星壊の白の魔王と雷光と夜天の主達は神殺しの賢者と共に歩む 作:クロにくる
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EXEP51:『天空草、天嵐突破の採取の旅:前編』
これはJS事件後から約二週間程経ったある日の出来事。
〜神界〜
ギンガ「はあぁぁぁ!!!」
ギンガは魔力を高めながら拙いながらも闘気を高めているとだんだんとその純度が高まり背中から明滅しながら純白の翼が生え始めた。
デリア「良い感じです、そのまま闘気の純度を高めてください。神気は極限の純度の生命エネルギーですからね。」
ギンガの師になっているデリアはギンガの闘気コントロールには中々だと評価する。
ギンガ「......ぷはぁ〜〜〜」
しかし集中が切れてしまい身体から力が抜け空気が抜けた風船の様に萎んでしまった。
ヒュウ「ほれギンガ、水だ。」
ヒュウは回復に最適な飲料水の入ったペットボトルをギンガに手渡した。
ギンガ「ありがとう、ヒュウ」
ギンガは朱く染めた頬をしながら汗を拭き程よく冷えた水を飲む。
デリア「いや〜良いものですね〜」(・∀・)ニヤニヤ
デリアはヒュウとギンガのやり取りを見てニヤニヤしている。
ヒュウ「おい?なんだそのニヤケ面は?相手してやるが?」(#^ω^)
ペンダント型になっている魔剣を掴みながらヒュウはデリアに突っかかる。
魔剣【おっ?やるか?やるか?相手してやんよ?】
魔剣も魔剣で相手がデリアなのか、やる気満々だ。
デリア「いや、だってあの【不死身の魔剣戦士】が女といちゃついているんですから、そらニヤケもしますよ。」
デリアは悪びれずにヒュウを誂う。
ヒュウ「よし、殺す。【
ヒュウはデリアの戯言を聞いて即座に鎧を纏った。
デリア「ふふふ、良いでしょう。もう時期【天空草】の大規模な収穫時期なのでリオン様等と一緒に採取しに行く肩慣らしと行きましょう!!」
デリアは割と肉弾戦もイケる口なのでヒュウの殺気に臆す事なく、拳法の構えを取る。
ヒュウ「....【天空草】?何だそれは?」
聞き慣れない単語に?マークを浮かべた。
真白「また、懐かしい名前を聞いたものですね。でもアレ、結構取るの面倒でしたよね?僕は『デュープ』使ったからそこまで苦労しませんでしたけど。」
リオン「まぁな、だがある意味で息を合わせないといけないからな。パートナーとの連携や信頼関係を高めるにはうってつけだ。」
真白「あ〜確かにアレほど絆チェックをしてくる生態をしている物もあまりないですからね。」
別の訓練場でぶつかり合っていたリオンと真白も天空草に関して話しながら来た。
ギンガ「あっ、お義父様にリオンさん模擬戦お疲れさまでした。」
義父の真白の姿を見て挨拶をするギンガ。
真白「どうやら微弱ながら神の力を操れるようになっていますね。すごい才能ですね。」
リオン「そうだな、ついこの前まで人間であったことを考えると驚異的と言っていいからな。」
リオン達、神からすると戦闘機人でも唯の人間の一側面でしかないのでまとめた括りにしている。
真白「それはそれとしてお前らの【聖天魔法】に関してなんだけども.....で......」
リオン「むっ?成る程、つまり.....ここをこうすれば......」
真白が創った『ワイズシステム』で魔力を得た新神軍の神々が独自の魔法術式を作っていたが一般的な【神聖魔法】に属した物だったので真白との模擬戦でデータを収集していたが改善点などを洗い出していた。
ヒュウ「あの.....所で【天空草】って何ですか?創魔さん。」
ヒュウは一言ことわりを言って真白に聞いた。
真白「え?あぁ【天空草】は正式名【オゾン草】と言って神界の標高数万メートルの雲の上にあるという天空の野菜畑【ベジタブルスカイ】に生える特殊な野菜でしてまた野菜の王様なんて渾名があるくらいの代物ですね。」
真白はヒュウの質問に簡潔に答える。
ギンガ「へぇ〜そんな物までこの世界にはあるんですね〜」
ギンガは神界の不思議物質にはいつも驚かされていた。
真白「そして、あの植物とんでもなく面倒な手順をしないと即腐るのと必要なのは二人の息の合ったタイミング取りが必要なため渾名の一つに【カップル草】なんてものまであるくらいですからね。」
リオン「いや、その名はお前が勝手に付けたんだろ。変な名前つけるな。」
リオンは変な渾名を勝手につけた真白ジト目を向け突っ込んだ。
