HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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総力戦(3)


 

太平洋学園チームのニッポは『カテゴリーF』である。

 

彼の能力は

『質量のある残像』を発生させる

というものだ―。

 

 

『質量のある残像』とは、本来はガンダムF91の特殊機能である。

 

ガンダムF91が最大稼動状態に移行すると、機体各部の冷却フィンを展開させ、機体を冷却するが、それでも冷却が追いつかない場合は

高熱を帯びた装甲表面を剥離させる

MEPE(金属剥離効果=Metal Peel-off Effect)

という現象を発生させ

装甲そのもので強制冷却を開始させる

 

その時

機体各部の微細な塗装や装甲が剥がれ落ちることによって、モビルスーツの形状に残留した、熱を伴う金属微粒子を敵機のセンサーがモビルスーツと誤認してしまう

ため、敵機のパイロットには

ガンダムF91が分身しているように見える

のだ。

 

それが『質量を持った残像』である。

 

ニッポの能力は、それを

意図的に発生させる

のだ―。

 

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントに向けて、ファイ([ニッポ])ターズZガンダムはビームライフルを撃ったが、回避されてしまった。

 

すると…

 

何ッ!?

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントは残像にではなく

ファイ([ニッポ])ターズZガンダムの本体の方を攻撃してきた

のだ―!!

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントからの反撃は回避したが

(な…何で、俺の居場所がわかる…ッ!?)

と、焦るニッポ。

 

すると…

 

〈どんな改造を施せば、そんな事ができるのか、ぜひ、教えてもらいたいけど…。

『質量を持った残像』…

すなわちMEPE(金属剥離効果)

センサー欺瞞機能

であって

レーダーはごまかせない

んだよ…☆

なぜかって?

金属微粒子はレーダーに反応しない

からだよ☆》

と、ヒロからの通信が入った。

 

なっ…!!

と、『質量のある残像』の弱点を見破られ、絶句するニッポ…。

 

ちくしょぉぉぉッ!!

と、逆上したファイ([ニッポ])ターズZガンダムは、ビームライフルの銃口からビームサーベルを出して、グレ([ヒロ])イテストサーペントに斬りかかる―。

 

 

(やれやれ…★

『質量のある残像』の弱点を見破られたことにキレて特攻とは…。)

と、突進してくるファイ([ニッポ])ターズZガンダムにあきれるヒロ…。

 

グレ([ヒロ])イテストサーペントは突進してくるファイ([ニッポ])ターズZガンダムの足元を狙ってビームキャノンを撃つ。

 

ファイ([ニッポ])ターズZガンダムは、足元で起きた爆発に足をとられて転倒した。

 

転倒したファイ([ニッポ])ターズZガンダムに、ダブルガトリングガンとビームキャノンを撃つグレ([ヒロ])イテストサーペント。

 

ファイ([ニッポ])ターズZガンダムは耐久値がゼロになり、爆散した…。

 

 

アンタ([ショウ])ーレスは、マリ([チバ])ーンズガンダムと交戦していた。

 

マリ([チバ])ーンズガンダムの双銃身ビームライフルによる攻撃をかわしながら、アンタ([ショウ])ーレスは両手のビームバルカンを乱射する。

 

ビームバルカンの乱射にマリ([チバ])ーンズガンダムが怯んだ隙をついて、一気にマリ([チバ])ーンズガンダムに接近するアンタ([ショウ])ーレス。

 

ソイヤッ☆

と、胸部のビームバスターを3連射するアンタ([ショウ])ーレス。

 

近距離からの攻撃だったため、マリ([チバ])ーンズガンダムは回避できず、アンタ([ショウ])ーレスのビームバスターの3連射をまともにくらってしまった。

 

属性の都合で、どうにかダメージを軽減できたマリ([チバ])ーンズガンダムだったが、それでも、耐久値は一気に48パーセントにまで低下してしまった。

 

そこに、上空からGオ([カツ])フェンサーのビームキャノンが直撃し、マリ([チバ])ーンズガンダムは爆散した。

 

「人のエモノを横取りするなケンッ!!」

と怒るショウ。

 

《そいつは悪かった☆

援護射撃のつもりだったんだけどな☆〉

と、ショウの怒りを受け流すカツ―。

 


 

「さて…

2機目はお前だ!!」

と、シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターがイーグ([ラクテ])ルスザクに攻撃をしかけようとした時だった。

 

《タツヤ先輩!!

