成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)=   作:万年赤字一般傭兵

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旧兵器相手に負けがこんでいるので
気分転換に初投稿です

前回のあらすじ

先輩からサイティングを教わった
→頑張ってできる様になった



AC TEST(Normal)

 

 

サイティングの壁を乗り越えたと感じたあの日

 

それから、2ヶ月後

 

今日も、いつも通り座学を受け、シミュレータにてAC操縦の訓練をしていた

 

最近はクイックブーストにジャンプ、そして上昇と下降を含む複雑な機動を出来るようになり、ホーリーさんから渡された"ある物"のお陰で、それらにもサイティングを合わせられる様になった

 

 

["J"朗報があります]

 

「? 何だ?]

 

[現在、あなたはACに乗ることができません。

しかし、今までのシミュレータ成績がかなり評価されており、近い内にACに乗れる可能性が出てきました]

 

「それは本当か!?」

 

[はい、この若さと早さでここまでの成績…

素晴らしいとしか言い表せません。

おめでとうございます]

 

 

 

最近、シミュレータに限界を感じ始めていた

蓄積されたデータ量が少ないからだろう。

敵機体はMTしか存在しておらず、ACの武装を使用する事ができない

 

故にコレは朗報であった

 

 

 

[ですが、油断は禁物です。

シミュレータであっても突き詰められる部分はあります]

 

[幾つかリストアップしました…

これを機に、より一層の努力を]

 

「そうだな、ありがとうオールマインド」

 

[支援システムとして、当然です]

 

オールマインドの言う通りであろう。

まして、ACに実際に乗るのであれば…尚更、身が引き締まる思いだ

 

 

 

それからはオールマインド、そして他の先輩方からの指摘を更に貰う事で、細かい部分を突き詰め始めた

 

また、彼らとは話をしたり、買い物をしたり…

様々な活動を通して良い仲を構築する事にも、より一層努める事で教えを乞う環境を確実なものにして行く

 

 

それに、実益を抜きにしても…

ACに乗れる事がわかった時に皆で祝ってくれたことは、途轍もなく嬉しかったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に1ヶ月後

 

 

現在、私はパイロットスーツを着込み、自分のACを格納しているガレージにいる

 

 

 

「ちゃんと寝ていたか心配だったが…大丈夫そうだな」

 

「お目目がぱっちりしていると、やっぱイケてるわねぇ〜」

 

「健康状態は良好ですね、良い傾向です」

 

「シミュレータに篭ることも減ってきたからなぁ…」

 

 

「データ取得準備…よし!頑張ってね!"J"君!!」

 

 

 

高まる鼓動を感じる。

先輩方や親友に見守られながら目の前のACに近づき、コックピット手前で止まり、振り返った

 

「シミュレータでの御指導、ありがとうございました!

これからも宜しくお願いします!」

 

「ははっ、こちらからもよろしくな。

さて、いろいろと話したい事はあるが…

お前さん、もうACに乗りたくて乗りたくて仕方ないだろう?」

 

 

すぐ傍にはACのコックピットがある。

今すぐにでも、乗り込みたいくらいだ

 

 

「はい!」

 

「なら、早速乗っちまえ。

積もる話はその後だ」

 

「ありがとうございます!」

 

 

隊長に返事をし、すぐにコックピットのドアを開けて乗り込む

 

 

[こちら"ホーリー"

かつてのように、君のオペレーター代わりになろう

通信に問題はないか?]

 

[問題ないです!

このまま起動し、チューニングに移ります!]

 

[了解、終わったら声をかけてくれ]

 

 

 

MAIN SYSTEM


NORMAL MODE ACTIVE

 

 

 

 

メインシステムの電源がついた。

正面の画面が周囲の様子を映し出すと同時に、様々な機器が光を発しながら働き始め、数値などを表示し始めた。

 

シミュレータにてある程度の感覚は理解した。

自分が動かすのに丁度よくなるように調整を始める

 

 

 

15分後

 

 

 

[調整、終わりました!]

 

 

[よし、ゲートを開けよう…

そのまま待機、合図したら出ろ]

 

 

第五ガレージゲートオープン

作業員は退避するように

 

 

 

アナウンスと共にゲートが開く

 

[よし、出ろ!]

