HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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第1試合(2)


 

一方、グレ([ヒロ])イテストサーペントは、右肩に装備しているダブルガトリングガンを撃つが、実弾兵器に絶対的な防御力をほこるフェイズシフト装甲を装備しているフォビ([パール])ドゥン・アズールには効いていない。

 

〈そんなの効きませんよ!!》

と、誘導プラズマ砲【フレスベルグ】を撃つフォビ([パール])ドゥン・アズール。

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントは、フォビ([パール])ドゥン・アズールからの攻撃を回避しながらも、右肩に装備しているダブルガトリングガンを撃ち続ける。

 

パールは回避が苦手なのか、グレ([ヒロ])イテストサーペントからの攻撃が、ほとんど命中していた。

 

もし、フォビドゥン・アズールが、実弾兵器に絶対的な防御力をほこるフェイズシフト装甲を装備していなかったら、大ダメージをうけているはずだ。

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントは、ダブルガトリングガンだけでなく、左肩に装備しているビームキャノンも撃つが、フォビ([パール])ドゥン・アズールのゲシュマイディッヒパンツァーによって歪曲されてしまい、ダメージをあたえられなかった。

 

つまり、グレ([ヒロ])イテストサーペントの攻撃は

フォビ([パール])ドゥン・アズールには、まったく効いていない

のだ。

 

それでも、グレ([ヒロ])イテストサーペントはダブルガトリングガンとビームキャノンを撃ち続ける。

 

〈どういうつもりですか?

ヒロさんの攻撃は、私には、まったく効いていないんですよ?》

と言ってくるパールに

 

それはどうかな?

と返すヒロ―。

 

 

パールには理解できなかった。

 

なぜ、ヒロが効かない攻撃を続けるのか?

 

その時、何かのアラームが鳴った。

 

(何の音…って…

ゑっ!?

 

正面モニターに赤文字で

エネルギー残量少量

と表示されていたのだ。

 

 

実弾兵器に絶対的な防御力をほこるフェイズシフト装甲

ビーム兵器に絶対的な防御力をほこるゲシュマイディッヒパンツァー

を装備しているフォビドゥン・アズールだが、それらを起動させると

エネルギーを消費する―。

 

 

ようやく悟った。

 

なぜ、ヒロが効かない攻撃を続けたのか―。

 

ダメージをあたえるためではなく

エネルギーを浪費させるため

だったのだ。

 

ダブルガトリングガンでフェイズシフト装甲のエネルギーを消費させ―

 

ビームキャノンでゲシュマイディッヒパンツァーのエネルギーを消費させた。

 

反撃に誘導プラズマ砲【フレスベルグ】を撃ったのも、エネルギー消費に拍車をかけた…。

 

 

パールは、残りのエネルギーの使い途に迫られた。

 

フェイズシフト装甲の維持に使うか…

 

ゲシュマイディッヒパンツァーの起動に使うか―?

 

だが、パールは、どちらも選ばず…

 

 

フォビ([パール])ドゥン・アズールは、自作の銛でグレ([ヒロ])イテストサーペントに突進した―。

 

 

(そうきたか…★)

と、軽く驚くヒロ。

 

まさか、フォビ([パール])ドゥン・アズールが接近戦を挑んでくるなんて、想定していなかった。

 

そして

グレイテストサーペントは、接近戦用の武器を持っていない

 

両手に持つガンナイフがナイフの形をしているのは

敵の斬撃を受け止めるため

だ。

 

だが…。

 

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントは、右手に持つガンナイフでフォビ([パール])ドゥン・アズールの銛をさばくと…

 

「残念だったね…!!」

と、左手に持つガンナイフで、フォビ([パール])ドゥン・アズールのコクピットを撃ち抜いた―!!

 

コクピットを破壊されたフォビ([パール])ドゥン・アズールの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

 

ヒロは、戦況を確認しようと、レーダーを見ると…

 

シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターの反応が無かった。

 

(何…!?

タツヤが負けたのか…!?)

と、驚くヒロ。

 

その時、レーダーが、背後から迫りくるザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティを捉えた―。

 

 

上空では、Gオ([カツ])フェンサーが2機のコスモファルコンと交戦していたが…

 

(ん?)

 

コスモファルコンが離脱し始めた。

 

「逃がすかっ!!」

と、コスモファルコンを追うGオ([カツ])フェンサー。

 

すると、下からピンク色のビームが飛んできたので回避する。

 

(何だ…?)

