ「つえぇ......!」

 

シグナム(くそっ!見た目と違って何と言う戦術・戦略眼!まるで真白を思わせる男だ。)

 

シグナムはここまで一方的に自分達を翻弄するガンガディアに自分らが知る最強の男を重ねてしまう。

 

リュウジ「くっ!」

 

TP【トランスポッド!】

 

リュウジは胸のデバイスを押してユニゾン用の特殊デバイスを呼び出し『モーフィンブレス』に装着した。

 

GBCB【セーット!】

 

GBCB【Are you ready?】

 

リュウジ「行くぞ!ゴリサキ!」

 

ゴリサキ「OK!」

 

GBCB【パワードカスタム!】

 

MB【It's morphing time!】

 

リュウジ「パワードモーフィン!」

 

リュウジは相棒のゴリサキのデータをプロテクターに変換し自身に装備する『パワードカスタム』形態になった。

 

再び今度はゴリサキの腕を纏わせてより威力を高めるがこれに対してガンガディアは裏の『廉貞』を使い地面に潜る事で回避し背後に回り込んだ。

 

ガンガディア「一度通用しないと見るや即座に自身の最高戦力を持ち出す判断は見事ですが少々安直な攻撃ですね?」

 

ガンガディアは一撃でリュウジを叩きのめした。

 

ガンガディア「ふむ、残りは貴方達と銃使いの子だけですね?」

 

ガンガディアはヴィータとシグナムに視線を送りながら宣告する。

 

ヴィータ(シグナム、ちゃんと連絡はしてあるよな?)

 

シグナム(あぁ、結界が破壊出来た事でそこから電波を送受信出来るようになっているからな、状況は既に六課本部に伝わっている、真白の出動に関しては少し揉めているらしいがな。)

 

ヴィータ(この緊急事態だってのに!面倒くせぇな!!)

 

ガンガディア「それに関しては同意ですね。」

 

二人はガンガディアが同意してきたことに驚愕した。

 

シグナム(コイツ、私達の念話に干渉してきただと!?)

 

ヴィータ(本当に真白みたいなことしてくんなよな!)

 

二人は心を読心したりして念話に干渉してくる真白が頭をよぎるとシグナムはある仮説が閃いた。

 

シグナム(もしやコイツ、さっきから私達の心を呼んでシャマルが回復役だと把握したからさっさと潰しに行けたのか?)

 

ガンガディア「ふふふ、正解とだけ言っておきましょうか。」

 

シグナムの脳裏に閃いた仮説にガンガディアが同意したことでそれが当たっていることが確定した。

 

シグナム「くっ!」

 

ヴィータ「マジかよ......」

 

二人は最悪の事態に顔を顰めた、何せこちらの作戦は全て筒抜けなため連携は全て無意味とかしたのだから。

 

ガンガディア「とは言いますが、彼はこれらをものの見事に攻略してきますからね、所詮格下にしか通用しない小細工ですよ。」

 

シグナム「よくもまぁぬけぬけと...」

 

シグナムとヴィータはガンガディアの一挙手一投足を注視しながら剣を構え魔力等を高め呼吸を整える。

 

ガンガディアもまた覇気による硬化を維持しながら暗黒神気を練り上げていく。

 

シグナム(小細工は通用しない......ならば!)

 

ヴィータ(やるなら一撃必殺!)

 

二人は覚悟を決めて全力の技で最後の勝負に出る。

 

ガンガディア(なるほど、策が筒抜けである以上全力の一撃でくるのは必然ですね......正直言って全力でぶつかり合いたいですが()()()()に触れかねないのでお許しください。)

 

ガンガディアも内心では受けて立ちたいとは思うがガンガディアは今は逆鱗に触れるわけにはいかないためここはクレバーに勝ちを拾いに行くことにした。

 

シグナムとヴィータはカートリッジを消費し剣に炎をヴィータは巨大な戦鎚に変形した。

 

そして魔力に覇気と闘気を纏い流し限界まで強化し己の磨いた心技体の全てを乗せて放つ!

 

シグナム「『焦眉・紫電一閃』!!」

 

ヴィータ「『ギガントシュラーゲン』!!」

 

魔炎の魔法剣と全てを粉砕する魔槌が振るわれるがガンガディアは二つに分身すると覇気を纏った棍棒で迎撃した。

 

シグナム(さっきの時も思ったがどっちも実態あり!!?)

 

ヴィータ(くそっ!今までの結界内での情報共有できてなかったせいで何やってくんのかわかんねぇ!シャマルのときに使っていたやつなんだろうけどよ!)