真白「いや、だって!そうとしか言いようのない生態じゃないか!」
真白も創魔時代の砕けた口調で反論する。
ギンガ「........【カップル草】!」
ギンガはそれを聞くと目を輝かせた。
それから一週間ほど経過して神界のあるどデカい大樹の下に真白たちは来ていた。
アラタ「皆さん!今年もこの時期がやってきました【絆を合わせろ!ドキドキッ♪天空草、採取取り大会〜】!!」
神々『いえ〜い!』
真白「おい、完全にノリがカップル物のそれじゃねーか!」
司会の見習い天使のアラタの大会の宣言に神々は叫び真白はそのノリに突っ込んだ。
なのは「まぁまぁ、面白そうだし私達も頑張ろう?」
フェイト「うん、そうだよ。」
はやて「でも、ヴィヴィオを何で連れてこんかったん?」
真白「いや、ここの環境ってある程度は神々が管理してるので管理されている所の安全は確保されてますけど自然環境全ては流石に無理なのでどうしても無理な箇所が出てしまう所があるのは当然ですが神界の自然環境はどれもこれも危険極まりないので子供のヴィヴィオを連れてくるわけにもいかないんですよ。観光程度なら兎も角として。」
なのは達『納得。』
真白の説明に即座に納得するなのは達。
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ヴィヴィオ「ママ達いいな〜」
ザフィーラ「話には聞いているがどうもかなりの危険がつきまとうらしいぞ。まだ自分の身も満足に守れないなら行くのは辞めておいたほうがいい。」
プレシア「そうね、偶に調査をしたりしたけどかなり危険だったから今は頑張って力をつけるのよ。」
ヴィヴィオ「はぁ〜い。」
ヴィヴィオはなのは達のことを羨ましく思うもザフィーラと義祖母のプレシアに諭され渋々魔法の勉強と筋トレを頑張っていた。
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ギンガ「ヒュウ!スバル!頑張りましょう!」
スバル「うん!ギン姉!」
ヒュウ「あっ...あぁ、そうだなギンガ、スバル....(う〜む、何故、俺も参加させられているんだ?)」
ティアナ「やるわよ!ハル!」
ハルト「あ、あぁ......が、頑張ろう?ティア(なんで俺も?)」
ユミ「行こう!お兄ちゃん!」
ヒロム「お、おう.....が、頑張ろうなユミ.....(すごいやる気だなぁ)」
キャロ「エリオ君、頑張ろうね!」
エリオ「え、うん...そうだね......(キャロ、今日は何時になく元気ですね.....)」
女性陣はやる気マックスであり男性陣は大困惑している。
実は天空草の生態などを聞いた女性陣はやる気マックスだった。
因みに不参加の方々は今日、仕事の休みを取れずにいた面々である。
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ヨーコ『うわ〜ん!あたしもキャンプ行きたかったあ〜!』
リュウジ『しょうがないでしょ、マナトロンタンクの修理とかには僕達が一番効率良いんだから。』
アリシア『うわ〜ん、私も真白達と天空の島に遊びに行きたかったよ〜!』
アミタ『無駄口叩いてないで早く修理を終えてください!急ぎますよ!』
キリエ『そうですよ〜!』
J『俺も天空の樹液を味わいたいぞ!』
修理担当のアリシア、資材輸送のリュウジとヨーコ、護衛のアミタとキリエついでにJ達は急ピッチ且つ精密な作業を頑張った。
ヴォルケン達も仕事で今回は不参加である。
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雪菜「所で先輩、今日は矢鱈重装備ですね。戦闘服も着てますし。」
真白が神界で何かを行うということで着いてきた監視役の雪菜は何時になく重装備と言っていいレベルの真白を見てそう言った。
真白「まぁ、行く先が行く先ですからね。装備を万全にせずに登山するような登山家は居ないでしょう?」
雪菜「そうですね、変なこと聞きましたね。」
雪菜は真白の返答に即納得しそれ以上は追求しなかった。
かくいう全員が神々含めて完全武装なのだった。
冬佳「あら?あなたは......もしかして......」
すると神々の使い魔の天使の中で黒髪の天使が雪菜を見てこちらに来た。
雪菜「え?.......嘘......
