HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

3 / 75
ガンプラバトル同好会【ブルーノア】(2)


 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、バックパック右側のEQFU-5X 機動兵装ポッドから、AGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルを撃つ。

 

同時に、右手に持つサブロックガンを撃つ。

 

その名の通り、本来は水中用の武器だが、地上ではハンドロケットランチャーとしても使える。

 

しかし、ジムス([ミッツ])ペシャルはサブロック弾を回避してみせる。

 

宇宙戦用の機体(ガンプラ)ゆえ、地上ステージでは機動性が低下していても、サブロック弾を回避できるくらいの機動性はあるし、ミッツもけっして、技量ほ低いガンプラファイターではない…

 

…が、ミサイルは回避しきれなかった…。

 

飛んできた12発のミサイルの内、回避できたのは

3発のみ

残り9発が、次々とジムス([ミッツ])ペシャルに命中する

が、AGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルの威力の低さゆえ、耐久値の減少は18パーセントですんだ…。

 

 

「ちくしょう★

このまま負けて…んッ?」

と、ミッツがレーダーを見ると、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが移動している…。

 

(どこに行く気だ?

クレアにかぎって、逃げたりはしないだろうが…?)

と、とりあえず、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグを追うことにする―。

 

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが向かう先にあったのは、バトルフィールドを南北に分断している川だった。

 

そのまま、川に入るマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

ジムス([ミッツ])ペシャルも川に入る。

 

膝まで浸かる程度の深さだ。

 

〈おいおい…★

水中用モビルスーツだからって、川に入れば強くなるってかァ?》

という、ミッツからの通信に

 

「なるけん☆

膝まで浸かる程度(これだけ)の深さがあれば

魚雷が使えるけん☆」

と答えるクレア。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、バックパック左側のEQFU-5X 機動兵装ポッドから、12発の魚雷を射出した。

 

川の中を突き進む12発の魚雷が、次々とジムス([ミッツ])ペシャルの足に命中する―!!

 

 

ゑーッ!?

ウソだろォォォッ!?

こんな場所で魚雷をォォォッ!?

と、悲鳴をあげるミッツ…。

 

 

ビビッ島独自のガンプラバトルルール…

 

陸属性は空属性に強い

空属性は海属性に強い

海属性は陸属性に強い

 

…により

ジムス([ミッツ])ペシャルがうけるダメージは1割増し

される…。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグの魚雷攻撃で、ジムス([ミッツ])ペシャルの耐久値は、82パーセントから一気に57パーセントにまで低下してしまった…。

 

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、左手で腰のリアアーマーにマウントされているヒートトマホークサーベルを取り出す。

 

これは、クレアの自作の武器で、【HG カスタマイズキャンペーン 2014 Summer F】に付属しているヒートトマホークに、ビームサーベルの発振器を取り付けた武器だ。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、ヒートトマホークサーベルをヒートトマホークモードにする。

 

トマホークの刃が、ほのかに赤く輝いた―。

 

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが、接近戦用の武器を持ったのだから、ジムス([ミッツ])ペシャルも接近戦で対応する。

 

ジムス([ミッツ])ペシャルは、右手を腰のリアアーマーにまわし、ビームサーベルを取る。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが、左手に持つヒートトマホークで斬りかかってきた。

 

「そんなものォッ!!」

と、ジムス([ミッツ])ペシャルは右手に持つビームサーベルで、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグからの斬撃を受け止めたら…

 

(何だぁ…?)

 

コクピットルーム内に鳴り響く、ロックオン警報…。

 

正面モニターを見れば…

 

ゑっ!?

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが、右手にサブロックガンを持っていて

 

その発射口をジムス([ミッツ])ペシャルの胴体に向けている―!!

 

そして…

 

サブロックが発射された―!!

 

どぉわぁぁぁ…ッ!!

 

至近距離からサブロックガンで撃たれて、ぶっ飛ぶジムス([ミッツ])ペシャル…。

 

仰向けに倒れたジムス([ミッツ])ペシャルのコクピットの位置に、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグはヒートトマホークサーベルから発振したビームサーベルの先端を突きつける。

 

〈チェックメイトじゃけん☆》

と、勝ちほこるクレア。

 

「あぁ…

参ったよ、クレア…★」

と降参したミッツは、コクピットルームのコンソールにある降参ボタンを押した…。

 

 

(さて…

シン君は、どうしよった(どうなったかな)?)

と、ミッツに勝利したクレアは、シンに通信を入れてみる。

 

「シン君、どうなっとるけん?」

 

なにげなく入れた通信だったが…

 

何してる、クレアッ!!

早く援護に来てくれッ!!

と、シンからの必死の叫びが聞こえてきた…。

 

「何やっとるけん?

まだやっとったんけ?」

と、あきれるクレアだったが…

 

カツ先輩がどれだけ強いか知ってるだろッ!!

と、シンは必死に助けを求めてくる…。

 

(そうでもないけん…★)

 

ガンプラバトル歴11年のクレアからすれば

ガンプラバトル歴5年のカツなどザコ同然

である…。

 

(はぁ…。)

と、ためいきをつき、クレアはシンの援護に向かった…。

 

 

(あいや〜…。)

 

シンの救援に来たクレアの目に飛び込んできたのは、上空からGオ([カツ])フェンサーの攻撃に翻弄されている、ガン([シン])ダムインパルスの醜態だった…。

 

 

ガンプラバトル同好会【ブルーノア】のリーダー・シンの愛機(ガンプラ)・ガンダムインパルスは、HGCE フォースインパルスガンダムの頭とバックパックを、HGUC ガンダムの物に変えた機体(ガンプラ)だ。

 

頭はともかく、バックパックを換えているため、インパルスガンダムの特徴であるシルエット換装システムが無くなっている…。

 

 

そんな機体(ガンプラ)で、空を飛び回るGオ([カツ])フェンサーに勝てるはずもなく…

 

ただ、上空からのGオ([カツ])フェンサーの攻撃に翻弄されているのだった…。

 

 

(見てられんけん!!)

とクレアは、マリンハイザック・アルフェルグ本体のスラスターと、EQFU-5X 機動兵装ポッドのスラスターを全力噴射させる。

 

それで

短時間だが空を飛べる

のだ。

 

「けぃ!!」

と、空に飛び上がったマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、バックパック右側のEQFU-5X 機動兵装ポッドからAGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルを発射した―。

 

 

(そんな攻撃…!!)

と、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグからの攻撃を回避しようとしたGオ([カツ])フェンサーだったが…

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが撃ったAGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルが

自爆して、強烈な閃光を放ったのだ―!!

 

な…何だ…ッ!?

うおおおおおッ!!

 

あまりのまぶしさに、カツはおもわず

両腕

で顔を覆った。

 

当然だが

操縦桿を手放してしまった

ため、Gオフェンサーはコントロールを失い、墜落していった…。

 

し…しまっ…ッ★」

 

鳴り響く失速警報を聞き、あわてて操縦桿を手にし、上昇しようと操縦桿を手前に引くが、もう遅かった…。

 

「う…おおおおお…ッ!!」

 

コクピットルーム内に響く、カツの絶叫…。

 

 

Gオフェンサーは墜落した…。

 

しかも、裏返しの状態で地上に落着したため、行動不能と判定され、敗北扱いとなった…。

 

「ち…ちくしょう…。」

 

悔しがるカツ…。

 

無理もない…。

 

撃墜されたのならまだしも、1発も被弾することもなく、ただ、自分の操縦ミスで自滅してしまったのだから…。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。