星壊の白の魔王と雷光と夜天の主達は神殺しの賢者と共に歩む   作:クロにくる

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お待たせしました、第3話どうぞ


Episode3:幼き賢者は魔王と生活する

真白が高町家の居候となった後、家に招かれなのはの姉と兄が帰ってくるまで約束通りに魔法を披露した。

 

【ケルベロス!ユニコーン!クラーケン!ゴーレム!♬〜ナウ♪〜】

 

ガルーダを作った使い魔の魔法を4つベルトにスキャンし黒いケルベロス型、青いユニコーン型、黄色いクラーケン型、紫のゴーレム型の模型を創り出されそれぞれに指輪を嵌めて使い魔たちを動けるようにした。

 

ケ【ガウガウ】ユ【ヒヒーン】ク【ピュイ】ゴ【、、、、】

 

ケルベロスとユニコーンとクラーケンは鳴き声を上げるがゴーレムは恥ずかしいのか手で顔を覆っている。

 

なのは「わぁ!他のも可愛いの!」桃子「えぇ、そうね」

 

白のガルーダを含めてプラモンスターたちがわちゃわちゃしている光景はなのは達にはほっこりする光景だ。

 

真白「こう言ってしまってはあれですが不気味とは思わないのですか?」

 

真白は一度見せているなのはは兎も角、初見の桃子が抵抗無く受け入れている事実に驚いている。

 

桃子「なのはが大丈夫って思っているなら十分信じられるわよ。」

 

桃子はなのはが信じている君を信じると断言した。

 

真白「そうですか、ならよかったです。」

 

真白はホッとして持っている指輪を整理しつつ次に使う魔法を決めている。

 

その後、帰ってきた高町恭也、高町美由希の両名に真白が魔法使いで記憶喪失であることそして居候として暮らすことを伝えられたのだがここで少々問題が発生した。

 

恭也「...まぁ、事情が事情だしそこは仕方がないから家で暮らすことに異存はない...だが!なのはに手を出したら許さないからな!」

 

恭也は真白の居候には賛成したがなのはに手を出したら許さないと睨みながら釘を刺す。

 

真白「なのはに手を出す?もう差し出しましたけど?」

 

だが転生?経験があり頭の回転が速く知識が卓越している真白であろうと如何せん前世の自分の記憶がなく己を自覚してまだ一日すら経っていないのでその手の比喩や慣用句などは知ってはいるし理解もしているのだがそれらをを交えた問答等には経験がないのでそのままの意味で捉えてしまい普通に返してしまう。

 

恭也「なにっ?!馬鹿な!?早すぎる!?」

 

流石の恭也も会って数時間ほどしか経ってないのにそこまで進んでいることに驚愕して狼狽した。

 

なのは「お兄ちゃんは何を言ってるの?もうなのはと真白君は手を繋いだりしたの!」

 

そして幼いなのはもまた兄の釘を刺す発言をそのままの意味で受け取ってしまいここに来るまでに手を繋いだことを言ってしまう。

 

恭也「なん...だと...」

 

なのはの物的証言に恭也は愕然とした。

 

美由希「まぁ!なのはったらもう男の子とそこまで?」

 

なのはの姉の美由希も妹が異性である真白と手を繋ぐほど仲が良くなっていることに嬉しくしている。

 

桃子「そうなのよね〜真白君はなのはの将来の旦那さんで私とあの人の義理の息子になるのだものね〜」

 

母の桃子はなのはの気持ちを汲み取れるようにしてくれた真白のことは大変気に入っているので普通に肯定派だ。

 

恭也「ちょっ!ちょっと待ってくれ!!いくら何でも早すぎる!?なのははまだ7歳だぞ!」

 

なんとか恭也も年を理由に食い下がろうとしたが...

