ウスリーとガルフに敗れたヒロとタツヤが、肩を落として【ブルーノア】の
「すみませんでした…。」
と、頭を下げるヒロ…。
「あぁ…。
あまり気にするな…。」
と、ケンタとショウの時とはうってかわって、ヒロとタツヤを労うチュージ。
「これで、俺達の勝利はなくなったわけだ…。」
と言うカツ。
「でも、この後の2試合に勝てば、引き分けにもちこめるんじゃ…?」
と言うケイに
「それは
この後の2試合を、誰1人負けることなく勝った場合
じゃけん。」
と言うクレア。
「えっ?
どういうこと?」
と訊くケイに
「この後の試合で、誰か1人でも敗れたら
撃破ポイントで 【
になってしまうけん。」
と教えるクレア。
「現在の撃破ポイントは
【
だが
俺達は『0』
だ…。」
と言うチュージ。
「先生!!
こうなったら、私達が出るけん!!」
と言うクレア。
「しかし…
いや、そうだな…!!
行ってくれるか…!!」
と、クレアの進言を受け入れるチュージ。
「まかせるけん☆」
と、胸を張るクレア。
こうして、本来、第4試合に出場するはずだったクレアとケイが、第3試合に出場することになった―。
【
バルナス
と
ゲルベス
2人とも、身長が180をこえる大男だ。
バルナスと握手するクレアだが、身長154センチのクレアには、身長が180センチを超えるバルナスは、見上げるほどの大男だった…。
一方…
ゲルベスと握手するケイだが…
(何…この人…!?)
うすら笑いを浮かべるゲルベスに、ケイは嫌悪感を抱いた…。
◇
『GUN-PLA Battel, Stand up.』
システムが起動し始めた。
『Please set your GP base.』
GPベースを、スロットにセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal.』
ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。
形成されたバトルフィールドは、廃棄コロニー内。
『Please set your GUN-PLA.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。
球体操縦桿を握り、そして―
『Battel start!!』
バトルスタートの合図が鳴り響く―!!
「クレア!!
マリンハイザック・アルフェルグ、出るけん!!」
「ケイ!!
シグー、出ます!!」
「バルナスッ!!
リゲルグ
「ゲルベス…
リゲルグL、行くよ★」クックックッ
両チームのガンプラが発進した―。
◇
廃棄コロニー内の市街地に降り立つ
と
(!?)
レーダーが、いきなり敵機を捕捉した。
正面モニターに、捕捉した敵機のデータが表示される―。
【ガンプラ名】
リゲルグ
【ベースキット】
1/144 リゲルグ
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◯
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ファイター】
バルナス
【ガンプラ名】
リゲルグL
【ベースキット】
1/144 リゲルグ
【ガンプラタイプ】
汎用型モビルスーツ
【ガンプラ属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◯
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ファイター】
ゲルベス
バルナスとゲルベスの
旧キットのリゲルグは、旧キットのゲルググキャノンのリデコ品なので、リゲルグとして完成させると、ゲルググキャノンのパーツが大量に余るが、それらを利用して、かなりの武装強化が施されていた。
銀と青のツートンカラーで、大きく突き出た右肩が特徴のリゲルグ
と
銀と赤のツートンカラーで、大きく突き出た左肩が特徴のリゲルグL
どうやら、ガズ
リゲルグ
リゲルグLは、ゲルググキャノンの頭とバックパックを装備している。
《クレア。
私は
と、ケイからの通信が入る。
「頼むけん!!」
と、二手に別れる
◇
「なんのッ!!」
と、回避する
「おかえしじゃけん!!」
と、
しかし、
(やるけん…★)
と、舌を巻くクレア。
〈まさかとは思うが…
水中用ザクを使っているのは
ウケ狙い
か?》
と、バルナスからの通信が入る。
「あいにく、私には、そんな趣味は無いけん。
あと、私の
と、バルナスに反論するクレア―。
□
マリンハイザックとは、水中用ザクの近代化改修機である。
水中用ザクは、1年戦争初期にジオン軍がザクをベースに開発した水中用モビルスーツだったが、一部の部隊に配備されたものの、期待されたほどの成果は得られず、のちのズゴックをはじめとする、本格的な水中用モビルスーツ開発のデータ採取用の実験機として使われた。
戦後、地球連邦軍に接収された水中用ザクは、近代化改修され、マリンハイザックの名で使用された。
皮肉な事に、ジオン軍では使えないと見切りをつけられた水中用ザクが、地球連邦軍では主力機として扱われ、さらに本機を発展させたザク・マリナーが開発されていくことになる―。
ガンプラでは、マリンハイザックは、水中用ザクの成形色を変えた物である。
ビビッ島のガンプラバトルにおいては、水中用ザクとマリンハイザックは、若干の差別化が図られている。
水中用ザクは、マリンハイザックよりも
地上での機動性が高く
マリンハイザックは、水中用ザクよりも
水中での機動性が高い
のだ。
どちらを使うかは、ファイターの好みと腕次第だ。
もっとも、水中戦に関しては、本格的な水中用モビルスーツであるズゴックの方が優れているし、ゼー・ズールにいたっては、地上での機動性も高い。
つまるところ
水中用ザクやマリンハイザックを使うファイターなど、ほとんどいない
のだ―。
バルナスがクレアに
「ウケを狙っているのか?」
と言ったのは、それが理由である。
誰も使わないような
たんなるウケ狙い
か
本当に何もわかっていないバカ
のどちらかだ。
だが
クレアは、どちらでもなかった―。
□
リゲルグ
「逃がすかぁッ!!」
と、廃ビル群の奥に逃げる
…が!!
廃ビル群に入って、しばらく進んだところで…
「ぐわあぁッ!?」