その館、世界を喰らう   作:Ruis

6 / 6
ルイス「…!!?か、体が…?」

ウィ「邪魔だから硬直させた。ねえイム、コイツ復活させてイい?」

イム「主人が言うのなら、オレは別に構わない。」

ウィ「Danke!!もうちョっと楽しみたいかラさー」

イム「そういうことか…」

ルイス「…は…?」


俺様が訳も分からず話を聞いていると、ウィはオルを指差し、精神を統一させているのか、静かになった。




フランツ「毎度ながら、前回投稿からかなりの日数が経ってしまった、申し訳ない。
コピーの仕方がわかった為、今回からはあらすじも前々回のように戻した。
多忙な毎日だが、完全投稿中止にはしないつもりだ。更新までの日数が長くても作者は忘れてないから、安心してほしい。」
マドウェイ「第5話、始まるよー!」


Ⅴ 心の拠り所

ルイス「……」

 

 

ウィは、オルを指差し精神を指先に集中しているようだった。

 

 

イム「……お」

 

 

すると本当に、オルはゆっくりと目を開けた。

……生き返ったのか…?

 

 

オル「……う、なんだ、俺は…眠っていたのか。」

 

ルイス「……!!お、おお、おおおオル!!?無事なのか!?生きてるのか!!?」

 

ウィ「んふふー♪嘘だとデも思ったの?失礼な奴!死ンじまえば良かっタのに。」

 

 

オルの首には何の傷も無い。まるで時を戻したみたいだ。

…でも、ただ1つ……不安なこと。

 

 

ルイス「そんな……でも、人格が無かったり、記憶が無かったりはしないのか?」

 

ウィ「やろウと思えばできる。でモね、ボクはアンタみたいな厨二病じゃなイの。

……ホラ、満足したならさっサと行くナり散るなリして。邪魔。アンタらみたいな雑魚は殺ス価値もない。地面に這ってるだけのクソダニが。」

 

 

……………言いたいだけ…言いやがって……

 

 

イム「だとよクソダニ。早急にどっかに消えろ。今回だけ見逃してやるって言ってんだ主人は。

ありがたく思えそして崇めろ。クソダニの分際で刃向かうな。」

 

ウィ「……あ、ちょっトルイス」

 

ルイス「……なんで名前知ってんだよ気味わりぃ」

 

ウィ「これ、渡しておクね」

 

 

いきなり渡されたのは、1枚の紙切れだった。

なんだこれ。

 

 

ウィ「……それ、読んデみて」

 

 

俺様は疑心暗鬼だったが、何が重要な気がしたから、渡された紙切れに目を通した。

整った字で淡々とした文字が並んでいる。

 

 

 

 

 

 

――――――。

 

 

 

 

 

ウィ「ふフっ、いい顔。じゃあサっさと消えて。」

 

ルイス「………………」

 

オル「……………行こうルイス。このままここにいても…何も解決しない。」

 

ルイス「………ああ、そうだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オル「ルイス、さっきは足を引っ張ってしまったようだな…済まなかった。」

 

ルイス「ん?……ああ、大丈夫だゼ。

……ところで…」

 

 

ん? と何事もないような顔をしてオルはこちらを見た。

 

 

ルイス「篠原 早人……って、お前の本名?」

 

オル「……まあ、うん」

 

 

オルはしぶしぶ頷いた。

 

本名――この世界で本名は、1種の重要パスワード的な存在だ。

正直、俺様もなんで本名隠さないといけないのか、詳しいことは知らねぇし、公表もされていないけど……他人にバレると、色々大変なことになるらしい。

 

また、本名を隠さねばならないのは、武器を持って戦うことのできる者だけらしい。

謎が深まるばかりだゼ……

 

 

オル「……何故、あの少年が俺の本名を……」

 

ルイス「んーなんかよ、わかんねえことが増えるばっかでさ、全然何も解決に至るモン見つかんねえよな。」

 

オル「……………………」

 

ルイス「……オル?どうした、そんなにショック?」

 

オル「いや…………それより、何か……」

 

ルイス「……?具合悪いか?」

 

オル「……違う……まあ、いいか。」

 

ルイス「??????…あーもう、言わなきゃわかんねえよー」

 

オル「悪い。気にしないでくれ。」

 

 

……変な奴。

 

 

