HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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消化試合(エキシビジョンマッチ)


 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal.』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは砂漠。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「クレア!!

マリンハイザック・アルフェルグ、出るけん!!」

 

 

「ルカ!!

ドルフィンマリンザク、行きます!!」

 

 

両チームのガンプラが発進した―。

 

 

【ブルーノア】の待機所(ベンチ)では―。

 

「こりゃまた

悲惨なシチュエーション

だなぁ…★」

と言うミッツ。

 

「クレアもルカも、使っている機体(ガンプラ)

基本的に水中用モビルスーツ

だからな…。」

と言うヒロ。

 

「クレアもルカも

同じ機体(ガンプラ)に見える

んだけど…?」

と言うケイに

 

ベースキットの性能が違う

んだ。」

と言うヒロ。

 

「どう違うんですか?」

と訊くケイに

 

「クレアの愛機(ガンプラ)のマリンハイザックは

水中戦の方が強く

ルカの愛機(ガンプラ)のマリンザクは

地上戦の方が強い

んだ。」

と教えるヒロ。

 

「じゃ、ルカの方が有利なんですか?」

と訊くケイに

 

機体(ガンプラ)の性能が、戦力の決定的な差じゃないよ☆」

と、ヒロが言った―。

 

 

砂漠を進むマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

まもなく、レーダーがドル([ルカ])フィンマリンザクを捉えた。

 

正面モニターに、ドルフィンマリンザクのデータが表示される。

 



 

【機体名】

ドルフィンマリンザク

 

【ベースキット】

1/144 ザク・マリンタイプ

 

【種別】

水中用モビルスーツ

 

【属性】

 

【戦場適応】

宇宙戦 △

空中戦 ✕

地上戦 ◯

水中戦 ◎

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 △

 

【ファイター】

ルカ

 



 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、右手に持つサブロックガンと、バックパック右側のEQFU-5X 機動兵装ポッドからAGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルを発射した。

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクも、サブロックガンを撃ってきた。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、ドル([ルカ])フィンマリンザクからの攻撃をなんなく回避し…

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクも、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグのサブロックガンによる横からの攻撃と、空から降り注ぐAGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルを回避、または頭部のバルカン砲で破壊していった。

 

(やるけん…☆)

と、ルカの実力に舌を巻くクレア。

 

(どうやら…

楽に勝てる相手じゃなさそうじゃけん★)

と、前髪を上げるクレア。

 

クレアの本気モードだ。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、右手にヒートトマホークソードを持ち、ドル([ルカ])フィンマリンザクに斬りかかった。

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクもヒートホークで迎え撃つ。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグのヒートトマホークソードと、ドル([ルカ])フィンマリンザクのヒートホークの刃がぶつかり、火花が散る。

 

斬り結んだ時に、両機とも頭部のバルカン砲を撃った。

 

至近距離からの攻撃ゆえ、両機ともダメージをうけた。

 

後退する両機。

 

再び斬りかかろうと、ヒートトマホークソードを振りかざしたマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグに向けて、ドル([ルカ])フィンマリンザクは前屈みになって、胸部のロケットランチャーを撃った。

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクの胸部のロケットランチャーの発射口は上を向いているため、前に撃つ時は前屈みになる必要がある。

 

さすがのクレアも、この攻撃は想定外だった。

 

ぬかったッ!!

 

ドル([ルカ])フィンマリンザクのロケット弾をまともにくらい、耐久値が62パーセントにまで減少した。

 

さらに追い撃ちをかけるべく、ドル([ルカ])フィンマリンザクはヒートホークで斬りかかってきた。

 

くゥッ!!

と、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグはとっさに、スラスターを全力噴射して、後ろ上方に飛び上がった。

 

その時―!!

 

地面の砂が舞い上がり、ドル([ルカ])フィンマリンザクの視界を遮った―!!

 

チャンスじゃけん!!

と、サブロックガンを撃ちまくるマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

ついでに、AGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルも撃つ。

 

砂煙で視界を遮られたドル([ルカ])フィンマリンザクは、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグからの攻撃を回避することはできなかった。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグの攻撃は、ほぼ全弾命中した。

 

とどめじゃけん!!

と、クレアは武装スロットから『SA(特殊攻撃)』を選択した。

 

すると、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは、腰の後ろから

長い棒

を取り出し、右手に持った。

 

そして、バックパック右側のEQFU-5X 機動兵装ポッドを射出し…

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグが右手に持つ長い棒の先にEQFU-5X 機動兵装ポッドが合体し、ハンマーのような形の武器になった!!

 

ハンマーをかまえて、ドル([ルカ])フィンマリンザクに迫るマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

そして―!!

 

ダイナミックハンマァァァァァッ!!

 

EQFU-5X 機動兵装ポッドのスラスターを噴射しながら、ドル([ルカ])フィンマリンザクの胴体を殴打するマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグのSA(特殊攻撃)ダイナミックハンマー』をくらったドル([ルカ])フィンマリンザクは、全身から火花を散らしながら吹き飛んだ。

 

うつ伏せに倒れているドル([ルカ])フィンマリンザクは、耐久値はゼロにならなかったが、動くことはなかった。

 

そのため、ドル([ルカ])フィンマリンザクは戦闘不能と判定され、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグの勝利となった。

 

 

『BATTLE ENDED.』

と、試合終了がアナウンスされると、観客席からは盛大な歓声が起こった。

 

【ブルーノア】vs【イルカ軍】の対戦は、【ブルーノア】の3戦全勝―

 

【ブルーノア】の完全勝利に終わった―。

 

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