その姿を認識すると雪菜は涙を流し始めた。
天使の名は藤坂冬佳、かつて獅子王機関に所属していたが雪菜を助ける代償として
真白「ほうほうほう、リオンも隅に置けませんな〜」
リオン「お前にだけはそんな目で見られ言われる覚えはないぞ!!」
真白は生暖かい目でリオンを見ながら誂いリオンは真白に突っ込んだ。
冬佳「大きくなりましたね、師家様や古詠は元気にしていますか?」
雪菜「は、はい!師家様には厳しくご指導などしてもらっていますし古詠様は三聖としての責務を全うしています。」
雪菜は自分のせいで消えてしまった存在が目の前にいる事実に涙を流しながら喜び自分の上司達の事を答える。
真白「ねぇ姫柊、これニャンコ先生や三聖の人達に伝えないの?」
雪菜「......( ゚д゚)ハッ!た、確かに!そうですね!!ちょっと師家様達に連絡します!」
雪菜は真白の何気ない提案に即座に離れて次元を超えても繋がる獅子王機関の連絡用のスマホを取り出しテレビ通話を開始した。
師家『おや?雪菜かい、あんたがテレビ通話なんて何か問題でも起きたかい?』
雪菜「はい!実はですね......「あっ!師家様、お久しぶりですね、お元気そうで何よりです。」あっ.....剣巫様ちょっと....」
師家『.........あ〜.....私もそろそろ歳かね....何か冬佳の幻影が見えるんだが.......』
雪菜の通話に割って入り懐かしい人に挨拶をする冬佳だが師家からすると過去に消えてしまった人物の顔がいきなりドアップで出てきたため目元を押さえながらそう呟いた。
雪菜「いえ!剣巫様本人です!神界に今までいたようでして.......」
雪菜は冬佳の事を師家にちゃんと伝えた。
師家『.....そうだったんかい、いや....長生きってするもんだね......今度で良いから直接顔を見せな、古詠も喜ぶ。』
冬佳「はい、今度必ずに。」
それを最後に雪菜は通話を切った。
真白「さて、これで取り敢えずは良いとしてそろそろ行きますかね。皆〜準備はいいよね?」
雪菜「は、はい!」
一同『問題なし!』
真白の言葉で一同は天空の野菜畑に向かい始めた。
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EXEP52:『天空草、天嵐突破の採取の旅:中編』
前回からの続きで天空の野菜畑を目指し巨大な蔓のような大樹を登っている。
巨大な蔓のような大樹を登っている一同だが文字通り小人が大樹に引っ付いているようなの絵面だった。
真白「お〜い、早くしないと日が暮れる前に休憩ポイントに届きませんよ。」
唯、一人だけ『月歩』でぴょんぴょん空中を跳びながら呼吸の力と指先だけで蔓に張り付きガンガン登る男がいる。
なのは(あ、相変わらず凄い波紋......)
フェイト(一点集中の指先の波紋、あそこまで軽々維持するなんて...!今の私達でも結構な集中がいるのに......)
はやて(ゔ〜〜!まーくん、速すぎやで〜)
ヒュウ(流石だ、まだまだ修行が足りないな。)
ハルト(あぁ、そうだな。)
ヒロム(流石に練度が違いすぎるな。)
ユミ(うん、そうだね。)
スバル(ちょっと、ヒュウ!あんたも十分速いよ!)
ティアナ(こっちは魔力とか体力とかの問題がまだ残ってんだからね!なのはさん達やあんたみたいな事はまだ出来ないんだから!)
なのは達、白魔流の一門は基本的に水分を多く含んだ植物系なら波紋で干渉して引っ付くことが出来るので態々鉤爪とロープの類は使っていないがスバルやティアナ等の日の浅い者達は道具を使ってせっせこ登っている。
取り敢えず、スバル達は遅れながらも真白達について行き第一休憩ポイントに到着した。
スバル「ふい〜!」
スバルは水分を補給しチョコを齧る。
真白「さて、此処からはこれつけて下さいね。今の君達だと危ないので。」
すると真白はマスクと葉っぱを手渡して来る。
ヒュウ「創魔さん、それは?」
ヒュウは真白に聞いた。
真白「これは酸素の葉と言って二酸化炭素吸って勝手に光合成して酸素を生成するって植物ですね。まだ完全に呼吸を体得してないスバル達だとこの先がキツイのでね、マスクに葉を入れて付けてくださいね。」
スバル達の参加を聞いた真白は念の為に用意していた装備を渡した。
スバル達『ありがとうございます!』
スバル達は真白の気遣いに礼を言う。
休憩を終えて装備を整えて再度登り始めた。
真白の言う通り上がれば上がるほどに冷風が吹き酸素が薄くなっていき気温も下がっていった。
ギンガ(さ、サムイ........サムスギマス........)