 

二人はミッドチルダに来てからは真白に偶に教えてもらう程度で暗黒闘法に関してはそこまで手が回っていなかったのである。

 

ガンガディア「これにておしまいです。」

 

背後に回っていたガンガディアは躊躇いなく棍棒を振り下ろし二人の意識を奪った。

 

ガンガディア「さて、これで残りは銃使いの貴方だけですね。」

 

真白「悪いけどさぁ、ガンガディア...今日はもう大人しく帰ってくんない?」

 

ガンガディア「ッーーーーーーー!!!」

 

ガンガディアは後ろから聞こえてきた声に思い切り振り返った。

 

真白「よっ元気そう......って俺が言うのはなんか違うかぁ....」

 

白髪を掻きながらそんなジョークを言う真白。

 

ガンガディア「ふっ...ふふっ...ふはははははっ!久しぶりですね!賢者創魔!!」

 

ガンガディアは真白の姿を見るなりハイテンションになった、それ程までに互いに無視できない相手なのだから。

 

真白は瞬間移動じみた速度でシグナム達を回収、ティアナの方に移動させる。

 

真白(グリモ、来い。)

 

グリモ(ちょっと待て!いきなり呼ぶんじゃねぇ!!)

 

真白は自分の肉体に直接使い魔の一体のグリモを憑依召喚して掌にもう一つ口を作る。

 

真白「帰る気ないならここでくたばれ」

 

真白は膨大な魔力を練り上げ解放しグリモの口と自身の口で超高速圧縮二重詠唱を行い火と水の大魔法を同時に発動する。

 

ガンガディア「おぉ......!」

 

ガンガディアはその光景に目を輝かせながらもある魔法を行使した。

 

真白が瞬時に完成させた業火と瀑布の濁流の大魔法がガンガディアに向けて放たれる。

 

ガンガディア「さぁ!今の私の力が貴方との差を測らせてもらいます!『マホカンタ』!!」

 

ガンガディアの目の前に展開された光の壁に魔法が吸収されていく。

 

真白「へぇ、ガンガディアのやつ『マホカンタ』覚えたのか...まっ!『極大消滅術式(メドローア)』を知っているんだからそら覚えるわな。」

 

グリモ【待て待て待て!あいつ、マシロの魔法普通に受け止めてるけど何なんだ!アイツ!】

 

真白(俺が唯一好敵手(ライバル)と認めた男ですが。)

 

グリモ【嘘だろ.....おい......】

 

念話でグリモはこの研究バカが相手を強いを評す事はあれど一度として対等な相手と見なしたことがなかったので驚愕した。

 

ガンガディア「ぐっ!おぉぉ!(やはり今の私の力では完全には跳ね返せませんか!ですが!魔法の指向性を変えるだけなら!!今の私でも!)」

 

ガンガディアは『マホカンタ』の術式を書き換え受け止めて反射ではなくそのまま上空に受け流した。

 

真白「流石、完全に反射出来ないと判断した瞬間に上空に逸らしたか。」

 

グリモ【コイツの魔法を真正面からなんとかしたやつ始めてみたんですけどぉ.....!】

 

グリモが真白の魔法が効果が見込めなかったときは大体が真白の手加減やら相手の特性やらが重なったものだがガンガディアに放った魔法は周囲を気遣ったぐらいで威力自体はガンガディアではどうこうできず確実に倒すだけの魔力が込められていた。

 

ガンガディア「本当に貴方は凄い!...やはり憧れる!」

 

ガンガディアはボロボロの両手を無視して受け流した魔法が(そら)を吹き飛び宇宙(そら)が剝き出しなったのを見て感嘆した。

 

真白「よく言うよ、復活したてなのにこれを受け流しておいてそれ言うの?」

 

真白はガンガディアの称賛に呆れながら軽口を叩く。

 

ガンガディア「ふふふ、取り敢えず満足のいく日になりましたので帰らせていただきます。」

 

真白「うん、良いよ。こっちも怪我人多数出ているしね。」

 

真白は意識を失っている者達に視線を送りながらガンガディアを見逃すことにした。

 

ガンガディア「ではまたいつか会いましょう...賢者創魔。」

 

足元から転移陣を展開して何処かに転移した。

 

グリモ【良いのか?】

 

真白(大丈夫、次は確実に倒せるように....って言いたいけど多分また見逃さないといけないシチュエーションに持ってかれるんだろうな〜)

 

真白は内心で面倒くせぇ〜と思いながらティアナ達の治療をした。

 

 

治療を終えて真白は空を元通りに修復すると全員が現場で状況のチェックや監視をしている。

 

なのは(真白くんの好敵手(ライバル)だった魔神......)

