HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

15 / 75
第1試合(2)


 

ケンタのコクピットルーム内に、高熱源体接近の警報音が鳴り響く。

 

なっ…!?

 

気がついた時は、バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムの125ミリ高エネルギー長射程ビーム砲【シュラーク】から放たれたライムグリーンのビームが、回避不可能な距離にまで迫ってきていた…。

 

ケンタは、GNフィールドを展開しようとしたが、時既に遅し…。

 

うがぁっ!!

 

バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムの125ミリ高エネルギー長射程ビーム砲【シュラーク】から放たれたライムグリーンのビームが、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェに直撃した!!

 

さらに!!

 

バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムが追い撃ちをかける―!!

 

 

背中のビームキャノンを撃つバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム。

 

ピンク色のビームが、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェに向かって伸びていく―!!

 

だが!?

 

 

させんケンッ!!

と、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェに向かって伸びる、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムのビームキャノンから放たれたピンク色のビームを、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェの前に割って入ったアンタ([ショウ])ーレスが、両腕の電磁装甲で防いだ!!

 

「ショウ…ありがとう…。」

と礼を言うケンタを

 

《ケンタッ!!

しっかりするケンッ!!〉

と、ショウは叱咤する―。

 

 

アンタ([ショウ])ーレスは、右手にアンターレスソードを装着すると、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムに斬りかかった。

 

バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムも右手にビームサーベルを持ち、アンタ([ショウ])ーレスを迎え撃つ。

 

だが!!

 

くらうケンッ☆

と、アンタ([ショウ])ーレスはバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムに斬りかかる寸前で、胸部中央のビームバスターを放った―!!

 

 

なんだとぉー!?

と、想定外の事態に絶叫するゾルゲル。

 

至近距離から撃たれたビームバスターを回避できず、まとまにくらってしまうバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム…。

 

正面モニターにも

CRITICAL DAMAGE!!

と標示されている。

 

だが、致命傷ではない。

 

耐久値は、まだ76パーセントも残っている。

 

まだやれる―!!

 

 

一度、後退するバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム。

 

それを追うアンタ([ショウ])ーレス。

 

しかし!!

 

「お前の相手は、ゾルゲル先輩だけではないぞ!!」

と、アンタ([ショウ])ーレスに125ミリ高エネルギー長射程ビーム砲【シュラーク】を撃つバスタード([ユルゲンス])カラミティガンダム―。

 

 

後退するバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムを追うアンタ([ショウ])ーレス。

 

「一人で進んじゃダメだっ!!」

と、アンタ([ショウ])ーレスを追うブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェ。

 

だが、間に合わなかった…。

 

後退するバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムを追っていたアンタ([ショウ])ーレスに、バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムが撃った、125ミリ高エネルギー長射程ビーム砲【シュラーク】》ビームが直撃した…!!

 

 

ショウーっ!!

 

爆煙につつまれたアンタレスを見たケンタの叫びが、コクピットルーム内に響いた…。

 

 

バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムの攻撃をくらってしまった、アンタ([ショウ])ーレスだったが…

 

爆煙が晴れると…

 

そこには

無傷のアンタ([ショウ])ーレスの姿が―!!

 

ショ…ショウっ☆

と、ショウの無事を喜ぶケンタ―。

 

 

アンタ([ショウ])ーレスは、両腕の電磁装甲で、バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムの攻撃を防いでいたのだ―!!

 

残念だったなぁ〜☆

と、ドヤ顔のショウ。

 

「『メグロの赤い星』を舐めんなッ!!」

と、右手にアンターレスソードを装着したアンタ([ショウ])ーレスは、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムに斬りかかる―!!

 

 

一方、ケンタは…

 

(ユルゲンス先輩に勝てなくても…

注意を逸らすくらいなら、おれでもできるはずだ…!!)