スバル(さっ.....さっむい!なにこれ!?戦闘服の暖房機能ついてるよね!!?)
ティアナ(ついてるわよ!嘘でしょ!?何、この寒さ!!真白さんからマスク貰ってなかったら呼吸すらままならなかったわよ!?)
冷風に晒されているギンガ、スバル、ティアナは真白が開発した戦闘服の体温調整機能を貫通してくる異常な冷気に驚愕していた。
キャロ(ふ〜ふ〜)
エリオ(キャロ、大丈夫?)
キャロ(う、うん...大丈夫...)
この中では比較的に小さい体格のキャロが寒さの影響を真っ先に受けて体力を消耗しておりエリオは心配する。
そして何とか第二休憩ポイントに到着し体力の回復に集中する。
スバル「ゼェ.....ゼェ......」
ギンガ「はぁ.......はぁ........」
ティアナ「ハァ..ハァ....ハァ.......し...しんどい.......」
デリア「ギンガ達、無理せずに転移で送り届けることもできますけど......」
ギンガ「お、お気遣いなく師匠.....でも、これは私達が乗り越えないといけない試練なので.......」
デリア「くっ.......そう言われたら強く言えないじゃないですか........本当に無理と判断したら即転移ですからね?」
ギンガ「は、はい.........」
デリアはギンガ達に辞めるように言うがギンガ達の覚悟を聞いて思い直しそれでも死なせない為に制限を定める。
キャロ「ングング」
フェイト「キャロ、スープとか飲んで体力を回復させてね。」
フェイトは体力の消耗の激しいキャロの為にバイタルレシピの『疲れた身体に復活系』のスープ料理を飲ませ効率良く体力を回復させる。
ヒロム「何とか、この高い体温を維持しつつ酸素は体内に留め二酸化炭素
ヒュウ「あぁ、おかげでだいぶ楽になった。」
ハルト「創魔さんやリオン達が、
リオン「正確に言うと真白のとは少し違うな。私達のは身体制御の代謝操作で肉体の心拍数を1分間に20回まで落とし、体温を33度にすることで、代謝を普段の60%まで落とす。そうすることで生命活動を最小限にしてエネルギーの消耗を抑えているんだ。何故なのかはこれ以上心拍数を上げるとシバリングによる体温維持が始まり、これ以上心拍数を落とすと
真白以外『へぇ〜』
真白以外は自分等のやり方以外の環境適応術に素直に感心した。
真白「僕も
真白は今も呼吸で高い体温を維持しつつエネルギー消費も最小限にしている。
リオン「まぁ、そこは好みの差だ。どっちにしろ、こういう環境に適応する術は知ってて損はない。」
なのは(へぇ〜そういうのもあるんだ、勉強になるね。雪山とか高山か何かでの戦技教導の実技演習とかでこれも教えようかな?)
はやて(ええと思うで?)
なのはは仕事上、教え子達が死なない為の技術を教える以上リオン達や真白の技術は色々参考にしかならないので色々と教わったりしているがこういう技術は活用の幅が広いことを理解している。
真白「どっちかと言うとそれ、普段のエネルギー消耗を最低限にする使い方してるんだよね?」
リオン「なるほどな、肉体のギアチェンジのための使い方か。そっちはそっちで消耗を抑えられるな。」
真白の場合は莫大なエネルギー操作の延長で覚えたためそっち方面の使い方をしている。
真白「.......リオン、凶報が一つ出来ました。」
リオン「........何だ、視界外にチラチラ映っているのが見えているが言ってみろ。」
真白「天空の危険領域......積乱雲...それも滅茶苦茶デカいやつが、こっちに向かってきてます。」
真白が視線と指先を向けると強風が吹いてくる方向から真っ黒な巨大な雲がこっちに来ておりしかもゴロゴロと雷まで鳴っている。
リオン「くっ!最悪だ!全員、最低でも二人一組になり身体にロープ等をつけろ!身体を結びつけ合い決して一人にはなるな!!」
その指示に全員が迅速に対応を始めロープに魔法を重ねがけ合いお互いに支え合えるようにした。
そして休憩を終えて
先程までは冷風のみだったが此処からは豪雨にそれに混じる雹に雷、それも災害クラスの物が追加される。
ギンガ(サ、サムイだけでなく......弾丸みたいな雹や撃ち付ける豪雨のせいで余計体力が......)
