HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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大洋高校代表決定戦第1戦終了


 

ビビッ島ガンプラバトル大会に出場する、大洋高校代表決定戦第2戦は

女子ガンプラバトル部ルカ派【イルカ軍】

女子ガンプラバトル部フーカ派【サメ軍】

との対戦だった。

 

 

メンバーは、両チームとも7人なので、第1、第2試合は3対3で対戦し…

 

最後の第3試合は、ルカ対フーカの部長対決となった。

 

第1試合は【イルカ軍】

第2試合は【サメ軍】

が勝利し、1勝1敗でむかえた第3試合―

 

フーカのジョーズグーン

ルカのドルフィンマリンザク

宇宙空間という、水中用モビルスーツにとって、あまりにも不利極まりないステージ

で対峙した―。

 

 

ルカの愛機(ガンプラ)・ドルフィンマリンザクは、濃淡2色の水色で塗られたザク・マリンタイプだ。

 

胸部には、レッドドルフィン隊所属機が装備した、上に発射されるロケットランチャーが装備しており、そして、両肩にはザクキャノンのシールドが装備されている。

 

なお、ザク・マリンタイプは水中用モビルスーツなので、宇宙ステージでは機動性が低下してしまう…。

 

 

フーカの愛機(ガンプラ)・ジョーズグーンだが、全身をネイビーブルーに塗った、無改造のグーンである。

 

グーンも水中用モビルスーツなので、宇宙ステージでは機動性が低下してしまう…。

 

 

「えぇ〜い!!」

と、ジョー([フーカ])ズグーンにサブロックガンを撃つドル([ルカ])フィンマリンザク。

 

しかし、ジョー([フーカ])ズグーンはドル([ルカ])フィンマリンザクからの攻撃を全て回避してみせた―。

 

 

「フフフ☆

くらいなさい☆」

と、ジョーズグーンはうつ伏せになって

背中の47ミリ水中用ライフルダーツ発射管からライフルダーツを

両腕の533ミリ7連装魚雷発射管から魚雷を発射した。

 

両方とも、本来は水中戦用の武器だが

ライフルダーツは射出式

魚雷はロケット推進式

であるため、宇宙ステージでも使用可能なのだ。

 

だが、ジョー([フーカ])ズグーンが撃ったライフルダーツとロケット魚雷は、全て回避されてしまった。

 

「やるじゃない…★

でもね…

こんな武器もあるのよ☆

と、ジョー([フーカ])ズグーンは、右手を腰の後ろにまわすと

どこからか、MA-M3 重斬刀を取り出した

 

そして、ドル([ルカ])フィンマリンザクに斬りかかる―!!

 

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクも、右手を腰の後ろにまわし

どこからか、ヒートホークを取り出した

 

そして、ジョー([フーカ])ズグーンが振り下ろしたMA-M3 重斬刀を受け止め、鍔迫り合う。

 

「もうやめよう、フーカ!!

どうして、ガンプラバトル部を分裂させてまでして、私と戦うの!?」

と訊くルカに

 

〈今更、ナニを言い出すの?

ルカと戦う理由…

それは…ッ!!》

と、ジョー([フーカ])ズグーンはドル([ルカ])フィンマリンザクを蹴飛ばすと…

 

ワタシの強さを証明するためよ…ッ!!

と、左腕のロケット魚雷を撃った。

 

蹴飛ばされたドル([ルカ])フィンマリンザクは、回避も防御もできず、ロケット魚雷をくらってしまった。

 

「そ…そんなことのために…?」

と訊くルカに

 

〈ワタシは

強くなるためなら、手段は選ばないのよッ☆》

と言い放つフーカ。

 

そして、ジョー([フーカ])ズグーンはドル([ルカ])フィンマリンザクに斬りかかる。

 

態勢を立て直したドル([ルカ])フィンマリンザクはヒートホークで、ジョー([フーカ])ズグーンが振り下ろしたMA-M3 重斬刀を受け止める。

 

「そ…そんな…

そんな理由で…!?」

と、ジョー([フーカ])ズグーンの隙をついて、ドル([ルカ])フィンマリンザクはヒートホークで斬りつけた―。

 

 

あぁあッ!!

と、弾き飛ばされてしまうジョー([フーカ])ズグーン…。

 

今のドル([ルカ])フィンマリンザクの攻撃はクリティカルヒットだったようで、耐久値が57パーセントにまで減ってしまった。

 

「ワタシは…

負けないッ!!

