「うぉぉぁああ!!?」
しかし俺様はほんの数メートル程で足に急ブレーキをかけた。
目の前には大きな大きな鎌のようなものが一列になって天井に大量にぶら下がり、左右に勢いよく揺れていた。
さっきの音はこっから来ていた。ブオン、ブオンと野太い音を立て、刃先に塗られた赤い液体を散らしていく。
まるでさっきまで誰かが斬られていたかのように…
第二話完成!!…逆を言えばまだ二話…
毎回言いますが、誤字脱字、話の矛盾等があるかもしれません。
質問、感想は常時受け付けておりますので、気軽にどうぞ!!
自分はただの廃人ですから…(遠い目)
ルイス「っあっぶねー!!マジで殺す気かよ!!」
俺様は驚いてつい大きな声を出してしまった。それに気がついて、なんとなく周りを見渡してみるが、やはり何もいなかった。
ルイス「…………」
何も居ないというのもなんだか寂しかった。いつも周りに人がいると、こうも寂しくなるもんなのか。俺様はふとそう思った。
ルイス「………なんか、ホントに暗いな、ここ……雰囲気も、部屋の明るさも…」
それだけじゃなかった。なんだかここは、悲しい雰囲気も醸し出していた。言葉じゃよく表せない。辺りを見渡す度に、心臓の辺りがムワッっとした。
それは、たくさん転がっている【人だったもの】が感じさせているのか、それとも他に理由があるのかないのか…
『オ前ハ…』
ルイス「っ…!!?」
突然どこからか声が聞こえた。聞いたことのない声だった為、情けないが、驚いて腰を抜かしてしまった。
ルイス「な、なんだよ………!?」
声がした方向を見ると、先程と同じ様な人型の白いもやが目に映ってきた。
『オ前ハ…』
ルイス「…!!!!」
白いもや…いや、幽霊が俺様に話し掛けている。何かされるんじゃないかと、俺様は恐怖で声も出せなかった。
手が腰の鞘に触れる。そのとき、俺様は曲剣を持っていたのを思い出した。
しかし、混乱していて、俺様の腕は剣を抜こうとしなかった。
『オ前ハ…友ヲ…助ケタイカ…?』
俺様はハッとした。今、友…って言ったか…?
…何かあるな、そう思い、俺様は深呼吸をした。
ルイス「…ど、どういうことだよ…?」
『今ハコノ質問ニ答エルダケデイイ…』
ルイス「…………」
俺様はとりま「Yes」と答えた。そのとき、そいつの表情が緩んだ気がした。
『………ソレデイイ…』
すると、俺様は突然気を失った。
俺様が目を覚ました場所は、館の中にある研究室の前だった。薬品の匂いがここからでも鼻をつく。
ルイス「…なんだよ今の…」
俺様は周りを見渡した。相変わらず死体は転がっていた。しかし、窓のない通路だった為、さっきより暗く感じる。
突然、研究室から凄い物音がした。驚いて扉を見つめていると、中から叫び声が聞こえた。
ルイス「……っ!!!?」
俺様は突っ込む様にして思い切り扉を開いた。
ルイス「オルッッ!!!?」
オル「やめろ……!!!来んな…!!やめろォォォォ!!!!」
ルイス「!?」
――研究室に静寂が戻った。
物は散乱し、目の前にはメスが落ちている。
ルイス「ゼー…ゼー…」
オル「………その…悪かった…」
ルイス「おめーが謝ることじゃねーよ…」
オル「……………」
研究室の中には俺様の友達の一人、オルと、さっきの奴とは違う幽霊がいた。
オルは幽霊に壁まで追い詰められ、大きな裁ち鋏で首を切り落とされそうになっていた。
そこで俺様が飛び込んで来て、止めた訳だが…
まさかここの幽霊は物理が効く幽霊とは…ちょっと安心だ。
鞘から剣を抜く時間も惜しかった為、近くにあるメスで幽霊をメッタ刺しにしたが、消える前に首を絞められて大変だった。うん。
オルは俺様と一緒に館の噂を聞いていた友達の中の一人だった。
オル「…まさかお前も居たとはな…」
相変わらず冷淡な口調だゼ…さっきまで情けねえ悲鳴あげてたくせに…
ルイス「館の噂を生で聞いちゃいけなかったんかな…?」
オル「だったら大体の人間は死んでるだろ…」
ルイス「それもそうだな…っていうかお前も体張って抵抗しろよ!あのまま俺様が来なかったら死んでたぞお前!!」
オル「…余計な抵抗したら逆に首が落ちると判断した。」
ルイス「ネガティブだなお前…」
…でも俺様は内心ホッとしていた。二人だからそれほど寂寥は感じないし、それにアイツは科学者だ、低脳な俺様に対して、こいつの頭脳だけは一人前だ。
俺様達は少し休憩をした後、研究室を後にした。
今回初めて挿絵タグを入れてみましたが、反映されてんのかこれ…(不安)
ついに仲間が増えました!!!ロン毛で科学者って、いかにもマッドサイエンティストだなぁ…
まだまだキャラは増えるので、楽しみにしていてください!!(誰も楽しみにしてねえよ)