HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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文化祭1


 

10月の第2土曜日は、大洋高校の文化祭だ―。

 

 

文化祭前の第2月曜日の放課後…

 

【ブルーノア】の部室では…

 

「今年の文化祭なんだが…

なんと

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

が開催されることになったッ☆」

と言うチュージ。

 

「何じゃけん、それ?」

と訊くクレアに

 

「そのまんまの意味だよ。

ガンプラバトルのトーナメント戦

だよ。」

と言うチュージ。

 

「どこの誰と対戦するんですか?」

と訊くシンに

 

「知れたこと。

イルカ軍

サメ軍

G.D.M.

だよ。」

と言うチュージ。

 

「なんだよ…

また内輪揉めかよ★」

と、あきれるタツヤ。

 

「とりあえず、組み合わせだが…

オレ達は【サメ軍】と対戦だ。」

と言うチュージ。

 

「順当にいけば、決勝は【G.D.M.】か…。」

と言うカツ。

 

「そういうことだ。

じゃ、【サメ軍】との対戦には

ショウ

ヒロ

ミッツ

でいく。」

と言うチュージ。

 

「なるほど…。

ショウとミッツの突撃を、僕が支援するというわけか…。」

と言うヒロ。

 

「そして、【G.D.M.】との決戦では

クレア

ケイ

シン

でいく。」

と言うチュージ。

 

「まかせるけん。」

と答えるクレア。

 

 

こうして、【ブルーノア】は土曜日の文化祭の

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

に挑むことになった―。

 

 

そして、文化祭当日―。

 

 

校内のガンプラバトルスタジアムで

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

が行われる―。

 

 

午後0時―。

 

突如、スタジアム内の証明が全て消えた―。

 

そして…

 

スタジアム中央に鎮座しているガンプラバトルステージの中央に、スポットライトが当てられた。

 

スポットライトが当てられたステージの中央には、いつの間にか

赤いスーツ姿の1人の男

が、丸椅子(スツール)に座って、長い脚を組んでいた―。

 

黒く刈り込んだ丸い頭―。

 

蓄えた口髭は、丁寧に揃えられている。

 

左目は黒い眼帯に覆われているが、健在な右目は、愛敬が感じられる、くるりとした碧眼だが、しかし、その目の輝きは、力強さを感じさせる…。

 

彼は、物憂げに目を伏せながら、低く、しかし、よく通る声で話し始めた―。

 

「みなさん…

いよいよ、この日が…

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

の日がやってまいりました…!!」

と男が言うと、スタジアム内の照明がついて明るくなり、観客席からは、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

「それでは、出場チームの紹介いたしましょう!!

まずは、男子ガンプラバトル部【|G.D.M.】ー!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【|G.D.M.】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「続いては、女子ガンプラバトル部ルカ派【イルカ軍】ー!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【イルカ軍】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「そして、同じく女子ガンプラバトル部フーカ派【サメ軍】ー!!」

 

こちらは、顧問の先生がいないため、フーカが先頭に立って入場してきた。

 

それでも、観客席からは大歓声があがる。

 

 

「最後は、ガンプラバトル同好会【ブルーノア】ー!!」

 

チュージを先頭に入場してきた【ブルーノア】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「以上の4チームが、戦って…

戦って…

戦い合わせ…

1位になったチームが、栄えある第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメントの初代チャンピオンとなるのです!!」

と男が叫ぶと、観客席からは、怒涛のような大歓声がわきおこった―。

 

 

『それでは、選手宣誓を行います。』

と、放送部の女子部員の声でアナウンスが流れた。

 

選手宣誓は、【G.D.M.(ゴドム)】の部長のザイテルが行った―。

 

 

『続きまして、、校歌斉唱を行います。

全員、ご起立をお願いします。』

 

観客席の大洋高校の生徒全員が起立し、大洋高校の校歌を斉唱する―。

 

 

校歌斉唱が終わると…

 

ガンプラバトルステージの中央に座っている男が

「それでは、第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント!!」

と言って立ち上がり、赤いスーツの上着を脱ぎ捨てて、ピンク色のワイシャツ姿となり、両腕を突き上げる。

 

高く掲げられた左手には、左目を覆っていた眼帯が握りしめられ…

 

高く掲げられた右手には、どこからともなく取り出したマイクを、小指を立てて握っている―。

 

「レディ…ゴォォォォォッ!!」

と、男が叫ぶと、観客席から、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

そして、男は脱ぎ捨てた赤いスーツを拾い、座っていた椅子も持ってステージから降り、どこかへと走り去っていった―。

 

 

「この手順は省けんのけん(はぶけないのか)?」

と、あきれるクレア…。

 

 

『それでは、これより第1試合を開始いたします。

出場する選手は、準備をお願いします。』

というアナウンスが流れ、第1試合に出場しない【イルカ軍】と【G.D.M.(ゴドム)】の選手達が控室に戻っていき、【ブルーノア】と【サメ軍】のメンバーは、待機所(ベンチ)に移動する。

 

そして、試合に出場する

ショウ

ヒロ

ミッツ

が、バトルステージ前に向かった―。

 

 

バトルステージ前に並ぶ、両チームの出場選手。

 

【サメ軍】の出場選手は

フーカ

アンカ

マディ

の3人―。

 

 

ヒロとフーカが握手をする。

 

「まさか、君がいきなり出てくるとは思わなかったな★」

と言うヒロ。

 

「仕方がないわ…★」

と、顔を引き攣らせているフーカ。

 

「どうしたんだい?」

と訊くヒロに

 

誰も出ないのよ…★

レベッカ

ベアトリス

コーデリア

も…。」

と嘆くフーカ。

 

どうやら、【サメ軍】の主力メンバーは、この試合に興味が無かったらしく、参加しなかったようだ。

 

主力メンバーに造反されるあたり、フーカの人望の無さが伺える…。

 

 

コクピットルームに入っていく出場選手達―。

 

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal. 』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは宇宙空間。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「ヒロ!!

グレイテストサーペント、出るぞ!!」

 

「ショウッ!!

アンターレス、ゴーッ!!」

 

「ミッツッ!!

スーパージムスペシャル、出るぞっ!!」

 

 

「フーカ☆

ジョーズグーン、行くわよ☆」

 

「アンカ…

イフリート・アンカー、出ます…。」

 

「マディッ!!

ザクハッカー、行くぞぉぉぉ…ッ★」

 

 

両チームの機体(ガンプラ)が発進した―。

 

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