HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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第2試合(1)


 

ステージ前にならぶ

クレア

ショウ

シン

と

レベッカ

ベアトリス

セレスト

 

 

握手をする、クレアとレベッカ。

 

身長は180センチ近くはあろう、3年生のレベッカを見上げる、身長154センチのクレア。

 

背の高さにくわえ、銀髪のショートヘアーで、前髪の一部が、やけに長い黒い髪。

 

美しい顔立ちに切れ長の目に輝く蒼い瞳は、冷徹な輝きを放っている。

 

美少女ではなく美女。

 

可憐ではなく秀麗。

 

美しさで魅了するのではなく、威圧感で屈服させる。

 

そんなレベッカが、フーカの下についているのが不思議だが、かといって、ルカの下につくとも思えない。

 

いや、そもそも、人の下につくような人ではない―。

 

 

「クレアとかいったな…。

私に勝てるか?」

と言うレベッカに

 

「先輩に負けるのなら、悔いは無いけん…。」

とクレアは答えた。

 

想定外の返答だったのか、レベッカは驚いたような顔をした。

 

しかし、すぐに

「私は、お前に負けたら、激しく後悔する。」

と、冷徹な笑みを浮かべた。

 

そして

「私は負けん…!!」

と言って、コクピットルームへと向かっていった。

 

クレア達も、コクピットルームへと向かった。

 

 

コクピットルームに入ったクレアは

(ひさしぶりじゃけん…

戦う前から、勝てる気がせんのは…。)

と思いつつも、それでも、前髪を上げて、気合を入れた(本気モードになった)―。

 

◇

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal.』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは、宇宙空間。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「クレアッ!!

マリンハイザック・アルフェルグ、出るけんっ!!」

 

「シン!!

ガンダムインパルス、行きまぁぁぁすッ!!」

 

「ショウッ!!

アンターレス、ゴーッ!!」

 

 

「レベッカ!!

ガンダムヴァサーゴ、行くぞ!!」

 

「ベアトリス。

ガンダムアシュタロン、行くわ。」

 

「セレストッ!!

アルカディアガンダム、発進だァッ☆」

 

両チームのガンプラが発進した―。

 

◇

 

宇宙空間を進む

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ

ガン([シン])ダムインパルス

アンタ([ショウ])ーレス

 

まもなく、マリンハイザック・アルフェルグのレーダーが、【サメ軍】の機体(ガンプラ)を捉えた。

 

正面モニターに、敵機のデータが表示される。

 



 

【機体名】

ガンダムヴァサーゴ

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ◎

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◎

接近戦 ◎

 

【ベースキット】

1/144 ガンダムヴァサーゴ

 

【種別】

汎用型モビルスーツ

 

【属性】

空

 

【アビリティ】

フラッシュシステム

 

【ガンプラファイター】

レベッカ

 



 

【機体名】

ガンダムアシュタロン

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ◯

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◎

 

【ベースキット】

1/144 ガンダムアシュタロン

 

【種別】

汎用型モビルスーツ

 

【属性】

陸

 

【アビリティ】

フラッシュシステム

 

【ガンプラファイター】

ベアトリス

 



 

【機体名】

アルカディアガンダム

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ◎

地上戦 ◎

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◎

接近戦 ◎

 

【ベースキット】

1/144 HG クロスボーンガンダム魔王

 

【種別】

汎用型モビルスーツ

 

【属性】

海

 

【ガンプラファイター】

セレスト

 



 

銀色と青で塗られた、外見的には無改造のガンダムヴァサーゴが、レベッカの愛機(ガンプラ)だ。

 

 

同じく、銀色と紫で塗られた、外見的には無改造のガンダムアシュタロンが、レベッカの妹のベアトリスの機体(ガンプラ)だ。

 

 

セレストの愛機(ガンプラ)・アルカディアガンダムは、全身を緑色に塗ったクロスボーンガンダム魔王だ。

 

機体名の『アルカディア』とは、全身が緑色で、胸の髑髏から、おそらく

某超有名な宇宙海賊の戦艦

の名前からとっているのであろう…。

 

 

先手を打ってきたのは、【サメ軍】の方だった。

 

ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴがメガソニック砲を撃ってきたのだ。

 

「散開!!」

と、クレアの指示により、散開する【ブルーノア】の機体(ガンプラ)。

 

ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴに戦いを挑もうとするクレアだったが…

 

〈姉さんはやらせない…!!》

と、ガンダムア([ベアトリス])シュタロンが向かってきた。

 

やむをえず、クレアはガンダムア([ベアトリス])シュタロンの相手をすることにした。

 

《あのガンダム([レベッカ])ヴァサーゴは、某(ソレガシ)にまかせるケン☆〉

と、アンタ([ショウ])ーレスがガンダム([レベッカ])ヴァサーゴに立ち向かう。

 

《緑のガンダム(アルカディアガンダム)は、オレにまかせてくれ!!〉

と、シンからの通信が入った。

 

(よ〜しっ!!)