 

真白「あっ!僕も一応7歳くらいですよ。恭也義兄(にい)さん」

 

当の真白も同い年なので結局は時間の問題でしかない事実を突きつけられた。

 

恭也「誰がお義兄さんだ!」

 

流石に認めていない相手からのお義兄さん呼びは嫌なため声を荒げて否定した。

 

なのは「も〜さっきからお兄ちゃんは何言ってるの?なのははこれからずぅ〜っと真白くんと一緒なの!!」

 

なのはは今まで忙しい家族と構ってもらったりお喋りができなかったところ真白との出会いでそれができるようになったことが嬉しいあまり真白とずっと一緒にいると言い出した。

 

恭也「......」

 

自分がなのはに忙しさを理由に構ってあげられなかったために突如現れた魔法使いの白髪青目の記憶喪失美少年とか言う漫画やアニメのような存在に掻っ攫われてしまったためとうとう真っ白に燃え尽きて椅子に項垂れている。

 

なのは「...後、これでお父さんもいたら良かったの...」

 

そして、嬉しかったなのはだが、父親が入院していることを思い出し目尻に涙を溜めてだんだん落ち込み始めて顔を俯いてしまった。

 

『『『...』』』

 

恭也、美由希、桃子は落ち込んでいるなのはにどう声を掛けるか迷ってしまったが美由希が真白にある質問をした。

 

美由希「ねぇ、真白君?ちょっと聞きたいことがあるのだけれど良いかしら?」

 

美由希はなのはを元気づけた真白に救いを求めて質問をした。

 

真白「...?...なんですか?今、なのはが元気になる方法を考えているんで簡単なことしかできませんけども。」

 

落ち込み始めたなのはを元気づけるため宴会系の魔法の指輪(ウィザードリング)を探している真白だが美由希の質問に耳を傾けた。

 

美由希「貴方の魔法でお父さんの病気とかって治せるかしら?」

 

美由希は真白に根本的に解決できないかを聞いた。

 

なのは「...!!」

 

一縷の望みが見えたのかなのはは勢いよく顔を上げた。

 

真白「あ〜ちょっと待ってくださいね?」

 

美由希に示された解決口に真白は急いで目的の魔法の指輪(ウィザードリング)を探し始めた。

 

真白(...多分、この指輪でならいけますね。)

 

ポケットをごそごそしているとある一つの指輪を手に取り、外に出した。

 

回復魔法の指輪(リカバリーウィザードリング)を見せつつ真白は高町家に説明した。

 

真白「恐らく、この指輪でなら治せると思うので時間に問題ないなら今からでも治しに行けますがどうしますか?」

 

真白は簡潔に治せる可能性があることを伝え今から治しに行くのかを聞いた。

 

恭也「確か、今から行けば面会時間はまだあるよな?」

 

桃子「えぇ、そうねでも今から行くと間に合うかどうかよ?」

 

美由希「そうね、でも急げば明日を待たずにお父さんが目を覚ますのかもしれないのよ?なら急いだほうがいいわよね?」

 

なのは「行くの!早くお父さんを元気にするの!」

 

高町家の面々は父親が治る可能性を聞き今から行くことを結論づけた。

 

真白「あっ!いえ、場所さえ分かれば瞬間移動(テレポート)の魔法ですぐ行けますよ。」

 

真白は急いでいこうとする高町家に空間転移の魔法で行けばすぐなことを伝えた。

 

高町家『『『…えぇ、そういうのは早く言ってくれないかな?』』』

 

流石に転移魔法は知るはずもないので大人組はジト目で抗議した。

 

なのは「わぁ...!真白君!やっぱりすごいの!!」

 

一方なのははすぐに父を治しに行けることを伝えられて真白を褒めている。

 

一行は簡単に出かける準備を済ませ庭に出ると真白が右手の指輪を紫色のものへと変える。

 

真白「準備は良いですか?」

 

高町家『『『『もちろん』』』』

 

真白が確認を取り高町家の面々が同意すると右手を腰のバックルに翳す。

 

【テレポート♬〜ナウ♪〜】

 

全員の足元からまとめて入るくらいの大きさの魔法陣が出現して瞬時に全員を指定した場所に転送した。

 

恭也「...今、言うべきことじゃないってわかってはいるんだがこう言っちゃアレだが実際に瞬間移動を体験するってワクワクするな。」

 

美由希「そうね、まさか魔法を実体験するなんてね。」

 

桃子「あの人も治ったら皆で魔法を体験したいわね。」

 

なのは「真白君の魔法はほんとにすごいの!!」

 

病院を少し離れた人気のないところから出てきた高町家の面々はプラモンスターこそ見ているが魔法を実体験したことでなのはを除いて年甲斐もなくはしゃいでいる。

 

桃子「それにしても、どうして病院に直接行かなかったの?」

 

真白「単に直接行くと大騒ぎになりそうだったので少し座標をずらしました。」

 

桃子「そういうことだったのね、ありがとうね。」

 

