HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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第2試合(1)


 

待機所(ベンチ)に戻ってきたヒロ、カツ、タツヤを迎える、【ブルーノア】のメンバー達。

 

「みんな…すまん…。」

と、敗北を喫したタツヤが、頭を下げる。

 

「気にするな。」

と、タツヤを慰めるカツ。

 

「これで、オレ達の撃破ポイントは、ようやく5…。

G.D.M.(ゴドム)】の撃破ポイントは12…。

次の試合で勝利ポイントを積めば、希望はあるな…☆」

と言うチュージ。

 

「でも

明日の試合で【G.D.M.(ゴドム)】が勝てば、もはや、ポイントは関係なくなります

よ…。」

と言うヒロ。

 

G.D.M.(ゴドム)】は【サメ軍】に勝利して2勝目をあげ、優勝に大手をかけている。

 

明日の試合で【G.D.M.(ゴドム)】が勝てば【G.D.M.(ゴドム)】の優勝が決まる。

 

もしくは、【ブルーノア】がこの試合に負けたら、その時点で【G.D.M.(ゴドム)】の優勝がほぼ確実となり、【ブルーノア】の敗退がほぼ確実となる…。

 

「とにかくだ…。

次の試合で、誰も負けることなく勝つことが重要だ…。」

と言うチュージ…。

 

 

『続きまして、第2試合を行います。

出場する選手は、準備をお願いします。』

とアナウンスが流れ、ケイ、ケンタ、ミッツの3人がバトルステージに向かった。

 

【イルカ軍】からは

クロワ

エリン

マコト

の3年生トリオだ。

 

クロワとケイが握手をして、両チームの選手はコクピットルームに入った―。

 

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal.』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは雪原。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「ケイ!!

シグー、出ます!!」

 

「ケンタっ!!

ブーステッドガンダムヴァーチェ、出るぞっ!!」

 

「ミッツ!!

ジムスペシャル、出るぜ!!」

 

 

「クロワ。

Gバウンサー・スパロー、行くわよ。」

 

「エリン!!

バトルシップゲルググ、出ます!!」

 

「マコト!!

ガンダムアストレイ・ネイビーフレーム、参る!!」

 

両チームのガンプラが発進した―。

 

 

雪原を進む

シグ([ケイ])

ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェ

ジムス([ミッツ])スペシャル

 

 

《おい、ケンタ。〉

と、ミッツからの通信が入った。

 

「な…何だい?」

と答えるケンタ。

 

《これは、お前だけに繋いでいる。〉

と言うミッツ。

 

「え?

ケイには聞こえていないの?」

と訊くケンタに

 

《そうだ。

聞かれたらマズいからな。〉

と言うミッツ。

 

(ケイに聞かれてマズいことって、何だろう?)

と考えるケンタ。

 

《お前…

ショウに惚れた

だろ?〉

というミッツからの通信を聞いたケンタは、心臓が飛び出すほど驚いた。

 

そそそそそ

そんなこと…★」

 

丸わかり

だな、お前…★

けどな…

やめとけ。〉

というミッツからの通信を聞いたケンタは

 

「な…何でだよ?」

と訊く。

 

彼氏がいる

からだよ。〉

と言うミッツ。

 

「何で、ミッツがそんなこと知ってるんだよ?」

と訊くケンタに

 

《見りゃわかるだろ★〉

と言うミッツ。

 

「わからないよ!!」

と言うケンタに

 

「もしかして、お前

七尾人の女が髪を切る理由

を知らないのか?〉

と言うミッツ。

 

「知らないよ。」

と言うケンタに

 

七尾人の女はな、趣味やファッションで髪を切ったりしない

んだよ。〉

と言うミッツ。

 

「じゃ、何だよ?」

と訊くケンタに

 

《知りたいか?

だが、そいつは試合が終わってからだ。

来たぞ!!〉

と言うミッツ。

 

「何が?」

と、呑気な事を訊くケンタに

 

敵だよッ★

と怒鳴るミッツ…。

 

(そうだった★)

と、今は試合中だったのだと、思い出すケンタ…。

 

《ケンタ君とミッツ君は、敵の後方に回り込んで!!〉

と、ケイからの通信が入った。

 

「りょ、了解!!」

と、ケンタはブースターの出力を上げた。

 

バックパックのGNメガブースターから、大量のGN粒子を噴射しながら、ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェは増速した―。

 

 

【ブルーノア】の待機所(ベンチ)では―。

 

 

「ショウ。

どうして出場しなかったけん?」

と、クレアがショウに、試合に出場しなかった理由を訊いた。

 

「とくに理由は無いケン。

ケンタとミッツは仲がいいケン、あのコンビで出た方がいいと思ったケン。

それに、ケイは『ニュータイプ』じゃケン。

(ソレガシ)がいなくても勝てるケン★」

と言うショウ。

 

(たしかに、ショウの言う通りじゃけん。)

と、納得するクレア。

 

対戦相手である

クロワ

エリン

マコト

は、昨日の試合を見る限りでは『ニュータイプ』ではない。

 

となると、『ニュータイプ』であるケイの敵ではない。

 

(だったら、何でケンタは第2試合に出場を志願したんじゃけん?)

と、クレアは悩んだ―。

 

 

バトルステージでは―。

 

 

ブース([ケンタ])テッドガンダムヴァーチェが【イルカ軍】チームの編隊の背後に回り込んだ。

 

それに気づいた【イルカ軍】チームの編隊は散開した―。

 

 

(よし…あいつ…!!)

と、ケイはGバウ([クロワ])ンサー・スパローに照準を合わせる。

 

正面モニターに、Gバウンサー・スパローのデータが表示される。

 



 

【機体名】

Gバウンサー・スパロー

 

【ベースキット】

1/144 HG Gバウンサー

 

【種別】

汎用型モビルスーツ

 

【属性】

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◯

 

【ファイター】

クロワ

 



 

クロワの愛機(ガンプラ)・Gバウンサー・スパローは、Gバウンサーの両腕をガンダムAGE1スパローの物に変えた、白とライムグリーンに塗り分けられた機体(ガンプラ)だ。

 

 

ケイがGバウ([クロワ])ンサー・スパローに照準を合わせると…

 

ケイの目には、Gバウ([クロワ])ンサー・スパローが止まって見える

ようになった。

 

(これが…

『ニュータイプ』の能力(ちから)…!!

 

ガンプラバトルの経験が、わずか1年たらずのケイでも、止まっている敵を撃つのは造作もない。

 

シグ([ケイ])ーは

右手に持つ、ビーム兵器に設定しているMMI-M7S 76ミリ重突撃機銃

左腕に装着されているM7070 28ミリ バルカンシステム内装防盾の28ミリバルカン砲

を同時発射した―!!

 

 

「キャアアアアア…ッ!!」

と、シグー([ケイ])からの嵐のような銃撃に、悲鳴をあげるクロワ。

 

なんとか回避しようとするが…

 

そ…そんな…!?

 

どういうわけか、まったく回避できない。

 

あ…あぁ…!?

 

シグー([ケイ])からの攻撃をくらい続けるGバウ([クロワ])ンサー・スパローの耐久値は、みるみるするうちに減っていく。

 

回避もできず、防御もできないGバウ([クロワ])ンサー・スパローの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

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