成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)= 作:万年赤字一般傭兵
ファンタズマを月光で八つ裂きにしたので初投稿です
前回のあらすじ
パイロット交流
→気に入られて連絡先ゲット
→友人も交流
→友人、決意表明
→俺たちは、親友、だったな…
→今ここ
今回少し短めです
忘れることなどない、あの素晴らしき時間は遂に終わりを迎えた
「おっと、もうこんな時間か。
…あぁ、坊主は後でメッセージを送ってくれよ?」
「はい!」
「よし!じゃあな、君たち!
体には気をつけろよ!」
「「はい!!ありがとうございました! さようなら!」」
冷めることのない熱を持ちつつ、友人と向き合う
「…凄い、いい人だったね」
「うん。私、今すぐにでもACに乗れそうだよ」
どうやら彼も同じようだ
「あっ、そ、そうだ ジョシュア君」
「?何?」
「えっと…お願いしたい事があるんだけどいい?」
「勿論!何でもいいよ!」
急な友人からの願い。
当然ながら受け入れる
「ありがとう……き、君みたいな子に、こんな事言うのは変かもしれないけど…〜はーっ…ぼ、僕と友達になってください!」
「えっ、」
願いと言っていいのかわからない言葉に
思考が一瞬停止する
…
(…とっくに友達だと思っていたのだが)
「…や、やっぱり駄目かな…?」
「い、いやそんな事ないよ!
勿論、喜んで!…ただね。私はもう、とっくに友達だと思っていたから…」
「〜!!ほ、本当に…?
ありがとう…うれしい、凄い嬉しいよ!」
薄々、気づいてはいた
この子は良い人間関係を築けてこれなかったと
だけれども
「…それなら私からも改めて言わせてくれないかな?
私と、友達になってください」
「勿論、勿論だよ!」
私の友人は、この世界で初めてできたACに魅せられている同好の士なのだ。 それ以外のことは必要ない
「えっと、実は別のお願いもあるんだけどいいかな?」
「?何だい?」
「その、連絡先を 交換したいなって…」
「いいよ!このアプリでいいかな?」
「う、うん、じゃあ、えっとこのIDね」
お互いにIDを見せ合い登録し始めた
「えへへ…」
私の方はもう終わったのだが、彼はまだ携帯電話を見続けており登録が少し遅れているようだ
「………あの、何か問題でもあった?」
「!?い、いいや特に無いよ
え、えっと…うん、今終わった所」
彼が見せた画面には『Josh』の文字が写っている。
確かに登録できたようだ
「なら、よかった」
「ありがとうね…最後にもう一つだけいいかな?」
「当然さ、いくらでもいいよ」
「えっと、これは、今、すぐじゃ無いんだけど…
……もし、もしね、僕が新しいACを組んだらね。
君に、ジョシュア君に、乗って欲しいんだ」
「寧ろ、こっちからお願いしたかった所だよ!
…じゃあ、一番かっこいいACにして欲しいな」
「〜!!ありがとう!必ず、宇宙で一番シャープで、クールなACを組むよ!」
こうして私たちは唯一にして初の親友と、お互いに将来まで続く約束を交わしあった
きっと、良い結果になる
そう、信じて…
その後、流石に時間がかなり経っていた。
母親達が来て、帰る準備を互いに始める
どちらも目の辺りが赤くなっていた様に見えたが、敢えては聞かない
ただ、帰りの途中、母の声は
少し震えていた
こうして、宇宙から見れば、遥かに小さな
しかし、美しい友情は僅か1日にして築かれた
しかし、
美しいものがあれば、その逆も然り
〔技研との取引はどうだ〕
〔まぁ、何とかなった、と言える。
予算は少しオーバーするが…〕
〔技術提携の度合いは予想以上…か〕
〔そんな所だ。
恐らくだが、"歌詠み"の連中も同じだろう。
最も、分野こそ違うだろうがな〕
〔ハッハッハ…
"兵器" って意味では変わらないだろう… "歌人ども"との協議も進めないとな。こっちで済ませておくから、お前はそのまま動向を監視しておけ〕
〔了解した〕
〔どうだ、MT開発の追加支援は〕
〔駄目です…
ベイラム、BAWS…、殆どの企業が「余裕がない」との返答を〕
〔原因は、やはりあれか〕
〔そうですね…現在の人気も相まって、大多数の企業は、AC開発に舵を切ってます〕
〔クソッ、忌々しい…〕
〔どうしますか?〕
〔…まぁ、打つ手はあるだろう?
あの"虫ケラ"を撃ち落とす、とっておきのがな〕
〔では、例の作戦を…?〕
〔予定より少し早いが…
あぁ、今からでも始めてくれ〕
正にこの時、
濁り水はゆっくりと流れ始めていたのだ
Chapter 0
"Tutorial " finished
ここまで読んでくださり、ありがとうございました
この小説の章一つを読み切るとは……
素晴らしい読者め……
次章から、ようやくACに乗り始めますので
どうかご容赦願います
ファンタズマを探し当てたら続き書きます