真白「お気になさらずに」

 

桃子が疑問に思ったことを真白が簡潔に答え桃子が真白の気遣いに礼を言い本人が気にするなと言った後一行は病院に到着し受付を済ました後高町士郎がいる病室に向かった。

 

真白「じゃぁ、始めますね。」

 

高町家『『『『...ゴクッ!』』』』

 

緊張している高町家を気にすること無く真白は気兼ね無く士郎の右手中指に指輪を通すと自身のバックルに翳して魔法を発動させた。

 

【リカバリー♬〜ナウ♪〜】

 

寝ている士郎の真上に彼を覆うほどの大きさの魔法陣が出現すると下がり始め彼の身体を通り抜けた、すると呼吸の動きが普通に寝ている人間のそれと変わらない穏やかなものへと変わりゆっくりと目を開けた。

 

高町家『『『『...!!』』』』

 

急いでナースコールをし看護師を呼び出した。ちなみに指輪は目が覚め始めたすぐに真白が回収している。

 

医者「これは奇跡と言って良い事態ですよ。全く後遺症もなければ寝ていたことによる筋力の低下もない。はっきり言って()()に健康状態ですよ。」

 

目覚めた後すぐに医師が診断などをして士郎の状態を見て完全回復している事態に驚いていた。

 

怪我や病気が治るだけならまだしも長時間の横になっていただけという運動不足による筋力低下まで無いのははっきり言って異常だったのでその後、形だけとは言え定期的な通院をする事となったのだが肉体は健康そのものだったのでそのまま退院手続きをした士郎は本来なら真白の魔法で帰ることもできたが折角の家族が一同に揃っているので居候となった真白の案内がてら徒歩で帰路についている。

 

なのは「...よがッ゙だの゙ぉ゙...お゙どゔざんが元気になってよがッ゙だの゙ぉ゙...」

 

なのはは父親が完治したことで今日何度目かの大泣きである。

 

真白「なのは、大丈夫ですか?今日これで何度目の大泣きですか?まぁ、泣くほどうれしいのはわかりましたから落ち着くまで泣いていいですからね。」

 

なのは「...ゔ...ゔん゙」

 

真白はなのはの前から手を回して肩に手を置いて支え背中を擦って落ち着かせている。

 

士郎「...そうか、俺が倒れたことでそんなことになってしまっていたのか...君には感謝しか無いな、ありがとう。」

 

士郎は自身が倒れ入院した後のことを聞き、家族がバラバラになりかける悲劇をまとめて解決してくれた真白に感謝しお礼を言った。

 

真白「気にしないでください、居候として当然のことをしただけですよ。」

 

士郎「そうかい...これからもなのはの事をよろしく頼むよ。」

 

士郎は真白に父親として娘を頼むと言った。

 

真白「...?もちろんですけども?」

 

しかし、さっきも言ったが真白はその手の比喩表現などは知ってはいるが基本的に言われた通りの意味で捉えがちであるのでただ普通にこれからもなのはと友達として仲良くしてくれ的な発言として認識している。

 

恭也「ちょっ!?確かに親父を直してくれたことやなのはを元気づけた事も感謝してる...だがまだ俺は認めていないからな!!」

 

桃子「恭也...あなたねぇ...」

 

美由希「そろそろ認めてあげたら?」

 

桃子と美由希の2名は恭也のシスコン発言に呆れジト目を向ける。

 

恭也「確かにこいつの能力が凄いのは認めるがそれとこれとは話が違う!俺はこいつの言動が信用できない!」

 

真白「まぁ、明らかに子供らしくないですしそもそも会って一時間も経ってませんからね。」

 

真白は自身の言動が年相応ではないと自覚しているのとそもそも会ってたったの一時間くらいしか無いのだ、信頼などがまだ出来上がりきってないので警戒して当たり前なので恭也の反対や信用できないと言われても納得する。

 

なのは「ゔっ゙、ぉ゙っお゙兄ぢゃんはまじろぐんのごど嫌いなの゙?い゙や゙...な゙の゙...ズビッ...だい゙ずぎなまじろぐんをお゙兄ぢゃんがぎらっでほじくない゙の゙...」

 

しかしなのはは大好きな兄がこれまた大好きな真白のことを嫌いだと言ってるように聞こえているので泣きながら兄に嫌いにならないでとお願いする。

 

