「みんな…すまん…。」
と、敗北を喫したタツヤが、頭を下げる。
「気にするな。」
と、タツヤを慰めるカツ。
「これで、オレ達の撃破ポイントは、ようやく5…。
【
次の試合で勝利ポイントを積めば、希望はあるな…☆」
と言うチュージ。
「でも
明日の試合で【
よ…。」
と言うヒロ。
【
明日の試合で【
もしくは、【ブルーノア】がこの試合に負けたら、その時点で【
「とにかくだ…。
次の試合で、誰も負けることなく勝つことが重要だ…。」
と言うチュージ…。
『続きまして、第2試合を行います。
出場する選手は、準備をお願いします。』
とアナウンスが流れ、ケイ、ケンタ、ミッツの3人がバトルステージに向かった。
【イルカ軍】からは
クロワ
エリン
マコト
の3年生トリオだ。
クロワとケイが握手をして、両チームの選手はコクピットルームに入った―。
『GUN-PLA Battel, Stand up.』
システムが起動し始めた。
『Please set your GP base.』
GPベースを、スロットにセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal.』
ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。
形成されたバトルフィールドは雪原。
『Please set your GUN-PLA.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。
球体操縦桿を握り、そして―
『Battel start!!』
バトルスタートの合図が鳴り響く―!!
「ケイ!!
シグー、出ます!!」
「ケンタっ!!
ブーステッドガンダムヴァーチェ、出るぞっ!!」
「ミッツ!!
ジムスペシャル、出るぜ!!」
「クロワ。
Gバウンサー・スパロー、行くわよ。」
「エリン!!
バトルシップゲルググ、出ます!!」
「マコト!!
ガンダムアストレイ・ネイビーフレーム、参る!!」
両チームのガンプラが発進した―。
◇
雪原を進む
《おい、ケンタ。〉
と、ミッツからの通信が入った。
「な…何だい?」
と答えるケンタ。
《これは、お前だけに繋いでいる。〉
と言うミッツ。
「え?
ケイには聞こえていないの?」
と訊くケンタに
《そうだ。
聞かれたらマズいからな。〉
と言うミッツ。
(ケイに聞かれてマズいことって、何だろう?)
と考えるケンタ。
《お前…
ショウに惚れた
だろ?〉
というミッツからの通信を聞いたケンタは、心臓が飛び出すほど驚いた。
「そそそそそ…
そんなこと…★」
《丸わかり
だな、お前…★
けどな…
やめとけ。〉
というミッツからの通信を聞いたケンタは
「な…何でだよ?」
と訊く。
《彼氏がいる
からだよ。〉
と言うミッツ。
「何で、ミッツがそんなこと知ってるんだよ?」
と訊くケンタに
《見りゃわかるだろ★〉
と言うミッツ。
「わからないよ!!」
と言うケンタに
「もしかして、お前
七尾人の女が髪を切る理由
を知らないのか?〉
と言うミッツ。
「知らないよ。」
と言うケンタに
《七尾人の女はな、趣味やファッションで髪を切ったりしない
んだよ。〉
と言うミッツ。
「じゃ、何だよ?」
と訊くケンタに
《知りたいか?
だが、そいつは試合が終わってからだ。
来たぞ!!〉
と言うミッツ。
「何が?」
と、呑気な事を訊くケンタに
《敵だよッ★〉
と怒鳴るミッツ…。
(そうだった★)
と、今は試合中だったのだと、思い出すケンタ…。
《ケンタ君とミッツ君は、敵の後方に回り込んで!!〉
と、ケイからの通信が入った。
「りょ、了解!!」
と、ケンタはブースターの出力を上げた。
バックパックのGNメガブースターから、大量のGN粒子を噴射しながら、
◇
【ブルーノア】の
「ショウ。
どうして出場しなかったけん?」
と、クレアがショウに、試合に出場しなかった理由を訊いた。
「とくに理由は無いケン。
ケンタとミッツは仲がいいケン、あのコンビで出た方がいいと思ったケン。
それに、ケイは『ニュータイプ』じゃケン。
と言うショウ。
(たしかに、ショウの言う通りじゃけん。)
と、納得するクレア。
対戦相手である
クロワ
エリン
マコト
は、昨日の試合を見る限りでは『ニュータイプ』ではない。
となると、『ニュータイプ』であるケイの敵ではない。
(だったら、何でケンタは第2試合に出場を志願したんじゃけん?)
と、クレアは悩んだ―。
◇
バトルステージでは―。
それに気づいた【イルカ軍】チームの編隊は散開した―。
(よし…あいつ…!!)
と、ケイは
正面モニターに、Gバウンサー・スパローのデータが表示される。
【機体名】
Gバウンサー・スパロー
【ベースキット】
1/144 HG Gバウンサー
【種別】
汎用型モビルスーツ
【属性】
陸
【戦場適応】
宇宙戦 ◎
空中戦 ✕
地上戦 ◎
水中戦 △
【得意戦術】
射撃戦 ◯
接近戦 ◯
【ファイター】
クロワ
クロワの
ケイが
ケイの目には、
ようになった。
(これが…
『ニュータイプ』の
ガンプラバトルの経験が、わずか1年たらずのケイでも、止まっている敵を撃つのは造作もない。
右手に持つ、ビーム兵器に設定しているMMI-M7S 76ミリ重突撃機銃
と
左腕に装着されているM7070 28ミリ バルカンシステム内装防盾の28ミリバルカン砲
を同時発射した―!!
◆
「キャアアアアア…ッ!!」
と、
なんとか回避しようとするが…
「そ…そんな…!?」
どういうわけか、まったく回避できない。
「あ…あぁ…!?」
回避もできず、防御もできない