成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)= 作:万年赤字一般傭兵
逆脚機体専門アリーナに挑むので初投稿です
前回のあらすじ
テロリストのリーダーが捕まり
平和になったかと思ったらもう一悶着
[急だがBRFを開始する。
さっきも言った通りテロリストどもが蜂起した。
そして、そのうちの一部が技研本部に進行中]
[お前にはこの襲撃部隊に対処してもらう]
[敵戦力は大型輸送ヘリ4機に人型の不明機4機]
[輸送ヘリに目立った武装はない。
恐らく不明機を統率しているか、地上部隊を輸送しているのだろう]
[コイツは狙わなくてもいい。
オレンジ隊員と協働し、不明機を全て撃破しろ]
[警備部隊は先の偽報で対応が遅れているが…
それだけじゃない、無人ACが急に動かなくなった。
おかげで、かなりの劣勢を強いられている]
[そしてオレンジ除く他隊員が警備部隊の援護に行った隙を狙い、奴らは襲撃をかけてきた。
手が空いてるのはオレンジ隊員とお前だけだ。
援護や増援は期待するな]
[不明機の情報は届き次第送る。
今は、更新された作戦エリアへ向かえ]
作戦エリアに到達。
オレンジ先輩への通信を開始する
「こちら、"J"!現着した!」
[ "J"!状況は分かってますね!]
「はい!敵部隊は…」
[どうやら、まだの様です]
「敵の詳細は分かりましたか!?」
[まだ、不明です…
相手の通信を傍受しようともしましたが対策されているようで、無理でした]
「そうで…っ!?」
広域レーダーに反応
緊張が更に高まり、強くなってきた雨の音が聞こえなくなる
[どうやら、来た様ですね…
ここを突破されれば本部はすぐそこです。
時間は、かけられない]
[まずは私が接敵し、陽動します。
"J"援護をお願いしますね]
「…了解しました」
敵の方が数は多い。
とはいえ、オレンジ先輩との協働。
これ以上無いほどに頼もしい僚機だというのに…
今だに、嫌な予感が拭えなかった
「これは…」
戦闘開始距離まで、およそ700m。
ビルの屋上に着地して見下ろすと、敵を目視で確認できた
敵部隊は輸送ヘリを不明機が囲うように展開。
続けて、武装や機体に記憶との照合をかける
ヘリの方は
見た目と記憶との差異は殆どない。
追加装甲こそ施されているが…
戦闘能力は皆無であり、心配はいらない事が分かった
問題は、不明機
装甲は全体的に曲面が多く、球体を組み合わせた様な姿をした重量二脚の機体だ。
それにも関わらず、武装は両手のガトリングガンだけ。
肩部、背部には何も積んでいない。
こんな機体は記憶のどこにも無かった
「武装が少ないですね。
装甲に特化しているという事でしょうか」
[恐らくはそうでしょう。
ブレードによる直撃を狙えばいいのでしょうが…
慎重にいきましょう、これより接敵します]
「了解」
先輩が建物に隠れながら、側面より奇襲を開始
(…大丈夫だよな)
心配はあるが時間は待ってくれない。
先輩の奇襲に対し、4機中3機が反応
残った1機に対し、こちらもABで上から奇襲。
相手機の反応は早く、ガトリングの弾が飛んでくる
200m
距離的に跳弾
「なっ!?」
跳弾しない。
APは大して減らないが、ACS負荷が急上昇を始めた
["J"!!一旦引いてください!
こいつら…!]
「り、了解!」
咄嗟に機体の向きを変え、近くの建物を盾にして凌ぐ。
幸いにも、敵弾が建物を貫通する事はなかった
「これは…一体」
僅かな間の被弾。
しかし、ACS負荷を示すバーは過負荷寸前を示す赤に染まっていた
[…"J"無事ですね]
「はい…しかしこれは」
異常な衝撃力の敵弾。
あのまま突撃していたら、動きを止められて撃破されていたかもしれない
[この衝撃…ただの実弾でここまでとは]
「何か、対抗策は…」
[今の所は、何も…]
味方からの援護を待ちたい。
しかし期待はできない上に、生憎時間がない
[速さを活かして一撃離脱を繰り返し、敵戦力を足止めしながら徐々に削る。
現実、それくらいしかありません]
「そう、ですよね」
レーダーに映る赤点は移動を始めている。
背後からの攻撃を考えていない、というより恐れていないのだろう
[…スタッガーを取られれば終わりです。
"J" 気をつけて]
僅かな休息が終わり再度、攻撃を開始するも
[…!こいつら!]
「被弾は気にしないか…!」
近距離特化なAC2機。
私達では、遠距離から素早い有効打を与えられず…敵機は遂に移動を優先し始めた
ここが最終防衛線。
リスクを背負ってでも近づいて止めるひつようがある
だが
[AP残り60%…!]
近距離では敵機からの弾幕を避け切れない。
僅かな遅滞は、多くの損傷と引き換えになり
徐々に、追い詰められてきた
5回目の突撃後
ACS負荷限界間近だ。
一旦、建物に隠れてACSを回復させるが…
事態は降り続ける雨の様に、一向に改善しない
敵部隊はヘリに歩調を合わせており進行は遅い。
しかし、このままではこちらが撃破されるか防衛線の突破を許す事になる
[…不味いですね、これでは。
何か打開策がなければ…]
(……何か、何かないか…)
このままでは、不味い
もはや何でもよかった。
今世だけで無い、前世の記憶まで総動員
(ヘリ、複数の不明機、ガトリング、強力な衝撃…)
要素を並べ、ひたすらにひたすらに考え
(ガトリング…?)
ふと、不思議に思った
AC6本編におけるAC用ガトリングの有効射程は100m付近だった。今よりも先の時代で、こうだ。
それなのに
(本当にガトリングだけが原因か?)
200m先から跳弾せずにACSへ負荷を与える。
現時点で、そんな代物が存在するのはおかしい
(…待て、"衝撃"…"ガトリング"…!)
違う、ガトリングそのものじゃない。
自分は知っていたはずだ。
本来は跳弾するガトリングを脅威とした方法を
(不明機には何も無い…)
一度スイッチが入った頭がピースを揃えていく
(この進行の遅さ…まさか)
いつの間にか、タブレットで音楽をかけていて
(だとすれば…!)
強くなっていく雨音に混じり、軽快なベースの演奏が聞こえてきた
「…先輩、打開策が見つかったかもしれません」
ここまで読んで頂きありがとうございます
ACやりこんでる人なら、すぐわかるネタと謎ですけど
私にはこのくらいしか思いつきませんでした
逆脚機体専門アリーナを制覇したら続き書きます