恭也「グギギ...おのれぇ、なんて恐ろしい魔法を使いやがる。」

 

恭也も愛妹(なのは)の涙の懇願というどんな強力な魔法も凌駕する破壊力のある魔法を仕掛けてくる真白に歯ぎしりして後ずさっている。

 

真白「ん?僕、別に魔法は使ってませんよ?」

 

真白も流石に()は指輪の補助無く魔法の行使は出来ないので誤解もいいところである。

 

その後もワチャワチャとではあるが高町家は帰宅した。

 

帰宅後、真白の今日の寝たりする部屋に関して話すことになったがなのはが自分の部屋で言い出した。

 

なのは「真白くんはなのはの部屋でいいの!!」

 

真白「わかりました、今日()なのはの部屋で寝かせてもらいますね。」

 

なのは「違うの、今日からずっとなのはの部屋でいいの!」

 

今日は急遽真白の居候が決まったことでなのはの部屋でと言う感じのニュアンスで受け取った真白だがなのははずっと一緒でいいと言った。

 

恭也「待て!なのは!いくら何でも部屋まで一緒はないぞ!家には空き部屋は沢山あるんだからな!!」

 

恭也は至極真っ当な正論で真白をなのはの部屋から追い出そうとするがなのはのカウンターが炸裂した。

 

なのは「お兄ちゃん、大人になったら一緒に寝るんだから今からのほうが良いの!」

 

恭也「ゴハァ...」

 

なのはの黄金右ストレートの反論をモロに食らい恭也はダウンした。

 

士郎「全く...済まないけどもなのはの我が儘を聞いてくれるかい、真白君?」

 

真白「良いですよ。」

 

桃子「あらあら、もう同じ部屋で?早いわね〜」

 

美由希「そうね、今日は義弟(真白)君とお父さん退院のお祝いにご馳走でも作って盛大に盛り上がりましょう。」

 

なのは「やったなのー!」

 

その後、夕飯ができるまでになのはと真白は一緒にお風呂に入浴して上がった後真白がなのはの髪を乾かしいる。

 

真白「こんな感じですか?」

 

なのは「えへぇ〜気持ちいいのぉ〜」

 

真白はなのはの髪を傷めないように丁寧にドライヤーを掛け髪を乾かした。

 

ちなみに真白はさっさと『クリーン』の魔法で自身の髪を乾かし『ドレスアップ(コスチューム)』の魔法で替えの下着と寝間着を事前に生成しているのでそれに着替えた。。

 

なのは「ぶぅ〜...なのはも真白君の髪を乾かしてあげたかったの〜」

 

真白の効率的なやり方になのはは不貞腐れてしまう。

 

真白「時間を無駄無く使うことは良いことだとは思いますけども。」

 

桃子「あらあら、真白君に髪を乾かしてもらって嬉しいからなのはもしてあげたかったのよ。」

 

真白「そういうもんですかね?」

 

桃子のなのはの乙女心を代弁すると真白は首を傾げた。

 

その後の夕食は豪勢極まるものとなり食事そのものが初めてな真白は丁寧な所作で食べるとあまりの美味しさに目を輝かせながら夢中で食べ始めた。

 

真白「とても美味しいです!」

 

なのは「真白くんが嬉しそうで良かったの!」

 

桃子の料理で真白の喜ぶ顔を見たなのははこの日から花嫁修業を開始するのを決めた。

 

夕食後、なのはのベットで一緒に寝るのでなのはに先に入らせ真白がその後で入り横になった。

 

なのは「...なのはね真白くんに出会えたおかげで今までで一番の幸せだったの、嬉しかったの。」

 

真白「いや?まだまだ人生これからですよ?幸せの最高値は更新し続けないと駄目ですよ?」

 

なのはは真白の腕に自身の腕を絡めて真白の耳元で囁くように今日の出来事がとても幸せであったことを伝えるが真白はこれからも幸せの最大値は増やすものと諭す。

 

なのは「...うん!おやすみなさいなの...真白君...」

 

なのははおやすみと言い真白の頰にそっとキスをして今までの疲れからとうとう意識が落ち寝息をたてた。

 

真白「はい、なのは。お休みです。」

 

その後、ゆっくりと静かに寝息を立てて真白も寝た。




予告『Episode4:幼い賢者は魔王の一族の剣の修行を始め魔王と共に学園に通う。』次回もよろしくお願いします。

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