レイ「受験、入学式、中間考察を挟むとこうなるみたいだね。」
ギラ「…っていうか前回のあらすじ的なのどうしたん?」
レイ「色々あって、短く説明することになったみたいだね」
ギラ「なんじゃそりゃ…」
~前回のあらすじ~
無事合流できたルイスとオルだが、廊下に潜んでいたワイヤートラップにルイスはかかってしまった。だが青酸カリを持っていたオルがワイヤーを溶かし、無事トラップから脱出することができた。なんとか探索を再開することが出来た二人だったが…
俺様はオルと合流し、先へ進んでいた。そのとき突然、鋭利に光るワイヤーに周辺を囲まれたが、さすが科学者というか、色々と準備が早かった。
…そういえば、さっきのワイヤーもそうだが、この館はなんか変だ。突然、どこからともなく女の声が聞こえたかと思うと、オルの近くに飛ばされたり、何もなかったトコからワイヤーが現れたり…まるでここは1次元(我々でいう2次元)みてえだゼ…
入れるもんなら入ってみたいが。
……って、そうじゃなくて、とりあえずこのことはオルにも話したほうがいいだろう。俺様はそう感じ、オルにこのことを話した。
オル「俺の近くに飛ばされた…?」
ルイス「おう。俺様が自らの足で来た訳じゃねえんだよ」
オル「…………そういえば、俺も襲われる前、棚が道を塞ぐ様に倒れてきたぞ。人が故意で倒したような、そんなかんじだった。でも、壁に沿って棚が置いてあるような感じだったから、幽霊がやったともあまり考えられん…」
ルイス「うーん…謎が深まるばかりだゼ…」
オル「…あ、ところでルイス、さっき言ってた女の声って、ハモるような感じで、男の声なんかも混じってなかったか?」
ルイス「えっ?…うーん…それは、なかったかな」
オル「そうか…」
ルイス「お前を襲った奴はハモった感じだったんだよな?」
オル「ああ、物凄く気持ち悪かった」
ルイス「そういってやるなって…」
俺様達は気味の悪い廊下を歩きながら情報交換をしていた。そのときだった。
??「よおテメエら、数分ぶりだな?」
突如聞き慣れない男の声が聞こえた。
ルイス 「ん?誰だてm……!!?」
オル「………な…!?」
そこには、まるで男女二人の人間を真っ二つにして、それぞれ半分をまた縫い合わせたような見た目をした、気味の悪い人(?)だった。
そして、オルも気づいたのだろう。オルの目線は、その人間が手に握っている大型のハサミに集中していた。
??「…んん?そのハサミはさっきの……!!って顔してんな、キヒヒヒヒ…!!そうだ、さっきそこのヒョロ男を殺そうとした狂気の切断具。通称、俺の武器」
ルイス「なっ…通称ダサい!!!!」
??「そこじゃねえ!!!」
……まあ…つまりはあれか…さっきあの幽霊が持ってたハサミは、あいつのだったんだな…
でもなぜあの幽霊が…?
オル「貴様…何者だ。こんな館で人を殺そうとしているならただ者ではないな…?あとヒョロ男言うな。」
男はそれを聞くと、見下すようにフンッと鼻を鳴らした。
??「…最初、幽霊がお前を襲う前、オレはその幽霊にさらに乗り移ってお前を襲った」
オル「…何故そのようなことを…?」
??「バーカ教えねえよ!!…後、さっきオレが何者かって聞いたな?」
オル「…??ああ…」
ルイス「それは俺様も聞きたいゼ」
??「……オレに勝ったら、教えてやってもいい」
するとその男は、手に握っていたハサミを2つの刃に変形、二刀流の武器にし、俺様達に向かって飛び込んできた。
ルイス「う、うわあ!!?」
オル「っ……!?」
俺様達は急な攻撃に動揺したが、すんでのところでかわした。
??「ッチ…!!うらアアァァ!!!」
すると一瞬の隙も見せずに、今度は空中で回転蹴りをかましてきた。
こいつ…はええ…!!!