スバル(うわわわわ!さっ!さっむいよぉ!!)
ヒュウ(ギンガ、スバル!大丈夫か!?)
ヒュウが剛力で二人を引っ張りながら二人も足手纏にならないように必死に魔力を振り絞って登る。
ティアナ(くぅぅぅ!私の能力だと今回、何にもできなさすぎじゃない!?)
幻術と長距離射撃のティアナでは今回の自然そのものが相手では本当に何にもできないのである、僅かにできる事は『魔闘気』と『身体強化魔法』による身体強化で少しでもハルトの負担を下げることである。
ハルト(くっ!なんて環境だ!俺にとっては最悪すぎる。)
ここまで速度を生かしきれない環境に置かれ自身の得意分野を活かしきれずに置いていかれまいと必死になるしかない事実にハルトも内心で悔しがっている。
フェイト(エリオ、キャロのことしっかり引っ張り上げてね。ユミ、ヒロムも無理しちゃ駄目だよ?)
エリオ(は、はい!!)
キャロ(ふ〜.......ふ〜.........ご、ごめんね.....エリオ君.....フェイトさん......)
ヒロム(わかっています!)
ユミ(はい!)
フェイトも二人を引っ張りながらもう二人に心配しつつも必死に上を目指している。
それ以外は特に問題なく互いに支え合い、対処している。
一方の真白はと言うと
真白「『雷返し』ぃぃぃぃ!!!『破海閃』!!!」
天嵐の中、飛行魔法を巧みに操りながら対雷撃の返し技や海の技にて積乱雲の雷や雹、豪雨を切り裂き真下に受け流して他の者達が昇りやすいようにしていた。
そしてとうとうその時が来た。
一同『雲を抜けたぞー!!』
一同はとうとう積乱雲を抜け頂上に達した。
真白「ふぅ、なんとか切り抜けましたね。」
白魔流一門以外の一同『お前は一番余裕のくせして何言ってんだ!!』
割と結構、余裕に嵐を対処していたため真白がそう言うと文句が飛んでくる。
真白「まぁ、そんなことより目的地までもう少しですよ!」
一同『それもそうだな。』
フェイト「キャロ、大丈夫?」
キャロ「は、はい〜何か走馬灯みたいなものが見えましたけど大丈夫です〜」
マスクを取るとキャロは老婆のような皺だらけの顔になっていた。
エリオ「大丈夫じゃないよね!?何かお婆ちゃんみたいになってるよ!!?」
真白「あっ!それならこの先で何とかなりますよ?」
フェイト「そ、そう?真白が言うなら急ごう?」
真白の言葉を信じてフェイト達もついていく。
そしてミッドチルダの面々等は雲を歩くという非日常な体験をすることになり内心でテンションを上げている。
なのは(わぁ!雲!雲歩いてるよ!私達!!)
はやて(せやね!子供の頃に絵本で読んだことが現実になってるで!!)