 

 

懐かしさを感じながらもシートベルトを締め、ACを歩かせて試験場へと機体を進める

 

 

[OKだ、まずは基本動作を確認しろ]

 

[はい!]

 

 

かつての試験のようにACの動作を確かめる

 

 

(歩行、ブースト、走行、上昇、下降、旋回

クイックブースト…問題なし)

 

 

[基本動作、問題ありません!]

 

[よし!なら戦闘モードに切り替えろ。

今日の本来の目的を果たすぞ]

 

[はい!]

 

今日は、ただACを動かすだけではない

 

 

 

MAIN SYSTEM


COMBAT MODE ACTIVE

 

 

 

[できたようだな。

動作の再確認及び、武装の試射を行え]

 

[了解しました!]

 

 

指示に従い、再度動作を確認。

ブーストによる高速移動をしながら、的に向けて武装の使用を始める

 

 

(まずは右腕武装から…)

 

LOCK

 

右レバーのトリガーボタンを押し込み、アサルトライフルを発射

 

発砲音を小刻みに立てながら、反動で腕部の負荷が上がって行く。しかし、放たれた弾丸は正確にマトを撃ち抜き風穴を増やし続けた。

 

 

 

 

 

(次は、ブレードだ)

 

クイックブーストで一気に的へ近づき…

左のトリガーボタンを押す

 

それと同時に機体が前へ進み、左腕を素早く振り抜いた。

 

 

青色の光が解き放たれ、水を蒸発させた様な一瞬の音の後

 

 

マトは赤熱した部分で見事に半分となっていた。

 

(速い…そして、何よりもカッコいい!!)

 

目の前で起こった一瞬の出来事は、決してMTには出来ない芸当だった。ACに乗っている事が深く感じられ、心臓の音が更に増幅していく。

 

 

 

 

 

(落ち着け…落ち着け、次は背部のミサイルだ)

 

クイックブーストを発動して後退。

ミサイルのロックオンが終了した所で、発射する

 

ブレがない真っ直ぐな軌道をとりながら

 

着弾

 

爆発の後、的は跡形もなく消え去った

 

 

 

 

 

 

(よし…最後は、腕部武装と背部武装の同時使用だな)

 

動きを止めずに旋回を始め

 

向いた先に…

無人機の四脚MTがマシンガンを持って、現れた

 

 

 

 

 

 

LOCK ノ

400m

ブースターをふかして、左右に機体を振る。

小ジャンプも使って正面の攻撃を回避しながら、徐々に、しかし高速でそれに近づいて行く

 

 

 

 

 

LOCK ノ

 

350m

ロックオンの完了を確認しミサイルを発射

細い糸の様な煙を残し、誘導弾が進んでいった

 

 

そのままミサイルを発射しつつ、更に距離を詰める

 

 

 

 

 

LOCK

170m

 

続けて、アサルトライフルの発射を開始。

機体は激しく動いているが、その弾が向かう先を変える事はない

 

 

 

 

 

 

100m

 

カメラを全力で横に動かしながら衛星軌道を描き、振り解こうと動くMTに張り付く

 

そのまま射撃を続け

 

敵機が、傾いた

 

STAGGER

 

ACS負荷限界の合図だ

 

「!!」

 

即座にクイックブーストを起動

 

急な方向転換による強力なG

しかし、鍛えられた体で軽く受け流し

 

 

左のトリガーボタンを押し込んだ

 

 

 

8m

 

一瞬にして生じた

見覚えのある"光"と

聞き覚えのある"音"

 

その後には

 

装甲をバターの様に焼き切られた動かないMTと

傷ひとつない純白のACだけが

 

残っていた

 

 

 

 

 

 

[いい動きじゃないか。

だが、わかるだろう?本番はここからだ]

 

 





ここまで読んで頂き、ありがとうございます

一旦、ここで切ります

これまで長かったですが
ようやく、ACに乗せる事ができました

こんな小説を読んでくださり、誠にありがとうございます

借金を返済できたら続き書きます
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