と、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェは、バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムに向かっていった―。

 

 

右手のメガ粒子砲でアンタレスを撃つバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム。

 

しかし、アンタ([ショウ])ーレスは腕に施されている電磁装甲で、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムが撃つメガ粒子砲を防ぎながら迫ってくる。

 

そして、アンタ([ショウ])ーレスはビームバスターを撃ってきた。

 

「ぬうっ!!」

と、スラスターを噴かし、アンタ([ショウ])ーレスのビームバスターから放たれたライムグリーンのビームを、どうにか回避する。

 

高い機動力を備え、堅牢な防御力を持ち、回避困難な距離から放たれる、強力な攻撃―。

 

(なるほどな…。

ユルゲンスから聞いてはいたが…

非公式とはいえ、七尾島のガンプラバトル大会を三連覇した実力は本物のようだ…!!)

と、ショウの実力を認めるゾルゲル。

 

しかし…

 

(だが…

見切った…☆)

と、不敵な笑みを浮かべた―。

 

 

右手のメガ粒子砲でアンタ([ショウ])ーレスを撃ってくるバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム。

 

次は左手から―。

 

右、左と、交互にメガ粒子砲を撃ってくるバイアラ([ゾルゲル])ン・マグナム。

 

しかし、アンタ([ショウ])ーレスは腕に施されている電磁装甲で、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムが撃ったメガ粒子砲を防ぐ。

 

「効いてないケンッ☆」

と言うショウ。

 

〈もちろんだ。

私も

ダメージをあたえるために攻撃しているわけではない

のだからな。》

と、ゾルゲルからの通信が入った。

 

!?

 

ゾルゲルからの通信を聞いて、怪訝な顔をするショウ。

 

〈気がついていないのかね?

君は今、何をしている?

とゾルゲルに言われ

 

(今、(ソレガシ)が何をしているか…だと…?)

と、考えるショウ…。

 

今…

 

自分は、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムからの攻撃を防いで…

 

!!

 

そうだ…

 

自分は今、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムからの攻撃を防ぐことに精一杯だ…!!

 

なんとか、反撃しないと…!!

 

しかし、反撃したくても、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムからの絶え間ない攻撃を防ぐことで精一杯なのだ…。

 

これでは、ビームバスターはもちろん、両手のビームバルカンも撃てない…。

 

だが…

 

ビームバスターを撃つためには、バイアラン・マグナムの攻撃をくらうことになる…。

 

しかし、ビームバスターを撃つための必要経費と割り切るしかない…。

 

「無傷で勝てるなんて、思ってないケン…ッ!!」

と、アンタ([ショウ])ーレスはビームバスターの発射体勢に入ったが…

 

その瞬間を狙って、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムは背中のビームキャノンを撃った。

 

ビームバスターの発射体勢に入っていたアンタ([ショウ])ーレスは、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムの攻撃を防ぐ手段がなかったため、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムが撃ったビームキャノンをまともにくらった…。

 

正面モニターにも

CRITICAL DAMAGE!!

COUNTER DAMAGE!!

と表示される…。

 

しかも、被弾の衝撃で発射体勢が崩れたため、ビームバスターを撃てなくなってしまった…。

 

体勢が崩れた隙をついて、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムは右手にビームサーベルを持ち、アンタ([ショウ])ーレスに斬りかかった。

 

ワァァァ…ッ!!

 

完全に対応が遅れたアンタ([ショウ])ーレスは、バイアラ([ゾルゲル])ン・マグナムのビームサーベルで袈裟斬りにされてしまった…。

 

 

「ん?」

と、ユルゲンスがレーダーを見ると、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェが接近してきていた。

 

(チッ…厄介なヤツが来たな…。)

と、舌打ちするユルゲンス。

 

厄介な相手には先手必勝と、静止画のように止まって見えるブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェに、バスタード([ユルゲンス])カラミティガンダムは125ミリ高エネルギー長射程ビーム砲【シュラーク】を撃った―。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。