逃げて!!〉

と、ケイからの通信が入った。

 

「どうした、ケイ?」

と、タツヤがケイに訊き返した…

 

次の瞬間!!

 

どわぁ!?

 

突如、激しい衝撃にみまわれた。

 

「何!?

4時方向から敵だと…!?」

と、レーダー画面を見るタツヤ。

 

「ちくしょう…!!」

と、反撃を試みるが…

 

うわぁ…ッ!?

 

連続して、攻撃をくらってしまった。

 

(くっそ…ッ!!

何がどうなってんだ…ッ!?

なぜ、敵の攻撃を回避できない…ッ!?)

と、焦るタツヤ。

 

(!!)

 

正面モニターを見れば、ガンダムハンマーを持ったイーグ([トウホ])ルスガンダムの姿が映し出されていた。

 

(ちくしょう…ッ!!

あんなモノくらっていたのか…ッ!?)

と、耐久値を確認したら…

 

な…なんだと…!?

 

耐久値が、すでに30パーセントを切っていたのだ。

 

うわぁ…ッ!?

と、イーグ([トウホ])ルスガンダムのガンダムハンマーをくらってしまうシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッター。

 

(ヤツの攻撃を回避できない…

つまり、ヤツは『ニュータイプ』か…ッ!!)

と、イーグルスガンダムのファイターが『ニュータイプ』だと気づいたが…

 

イーグ([トウホ])ルスガンダムに攻撃された時点で、タツヤの敗北は決定していた…。

 

 

う…うおおお…ッ!?

 

ガンダムハンマーによる激しい打撃にさらされたシュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターは、耐久値がゼロになり、爆発四散した…。

 

 

シュヴ([タツヤ])ァルベグレイズリッターを撃墜したイーグ([トウホ])ルスガンダムは、空に飛び上がると、グレ([ヒロ])イテストサーペントに照準を合わせた―。

 

 

「何だ?」

と、レーダーが7時方向から接近してくる機影を捉えたので、グレ([ヒロ])イテストサーペントが左斜め後ろに振り向くと…

 

ぐわぁっ!?

 

激しい銃撃にさらされる、グレ([ヒロ])イテストサーペント。

 

「こ…この攻撃…

まさか…!?」

イーグ([トウホ])ルスガンダムの激しい銃撃にさらされたグレ([ヒロ])イテストサーペントは耐久値がゼロになり、爆散した…。

 

 

「よくもヒロを…ッ!!」

と、Gオ([カツ])フェンサーがイーグ([トウホ])ルスガンダムに攻撃をしかけたが…

 

簡単に回避されてしまい…

 

イーグ([トウホ])ルスガンダムからの激しい銃撃にさらされたGオ([カツ])フェンサーは耐久値がゼロになり、爆散した…。

 

 

(そんな…

ほんの数分で

タツヤ先輩

ヒロ先輩

カツ先輩

を瞬殺って…。

これが『ニュータイプ』の実力なのかよ…?)

と、タツヤ、ヒロ、カツを瞬殺したイーグ([トウホ])ルスガンダムの強さに戦慄するシン。

 

(また…仲間を守れなかった…!!)

と、悔しがるケイ。

 

そこに

《全員、オレのところに集合しろ!!〉

と、チュージからの通信が入った―。

 

 

グフ・コー([チュージ])チのもとに集まったのは

マリン([クレア])ハイザック・リィンフォース

ガン([シン])ダムインパルス

シグ([ケイ])

アンタ([ショウ])ーレス

の4機…。

 

対する太平洋学園チームは

パワー([パリグ])ドジム・ネッパ

イーグ([トウホ])ルスガンダム

イーグ([ラクテ])ルスザク

バファ([オーリ])ローズガンダム

バファロ([リックス])ーズザク

ホーク([フクオ])スガンダム

ホーク([バンク])スガンキャノン

の7機―。

 

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