 

真白(あいつ、今の僕が出向いてたら手早く倒せたのに僕に出るな!出るな!するから逃がす羽目になりましたよ。)

 

真白は愚痴を言いながら六課のスタッフ達と一緒に顕現装置(リアライザ)で施設の修復等をしてなのは達に現れた魔神の詳細を伝えた。

 

真白(折角、ユーノと久しぶりに会ったってのに録に話せなかったじゃん)

 

フェイト(真白、それよりも皆のメンタルケアをしっかりしないと大変なことになるけどいける?)

 

真白(まぁ、この年の子達って以外に脆いですからね。ヒュウ達は大丈夫と言えますけど、他はちょっと心配...特にティアナは。)

 

副隊長達やヒュウとハルト、それにヒロムは大丈夫って言えるけどガンガディアにボロ負けしたスバル達や最後まで蹂躙を見てしまっていたティアナは特に。

 

 

ハルト達、新人組は時間が出来たので集まって話していた。

 

ヒュウ「ガンガディア...話には聞いていたがこれ程とはな...」

 

ハルト「今回、俺達は殆ど何も出来なかったな。」

 

ヒロム「これが神との戦いか......」

 

スバル「あたし達、最後まで良いようにあしらわれてたよ。」

 

ヨーコ「うん...」

 

ユミ「はい....」

 

キャロ「はい....」

 

エリオ「全くです......」

 

ティアナ「それ言ったら、私なんて最後まで守られていただけよ。」

 

各々がガンガディアにても足も出せずに蹂躙され特に最後までそれを守られながら見ることになったティアナは意気消沈していた。

 

ヒュウ「皆、強くなろう。今度は勝てるように!」

 

ヒロム「だが、勝てる見込みはあるのか?」

 

ハルト「俺達は以前、ある神達と戦い俺は腕を切り落としヒュウは腹に風穴を開けてみせた。人間も努力すれば神にも届くことが出来た。そして、かつての仲間達と連携すれば撃退すらしてみせたぞ。」

 

ヒロム「分かった、俺達全員で強くなろう。」

 

ヒロムはハルトの言葉を聞いて覚悟を固めた。

 

スバル「あ、あたしも頑張るね!」

 

ヨーコ「あたしも!!」

 

ユミ「が、頑張ります!!」

 

エリオ「僕も頑張ります!!」

 

各々が覚悟を決めて次々と決意を断言していく。

 

ティアナ「あ、あたしは......」

 

唯一人この中で最後まで状況を見ていたティアナは覚悟が決めきれないでいた。

 

ハルト「ティア、恐らくだがガンガディアはお前を最後まで残していたのは歯牙にもかけない相手ではなく一番厄介だと思ったから最後まで残さざるを得なかったんだと俺は思う。」

 

しかしハルトはティアナにフォローを入れた。

 

ティアナ「え......?」

 

ティアナはハルトの言い分が理解できないでいる。

 

ヒュウ「あぁ、俺の『グランドクルス』もガンガディアが本来なら発射そのものを防げた所をお前の幻術で隙を作れたから撃てたようなもんだ。ガンガディアはお前を真っ先に叩きたかったが俺達が本来以上の力を出してでも守ろうとする事を予測して敢えて俺達から倒していったんだと思う。」

 

ハルト「だから、お前は誇ったほうが良い。お前はこの中で魔神に厄介だと思われる力を既に持っているのだと。」

 

ヒュウとハルトの神との戦いをこの中で誰よりも経験している二人の言葉にティアナはだんだんと顔を上げていき目尻に溜まった涙を拭き覚悟を固めた。

 

ティアナ「分かったわ!今度はあいつに目にもの見せてあげるわ!」

 

ティアナの宣言に全員が頷いた。

 

真白(これは僕がフォローに入る必要ないっぽいですね。)

 

建物の陰から聞き耳を立てながら内心でそんな事を思う真白であった。

 

 

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異界

 

ガンガディア「ふぅ......何とか無事に戻ってこられましたか...運が良いのか悪いのか、分かったものではないですね...」

 

ガンガディアはズタボロになった両腕を見ながらそう呟いた。

 

スフィンクス「相変わらず、あなたという(ひと)は彼から、値千金とも言うべき事をして来ながら何を言ってるのですか。」

 