ルイス「…あっ、オル、そこに座るとこあるゼ!!ちょっくら休憩しようゼ!」

 

オル「休憩と言えるほど安全なのやら……」

 

ルイス「そ、そりゃあ幽霊の1体2体3体来るかもだけど……」

 

オル「居すぎだ。」

 

 

確かに、ここまで来るのに正直何体もの幽霊が目に入ったし、その度に心臓吐き出すかと思ったけど、だからこそ、休憩したほうがいいよな。

 

 

ルイス「っはぁ〜…もー疲れたよ…パトリッシュ…」

 

 

俺様達はどかっとその腰掛けに座った。お世辞でも座り心地は良いとは言えないけど、疲れをとるには充分だった。

 

 

 

 

 

 

オル「…ん」

 

 

ルイス「んー?どしたー?具合悪いー?」

 

オル「…声」

 

ルイス「あん?」

 

オル「声が……する。」

 

ルイス「え」

 

オル「父さん……父さんの……声がする!!!」

 

ルイス「ぅうえ!!?マジか!!って、お前ちょ…!!」

 

 

父さん……と言うと、まさか、アイツか!?いるのか!?

嘘だろ…!?会える!?

 

 

 

 

 

 

 

この館の話を聞いて一緒に寝た、俺様、オル…

そして、まだこの館で見つからなかった、ユイロと…そして葉紀……

葉紀はオルの実の父親。俺様達は互いに友人として関わり合ってるけど、やっぱり、自分の親だもんな……そりゃ、敏感に、なるわな……

……というか、さっきから事がトントン拍子に起こっている……なんなんだよ……

 

 

「ん……オルちゃん?」

 

「えっ!……まさか、今の声って……

……あ、待ってください御父様!!」

 

 

急いだような足音を立てて、俺様と、オルの前に、2人の男女が現れた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

葉紀「…!!あ、あああ、あああああオルちゃああああアアアアアアアンンン!!!!!」

 

オル「とっ父さn」

 

ユイロ「博士ェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエ!!!!!」

 

オル「あっうわ!?」

 

 

バターン!

オルはユイロに飛びつかれて、そのまま倒れた。

ああ……ここがこんな場所じゃなければどんなに微笑ましい場面だか……

 

 

ルイス「…………」

 

葉紀「ああもう……良かった…ほんま良かったで…!オルちゃん無事やし、ルイス君もピンピンしとる……!皆の父ちゃん……感動で涙ちょちょ切れるで……!!!」

 

ユイロ「博士ェェェ!!怖かったですぅうわああああああんん!!!!」

 

オル「あ、ああ……怖かったな…うん……」

 

ルイス「………………」

 

 

ああそうだな。全員揃った。良かったよ。

 

 

ルイス「……ふ、ふふ」

 

 

これで……うん。全員幸せだな。

……そうあってほしい。

 

俺様はさっきウィから受け取った紙切れを再び見た。

 

 

ルイス「………………まさか、な。」

 

 

俺様は紙切れをまたズボンのポケットにねじいれた。

 

 

 

ルイス「……ってかよォ……」

 

 

ゴンッッッ!!!

俺様は壁を勢いよく殴りつけた。壁に亀裂が入る。

 

 

オル 葉紀 ユイロ「!?」

 

ルイス「お前らァ……いいよなー…そうやって他人から求められてよお……」

 

葉紀「る、ルイス…君?」

 

ルイス「あーあ!!俺様も!そうやって!!求められたいなああああ!!あーあ!!悲しいなあああー!!!!」

 

 

……何言ってるんだ俺様。

 

 

オル「な、ルイス、落ち着け!!どうした急に!」

 

ユイロ「ふっ、嫉妬乙」

 

葉紀「地雷を撒かないでユイロちゃん!!」

 

 

こうして、俺様達は無事合流できた。

そして、この4人で脱出をしよう。

俺様達はそう決めた。

 

 

ルイス「……………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………決めたはず、なのに―――。

 

 

 

 

 

ルイス「…………この紙きれに書かれているのが本当のことであれば…………俺様は………………」

 




マドウェイ「だ、だんだんヒートアップしてきたね!!」

フランツ「久々の投稿だ。至らない点、多いかと思われる。特に今回のルイス。何かあればコメントをお願いする。もちろん、場合により書き直しも行おう。」

マドウェイ「閲覧Спасибо!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。