「来るかッ!!」
と、右手にビームサーベルを持って迫りくる
「ちくしょうッ!!」
と、
◆
「ムダだ!!」
『ニュータイプ』であるトウホには、
そのため、簡単に
「終わりだ!!」
と、
シンの『カテゴリーF』の能力『反撃絶対命中』は非常に強力な能力だが
あくまで、反撃時にしか発動しない能力
である。
だから
一撃で撃墜されると、能力は発動しない
のだ…。
『ニュータイプ』に対し、ある程度対抗できる能力を持っていたシンが敗れた…。
残るクレアとチュージには、『ニュータイプ』に対抗する術が無い…。
そんなクレアとチュージに対し、トウホは容赦しなかった。
クレアもチュージも瞬殺され、【ブルーノア】は全滅した…。
『BATTLE ENDED.』
というアナウンスが流れ
太平洋学園高等部ガンプラバトル部の勝利
が宣言された…。
《やりましたね、お姉様っ☆〉
と喜ぶラクテ。
しかし、トウホは素直に喜べなかった。
【ブルーノア】が9人だったのに対し、太平洋学園側は14人中12人も敗れたのだ。
(もし…
私が『ニュータイプ』じゃなかったら…?)
【ブルーノア】が勝利していたに違いない…。
◇
◇
◇
ビビッ島南区ガンプラバトル大会は
ヴィックカメラ ブルービーチ店
の優勝で幕を閉じた…。
大洋高校ガンプラバトル同好会【ブルーノア】は初戦敗退…。
大洋高校代表として出場した、男子ガンプラバトル部【
女子ガンプラバトル部フーカ派は2回戦で…
女子ガンプラバトル部ルカ派も、同じく2回戦で姿を消した…。
ちなみに、【ブルーノア】を破った太平洋学園高等部ガンプラバトル部は3回戦で敗退している…。
◇
大会終了後―
【ブルーノア】のメンバーは、ブルービーチ市立体育館近くのレストランに来て、反省会を行っていた。
昼食時というのもあるが、【ブルーノア】同様、大会に敗退したチームが反省会をしていることもあり、店内は超満員で、アルバイトの店員が注文を取るため、店内を忙しく走り回っていた…。
「ま…
残念な結果に終わっちまったが…
とりあえず、みんな…
よくやってくれた。」
と、メンバーをねぎらうチュージ。
【ブルーノア】9人に対し、太平洋学園側は14人。
しかも、『ニュータイプ』が2人もいた。
【ブルーノア】は序盤でミッツが戦線離脱したものの、残る8人で果敢に戦い、じつに太平洋学園チーム14人中12人を撃破したのだ。
とくにクレアは4人を撃破するという驚異的な活躍を見せた。
「でも、先生のトゥーステップターン、凄かったけん☆
見直したけん☆」
と、チュージを称えるクレア。
「伊達に26年もガンプラバトルしてねぇよ☆」
と、有頂天なチュージ。
「そうか。
クレアは知らなかったのか。
チュージ先生の欠点
を…★」
と言うカツ。
「欠点?」
と、首を傾げるクレア。
「そ☆
トゥーステップターンが使えない宇宙じゃ、まるでダメ☆」
と言うヒロ。
「あ…★」
と、感づくクレア。
たしかに、トゥーステップターンは地上でしか使えない。
それに、チュージの
「うっせぇんだよ、お前らッ★
人にはなぁ、向き不向きってぇのがあるんだよッ★」
と、キレるチュージ。
「落ち着いてください、先生…。」
と、ケイがチュージをなだめる。
「それよりも…
一番の課題は『ニュータイプ』対策だなぁ…。」
と言うタツヤ。
結局のところ、【ブルーノア】は太平洋学園の『ニュータイプ』であるトウホ1人に敗れたのだ。
なお、トウホは、太平洋学園高等部ガンプラバトル部が3回戦で敗退するまでに17機を撃墜して
大会撃墜ランキング4位
女性ファイター部門では2位
にランクインした―。
しかし、『ニュータイプ』対策といっても、いい案など無かった。
ケイに訊いても、相手の動きが止まって見える以上、防御の死角をつくことなど、造作もないことだという。
結局、『ニュータイプ』には『ニュータイプ』で対抗するしかなく、そうなると、ケイの
ケイも一応、自覚はあるようで、技量向上に務めると言った。
「頼むぞ。
とにかく、夏の
ミッドカップ…
そして、秋の
悠久の地
を戦い抜けるくらいにまでの戦力を高めたい。」
と言うチュージ。
「ミッドカップ?」
と、首を傾げるクレア。
「ミッドカップってぇのは、8月に【ミッド】で開催されるガンプラバトルの大会だ。
そこで、ケイがどれくらい強くなったのか、確認したい。」
と言うチュージ。
こうして、ビビッ島ガンプラバトル大会初戦敗退の屈辱をこえて、8月にガンプラバトルアリーナ【ミッド】で開催される『ミッドカップ』に向けてメンバー達は
◇
ビビッ島ガンプラバトル大会の各地区の優勝チームは
ヴィックカメラ ブルービーチ店(南区)
スルガーヤ ノブリス店(中央区)
ヨドヴァシカメラ アスマン店(東区)
ガンプラスローターズ(七尾島)
ビビッド島ガンプラバトル大会の決勝大会で
南区優勝のヴィックカメラ ブルービーチ店
が優勝し、G国ガンプラバトル大会ビビッ島代表チームとして、G国本土で行われるG国ガンプラバトル大会に出場した。
しかし、2回戦で敗退した…。
◇
帰り道―。
クレアはアウトレットホビーショップ【スルガーヤ】ブルービーチ店に来ていた。
今回の大会で、マリンハイザックでは『ニュータイプ』には対抗できないことがハッキリした。
しかし、『ニュータイプ』には『ニュータイプ』でしか対抗できない…。
だからといって、ケイ1人に『ニュータイプ』対抗を押し付けるわけにもいかない…
…というのは
建前
で…
本音は
自分より技量の低いケイにしか『ニュータイプ』の相手がつとまらない
ことが悔しくてたまらないのだ…。
だから、短時間でもいいから、なんとか『ニュータイプ』と渡り合える
(
と、【ガンダム
そこで、他のガンプラを探す中…
(おっ…!?)
あるガンプラが、クレアの目にとまった。
そのガンプラは―
「ガンダムアスクレプオス―☆」