ルイス「ぐ…!!」
俺様はその蹴りをまともに食らってしまい、その場に倒れこんだ。
オル「ルイス!!」
オルは一瞬俺様の方を向いたが、状況も状況だ、すぐにアイツへの攻撃体制に入った。
オル「いけ!!アイツを倒せ!!」
オルは白衣の内に潜ませていた1体の人形を取りだし、その人形に指示をした。
指示を受けた人形は気味の悪いオーラを出し、ひとりでに動き出した。
??「おっ」
ハサミ男はそれを見て驚いていた。そしてオルの人形はそのハサミ男に向かって攻撃を仕掛けていった。それを確認して俺様がいけると思ったときだった。
??「……でも、珍しくねえな。」
するとハサミ男はハサミを元の形に戻し、人形ではなく、オルの方へと迅速に走った。
オル「あ……」
??「篠原早人――…BAD ENDだ、死ね」
そして、ハサミ男はハサミを開き、オルの首を開いたままの状態のハサミで押さえつけた。
オル「ぐぅ…!!?」
ルイス「オル!!…てめえ!!!離れろッッ!!!」
??「うるせえ」
ルイス「っ!!?」
すると、俺様は触れられてもいないのに、そこから弾き飛ばされた。
オル「…何故…お前が俺の本m…」
??「死ね」
オル「―――!!!!」
そして、ハサミ男はそのハサミを思い切り……閉じやがった……
ルイス「―――――…」
…オルは、静止した。
首からは血液が流れ、やがて空になったかのように止まった。
??「………フンッ」
ルイス「―――!!!」
オルを殺したあとのハサミ男の態度…つまらないといった表情に俺様は怒りを抑えきれなかった。
ルイス「て…めえ………!!!!」
??「触んな」
ルイス「っ…!」
俺様は掴みかかろうとしたが、あっさり突き飛ばされた。
『フフフフ……』
ルイス「!!?」
??「ーーーー!」
急にどこからともなく声が聞こえてきた。しかし、さっきまで聞いたような声じゃない。幼い、少年のような声だった。
『イム、強イね。でもあっサりしすぎダよ?もうちょっと痛みを味あワせても良かったンじゃナい?』
??「……どもっす」
すると、ハサミ男…イムと呼ばれた男の前に、金髪で目を前髪で隠し、黒いマントを羽織った少年が現れた。…見た感じ、幽霊みたいだ…
その少年は今度は俺様に顔を近づけて自己紹介をし始めた。
ウィ「…僕はウィ。ウィ・セレナード・エルフェーダっていうンだ!」
ウィ「よ ろ し く ね ?」
ルイス「…ひっ……!!?」
笑顔のつもりだろうが、ウィと名乗った少年は口が裂けているのではないかと思うほど、にたあと口角をあげ、一瞬ちらついた目は、瞳が緑で、強膜(白目の部分)は白くなく、赤という、代表的補色だった。
ウィ「うーん…それにしてもアっさり過ぎだよなー」
ウィは顔を離すと、腕を組んで…オルを見つめていた。
ルイス「…!!何するつもりだ!!!」
ウィ「え?別にどうでモいいじゃんw」
ルイス「っ!!?ふっざけんな!!!!てンめぇ!!」
俺様は剣を抜いて、ウィに切りかかった。
…あれ……?
ルイス「…!!?か、体が…?」
ウィ「邪魔だから硬直させた。ねえイム、コイツ復活させてイい?」
イム「主人が言うのなら、オレは別に構わない。」
ウィ「Danke!!もうちョっと楽しみたいかラさー」
イム「そういうことか…」
ルイス「…は…?」
俺様が訳も分からず話を聞いていると、ウィはオルを指差し、精神を統一させているのか、静かになった。
ギラ「おっ?(・ω・=・ω・)おっ?」
レイ「やっと話が進んできたってカンジかなぁ?」
ギラ「イムがウィのこと主人って呼んでたな」
レイ「何もしてないのに突き飛ばされたり、どんどん謎が増えるね。解消しきれんの作者?」
ギラ「…『ああ、その件は大丈夫。既に自分のメモ帳ではこの章はとっくに構成し終わってるからさっ☆あと挿し絵と文面で、イムのハサミの持ち方が違うのは許してちょ!』っだって。どう進むのかはもう考えてるんだな…」
レイ「じゃあこっちも進めろよ」
ギラ「SO★RE★NA」
閲覧誠にありがとうございました❗