ケンタのコクピットルーム内に、高熱源体接近の警報音が鳴り響く。
今度こそ、ケンタはGNフィールドのスイッチを入れる。
すると、ブーステッドガンダムヴァーチェは、ライムグリーンの球体…GNフィールドに包まれる。
それは、
□
GNフィールド
とは、【機動戦士ガンダム
その防御力は絶大であり、ビーム兵器や実弾兵器はもちろん、ビームサーベルや物理攻撃すらも防御する事が可能である。
また、防御だけでなく、攻撃にも転用可能であり、実体剣などの表面に展開することで、切断力を向上させる事ができ、しかも、GNフィールドの対流に割り込めるため、GNフィールドを破る事ができる―。
いい事ずくめのGNフィールドだが、当然、粒子消費量は膨大であり、無限に近いエネルギーを発生させる事ができるGNドライヴをもってしても、長時間の使用は不可能である。
長時間使用する場合は、あらかじめGN粒子をGNコンデンサーに貯蔵しておく等の対策が必要となる―。
ガンプラバトルにおいても、GNフィールドの防御力は絶大だが
持続時間は10秒
であり
使用後、30秒間は使用できない
というペナルティがある…。
□
(間に合ってよかった…☆
でも、アイツは『ニュータイプ』…。
本来なら、
でも…!!
対抗手段はある
んだ…!!)
と、ケンタは、武装スロットから
『
を選択し…
「トランザム!!」
と叫んで『
[TRANS-AM]
と表示される―。
すると、ブーステッドガンダムヴァーチェは、大量のGN粒子を噴出させながら、全身が赤く色づいていき…
□
それは、オリジナルのGNドライヴの出力を3倍に上げることで、高濃度に圧縮されたGN粒子を全面開放され、機体が赤く発光し、残像が生まれるほどの高速機動が可能となる。
当然のことながら、GNフィールド同様、GN粒子の消費量は膨大であり、使用後はGN粒子の再チャージまで、機体性能が大幅に低下してしまう。
ガンプラバトルにおいては
持続時間は1分間
であり
使用後、30秒間は使用できない
というペナルティがある。
しかし、ガンプラバトルにおける
『ニュータイプ』への対抗手段の一つ
であることだ―。
□
(しまった…!!)
と、悔しがるユルゲンス。
それは
TRANS-AMを発動させられたら、相手の動きが止まって見えない
ことだ。
「くっ…!!」
と、
直撃…と思ったが、
(残像か…!!)
(どこだ…!?)
と、ユルゲンスはレーダーを見るが、周辺に散布されているGN粒子の影響で、レーダーは無力化されていた…。
次の瞬間!!
「ぐわっ!?」
◇
「これでもくらえっ!!」
と、
どこからか取り出した、ガンダムアストレアのGNハンマー
で、
どうにか体勢を立て直した
ここからは、完全に
しかし…!?
(なんと愚かな…☆)
と、
◇
「ケンタのバカ野郎がッ!!」
「何やってんだ、あいつは…。」
「
…と、ケンタの戦いぶりに落胆していた…。
「どうして、みんな、ケンタ君に落胆してるの?」
と訊いてくるケイに
「GNハンマーは
物理打撃
じゃけん。
でも、バスタードカラミティガンダムは
物理攻撃が効かないフェイズシフト装甲を装備しとる
けん…。」
と、答えるクレア。
「えっ?
じゃ、ケンタ君の攻撃は…!?」
と訊いてくるケイに
「まったくのムダ
じゃけん…。」
と、クレアは答えた…。
◇
「どうだ!?
思い知ったかぁっ☆」
と、ドヤ顔のケンタ…
だったが…
〈何を言っているんだ、君は?》
というユルゲンスからの返信は、焦りや取り乱した様子は無かった。
むしろ、ユルゲンスの冷静かつ落ち着いた声を聞いたケンタの方が焦っていた…。
〈残念だよ。
使った武器がGNハンマーでなければ、君は勝っていた
のにな…。》
とユルゲンスに言われ
「ど…どういう意味だよ…!?」
と訊くケンタに
〈私の
フェイズシフト装甲を装備しているから、物理攻撃が効かない
のだよ。》
と言うユルゲンス。
(!!)
そう…。
GNハンマーは物理打撃攻撃…。
しかし、ユルゲンスの
物理攻撃が効かないフェイズシフト装甲を装備している
ため、せっかく、ケンタが
バスタードカラミティガンダムは無傷
だったのだ…。