成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)=   作:万年赤字一般傭兵

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ラナ・ニールセンさんに怒られたので初投稿です

前回のあらすじ
ACのシミュレータで基礎訓練


LOCK-ON SKILL (Sighting)

 

 

『いいか?ACに乗りたいのは、よーくわかる。

だがな、それで体壊しちゃ世話ないぞ』

 

『隊長のおっしゃる通りです。

あなたは、これから第二次成長期に入るのですから…あまり無理をすると今後の成長にも関わりますよ』

 

『そうよ、今はとっても大事な時期なんだから!』

 

『まぁ、そういう事だ』

 

 

先走りすぎて先輩方や隊長に怒られる事はあったが…

順調に訓練は進んで行った

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

[目標、FCSのロックから外れました。

横への視点移動は出来ていますが、上下への視点移動が追いついていませんね]

 

「分かっているさ…そんなこと」

 

 

 

サイティング*1が、早くも私の行く手を遮った

 

 

 

 

AC6本編より昔であるからだろうか。

"ターゲットアシスト*2が無い。

しかも、カメラの動きがかなり遅いのだ

その為、横に動くだけならいいが、縦に動かれると目標を正面に捉え続ける事が非常に難しい

 

ゲームとは違い、かなり難易度が高い

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたものか…」

 

当然、何回も練習する。

しかし、私はここにきての壁に不安を感じていた

 

 

はぁ……

 

「君が悩んでいるとは珍しいな。

あの時の自信はどうした?」

 

今日の訓練を終えて、食堂で暫く悩んでいると

 

「あっ、ホーリー先輩…」

 

かつて試験官を担当していた"ホーリー"先輩が話しかけてきた

 

「実は、サイティングが上手く出来なくて…

何かコツなどはありますか?」

 

 

古来より、自分一人でできないことがあるならば、他者の力を借りるべきだと言われている。

良い機会だと思い、助言を求めた

 

 

「なるほど、サイティングか……

ならば丁度良かったな、教えられるかもしれん」

 

「!本当ですか!?」

 

「勿論だ、俺も訓練を終えたところだからな。

それに後輩の頼みを断わる訳にはいかないだろう?」

 

「ありがとうございます!!」

 

「善は急げ、だな早速行こうか」

 

 

ホーリー先輩とは、ACに関わる本について話し合ったりすることがあった。

そしてわからない事があれば、とてもわかりやすく、教えてくれるのだ

 

 

喜びと感謝と期待を胸に、先輩と話しながらシミュレータへ向かった

 

 

 

 

 

MAIN SYSTEM


COMBAT MODE ACTIVE

 

 

 

[では、早速始めようか。

まずは、サイティングの様子を見せてくれ]

 

[了解しました]

 

 

先輩のシミュレータに映像を共有。

早速、出現した逆関節MTを中心に捉えようと試みる。

距離は約130m、近距離戦に入る間合いだ

 

しかし

 

「……あっ]

 

MTの跳躍を見て、慌ててカメラ内に収めようとする。

しかし視野から外れてしまい上手く収め続けられない

結局、収められたのは着地時であった

 

 

[こんな感じです…]

[なるほどな……]

 

 

 

[ふむ、思うに視点移動が遅すぎるな…

MTの跳躍準備動作を長くしていいから、早めに動かしてみろ]

 

指示に従い、設定を変更。

再度サイティングを試みる

 

[……おっ!]

 

視野に収め続けたからだろうか、落下時の切り返しでロックが外れたが、さっきよりは格段に良くなった

 

[いい感じだな…

このまま跳躍までの猶予を段々短くしていけば、その内できる様になる]

 

[単純だが、事実それしかない。

後は君の頑張り次第だ]

 

[はい、ありがとうございます]

 

 

[あぁ、もう一つ。

サイティングを磨けば同時に予測力が高まるのだが…

猶予0.5秒以内で出来る様になったら教えてくれ。

個人的な頼みだが、ある物を試してもらいたい]

 

[先輩の頼みなら勿論引き受けます!

今日は本当にありがとうございました!!]

 

 

[最後に、やり過ぎるなよ

"適度に"だ]

 

[は、はい…]

 

 

先輩の最後の警告で浮ついた心が抑えられながらも、早速シミュレータで練習を始める

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を3秒に設定……

………サイティング、成功です]

 

 

 

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を2秒に設定……

………サイティング、失敗です]

 

 

 

 

 

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を2秒に設定……

………サイティング、成功です]

 

 

[MTの跳躍予備動作を1.5秒に設定……

………サイティング、失敗です]

 

 

 

 

[………サイティング、失敗です]

 

 

 

[………サイティング、成功です]

 

 

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を1秒に設定……

………サイティング、失敗です]

 

 

 

 

[………サイティング、失敗です]

 

 

[………サイティング、失敗です]

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を1秒に設定……

………サイティング、成功です]

 

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を0.5秒に設定……

………サイティング、失敗です]

 

 

[………失敗です]

 

[………失敗です]

 

[………失敗です]

 

[………失敗です]

 

[………失敗です]

 

[………失敗です]

 

 

約1ヶ月後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[MTの跳躍予備動作を0.5秒に設定……

………サイティング、成功です]

 

「…よし……!」

 

遂に私は、静止、そして走行状態におけるサイティングを、MT相手ではあるがなんとかこなせる様になった

 

 

 

この時初めて、ACの世界に第一歩を踏み出したのだ

 

 

*1
Sighting、敵を視界内に捉え続けること、言うだけなら簡単だがACシリーズにおいては初心者の心を折った上、上級者でさえ完璧にはできない動作、ある種のラスボス

*2
AC6からの新機能、ボタンをペタって押すだけで敵をバッチリ視界内に収め続けられる"





ここまで読んでいただき、ありがとうございます

人間と機械の差(機械>>人間)を教えられる
それがサイティング

AC6がプレイ人口増やせたのは
ターゲットアシストがあることも一因だと思う

ラナさんからの依頼をこなしたら続き書きます
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