HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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大洋高校代表決定戦第3戦
試合前のミーティング



 

午前10時30分―。

 

クレアは、ケイとシンと一緒に登校する―。

 

 

「クレア。

聞いてほしいことがあるんだ。」

と切り出すシン。

 

「何じゃけん?」

と訊くクレアに

 

「昨日の夜、オレのところに

八乙女 撫子が来た

んだ。」

と言うシン。

 

「それで、どうなったけん?」

と訊くクレア。

 

「刺されたよ…。」

と言うシン。

 

「それで、強くなれたとでも言うんじゃけん?」

と訊くクレアに

 

「もちろん、今日の試合で確かめる。」

と言うシン。

 

 

その後、3人は他愛もない話をしながら、学校に向かうのだった―。

 

 

部室に集まった、【ブルーノア】のメンバー達…

 

…だったが…

 

「まず…

悲しい報せがある…。

本日、朝早くに

ケンタが退会

した…。」

と言い出すチュージ。

 

たしかに、部室内にケンタの姿が無い…。

 

「オレも粘り強く説得したんだが、ケンタの退会の意志は変わらなかった…。

こんな大事な時に、貴重なメンバーがいなくなるというのは大変だが、やむをえん。

残ったメンバーで、退会したケンタの分も戦っていこうと思う!!」

と言うチュージ。

 

続けて

 

「昨日、【イルカ軍】に勝ったとはいえ、依然、オレ達がおかれている状況は厳しい…。

第1試合で、【サメ軍】に勝利して…

G.D.M.(ゴドム)】が、【イルカ軍】に負けることを祈るばかりだ…。」

と言うチュージ。

 

実際には、【ブルーノア】と【サメ軍】に敗れている【イルカ軍】が【G.D.M.(ゴドム)】に勝てる確率なんて、非常に低いだろう…。

 

ましてや、【イルカ軍】には『ニュータイプ』がいないのだ。

 

勝てる確率が低いどころか、ほぼゼロである…。

 

 

続いて、試合方式の説明をするチュージ。

 

「【サメ軍】のメンバーも7人だ。

試合方式は、昨日と同じ

第1試合は3対3

第2試合も3対3

ラストは部長対決だ。

勝利を確実なものにするためにも、ケイ、今日こそお前を、臨時のキャプテンに指名する。」

というチュージの言葉を聞いて

 

「はい!!」

と、昨日とは打って変わって、元気よく答えるケイ。

 

どうやら、昨日の試合で自信を得たようだ。

 

「それで先生に、お願いがあるんですが…。」

と言うケイ。

 

「何だよ?」

と訊くチュージに

 

「シンを試合に出してください。」

と言うケイ。

 

「何だって…!?」

と、ケイの頼みに難色を示すチュージ。

 

「先生…

オレ…

試合に出たいです…ッ!!」

と、頭を下げるシン。

 

「チュージ先生…

私からも、お願いするけん!!」

と、クレアも頭を下げる。

 

「待てよ★

シンはともかく…

クレア。

何で、お前まで頭を下げるんだ?」

と、首を傾げるチュージ。

 

「そ…それは…

その…。」

と、答えに困窮するクレア…。

 

「ようするに…

『ニュータイプ』である私と、【ブルーノア】のエースであるクレアからの頼みなんです。

聞き入れてもらえませんか?」

と、言い繕うケイ。

 

「まぁ…

そういうことなら、聞き入れてやらんこともないが…。」

と渋々ながら、ケイの頼みを聞き入れるチュージ。

 

そして

「おい、シンッ!!

ケイとクレアから推挙されたんだッ!!

みっともねぇザマ見せんなよッ!?」

と、シンに檄を飛ばすチュージ。

 

「あぁ…

まかせてくれ…!!」

と答えるシンを見たチュージは

 

「よし!!

