HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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第2試合(2)


 

クレアの敗北に、【ブルーノア】の待機所(ベンチ)は静まりかえった…。

 

「おい…

ウソだろ…?」

と、絶句するチュージ。

 

「いや…ある意味

当然の結果

なのでは?」

と言うヒロ。

 

「どういうことですか?」

と訊くケイ。

 

「クレアが負けたのは

単純に、機体(ガンプラ)の性能に差がありすぎた

からだよ。」

と教えるヒロ。

 

「でも…

クレアの機体(ガンプラ)は、クレアが長年強化してきた…」

と言うケイに

 

「逆に言えば

そういうことをしないと、まともに戦えない

のさ。」

とヒロは言った―。

 

 

ショウは、レベッカのガンダムヴァサーゴと戦っていた―。

 

 

ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴが、両腕に装備されているクロービーム砲を撃ってくる。

 

その攻撃を回避しつつ、アンタ([ショウ])ーレスは両手のビームバルカンで反撃する―。

 

 

(アイツは、イヤなヤツじゃケン…★)

と、顔をしかめるショウ。

 

ガンダムヴァサーゴは両腕が伸縮可能で、その機能をいかした、擬似的なオールレンジ攻撃が可能だ。

 

腕の伸長時の長さが、やや中途半端なのだが、それがかえって、近距離射撃戦(アサルトファイト)を得意とするショウにとっては脅威だった。

 

そうなると、射撃を主軸とする遠距離戦で戦えばいいのだが、困ったことに

ショウは射撃が苦手

なのだ…。

 

意気込んで戦いを挑んたものの

あまりにも相性が悪すぎる相手

だった…。

 

 

〈どうした?

そんなヘッピリ腰で、この私に勝てるのか?》

と、レベッカからの通信が入った。

 

(ヘタな挑発を…。

しかし…。)

と、悩むショウ…。

 

たしかに、下手な射撃で勝てる見込みが無いのなら、ここはダメージ覚悟で、得意の近距離射撃戦(アサルトファイト)を挑んだ方が、勝機はあるかもしれない。

 

そもそも、無傷で勝てる相手ではない。

 

(よし…ッ!!)

と、肚をくくるショウ。

 

「人呼んで『メグロの赤い星』のショウッ!!

いくケンッ!!」

と、両手からビームサーベルを出したアンタ([ショウ])ーレスが、ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴに迫る。

 

迫りくるアンタ([ショウ])ーレスを迎え撃つため、ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴは両腕を伸ばし、クロービーム砲で攻撃してきた。

 

「そんなものォッ!!」

と、ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴの攻撃を回避しつつ、アンタ([ショウ])レスは胸部中央のビームバスターを撃とう…

 

…としたら…

 

姉さんはやらせない!!

と、クレアを撃破したガンダムア([ベアトリス])シュタロンがシザーズビーム砲を撃ちながら、アンタ([ショウ])ーレスに迫った。

 

何…ッ!?

と、迫りくるガンダムア([ベアトリス])シュタロンを見て驚くショウ。

 

(アイツが生きてるということは…

クレアは負けたんケン…!?

 

レーダーを見るショウ。

 

!!

 

マリン([クレア])ハイザック・アルフェルグの反応が無い…。

 

ちくしょうォォォ…ッ!!

と、ショウは雄叫びをあげながら、ガンダム([レベッカ])ヴァサーゴとガンダムア([ベアトリス])シュタロンに向かって、無謀な突進する…。

 

 

冷静さを失っている者を撃破するのは容易い。

 

「姉さんはやらせないと言った!!」

と、ガンダムア([ベアトリス])シュタロンは、左のアトミックシザーズでアンタ([ショウ])レスの右腕を…

右のアトミックシザーズで頭をつかんだ。

 

そして…

 

右のアトミックシザーズのシザーズビーム砲で、アンタ([ショウ])ーレスの(コクピット)を撃ち抜いた。

 

コクピットを破壊されたアンタ([ショウ])レスは、耐久値がゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。

 

 

シンは、セレストのアルカディアガンダムと戦っていた―。

 

 

セレストは、シン達と同じ1年生。

 

色白の肌に、水色のロングヘアー、ルビーのような紅い瞳の美少女だ。

 

そんなセレストの愛機(ガンプラ)・アルカディアガンダムが、ザンバスターでガン([シン])ダムインパルスを撃つ―。

 

 

アルカデ([セレスト])ィアガンダムからの攻撃を回避した時だった。

 

「いてっ!?」

と、シンは

小さな頭痛

を感じた。

 

(何だ…今の頭痛…?)