地球組に関しては魔法を知ってしまったせいで余計にありえないと思っていただけに魔法に出会った時以上に興奮している。
そして緑の大地を踏みしめていると何とそこにミミズのような生物がいる。
真白「おや?『ミネラルミミズ』と言うことは近いですね?」
それを見た真白がそう言うと全員が木々を抜けていき一面新鮮な野菜だらけの所に出た。
一同『つ、着いたぞー!!!』
一同、天空の野菜畑に到着。
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EXEP53:『天空草、天嵐突破の採取の旅:後編』
前回からの続きで天空の野菜畑に到着した一同は一息つくことにした。
真白「さて、久々にここの野菜をいただきますかね。」
適当にそこらに生えている大根を引き抜く真白。
なのは「美味しいの?」
なのは達は味大丈夫?と警戒している。
一同『美味いぞ!』
だが味を知っている者たちは即座に返答する。
真白「まぁ、これ食えばわかりますって。」
真白は
シャクっと心地良い咀嚼音の下、美味しそうに大根を食べ始める真白。
キャロ「わあぁぁ!!美味しいです!!」
なのは達は少々迷っていたらキャロが叫び声が上がった。
フェイト「キャロ!大丈夫!!?」
キャロ「はい!フェイトさん!これとんでもなく美味しいです!!」
先程まで枯れ木の老婆のような状態だったキャロはぷるんと瑞々しい肌に変貌している。
フェイト・エリオ「「えっ!!キャロ!!?」」
流石に真白の言っていた大丈夫の方向性が異なりすぎて驚いた。
キャロ「このキュウリ、瑞々しい上に程よく塩気が効いてるおかげで何もつけなくても美味しんですよ。」
フェイト「は、肌のシワが一つ残らず消えるほどの水分量ってこと?」
フェイトはキュウリを手に取りながらキャロに起こったことを推測した。
真白「そうですね、この大根も噛めば噛むだけ出汁が染み出して美味いですよ。」
真白は大根を再び適当な大きさでカットする。
なのは「わぁ〜ホントだぁ〜おでんの出汁みたいな味わいだぁ〜」
なのはも一つ受け取り噛むとおでんの出汁のような深い味わいが口に広がりシャキッとした歯ごたえが味に奥行きを作る。
アラタ「そうでしょう!このスカイック族が管理している野菜畑の味、存分に味わってください!!」
見習い天使のアラタは自分等の丹精込めて管理し栽培している野菜達が美味しいと言われ喜んでいる。
ヒュウ「このトマト!トンデモなく甘いぞ!!」
スバル「ホントだぁ〜!果物みたい!」
ギンガ「こっちは逆に酸味が強いですけど逆に酸味を美味しく感じます!」
ナカジマ組はトマトを堪能している。
その後、全員が残さず野菜を食らった。
真白「ふむ、僕はこの程度で十分堪能しましたしたけど......アラタ?これ毎年やってるってことは準備は万端ということですか?」
アラタ「あっ!それに関しては大丈夫です。例年のことなので数は余剰も確保して用意してありますからね。」
真白「それは結構、阿鼻叫喚の地獄絵図を見ることにならずに済みますね。」
そう、ベジタブルスカイの野菜はその圧倒的な食物繊維と高い栄養価のせいで消化のスムーズは身体に何一つ負担をかけないのだ。
真白のように代謝を行わずに完全なエネルギーに変換できる存在以外での生物に関しては必ず行われる。
まぁ、しばらく時間を置いたことだけは書いておく。
真白は一段落つくまでは緑の大地を散歩していると大きく葉を開いた巨大な植物を見つけると真白は軽く降りて2枚の葉を開くと葉の中の水分が爆竹のように一気に弾けた。
そして真白は茎の部分を一振りで8つの斬撃を同時に放つ『八咫烏』を応用し斬撃を2つに留め切断した。
真白は瞬時に2度噛むという方法でオゾン草を食べながら戻っていった。
なのは「あはは〜ごめんね〜」
手を拭きながらこちらに来るなのは達である。
真白「まぁ、別に良いですって」ムグムグ
なのは「あれ?そんな野菜ってあったっけ?」
なのは達は食べた野菜の中にそんなのあったかな?と首を傾げた。
アラタ「あれ?もう取っちゃったんですか真白さん?天空草を?」
なのは達『えぇ〜〜〜!!!!』
真白「何か歩いてたら、一回剥けば終わりなやつ見つけたんで採取して食ってます。」
一同『ずるいぞ!!』
真白の採取の仕方に文句を言う一同。
その後、直ぐに大量に生えてるのを見つけたが真白が見たようなやつは一つもなかった。
真白「まぁ.......頑張れ!」
一同『な、なんて、無責任な奴なんだ........!』
流石にドン引きした。
取り敢えず、採取方法を聞いた。
真白「一番、外側から最も強烈な匂いを発する葉を2枚同時に剥いでいくのが正道ですね。」
スバル「あの!匂いをどう嗅ぎ分ければいいですか!」
アラタ「それに関しては我々が開発した天空草採取用の特殊デバイスをお使いください。」
アラタ達はゴーグル型のデバイスを運んできた。
一同はそれを装着して作業に取り掛かった。
ヒュウ「スバル、ギンガ!それとその葉だ!」
スバル「行くよ!ギン姉!」
ギンガ「えぇ!せぇの!」
バリバリッ!
