成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)=   作:万年赤字一般傭兵

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見返したら途轍もなく読みにくかったので
句読点や行間を、調整しました


Tutorial
Opening


 

 

『将来は何になりたいの?』

 

『うーん…わかんないや』

 

 

 

『…それで、進路はどうするんだ?』

 

『えっと、〇〇大学に進学したいです』

 

『進学か、なんでその大学に行きたいと思った?

やりたいことがあるのか?』

 

『将来の就職のためです、やりたいことは…』

 

『まだ決まっていないか…まぁあまり気にしすぎるな

まだ一年もある

これから色んな説明会や講演があるからじっくり決めていけばいい』

 

 

 

『俺は〜に内定が決まったぜ、お前はどうだ?』

 

『※※に決まった、内定取れてよかったな』

 

『おうありがとな、しかし※※?お前がか?

もっと良い所に行けたんじゃないか?』

 

『まぁ、色々あってな』

 

『そうか、まぁ頑張れよ』

 

 

 

 

(いつの間にか寝ていた…

まだ、仕事が終わっていないのに)

 

今日は仕事が急に増え、かなり遅くまで残る事になってしまった

なんでもある上司がミスをしたせい、らしいが

 

元より繁忙期であり、大量の仕事があったため

多くの社員が顔も知らない上司へ恨みを募らせながら

淡々と仕事をしており、自分もその内の一人であった

 

(でも、後もう少しだ一気に終わらせよう)

 

周りには誰もいない

皆、仕事を終わらせて帰ってしまったらしい。

自分は愚かにも寝てしまったのだろう、急がなければ

 

「やっと終わった。これで、ようやく帰れる…終電は…」

 

時計を見て、己の愚かさを改めて実感した

 

とうに終電は過ぎていたようだ

 

「歩くか…」

 

タイムカードを切ってさっさと会社を出た

頭痛はするがタクシーは節約のために選択肢から外し

歩いて帰ることにした

 

「…?」

 

違和感

街灯があるにも関わらず周りが暗い鞄が腕から擦り落ちる立っていられない

 

(…?…!)

 

違和感

地面に倒れ声を出そうにも出せない

 

(ぁっ……)

 

瞼を閉じていないはずなのに目の前が見えなくなっていく

そのまま私は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャー!!ギャー!!

 

「産まれました!元気な赤ちゃんですよ!」

 

(!?眩しい!そしてうるさい!)

 

耳をつんざく音がする。とても近くから、絶え間なく

それと同時に誰かの嬉しげな声が聞こえた

 

「あぁ、よかった…無事に産まれてきてくれて…」

 

何かに包まれる感覚を感じつつ

私は、訳もわからないまま意識を失った

 

 

 

 

(これは、もしかして…)

 

恐らく私が産まれてから一ヶ月、

ようやく自分に起きた出来事を把握できた…と思う

 

(あの時私は死んでしまったのか?

…そして、この様に、赤子として産まれた

信じられないが、そうとしか考えられない…)

 

(だとしてもどうすればいい、例え生まれ変わっても私には何も…あっ)

 

オンギャーオンギャー

 

「はーい、ミルクかな〜それともおしめかな〜」

 

頭を使えば赤子でも腹は減るようだ

そしてこの体は自制が効かない、

 

だから

 

「ミルクだね〜はい」

 

(中身は大人なのに!中身は大人なのに!)

 

結局いくら考えようと

今の私では粉ミルクへの願望しか、頭に残らなかった

 

 

 

 

 

 

(この世界は、何かがおかしい)

 

 

私が生まれ変わってから一年ほどだろうか

目が見えるようになってから、ある疑問が湧いてきた

 

 

というのも、この世界、元いた世界とは違うようで

 

明らかにハイテクなのだ

 

家電、車、建物…あらゆる物がどれも馴染みがない物である

 

 

(近未来?SF?前世とは違う世界なのか?…ん?)

 

 

「…では次のニュースです、先日263区画における建設現場でMT*1の事故が…」

 

 

(これ…は、まさか)

 

テレビには

 

 

 

心当たりがある人型のロボットが倒れている映像が映っていた

 

 

 

 

(アーマードコア*2の…MTか?)

 

 

アーマードコア、

前世で私が好みやりこんだゲームであり

それを代表するメカ

 

 

フィクションであると、わかっていながらも

 

実際に乗りたいと、強く思ったあのメカが

 

 

 

今、現実に存在するかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

とうに消えたと思っていた火種は、燻っていた

 

 

(あれこれ考えている場合じゃあない!!

調べないと、AC*3の実在を確定させなければ!!)

 

可能性の発見は、私を酷く興奮させ

 

(調べるには…言語を理解しなければ

やってやる、やってやるぞ!!)

 

未知の分野への探究へと駆り立てた

とうに生まれ変わりもミルクも、些事に過ぎなかった

 

 

 

こうして「やりたいこと」に向けて努力し

私は成長した

 

「おはようジョシュア、そして」

「「お誕生日おめでとう!」」

「あ、ありが、とう」

 

今日は私の2歳の誕生日らしい

だがそれだけではない

 

 

私は、遂に彼らの言語を習得できたのだ!

 

 

そして分かったことが2つある

1つ目は、MTが確実に存在すること

 

 

2つ目は…

2ヶ月後に、様々なメカの発表会があることだ

 

 

 

 

 

「今日は誕生日だからね、

何処か特別なところに行こうか」

 

(!)

 

 

 

MTの存在は、イコールでACの存在を示していると

言ってよいかもしれない

だが、確実にACの存在を知るなら

 

 

 

「ま まつて き ょうじゃ なく て ちが う ひがいい」

 

「どうしてだい?」

 

「こ こに いき たいから」

 

「これは技研の研究発表会か、よし!行きたいならこの日にしようか

…それにしても、すごいじゃあないか!新聞をもう読めるだなんて!!なあ母さん!」

 

(ん?)

 

「えぇ本当ね、貴方に似て頭のいい子で嬉しいわ

でも…研究の発表会だなんて大丈夫かしら、流石に難しすぎない?」

 

 

「大丈夫さ、技研も一般向けのブースを開いているからな」

 

 

 

 

 

親の協力を取り付け、

発表会に行けるようになったことは、喜ぶべきことだ

 

だが

 

("技研"…まさか)

 

 

どこか不穏な雰囲気を感じた

 

 

 

 

 

 

 

*1
Muscle Tracer(マッスルトレーサー)の略、建設から戦闘まで幅広く使われるゲーム・アーマードコアでの人型メカ、色んなタイプがいる

*2
人型ロボットを操作するゲームであり、そのゲームで操作するロボットのこと、MTからの派生とする設定が多い

*3
人型兵器Armored Core(アーマードコア)の略

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