と、謎の頭痛に疑問を感じつつも、右手に持つMA-BAR72高エネルギービームライフルで反撃するガン([シン])ダムインパルス。

 

ガン([シン])ダムインパルスの反撃は、見事、アルカデ([セレスト])ィアガンダムに命中した。

 

再び、アルカデ([セレスト])ィアガンダムがザンバスターを撃ってきたが、それを回避したガン([シン])ダムインパルスがMA-BAR72高エネルギービームライフルで反撃する。

 

ガン([シン])ダムインパルスの反撃は、見事、アルカデ([セレスト])ィアガンダムに命中した。

 

(何だ、アイツ?

クロスボーンガンダム魔王を使っているわりには、たいしたことなさそうだな…☆)

と、調子に乗るシン。

 

今度は、ガン([シン])ダムインパルスの方から撃って出るが、ガン([シン])ダムインパルスの攻撃は回避され、アルカデ([セレスト)ィアガンダムにザンバスターで反撃された。

 

ガン([シン])ダムインパルスはアルカデ(セレスト)ィアガンダムからの反撃を回避し、MA-BAR72高エネルギービームライフルを撃ち返す。

 

ガン([シン])ダムインパルスの攻撃は、見事、アルカデ(セレスト])ィアガンダムに命中した―。

 

 

【ブルーノア】の待機所(ベンチ)では、シンの活躍に、にわかに盛り上がっていた。

 

「何だぁ、シンのヤツ…

やるじゃねぇか☆」

と、興奮するミッツ。

 

「すごいわ、シン☆」

と、シンの活躍を喜ぶケイ。

 

しかし

「妙だな…。」

と、首を傾げるヒロ。

 

「何が妙なんだ?」

と訊くタツヤ。

 

「シンの射撃さ。

まるで機械のような正確無比な射撃

が気になるんだ。」

と言うヒロ。

 

「昨日、試合に出られなかったのが、よほど堪えて、練習してきたんだろう。」

とカツが言うが

 

「ほんの数時間の練習で、あれほどの射撃なんて、できませんよ。」

と言うヒロ。

 

「だが、優勢に試合を進めているのは事実だ。

クレアもショウも敗れた今、シンに期待するしかないな。」

とカツが言った―。

 

 

(ど…どうなってんだ…!?

何で、アイツの攻撃を回避できない…!?)

と焦るセレスト。

 

すでに耐久値は60パーセントを切っている。

 

(こうなったら、一気に巻き返してやる…!!)

と、セレストは武装スロットから『SA(特殊攻撃)』を選択した。

 

すると、アルカディアガンダムの全身に装備されているリフレクターがプラフスキー粒子を吸収し、光り輝き始めた。

 

そして、胸部の髑髏の口が開き、スカルサテライトキャノンの砲口が現れる。

 

くらえぇッ!!

と、スカルサテライトキャノンを放つアルカデ([セレスト])ィアガンダム。

 

だが、起死回生を狙って撃ったスカルサテライトキャノンもガン([シン])ダムインパルスに回避されてしまい、逆にMA-BAR72高エネルギービームライフルによる反撃をくらってしまった…。

 

こうなったら…ッ!!

と、アルカデ([セレスト])ィアガンダムは右手にビームザンバーを持ち、さらにバックパックのサブアームに装着されているビームサーベルを展開し、ガン([シン])ダムインパルスに斬りかかっていった―。

 

 

(接近戦か…!!)

と、ガン([シン])ダムインパルスは右手にビームサーベルを持って、アルカデ([セレスト])ィアガンダムを迎え撃つ。

 

アルカデ([セレスト])ィアガンダムが振り下ろしたビームザンバーを、ガン([シン])ダムインパルスはシールドで防ぐと…

 

見事、ビームサーベルでアルカデ([セレスト])ィアガンダムの胴体を斬った―!!

 

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