その意気だッ☆」

と、シンを激励した。

 

 

その後、チュージは第1試合と第2試合の出場メンバーを発表する。

 

 

【第1試合】

ミッツ

ヒロ

タツヤ

 

【第2試合】

クレア

ショウ

シン

 

【第3試合】

ケイ

 

 

「このメンバーで行くぞッ!!」

とチュージが叫ぶと

 

「「はいっ!!」」

と答える部員達。

 

 

やがて、試合開始時間となり、チュージを先頭に、【ブルーノア】のメンバー達はガンプラバトルスタジアムに向かった―。

 

 

スタジアム内の観客席は、すでに全校生徒で埋まっていた。

 

 

午後0時―。

 

突如、スタジアム内の照明が全て消えた―。

 

そして…

 

スタジアム中央に鎮座しているガンプラバトルステージの中央に、スポットライトが当てられた。

 

スポットライトが当てられたステージの中央には、昨日と同じく、赤スーツ姿の男が、丸椅子(スツール)に座って、長い脚を組んでいた。

 

彼は、物憂げに目を伏せながら、低く、しかし、よく通る声で話し始めた。

 

「みなさん…

大洋高校代表決定戦の第3戦の日がやってまいりました…!!

泣いても笑っても、今日で、ビビッ島ガンプラバトル大会に出場する、大洋高校の代表チームが決まります…!!」

と男が言うと、スタジアム内の照明がついて明るくなり、観客席からは、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

「それでは、出場チームの紹介いたしましょう!!

まずは、第1試合…

ガンプラバトル同好会【ブルーノア】ーッ!!」

 

チュージを先頭に【ブルーノア】のメンバーが入場すると、昨日と打って変わって、観客席から大歓声が起こった。

 

どうやら、昨日の試合で、【ブルーノア】の実力が認められたようだ。

 

 

「続いて、女子ガンプラバトル部フーカ派―

【サメ軍】ーッ!!」

 

フーカを先頭に入場してきた【サメ軍】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「第2試合に出場するのは…

男子ガンプラバトル部―

G.D.M.(ゴドム)】ーッ!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【G.D.M.(ゴドム)】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「最後は、女子ガンプラバトル部ルカ派―

【イルカ軍】ーッ!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【イルカ軍】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「それでは、代表決定戦第3戦ッ!!」

と男は言って立ち上がり、赤いスーツの上着を脱ぎ捨てて、ピンク色のワイシャツ姿となり、両腕を突き上げる。

 

高く掲げられた左手には、左目を覆っていた眼帯が握りしめられ…

 

高く掲げられた右手には、どこからともなく取り出したマイクを、小指を立てて握っている―。

 

「レディ…ゴォォォォォッ!!」

と、男が叫ぶと、観客席から、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

そして、男は脱ぎ捨てた赤いスーツを拾い、座っていた椅子も持ってステージから降り、どこかへと走り去っていった―。

 

 

『それでは、1時より第1試合を開始いたします。

出場する選手は、準備をお願いします。』

というアナウンスが流れ、第1試合に出場しない【イルカ軍】と【G.D.M.(ゴドム)】の選手達が控室に戻っていき、【ブルーノア】と【サメ軍】のメンバーは、待機所(ベンチ)に移動する。

 

そして、試合に出場する

ミッツ

ヒロ

タツヤ

が、バトルステージ前に向かった―。

 

 

バトルステージ前に並ぶ、両チームの出場選手。

 

【サメ軍】の出場選手は

コーデリア

アンカ

マディ

の3人。

 

タツヤとコーデリアが握手した後…

 

両チームの出場選手は、コクピットルームへと入っていった―。

 

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal.』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは、山岳地帯。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「タツヤ!!

シュヴァルベグレイズリッター、行くぞ!!」

 

「ヒロ!!

グレイテストサーペント、出るぞ!!」

 

「ミッツ!!

ジムスペシャル、出るぜッ!!」

 

 

「コーデリア…

ジェノアスカスタム、行くからね…★」

 

「アンカ…

イフリート・アンカー、出ます…。」

 

「マディッ!!

ザクハッカー、行くぞぉぉぉ…ッ★」

 

 

両チームのガンプラが発進した―。

 

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