成功報酬−弾薬費−修理費+(特別加算−特別減算)= 作:万年赤字一般傭兵
要人を確保できた記念に初投稿です
前回のあらすじ
技研のセレモニー
→ACカメラ映像公開
→ゲームと同じ映像…
→落胆
→現実にあると何故か興奮
→気分は最高
→あそこにいる子供は?
→今ここ
多くの人が退出しているにも関わらず
その子はずっと座っていた
しかし、眠っている訳ではない
逆に目を爛々と輝かせていた
線は細く、見た目は中性的で
男か女かは、よく分からないが
とにかく、この世界で初めての同好の士だと思った
だからだろうか、気づけば声を掛けていた
「こんにちは、映像凄かったね」
「!?え、えっと…こ、こんにちは
そ、そうだね」
よほど集中していたのだろうか
声を掛けるとかなり驚かれてしまった
「あっ、急に呼びかけてごめんね」
「えっと、別にそうじゃ無くて…
君みたいな小さい子が
こんなに流暢に喋れると思わなかったんだ」
そういえば、今の私は4歳だった
時折、自分の年齢を忘れてしまうのは悪い癖だな
そう内心で自嘲しつつも話を続ける
「褒めてくれてありがとう
それはそれとして
アーマードコア、あれって凄いカッコよくない?」
「う、うん。凄く速いし、空も飛べるし…
MTよりもずっとかっこいいよね」
「そうだよね、そうだよね!
私はあれがスッゴイ大好きで
将来は乗れるようになる事が夢なんだ!
君はどう?」
「僕も、大好きだよ。
乗れるように…うん、いい夢だね
僕は…」
急にその子の歯切れが悪くなった
「?どうしたの?」
「いや、何でもないよ…
そうだね、僕も将来はアーマードコアに乗りたいな」
何か事情があるのかもしれない
だが、得てしてこういう事は深く聞くべきではない
「いいね!じゃあさ、
もっと色んなことについて話さない?
アーマードコアだけじゃ無くてさ
MTとかガードメカとか、とにかく色々!」
だが、もし、私がこの子の事を思いやるとしたら
純粋な歳下の子供として、接するべきかもしれない
それに、好きな事を話し合えるのはとても楽しい事だ
「…うん、そうだね!
じゃあ、MTのMantis*1は知ってるかな?」
「勿論!
あれはシャープなデザインが凄くカッコいいよね!」
「本当!?僕もそこが好きなんだよ!
そうだよ、あの形状がいいんだよ!
あぁ、あと〜」
こうして、私達は時間も
この後の予定も忘れて語り合った
大人としては時間を気にするべきだが
この時ばかりは、どうしても抑えられなかった
やがて
「〜で…あっ、そういえば時間大丈夫?」
「確かに、今何時だろう」
慌ててタブレットの時間を見ると
13:10という数字が見える
どうやら、40分も喋り続けてしまったらしい
私は次のイベントが14:00から始まるから大丈夫だが
彼(彼女?)は大丈夫なのだろうか
「13時10分だって、私はいいけど
君は大丈夫?」
「僕も全然大丈夫だよ…
あれ、君の親御さんは?」
「そういえば、何処に行ったんだろう?
君の方こそ何処に?」
「うーん、いないね
ちょっと電話かけるから待ってて」
そう言って彼(彼女?)は電話をかけ始めた
私もタブレットから母にメールを送り
何処にいるか聞き出す
[今、何処?]
[映像室の外]
[何で外?]
[折角、仲がいい友達が出来たんだから
邪魔したら悪いでしょう?]
「ねぇ、僕の母さんは、
すぐそこにいるみたいなんだけど
君はどう?」
「同じだね、それと…」
「なら、一端ここを出ようか」
外に出ると母ともう1人知らない女性が話し合っていた
「ウチの子がそろそろ、出て来ますわ」
「えぇ、こっちも丁度メールで確認できたわ」
「「(お)母さん?その人は?」」
横からも同じ様な言葉が出る
どうやらこれは
「やっと話終わったのね〜
まぁ、仲がいいなら何でもいいけど」
「友達が出来て良かったじゃないかい
でも、まさかこんな小さい子だとは
母さん思わなかったわ」
お互いの母らしい
「それで、その子はなんて言うんだい?」
「?僕のお母さんから聞いてないんですか?」
「おぉ、本当に流暢に喋るんだねぇ
まぁ、アンタの母さんからいろいろ聞いたんだがね
名前くらいは、自分の子から直接聞きたかったんだ
何せ初めての"友達" だからね」
「まぁ、そういうことよ
あなたも、この子の名前を教えてくれる?」
「「…あ〜、えっと…」」
「はぁ…まったく、呆れたよ
じゃあ今からでもいいから、自己紹介しな
…年長のアンタからだよ」
「う、うん
えっと、僕、
フロームート・シュナイダーと言います」
("シュナイダー" ?)
「…いい名前だね
あぁ、私はジョシュア・オブライエンと言います」
「何だ できるじゃあないかい
ジョシュア君も小さいのに偉いねぇ…
さて、お二人に朗報だ」
「ジョシュア
さっきまで、エミーリアさんと話してたんだけどね
私達、どうやら行くイベントが同じみたいなの」
「アンタらはよっぽど仲がいいみたいだからね
同伴してやるから、一緒に楽しんできな」
「ほ、本当!?や、やったぁ…
よかったね!…ジョ、ジョシュア、くん…」
「うん!よかったね、フロームート君!」
気になる名前だが、そんな事は最早どうでもよく
今は気の合う友人が出来た事が何よりも嬉しい
「…あのバカの誘いに乗って、まさかこうなるとはねぇ…」
「…よかったわね、ジョシュア、素敵な友達が出来て…」
ここまで読んでくださり、ありがとうございます
そうか…ジョシュア…
お前にも…友人が出来た…
UAが上がっている…!?このままでは…!
閣下、増援をお願いします!
(UAが621を超えていて驚きました
本当に、読んでくださりありがとうございます!)
要人から情報を聞き出したら続き書きます