ここまでサポートされてた鬱憤を晴らすが如くヒュウの指示で葉を手に取り息ピッタシで葉を剥いでいく二人。
ティアナ「ハルト!」ハルト「ティア!」
バリバリッ!
これまた息ぴったりで剥いでいく。
エリオ「行きますよ!キャロ!」
キャロ「うん!せーの!」
バリバリッ!
ヒロム「行くぞ!ユミ!」
ユミ「うん!お兄ちゃん!」
バリバリッ!
なのは「行くよ〜はやてちゃん!」
はやて「行くで〜!」
バリバリッ!
真白「僕はフェイトの合わせですかい。」
フェイト「行くよ!真白」
真白「へいへい」
バリバリッ!
真白はフェイトの呼吸と心を読み取りタイミングを寸分違わず合わせる。
冬佳「では行きますよ、雪菜」
雪菜「はい!」
バリバリッ!
雪菜が気負いすぎないか心配だったがどうやら冬佳の方が合わせることで問題なく皮剥きを進めていく。
そしてとうとう最後の一回まで漕ぎ付けそのまま一気に行って葉を開いた。
真白が先ほど見たのと同じ葉の中の水分が爆竹のように一気に弾けた。
一同『よしっ!』
一同はその達成感にガッツポーズをした。
そして肝心の実食タイムもまた同じように同時に食べる。
カリュッ!
全く同じタイミングですべての葉を齧った音がハモる。
真白除く一同『美味し〜〜〜〜!』
なのは「なにこれ!今までこんなの食べたことないよ!」
はやて「何やっ!!これ!?繊維ギチギチに詰まって歯ごたえ抜群なけど弾力が心地ええ!」
フェイト「美味し〜スッキリとした味わいがどんなフルーツよりも爽快感がすごい!」
なのは達は天空草を一口食べると今までの苦労に見合う以上の味に饒舌に食レポしている。
真白「さて、一口食べたのなら後は各々ゆっくり味わいたいでしょうし一人でも食べられるように僕が調理してもいいですか?」
一同『任せたぞ!』
真白「オーライ!」
その後に真白の一人向け調理により一人でも食べられるようにして各々がゆっくりと堪能した。
【ベジタブルスカイ】の野菜を食べたなのは達の肌はしばらくの間この世のものとも思えないレベルでプルンプルンする事になりよりその美貌を輝かせることになった。
そして【ベジタブルスカイ】産の野菜は最高級の代物として汎ゆる世界で取引されるようになる。
そしてこれなかった者達は真白が貰ってきた【ベジタブルスカイ】の野菜で料理を作り振る舞う事でそこまで大騒ぎにならずに済んだ。
そしてギンガやスバル達は今回の経験から自分達に足りない物が見えてより訓練や仕事に熱が入った模様。
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EXEP54:『冥獄の火種事変:序章』
これはJS事件から三か月以上経過した後に起こった後の大事件の序章。
アブレラ「ふふふ、まさか
闇の中で蝙蝠の怪人が特殊な封印が施されている鉱石を見ながら呟いた。
ガンガディア「おやおや、よりにもよってそのような物をお使いになるとはね。」
アブレラ「ガンガディアか........安心しろ、流石にこのまま加工するわけにはいかん。下手をすると我々も巻き添えを食らうのでな。」
流石の闇の商人のアブレラですらこのまま使うつもりはないようだがこれはそれほどまでに危険な代物なのだ。
その鉱石は真白ですら見れば青ざめる代物なのだ。
その名は【黒魔晶】と呼ばれる物だった。
真白「連続爆破テロ事件?」
真白は仕事をしていたらはやてからの連絡が来たため通話をしながら仕事をする。
はやて『うん、管理外世界で相次いで起こってる事件らしくてな。管理外世界と言えど放っておくわけにもあかんし.....邪神軍関連の物だと余計に危険度が跳ね上がるし.....』
真白「そもそも犯行に使われた爆弾ってなんですか?テロレベルなら引っかからないはず無いでしょ?」
はやて『それがそこまでの大型の反応がなかったらしいんよ。』
真白「ますます、きな臭くなりましたね。携帯性を担保しつつテロレベルの破壊力を出す爆弾?そんなのあったかな?殆どが爆破と携帯性を確保すると、脆弱性が何処かで出るはずだし.......」
真白は今までの経験などから使われた爆弾に目星を付けようとするが該当するようなものが見つからなかった。
するとリオンからの連絡も来たため通話を繋いだ。
