HG ガンダムビルド…ビビッドアーミー   作:星龜

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文化祭1


 

10月の第2土曜日は、大洋高校の文化祭だ―。

 

 

文化祭前の第2月曜日の放課後…

 

【ブルーノア】の部室では…

 

「今年の文化祭なんだが…

なんと

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

が開催されることになったッ☆」

と言うチュージ。

 

「何じゃけん、それ?」

と訊くクレアに

 

「そのまんまの意味だよ。

ガンプラバトルのトーナメント戦

だよ。」

と言うチュージ。

 

「どこの誰と対戦するんですか?」

と訊くシンに

 

「知れたこと。

イルカ軍

サメ軍

G.D.M.

だよ。」

と言うチュージ。

 

「なんだよ…

また内輪揉めかよ★」

と、あきれるタツヤ。

 

「とりあえず、組み合わせだが…

オレ達は【サメ軍】と対戦だ。」

と言うチュージ。

 

「順当にいけば、決勝は【G.D.M.】か…。」

と言うカツ。

 

「そういうことだ。

じゃ、【サメ軍】との対戦には

ショウ

ヒロ

ミッツ

でいく。」

と言うチュージ。

 

「なるほど…。

ショウとミッツの突撃を、僕が支援するというわけか…。」

と言うヒロ。

 

「そして、【G.D.M.】との決戦では

クレア

ケイ

シン

でいく。」

と言うチュージ。

 

「まかせるけん。」

と答えるクレア。

 

 

こうして、【ブルーノア】は土曜日の文化祭の

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

に挑むことになった―。

 

◇

 

そして、文化祭当日―。

 

 

校内のガンプラバトルスタジアムで

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

が行われる―。

 

・

 

午後0時―。

 

突如、スタジアム内の証明が全て消えた―。

 

そして…

 

スタジアム中央に鎮座しているガンプラバトルステージの中央に、スポットライトが当てられた。

 

スポットライトが当てられたステージの中央には、いつの間にか

赤いスーツ姿の1人の男

が、丸椅子(スツール)に座って、長い脚を組んでいた―。

 

黒く刈り込んだ丸い頭―。

 

蓄えた口髭は、丁寧に揃えられている。

 

左目は黒い眼帯に覆われているが、健在な右目は、愛敬が感じられる、くるりとした碧眼だが、しかし、その目の輝きは、力強さを感じさせる…。

 

彼は、物憂げに目を伏せながら、低く、しかし、よく通る声で話し始めた―。

 

「みなさん…

いよいよ、この日が…

第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント

の日がやってまいりました…!!」

と男が言うと、スタジアム内の照明がついて明るくなり、観客席からは、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

「それでは、出場チームの紹介いたしましょう!!

まずは、男子ガンプラバトル部【|G.D.M.】ー!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【|G.D.M.】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「続いては、女子ガンプラバトル部ルカ派【イルカ軍】ー!!」

 

顧問の先生を先頭に入場してきた【イルカ軍】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「そして、同じく女子ガンプラバトル部フーカ派【サメ軍】ー!!」

 

こちらは、顧問の先生がいないため、フーカが先頭に立って入場してきた。

 

それでも、観客席からは大歓声があがる。

 

 

「最後は、ガンプラバトル同好会【ブルーノア】ー!!」

 

チュージを先頭に入場してきた【ブルーノア】を、観客席からの大歓声が迎える。

 

 

「以上の4チームが、戦って…

戦って…

戦い合わせ…

1位になったチームが、栄えある第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメントの初代チャンピオンとなるのです!!」

と男が叫ぶと、観客席からは、怒涛のような大歓声がわきおこった―。

 

 

『それでは、選手宣誓を行います。』

と、放送部の女子部員の声でアナウンスが流れた。

 

選手宣誓は、【G.D.M.(ゴドム)】の部長のザイテルが行った―。

 

 

『続きまして、、校歌斉唱を行います。

全員、ご起立をお願いします。』

 

観客席の大洋高校の生徒全員が起立し、大洋高校の校歌を斉唱する―。

 

 

校歌斉唱が終わると…

 

ガンプラバトルステージの中央に座っている男が

「それでは、第1回大洋高校杯ガンプラバトルトーナメント!!」

と言って立ち上がり、赤いスーツの上着を脱ぎ捨てて、ピンク色のワイシャツ姿となり、両腕を突き上げる。

 

高く掲げられた左手には、左目を覆っていた眼帯が握りしめられ…

 

高く掲げられた右手には、どこからともなく取り出したマイクを、小指を立てて握っている―。

 

「レディ…ゴォォォォォッ!!」

と、男が叫ぶと、観客席から、怒涛のような大歓声がわきおこった。

 

そして、男は脱ぎ捨てた赤いスーツを拾い、座っていた椅子も持ってステージから降り、どこかへと走り去っていった―。

 

 

「この手順は省けんのけん(はぶけないのか)?」

と、あきれるクレア…。

 

・

 

『それでは、これより第1試合を開始いたします。

出場する選手は、準備をお願いします。』

というアナウンスが流れ、第1試合に出場しない【イルカ軍】と【G.D.M.(ゴドム)】の選手達が控室に戻っていき、【ブルーノア】と【サメ軍】のメンバーは、待機所(ベンチ)に移動する。

 

そして、試合に出場する

ショウ

ヒロ

ミッツ

が、バトルステージ前に向かった―。

 

◇

 

バトルステージ前に並ぶ、両チームの出場選手。

 

【サメ軍】の出場選手は

フーカ

アンカ

マディ

の3人―。

 

 

ヒロとフーカが握手をする。

 

「まさか、君がいきなり出てくるとは思わなかったな★」

と言うヒロ。

 

「仕方がないわ…★」

と、顔を引き攣らせているフーカ。

 

「どうしたんだい?」

と訊くヒロに

 

「誰も出ないのよ…★

レベッカ

も

ベアトリス

も

コーデリア

も…。」

と嘆くフーカ。

 

どうやら、【サメ軍】の主力メンバーは、この試合に興味が無かったらしく、参加しなかったようだ。

 

主力メンバーに造反されるあたり、フーカの人望の無さが伺える…。

 

◇

 

コクピットルームに入っていく出場選手達―。

 

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Begining Plavsky particle dispersal. 』

 

ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。

 

形成されたバトルフィールドは宇宙空間。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「ヒロ!!

グレイテストサーペント、出るぞ!!」

 

「ショウッ!!

アンターレス、ゴーッ!!」

 

「ミッツッ!!

スーパージムスペシャル、出るぞっ!!」

 

◆

 

「フーカ☆

ジョーズグーン、行くわよ☆」

 

「アンカ…

イフリート・アンカー、出ます…。」

 

「マディッ!!

ザクハッカー、行くぞぉぉぉ…ッ★」

 

 

両チームの機体(ガンプラ)が発進した―。

 

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