スフィンクスはガンガディアの戦果に呆れていた。

 

ドウコク「おいおい!魔剣のやつは殺してねぇんだろうな!ガンガディア!!」

 

ダゴン「貴様のことだから心配はしてないがどうなんだ?」

 

ドウコクとダゴンはガンガディアがヒュウ達と交戦したと聞き急いで戻ってきた。

 

ガンガディア「ご安心を、今の状態で彼の逆鱗に触れるのは私としても勘弁なので。」

 

ドウコク「そうかよ、なら安心したけどよ。お前の戦い見て明確にあいつとの戦いが楽しみになってきたぜ。神殺しとも()り合いてぇが先ずは魔剣からだな。」

 

ダゴン「全くだ、そしてガンガディア...貴様が見せた暗黒闘法の真髄...しかと見届けさせてもらったぞ。」

 

二神は宿敵が倒されてないことに安堵しガンガディアが使った暗黒闘法の真髄を見て自分達なら習得してどう自分ならでは強さにするか考え始めた。

 

ガンガディア「...まぁ、私は肉体の強度も魔法の才も固有の権能にもあまり恵まれていたとは言えませんからね。自ずと小細工も極めなければ彼に追いつけなかったのでね......ふふふ、それにしてもまさか、これ程の力の差が出来てしまったとはこれだから彼は挑みがいのある存在だ!!」

 

スフィンクス「ほぼ、オールラウンダーな能力をしているのに何を言っているのですか貴方は?」

 

スフィンクスはガンガディアの謙遜に呆れており本人は現時点での真白との圧倒的な力の差を理解して尚、笑みを浮かべ以下にしてこの力の差を埋めようか考え始めた。

 

ドウコクとダゴンはガンガディアからの朗報に安堵しそしてガンガディアの戦闘により熱意が高まった。

 

エンター「ウィウィウィ!流石、ガンガディア様!あの大魔法を見事に防ぐとはこのエンター感服しました!」

 

ガンガディア「いや何、貴殿の知恵が合ったらこそ『マホカンタ』や『極大爆裂呪文(イオナズン)』を身につけられたのだ。決して私だけの力ではないよ、エンター殿。」

 

実はガンガディアは修練中にどうしても極大クラスの術式を習得できないか四苦八苦していた時にエンターが助言をしたりして習得したのでガンガディアはエンターに感謝しているのだ。

 

エンター「ノンノン、彼の力を知った上で貴方の的確な判断力がなければ防ぐことは出来なかったですよ。」

 

スフィンクス「それ以上は自今の無駄ですよ。エンター何か用があってきたのでしょう?」

 

互いに相手を称えるので収拾がつきそうになかったのでスフィンクスが割って入った。

 

エンター「そうでした、そうでした!実は我がマジェスティがお呼びなので連れてくるようにと。」

 

ガンガディア「了解した。」

 

ガンガディアはエンターに着いていきセレネが封印されている封印の間に来た。

 

ガンガディア「何と言う、緻密な封印術式......セレネ様を抑え込めるわけだ...素晴らしいと言うしかないな。」

 

エンター「本当にその通りですよ、この結界の完成度に我々は手を焼かされているのですからね。」

 

ガンガディアは結界の完成度に感嘆しエンターは霹靂した。

 

セレネ「あっ!ガンちゃんおひさ〜取り敢えず腕とか治すね〜真白と久々に会った感想は〜?」

 

セレネはガンガディアのボロボロの腕を容易く治して気軽に話しかける。

 

ガンガディア「お久しぶりです。セレネ様、不肖このガンガディア、復活してから今まで出向けずに誠に申し訳ございません!」

 

ガンガディアは跪きセレネに謝罪した。

 

セレネ「良いって良いって、それよりもどうだった?」

 

ガンガディア「それはもう有意義な時間でした。」

 

セレネ「それは良かった〜ところでさ、私からガンちゃんにプレゼントをあげようと思ったのよ。」

 

ガンガディア「プレゼント...ですか?それは一体?」

 

セレネ「むふぅ〜!それはね!私の暗黒神気で治れば治るほど強くなる能力をあげちゃいま〜す!」

 

ガンガディア「すみませんが、そう言うことならご遠慮しますね。」

 

セレネ「あら〜」

 

まさか、断られるとは思っておらずセレネはズッコケた。

 

ガンガディア「そんな、借り物の力で強くなっては彼に失望されてしまいますよ。協力して強くなるなら兎も角として貴方様から一方的に力をもらってしまったのなら私は彼に顔向けできない。」

