リリカルなのは 最強のデバイスマスター   作:レイハさん

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遅れた。
すまない。
許して下さい。
今回も割とノリと勢いで書いた。
面白ければ感想下さい



3話 日常回

「はあ………憂鬱だ…」

 

幸司はため息を吐き、机の上で寝るように突っ伏している。

その理由は今日も前日と同じようにデバイス作りのためサボろうとしていたのたが、余り関わりたくはない原作組3人娘達に無理矢理学校に連行されてしまった。

幸司も別に何日もずっと休もうとしていた訳ではない、後どうしても作りたかったデバイスを一つ作れさえすれば学校にはくるつもりだった。しかし、3人娘はそんな幸司の事情など知っているわけもなく、そのまま学校へ引っ張っていったのだ。

嫌、どうみても幸司が悪いのは明白なんだが、憂鬱という理由は、その後の事である。

どこから見ていたのかは知らないが、今日3人娘達……なのは達と登校してきたのを、中二病自己中転生者……王牙に見つかり、そのままいちゃもんをつけられ朝からつきまとわれたのだ。朝からそんな事をされれば気分も悪くなるだろう。

なのは達もそれをみて嫌な顔をしていた

 

「ま、デバイス作りは学校終わってからにするか」

 

俺は自分に納得させるようにそう言うと、クラス委員長の授業の挨拶とともに立ち上がった

 

「お願いしますっと」

 

幸司はそう適当に授業の挨拶をすませると、だるそうに座り込み、足を組んでぶらぶらさせている。

何度も先生に注意されているのだが、これは癖みたいな物でなかなか止められない、それに幸司は前世の記憶があるため、いくらハイレベルな小学校といっても授業を聞かずに全教科満点を取るくらいならできるのだ。そのため先生もなかなか強く注意出来ずにいる。

ちなみに王牙は前世の記憶があるにも関わらず、余り成績はよろしくないようだ…

 

「えー…では、この問題を…幸司君、解いてください」

 

「ん…わかりました」

 

授業が始まってしばらくボケーッとしていると、先生に見つかってしまったようで、問題を当てられてしまった。

問題は……えーっと、38×45か……

 

「………1710です」

 

数秒考え、頭の中で計算した答えを口にする。

 

「正解です、よく暗算で解けましたね、でも授業中にぼーっとするのは控えてくださいね」

 

暗算だったので、少し自信がなかったが合っていたようだ。

また当てられるのは面倒くさいので、この時間は真面目に受けるとしよう………形だけだが……

 

「えー……では58ページを開いてください……」

 

先生の言うとおりに算数の教科書の58ページを開ける。やはりはハイレベルなだけはあり、前世で習っていた小学校の問題よりは難しいと感じた……。

まあ、前世では一応高校は卒業してたしな、これぐらいなら余裕だ

 

「では、この問6を……バニングスさん」

 

「はい、25です」

 

俺の次に当てられたのはアリサだ。アリサは偉そうにしているだけあって、頭が良い。

当てられた問題を俺と同じように暗算で解き、余裕といった表情で椅子に座り込む……ってアリサがなんか振りかぶって……なんか飛んで来た!?

 

「痛っ!?」

 

飛んできた白い四角い物体は俺の頭のぶつかり、跳ね床に落ち、転がる。………これは消しゴムか?

 

「ってぇー……なにすんだよ?」

 

割と速い速度でぶつかったのか、まあまあ痛い。

俺は頭を抑えながら消しゴムを投げてきたアリサを睨む

 

「ふん、あんたが悪いのよ、今失礼な事考えたでしょ?」

 

アリサは腕を組みながら鼻を鳴らし、此方を片目で睨む。うん、確かに偉そうにしているだけは頭が良いって思ったけど……それでも……

 

「なんで解るんだよ………エスパーかお前は…」

 

「やっぱり失礼な事考えてたんじゃないのよー!!」

 

アリサは失礼な事を考えてたという事を否定しなかったのが気にくわなかったのか、消しゴムだけじゃ、なく、次はシャーペンや鉛筆、そしてハサミを投げてきた……ハサミ!?