と、レーダーを確認しようとしたら、正面モニターに敵機のデータが表示された―。

 



 

【機体名】

νガンダム・コスモファルコン

 

【ベースキット】

1/144 EG νガンダム

 

【種別】

宇宙用モビルスーツ

 

【属性】

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ◯

地上戦 ◯

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ファイター】

マーテル

 



 

マーテルの愛機(ガンプラ)・νガンダム・コスモファルコン。

 

白と黄色で塗り分けられた1/144 EG νガンダムのバックパックに、フィンファンネルならぬ【宇宙戦艦ヤマト2199】に登場する、ヤマトの艦載機のコスモファルコンのプラモデルを2機装備している。

 

フィンファンネルは地上ステージでは使えないが、戦闘機のプラモデルをファンネルとして使用しているため、宇宙地上を問わずオールレンジ攻撃が可能だ。

 

一方で、本体のνガンダム自体は無改造で、しかも宇宙用のモビルスーツなので、地上ステージでは機動性が低下する。

 

しかし―!?

 

 

(むっ…!?)

と、カツが見たのは、コスモファルコンがνガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンに戻っていくところだった。

 

(なるほどな…。

あのコスモファルコンは

ガンプラの武器

という設定なのか…。)

 

 

ガンプラではないプラモデルも

ガンプラの武器

としてなら、ガンプラバトルで使うこともできる。

 

 

そして、νガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンのバックパックに、2機のコスモファルコンが装着された…

 

次の瞬間―!!

 

なんだと!?

 

なんと!!

 

νガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンが空を飛んだ

のだ―!!

 

バックパックに装着された、2機のコスモファルコンのスラスターを噴射させて、飛翔するνガンダ([マーテル])ム・コスモファルコン。

 

そして、右手に持つビームライフルと、左腕に装着されているシールドに装備されているビームキャノンを撃ってきた。

 

Gオ([カツ])フェンサーは、νガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンからの攻撃を回避すると、GNミサイルで反撃した。

 

すると…

 

(おいおい…★)

と、あきれかえるカツ…。

 

というのも、νガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンは、GNミサイルを回避できず、全弾くらってしまったのだ…。

 

(まったく…★

空中戦ができないんだったら、飛び上がってくるなよ…★)

とあきれつつ、被弾して墜落していくνガン([マーテル])ダム・コスモファルコンにGNビームマシンガンを撃つGオ([カツ])フェンサー。

 

墜落しているνガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンは、回避することもできず、Gオ([カツ])フェンサーの攻撃をまともにくらった。

 

νガンダ([マーテル])ム・コスモファルコンの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

 

大通りで対峙する

グレ([ヒロ])イテストサーペント

ザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティ―。

 

 

ザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティは、正面からビーム兵器に設定したザクマシンガンを撃ってきたが、すぐにビル群に入っていった。

 

「逃げてもムダだよ☆」

と、グレ([ヒロ])イテストサーペントは|両肩アーマーを展開してミサイルを発射した―。

 

 

ゑっ!?

と、グレ([ヒロ])イテストサーペントが発射したミサイルが上空から降り注いできたのを見て、驚くマイン。

 

シュヴ([タツヤ])ァリエグレイズリッターの時みたいに、グレ([ヒロ])イテストサーペントを路地に誘い込もうとしたのだが、追いかけてこなかったの想定外だった。

 

ザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティは、狭い路地にいるため、上空から降り注いでくるミサイルをかわすことができなかった。

 

数発被弾しつつも、路地から出るザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティ。

 

だが、そこにグレ([ヒロ])イテストサーペントが先回りしていた―!!

 

いぃやあぁあぁ…!!

と、グレ([ヒロ])イテストサーペントのダブルガトリングガンとビームキャノンの一斉射撃をくらい、全身から火花を散らして吹き飛ぶザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティ…。

 

耐久値がゼロになったザク・マ([マイン])インレイヤー・ハイモビリティは、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

 

『BATTLE ENDED.』

と、試合終了がアナウンスされると、観客席からは盛大な歓声が起こった。

 

【ブルーノア】の待機所(ベンチ)では、みんなが勝利を喜んでいた。

 

しかし、チュージだけは、腕を組んでうつむいていた…。

 

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