 

セレネ「う〜ん、私は此処から出られないし分身で外に出れるけど出せる戦闘力なんてたかが知れてるからガンちゃん達の手助けになれ母いいかな〜って思ったのよね。」

 

ガンガディア「む、むぅ...そ、そう言われても...極限までやって同仕様もないなら兎も角まだまだ知らない手法がある以上安易な方法で強くなるわけにもいかないですし......」

 

エンター「それでしたら、『ワイズシステム』は如何です?」

 

ガンガディア「むっ?何だそれは?」

 

ガンガディアはエンターが提示した方法を聞いた。

 

ガンガディア「流石だ...まさか、誰でも魔力等を得られるとは...やはり憧れる!!」

 

ガンガディアは真白が生み出したシステムに感涙を流している。

 

ガンガディア「しかし、それでは何も変わらないのでは?」

 

エンター「ノンノンノン!ワイズシステムの最大の特徴は魔力の獲得+元からある基礎能力などを大幅な向上ですがその後の限界値への高めたりや限界突破は己の鍛錬次第と言うことです。つまり彼はこう言いたいのです『力は用意したもしくは限界を突破したくて足掻いている者達へ...これはギフトだ、しかしその後はお前等の鍛錬次第だ』とね。」

 

ガンガディア「な、成る程...そう言われてみればセレネ様から一方的に力は貰っていない!」

 

セレネ「ねぇ、私のプレゼントってそんなに嫌なの?」

 

流石のセレネも二人の会話に涙目になっていた。

 

結論としてセレネのプレゼントはワイズシステムとなり暗黒闘法の数多ある流派の一つである裏光技その一つである『熒惑』にて暗黒神気を魂の象にすることで固有能力を発現する。

 

セレネの魂の根源の象にしてその能力の名は『()()』文字通り世界を創り世界を想うがままに改変する力だ。

 

セレネ「はい、出来たよ〜」

 

セレネは特に何て事はなくサクッと生み出すとエンターに渡した。

 

エンター「では、ガンガディア殿、早速始めましょうか。」

 

ガンガディア「えぇ、どうぞ。」

 

ガンガディアは自身の腕に打ち込まれる特殊な形状の注射を気にすることなくはなかった。

 

強化は一瞬で終わりガンガディアは己の力が底上げされ今まで壁にぶつかっていた己の力の限界値が桁外れに上がるのを感じた。

 

ガンガディア「おっ!おぉ!まさか、これ程とは!!」

 

ガンガディアはその効果を実感して驚愕した。

 

ガンガディア(賢者創魔...本来なら自らの手で限界を超えたかったですが貴方との差がありすぎる以上貴方が生み出したこのシステムを有効活用させていただきます!)

 

ガンガディアは内心で真白に謝罪した。

 

その後、異界の一領域にある開発エリアでガイアーク等の研究者達とワイズシステムに付いて議論することになり再現できないか論議が白熱した。

 

そして邪神軍式ワイズシステムを構築し邪神軍の戦力が底上げされた。

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予告『Episode23:白の賢者と魔王と雷光は聖王の血を引く幼き娘を引き取る。』次回も楽しみにしてください。

ここまでの閲覧ありがとうございます。よろしければ感想・高評価どうぞよろしくお願いします。


ヒュウ達はシグナム達の兄弟子ですが基本的に上司なので敬語で話します。

なのは達も兄弟子なのでこちらも敬意を持って接しているのと創魔の頃の話を聞いたりしています。

そして今更ですがこの作品において邪神軍や新神軍の神々の強さですが普通に人類含めた大概の種族より強いです当たり前の話ですが。

ですがオリ主に完膚なきまでに負けたので人間の事は口では見下したりする奴らもいますがそいつらも内心ではどんな奥の手を隠し持ってるのやらとガチ警戒して油断なく戦うことになるので基本勝ちの目はないです、滅茶苦茶頑張れば撤退にまでは持ち込めますが。

そしてガンガディアですが強さは邪神軍でセレネの次くらいに強いですがセレネは封印の影響もあり分身では全力を発揮できないことを考慮するとガンガディアが現在の邪神軍最高戦力となっています。

ガンガディアの暗黒闘法は創魔の影響がガッツリ出ていて魔法も武器に体術と使えるものは何でも使ってくるので魔法だけに拘らず自身を高めるなら何だってしてました。

後、ガンガディアはどっかの誰かさんに似て修行のために他の異次元世界にも気軽に行ったりします。
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