 

「あぶねぇ!?俺を殺す気か!!?」

 

凶器にもなるハサミと、異常な速度で向かってくるシャーペンと鉛筆をどうにかキャッチし、その後更に向かって来た消しゴム等を足で叩き落とし、アリサにそう怒鳴る。

……背中に伝う冷や汗がやけに冷たく感じた……

 

「そんなつもり無いわよ、ただ少し痛い目にあわせてやろうと思っただけよ」

 

「嫌々、ハサミとかシャーペンとかあんな速度なら当たったら死ぬって………」

 

俺はそう言い、掴み取ったハサミと床に落とした消しゴムとシャーペンを拾う

 

「って、これ先がゴムになってやがる……はぁ…驚いて損した」

 

拾ったシャーペンや掴んだハサミの先を触ってみると、先がぐにゃぐにゃと曲がる。

確かにこれなら多少痛い目にあうだけで怪我はしなさしうだ。アリサも暴力的なお嬢様であるが一応そういうのは考えてたんだな

 

「また失礼な事考えてた?」

 

「イ、イエ、メッソウモゴザイマセン」

 

そんな事を考えてると、またアリサから消しゴムが飛んできそうなのでもう控えておこう。

今度は本当に凶器が飛んできかねんからな……

 

「はい、バニングスさんと里中君のじゃれあいが終わったので授業を再会しますね」

 

「「「じゃれあい!?」」」

 

俺とアリサの割と危ない行為をじゃれあいの一言で済ませた先生に驚きながらも授業を再開し、そんなこんなで授業は終わった

 

◆   ◆

 

4時間目までの授業が終わり、今の時間は昼食の時間だ。この学校はアニメとかでも知られているように、小学校では珍しい弁当制となっている。

 

「おーい!幸司ー!早く屋上にいくわよー!」

 

自分の机の上で弁当を広げようとしていた俺だが、アリサに呼ばれ、座ったまま顔をそちらに向ける

 

「そうか、屋上にいくのか、いってらっしゃい」

 

俺はそれだけ言うと弁当を開け、箸をとる。

今日の弁当は最近デバイスなどの製作で頭を使うので、糖分が多めな物となっている。

砂糖をかけた卵焼き、砂糖を使った甘辛いタレをつけた唐揚げなど、自分で作ったにしてはなかなかの出来栄えである。まあ、前世でも自分で作っていたからできて、当然なのだが

 

「いただきまー…ぐえっ!?」

 

手を合わせ、食事の挨拶をしようとした所で、服の襟を誰かに引っ張られ首が絞まる。

 

「いってらっしゃい、じゃないわよ、あんたも行くの」

 

後ろを振り向くと、俺の服の襟を掴み呆れたような目線を俺に向けているアリサがいた

 

「いや、俺は遠慮しておくよ、王牙君と君達の邪魔はしたくないからな」

 

俺がアリサ達と飯を食うのをこうやって嫌がるのは、まず王牙がいるからなのと、原作組と関わる事で、本来俺がいない筈の原作の流れが乱れてしまうかも知れないという理由からである。

勿論それ以外にも理由はあるが、大半はそういう理由である。まあでも一番の理由は王牙に関わりたくないからだけどな

 

「あんた、分かってて言ってるでしょ?」

 

「さあ?何の事やら」

 

アリサ達が王牙の事を嫌っているというのは、毎日見ている言動や表情からして明らかだが、俺もあいつとは関わりたくないので、アリサ達には犠牲になってもらおう

 

「すまないな……アリサ……お前の事は忘れない…」

 

「はいはい、分かったから屋上いくわよ」 

 

俺がアリサ達の犠牲に手を合わせ合掌していると、アリサが俺の襟を掴んだまま、俺を引っ張っていこうとするが、アリサも女の子なので両手で俺を頑張って引っ張っている。

 

