HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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第1試合(1)


 

市街地に降り立ち、ビルの影に身をひそめる

シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター

グレ([ヒロ])イテストサーペント

 

Gオ([カツ])フェンサーは、上空を旋回している。

 

地上は全てビル群になっており、ステージ中央を東西に流れる川が、ステージを南北に分断している。

 

都市部には高速道路がはしっており、それが障害物になって、移動を妨げる―。

 

 

《こちらカツ。

レーダーに敵の反応は無し。〉

と、カツからの通信が入る。

 

「僕も無い。

タツヤはどうだ?」

とタツヤに訊くヒロ。

 

《俺も…おっ!?

来たッ!!

2時方向より2機ッ!!〉

とヒロに報せるタツヤ。

 

「これはまた、厄介な相手だ…★」

と、正面モニターに表示された敵のデータを見たヒロが嘆く…。

 



 

【機体名】

フォビドゥン・アズール

 

【ベースキット】

1/144 HG フォビドゥンガンダム

 

【種別】

汎用型モビルスーツ

 

【属性】

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ◎

地上戦 ◯

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ファイター】

パール

 



 

【機体名】

ザク・マインレイヤー・ハイモビリティ

 

【ベースキット】

1/144 ジョニー・ライデン専用高機動型ザクⅡ

 

【種別】

宇宙用モビルスーツ

 

【属性】

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ◯

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ファイター】

マイン

 



 

パールの愛機(ガンプラ)・フォビドゥン・アズールは、その名の通り、全身を青く塗ったフォビドゥンガンダムだが、フォビドゥンガンダムのシンボルともいえる重刎首鎌(じゅうふんしゅれん)【ニーズベグ】を持っておらず、かわりに自作の銛を持っている―。

 

 

マインの愛機(ガンプラ)・ザク・マインレイヤー・ハイモビリティは、旧キットの1/144 ジョニー・ライデン専用高機動型ザクⅡのバックパックを、ザク・マインレイヤーのバックパックに換えた、オレンジと青で塗られた機体(ガンプラ)だ。

 

しかし、宇宙用のモビルスーツなので、地上ステージでは機動性が低下するのが弱点だ―。

 

 

「僕がパールの相手をする。

タツヤはマインの方を頼む。〉

と言うヒロ。

 

《大丈夫なのか?〉

と訊いてくるタツヤに

 

「策はあるよ…☆」

と言って、グレ([ヒロ])イテストサーペントはフォビ([パール])ドゥン・アズールに立ち向かう―。

 

 

シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターは、ザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティに立ち向かう―。

 

 

「運が悪かったな、マインッ!!」

と、マインに通信を入れるタツヤ。

 

〈なんのことかな☆》

と、マインからの応答が入る。

 

「お前の機体(ガンプラ)は宇宙用モビルスーツ…

つまり、地上ステージでは機動性が低下する!!

さらに、ザクマシンガンをビーム兵器に設定しているみたいだが…

あいにく、俺のシュヴァルベグレイズリッターは、ビーム兵器を無力化するナノラミネートアーマーを装備している!!

つまり、お前は圧倒的に不利ということだ!!」

と、右手に持つJEE-201 ライフルカノンを撃つシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター。

 

ザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティは、左に移動してビル群に入る。

 

「逃がすかッ!!」

シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターはザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティが逃げ込んだ路地に…

 

入った途端―!!

 

ぐわッ!?

と、突然、足元で爆発が起き、仰向けに倒れてしまうシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター…。

 

〈ひっかかったわねぇ☆

追いかけてくると思って、曲がり角に機雷を仕掛けておいたの☆》

と、マインからの通信が入った。

 

正面モニターを見れば、正面奥にザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティが、ザクマシンガンをかまえて立っていた。

 

(クソッ…★)

と、単純な罠にひっかかってしまったことを悔しがるタツヤ。

 

だが、ダメージはそれほどでもない。

 

しかも、相手は地上戦に不利な宇宙用モビルスーツだ。

 

まだ挽回できる…!!

 

「くらえッ!!」

と、JEE-201 ライフルカノンを撃つシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター。

 

ザク・マ([マイン])インレイヤーは、シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターからの攻撃を右肩のシールドで防ぐと、振り返って逃走する。

 

「待てッ!!」

と、シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターは立ち上がり、逃げるザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティを追いかける。

 

前を行くザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティが、バックパックから機雷を4つ投下した。

 

投下された機雷は、すぐに爆発し

大量の黒煙

が発生した。

 

「いまさら煙幕など…ッ!!」

と、黒煙の中に入るシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター。

 

煙幕を抜けると、前には相変わらず、逃げ続けるザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティがいた。

 

(あいつ…

どういうつもりだ…?)

と、逃げ続けるザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティに疑問を感じていると…

 

突如、警報音が鳴り響き、正面モニターに赤文字で

[各部関節駆動異常]

というエラーメッセージが表示された。

 

な…何だ…!?

と驚くタツヤ。

 

腕を動かそうとしたが…

 

う…動かないだと…!?

と驚くタツヤ。

 

〈またひっかかったね☆》

と、マインからの通信が入った。

 

「マインッ!!

何をしたッ!?」

と訊くタツヤに

 

〈さっきの煙幕…

あれ、ただの煙幕じゃないんだよ☆

あの中に

ジェル

を混ぜておいたの☆》

と答えるマイン―。

 

 

ジェル

 

【機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)】にて、人類革新連盟軍がガンダム捕獲作戦で使用した、モビルスーツの関節を固めて動けなくしてしまう、液体状の薬剤。

 

 

「な…

何ッ!?

 

とうとう、関節に付着したジェルが固まって、シュヴァルベグレイズリッターは動けなくなってしまった…。

 

ちくしょう…ッ!!

と悔しがるタツヤ…。

 

ジェルで関節を固められてしまい、動けなくなってしまったシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターは戦闘不能と判定され、撃墜扱いとなって、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

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