と、両腕からロケット魚雷を撃つジョー([フーカ])ズグーン―。

 

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクは、ジョー([フーカ])ズグーンが撃ったロケット魚雷を回避すると、ヒートホークをふりかざして

「フーカ!!」

と叫んで突進する―。

 

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクがヒートホークを振り下ろすよりも早く…

 

ルカァァァ…ッ!!

というフーカの絶叫とともに…

 

ジョー([フーカ])ズグーンはドル([ルカ])フィンマリンザクの懐に飛び込み、コクピットにMA-M3 重斬刀を突き刺した―!!

 

 

コクピットを破壊されたドルフィンマリンザクは、耐久値がゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった―。

 

 

『Battle Ended.

Winner, Team【Shark Force】.』

 

「ア…

アハハ…ッ☆

やった…

やったわ…ッ☆

ルカに勝ったわ…ッ☆」

と、【イルカ軍】に勝利したことに、涙を流して(よろこ)ぶフーカ…。

 

しかし…

 

(でも…

何で…

何で、こんなにも、胸の奥がモヤモヤするの…?

ワタシは…

ルカに勝ったのに…!!)

と、流している涙が、いつしか、歓喜の涙ではない涙に変わっていた…。

 

 

大洋高校代表決定戦第1戦目の結果は

 

男子ガンプラバトル部【G.D.M.(ゴドム)

1勝0敗 撃破ポイント6

 

女子ガンプラバトル部フーカ派【サメ軍】

1勝0敗 撃破ポイント5

 

女子ガンプラバトル部ルカ派【イルカ軍】

0勝1敗 撃破ポイント4

 

ガンプラバトル同好会【ブルーノア】

0勝1敗 撃破ポイント2

 

となった。

 

 

第2戦目の組み合わせは―

 

第1試合

女子ガンプラバトル部フーカ派【サメ軍】

男子ガンプラバトル部【G.D.M.(ゴドム)

 

第2試合

女子ガンプラバトル部ルカ派【イルカ軍】

ガンプラバトル同好会【ブルーノア】

 

 

第1試合に勝った方が、大洋高校の代表に大手をかけることになる。

 

そして、第2試合に負けた方は、事実上、代表決定戦敗退となる…。

 

 

深夜―。

 

 

「…ん」

と、目が覚めるクレア。

 

(今、何時じゃけん?)

と、スマートフォンの画面を見れば、午前2時を過ぎたところだった。

 

(ちょっと、喉が乾いたけん…。)

と、水を飲もうと、起き上がったクレアが部屋の照明をつけたら…

 

部屋の中に

赤と青に彩られた着物を着た、頭に金色の短い角をはやした、薙刀を持った女性

がいた―!!

 

あいやあぁぁぁ…!!

と、大声で悲鳴をあげるクレア…。

 

「だだだだだ…

誰じゃけぇん!?」

と叫ぶクレアに

 

(わらわ)か?

妾は

『悠久の地』の八戦神が一人

八乙女(やおとめ) 撫子(なでこ)じゃ☆

と名乗る、着物姿の女性…撫子。

 

「ヤ…ヤオトメ…?」

 

クレアも、その名前に聞き覚えがあった。

 

「こんな夜中に、私に何の用じゃけん?」

と訊くクレアに

 

「おぬしも知ってのとおり、11月になれば

悠久の地大戦

が始まる。

それまでに、妾も強力な戦士(つわもの)をそろえておきたくての…。」

と言う撫子。

 

「はぁ…。」

と、やや気の抜けた返事をするクレアに…

 

「少々、手荒な真似をするが我慢せよ☆」

と、撫子は目を閉じ…

 

次に目を開くと…

 

前髪が逆立ち、頭の角が伸び、美しい女性の顔が、一瞬にして醜悪な鬼の顔に変化した!!

 

撫子の変化(へんげ)を見て、驚くクレア。

 

そんなクレアに…

 

撫子は、薙刀をクレアの胸に突き刺した―!?

 

 

あいやぁぁぁぁぁ!!

という絶叫とともに、クレアは飛び起きた。

 

はぁっ…はぁっ…はぁっ…!!

と、クレアは胸を見て見る…

 

…が

 

そんな…ッ!?

ヤオトメに刺されたのに…ッ!?

 

胸には、傷一つなかった…。

 

(夢だったんけ…?

しかし、あまりにもリアルな夢だったけん…。)

 

窓の外を見れば、すでに明るくなっていた。

 

スマートフォンを見れば、朝の6時過ぎだった。

 

少し早いが、クレアは学校に行く準備をすることにした。

 

 

今日は、代表決定戦第2戦―。

 

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