リオン『やぁ、真白少しいいか?』
真白「何ですか?何か問題でも起きました?」
リオン『問題.......と言っていいのかまだわからないが神界のサンドガーデンにある資源砂漠から相当の大きさをした厄介な鉱石が何者かに発掘されたとランディック族から報告があってだな。』
真白「ふ〜ん......で?その鉱石って何?」
リオン『黒魔晶だ』
真白「明らかに危険物じゃねえか!!?」
リオンの凶報に真白は口調を崩して叫んだ。
はやて「何や?なんや?うちにも分かるように説明してや?まーくん?」
真白「はぁ〜〜〜〜〜......黒魔晶は魔力を無尽蔵に蓄積する性質を持った鉱石なんですよ。」
?マークを浮かべていたはやてに真白は一旦落ち着くために深呼吸をしてから説明した。
はやて「へぇ〜ならエネルギー貯蔵に使えそうやな。」
説明を聞いて有用な資源の類と思ったはやて。
真白「そうですね?でも加工すると何故かどうやろうが、爆弾になると言ってもですか?」
はやて『......え?』
さらっと真白が否定のために恐ろしいことを言う。
リオン『そうだ、黒魔晶は呪術等で加工すると『黒の
真白「俺はコイツに『地獄の火種』何て名前もつけた。」
リオン「あぁ、使用された時は過去にたった一度だけだがその威力から我々は勿論の事、異界いる連中すら使うのもその名を聞くだけで震える代物なのだ。」
はやて『.........そのたった一度って何があったん?』
リオン『ふむ、その当時に神界を騒がせていた神殺しの化け物が暴れ回っていたな〜』
真白「傍迷惑な存在もいたもんだね。」
はやて『いやそれ多分、まーくんのことやね。』
真白「まぁ、そうなんだけどね.....その頃に魔界で『冥竜王ヴェルザー』って言うちょい厄介な性質の竜神と戦ってね、そん時に使われた。」
はやて『........そんで?どうなったん?』
真白「当時、採掘されてた黒魔晶の中でも最大サイズが使用された『黒の
はやて『............は?』
掲示された情報にはやては絶句した。
真白「当時の俺は何とか耐えきったんだけど消し飛ぶ様を如実に記憶する羽目になってあまり思い出したくないんだよね.......」
リオン『う〜む、ご愁傷様だな。』
はやて『な、何やその
はやてはその火力に戦慄している。
真白「.....はーちゃん?別に『黒の
はやて『あっ.........』
はやては言われたことを思い出し戦慄した、つまりこう言う事だ。
世界を十個まとめて吹き飛ばす程の力を秘めた爆弾が出回っているかもしれない......っと。
真白「しかも黒の
そう、昔からいざ知らず今の管理世界や異次元世界では魔力は誰でも持っている当たり前の物なため黒の
はやて『........厄介やな........』
魔法文明のミッドチルダや様々な異次元世界を簡単に崩壊させれる量産可能な魔導兵器が量産されてる状況と認識すると流石のはやても冷や汗を垂らしている。
そして神界から管理局に『黒の
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EXEP55:『ヴィヴィオ拳闘録:その壱』
これは高町ヴィヴィオの鍛錬記録である。
ヴィヴィオ「やー!」
小さな少女の拳が力なく空を走る。
ヴィヴィオ「やー!......たー!」
ヴィヴィオは何度も拳を振るうが力等が入った拳には程遠い打拳しか出せない。
ヴィヴィオ「うぅぅ......パパ達みたいな感じで打てない.....」
ヴィヴィオは大好きなパパの放つ拳を思い返しても自分の情けないパンチとは比べ物にならない鋭さをしている。
ヴィヴィオ「えい!えい!」
ヴィヴィオは負けじと打ち込みの続きをする。
今はまだ追いつけなくとも一歩ずつ大好きなパパに近づくと強くなると決めたのだから。
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普通にやれば神々は単独でベジタブルスカイに着けますが目的が仲間との連携修行も兼ねているため結構苦戦します。
真白もその気になれば10分もあれば着きますし座標は知っているため転移でもいけるのでなのは達に合わせてます。