「~っ!やっぱり重たい……」

 

「頑張っているようだが……アリサ、俺がちょっと抵抗すれば動かなくなるぞ?」

 

「あっ!?抵抗するなー!動くなー!!」

 

アリサが必死に俺を引っ張っていたが、俺が立ち上がり、アリサの引っ張って行く向きと逆の方向に歩くと、今度は逆にアリサが俺に引っ張られるような形になり、ズリズリと引きずられている

 

「もう無理するなって、これ以上引っ張っても逆に引きずられるだけだろ?」

 

「くぅ~!こうなったら…」

 

俺がアリサに挑発的にそう言うと、アリサは悔しそうに下唇を噛み、ムッとした表情で此方を見上げる

 

「……なのは!すずか!手伝いなさい!!」

 

「「わかったの(よ)アリサちゃん!!」」

 

「ゲッ!?アリサ、そりゃないだろー!!?」

 

アリサがなのはとすずかを呼び、そのままアリサと協力して俺を捕まえる。

いくら俺個人の力がアリサ達より上だとしても、流石に数には勝つことはできず、そのまま抵抗虚しく屋上まで連れて行かれてしまった

 

 

◆   ◆ 

 

「お……お前らなぁ……」

 

そのまま屋上に連れて行かれた俺は、顔をひくつかせながらアリサ達3人を睨みつける

 

「何?文句でもあるの?」

 

「大ありに決まってるだろ!?どうしてくれる!このままではまたあいつに絡まれるじゃないか!!?」

 

アリサのあっけらかんとした言葉に俺は強くそう返す。毎度毎度よくわからないが一緒に食事をする事になっているが、俺は王牙に関わりたくないからこいつらを避けているのに、今日もこいつらはそんなこと知ったことかとでもいう風に俺を連れてくるのだ。

原作に余り関わらないようにしようとしている俺の努力も完全に無駄じゃないかよ……

 

「知らないわよそんな事、大体私達も被害にあってるんだからお互い様でしょ?」

 

「それはそうかも知れないけどよ、王牙の被害が一番酷いのは俺なんだからな……」

 

アリサ達の被害は勝手に嫁だのどうのこうの言われるだけなのに対して、俺の被害はいきなり突っかかられたり、免罪を被せられたりとあんまりな物だ。

それが嫌だからと避けているのに……どうしてこうなるんだよ…

俺はそう内心でため息を吐く

 

「大丈夫よ、今日此処で食べる事は、私達しか知らないはずだ「さっき大声で俺を呼んだのにか?」う゛っ……それは……」

 

「ほら、知られてるかもしれないだろ?」

 

「だ、大丈夫よ!あいつクラス離れてるし、他の人達には教えないでって頼んであるし!!」

 

「「大丈夫だ…問題ないの(よ)」」

 

アリサの言葉になのはとすずかはそう同意するが…。

多分気づかれてるだろう、あいつはアリサ達の事になるならあり得ないほどの諜報力を発揮するからな…。

それにフラグもバッチリなのはとすずかが建てたからな

 

「「「いただきま「こんな所にいたのか!?嫁達よ!一緒に食事を共にしよう!!」ゲッ!!?」」」

 

「ほら、噂をすればなんとやらだ……はぁ……」

 

屋上に入る扉から、日本人では絶対にありえない銀髪をなびかせ、アリサ達に嫁宣言をしながら王牙が此方に近寄ってくる。

 

「こっちくんな!私達は幸司と一緒に食べるために屋上に来てるのよ!それに大体私達はあんたの嫁でも何でもないわよ!!」

 

「そうなの!なのはは王牙君の嫁なんかじゃない!」

 

「いつも私達の邪魔ばっかりするの、止めてくれる?」

 

アリサ達もこんな風に毎日言い寄られて嫌気がさしているのだろう。王牙に容赦ない言葉を浴びせる

 

「ははっ、なのはもアリサもすずかもツンデレだな、そう言う素直じゃ無いところも…可愛いぜ」

 