とクレアは、正面モニターに映るガンダムア([ベアトリス])シュタロンを見据えた―。

 

◆

 

大洋高校2年生のベアトリスは、レベッカの妹である。

 

身長はレベッカほど高くないが、それでも170センチは超えている。

 

銀髪のロングヘアーに蒼い瞳。

 

レベッカのような威圧的な美しさはなく、むしろ、可憐な美少女である。

 

それでも、冷徹な感じがするのは、やはり姉妹だ。

 

そんなベアトリスの愛機(ガンプラ)は、外見的には無改造のガンダムアシュタロンだ―。

 

◇

 

「行けっ!!」

と、バックパック右側のEQFU-5X 機動兵装ポッドを射出するマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

射出されたEQFU-5X 機動兵装ポッドから、AGM141【ファイヤーフライ】誘導ミサイルが発射される。

 

しかし、ガンダムア([ベアトリス])シュタロンはモビルアーマー形態に変形すると、飛んでくるミサイルを振り切った。

 

そのまま、大きく左に旋回すると、機首のバルカン砲を撃ちながら、フルスピードで突進してきた。

 

ガンダムア([ベアトリス])シュタロンの攻撃を回避し、サブロックガンで反撃するマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

だが、ガンダムア([ベアトリス])シュタロンはマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグの反撃を回避し、再び離れていった。

 

〈そんな機体(ガンプラ)で、私の相手がつとまると思っていたの?》

と、ベアトリスからの通信が入った。

 

たしかに、現時点では、クレアはガンダムア([ベアトリス])シュタロンの機動性に翻弄されている。

 

しかも、クレアの愛機(ガンプラ)・マリンハイザック・アルフェルグは

水中用モビルスーツであるため、宇宙ステージでは機動性が低下する

のだ…。

 

「ふんっ!!

飛び回ってばかりいないで、正々堂々と、正面からぶつかってくるけんっ!!」

と、挑発するクレア。

 

〈その必要は無いわ。

どうして、私がモビルアーマー形態で戦っているのか、わからないの?》

と訊いてきたベアトリスに

 

「そんなことは、どうでもいいけんっ!!」

と答えるクレア。

 

〈お前相手に全力を出す必要が無いと見切ったからよ

。》

とベアトリスに言われ、顔をしかめるクレア。

 

「冗談は顔だけにするけんっ!!」

と、サブロックガンを撃つマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグ。

 

〈冗談だと思っているの…?》

と、ガンダムア([ベアトリス])シュタロンはマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグからの攻撃を回避すると

なんと、アトミックシザースを分離させた

のだ…!!

 

それを見て、驚くクレア。

 

無改造なはずはないと思ってはいたが、まさか、オールレンジ攻撃をしてくるとは、まったくの想定外だった。

 

分離したアトミックシザースのシザースビーム砲から放たれるライムグリーンのビームを回避するマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグだったが…

 

「わあっ!?」

 

背後からガンダムア([ベアトリス])シュタロンの攻撃をくらってしまった…。

 

◆

 

ベアトリスは、武装スロットから『SA(特殊攻撃)』を選択した。

 

すると、ガンダムアシュタロンはモビルスーツ形態に変形した。

 

そして、両腕にアトミックシザースが装着され、シザースビーム砲の砲口から、長大なライムグリーンのビームサーベルが発振された。

 

「ヘルイリュージョン!!」

とベアトリスが叫ぶと…

 

ガンダムア([ベアトリス])シュタロンは、両腕に装着されたアトミックシザースのビームサーベルで、マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグをメッタ斬りにした…!!

 

ガンダムア([ベアトリス])シュタロンのSA(特殊攻撃)・ヘルイリュージョンをくらったマリン([クレア])ハイザック・アルフェルグは耐久値がゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

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