「うるさい!ツンデレなんかじゃ無いっての!後、勝手に撫でようとするな!」

 

しかし、そんな事ではめげない王牙君、流石自己中、中二病。その言動をツンデレとポジティブに受け取り、アリサの頭を撫でようと手を近づける……が、それはアリサが嫌がり弾かれてしまった

 

「全く……素直じゃないな……って!?テメェ!何で此処に居やがる!!?」

 

俺がアリサ達を放って、王牙に気づかれないよう弁当を黙々と食べていたが、弁当を食べ終わる前に王牙に気づかれてしまった。

もう少しアリサ達の相手をしてくれれば弁当を食べ終えられたのに……

 

「あー!私達を放ってなにひとりで食べてるのよ!!」

 

「もう!王牙君のせいで幸司君と一緒に食べる時間が減っちゃうの!」

 

「全くだよ!!」

 

アリサ達は俺がもう少しで食い終わると分かると、王牙を放って此方に戻ってきた。

そのままポツンと残される王牙……なんかボッチみたい……

 

「あ、これ美味しそうね、この唐揚げよこしなさい!」

 

「はいはい、分かったよ……ほれ」

 

アリサが俺の唐揚げを欲しいと言うので箸にとって食べさせる。腹が大分膨れたからな、ちょうどいいので処理班になってもらおう

 

「え……?えっと……別に食べさせて貰わなくてもいいんだけど……」

 

しかし、せっかく欲しいと言うので差し出してやった唐揚げをアリサは顔を赤らめてちらちらとみるだけで食べようとしない。

もしかして冗談で言ったのか?まあでも俺も食えないし、無理矢理にでも食って貰うぞ

 

「ほら、さっさと食いな」

 

「むぅ!?」

 

アリサの顎を痛くないよう優しく掴み、そのまま箸で苦しくないよう口の中に唐揚げを放り込む

 

「……むぐむぐ……ま、まぁ味は悪くないわね」

 

「そうか、お嬢様に誉めて貰えるなら作った方にしては光栄だな」

 

「うん、も、もう一つ貰える…?」

 

アリサは肉好きなのが恥ずかしいのか、顔を赤らめて此方上目使いで見ながら、口を開ける。

別に女の子が肉好きでもいいと思うけどな…三人とも全然太ってないし、むしろ痩せてるしな

 

「ほれ、あーん」

 

「あ、あーん………やっぱり、美味しいわね……」

 

「そうか、俺もう食えないからやるぞ?」

 

アリサは割とこの唐揚げがお気に召したようなので、弁当を箱ごとアリサに差し出す。

 

「じゃあ、また、食べさせてもらえる…?」

 

「あー!アリサちゃんずるいの!?私も食べたい!」

 

「独り占めはよくないよ!」

 

俺がアリサに唐揚げを食わしていると、なのはとすずかも欲しいのか、口を小さく開けて近づいてくる。

 

「なんだ、欲しいならやるぞ?ほれもうちょい口開けろ」

 

「あーん……うん、お母さんが作るのとおんなじ位美味しいよ!」

 

「本当だね、これ幸司君が作ったの?」

 

「ああ、そうだぜ」

 

二人に食べさせると、美味しいと誉められた。

飯を作った者としては、誉められるのは嬉しいことなので、少し上機嫌になって返事をするのは仕方ない事だ。

 

「まさか………洗脳してるのか……!」

 

俺達がわいわいしながら飯を食って(大体は食わせている)いると、さっきからずっと空気だった王牙が、唐突にそう口を開いた。

何を言っているのかはよく聞こえなかったが

 

「ん、何かようか?王牙」

 

そして王牙は俺を睨みつけながら此方に歩いて来て…

 

「テメェ!!俺と決闘しやがれ!!」

 

…いきなり、俺を指差してそう言葉をぶつけてきた

 

「は?」




また頑張って投稿します。
一人でも待っててくれるなら頑張る
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