都市のフィクサー   作:くらんち

1 / 3
書きたくなったので書いたのですが、ありえんぐらい難しくて横転
サブタイトルに意味はないです
リンバスのチケットデコのセリフでエンケファリン関連にしてるただの癖です


01_プロローグ

 

 

 

フィクサー。

それは、この"都市"において最も有名な職業。

 

雑務から遺跡探査や殺しまで、相応しい対価さえ支払われるなら、

彼らは速やかに仕事を遂行する。

 

必要なものは、報酬と武器のみ。あとフィクサー免許。

 

また、それ以外にも様々な思惑や願いを持ってフィクサーになる人もいる。

 

例えば――

 

 

 

 

――あなたとか。

 

 

 

そういった、皆と同じような考えを持ってフィクサーを志望したあなたは、ついにフィクサーになることができた。

 

ハナ協会の判子が押されたピカピカの9級フィクサー免許を手にして喜んでいるあなたは、今この瞬間がとてつもなく幸せみたい。

あなたはこれからフィクサーとしてたくさん依頼をこなして、強くなっていくんだ

 

ふと、あなたは浮かれていた思考を止めてこれからどうするかを考えた。

 

ここは 1d25=18

 

R社がある18区だ。確かに、腕が立つフィクサーもいるけれどR社の巣でそれを自慢できる程自信にありふれた人ばかりではない。

そこであなたは、とある協会に目をつけた。

 

その協会とは 1d12=5

 

そう、争いを解決する手段はR社以外にも決闘があったから、あなたはセンク協会を選んだ。と言っても、新米が協会フィクサーになれるようなコネはないから、東部センク協会の下請け事務所に入るほかなかったけどね。

 

 

 

協会を出た後は手作りの地図を片手に、見慣れた裏路地を進み、時々道に迷い、見えてきたのはなんとも言い難い建物だった。

あなたはそこそこ期待していた事務所がぼろい……いや、歴史を感じる作りだったことに少しだけ落胆しながら中へと足を踏み入れた。

 

埃が薄っすらと積もった玄関と、押入から雪崩れ込んでいる廃材を躱して抜けていき、奥の部屋へ向かう。部屋に入ると、男が一人ソファに座ってアイスティーを飲んでいた。くつろぐ様子から一変、あなたに気が付いたのか散らかった周りを片付けながら言った。

 

「さぁ、かけてくれ。まさか本当に来るとはね」

 

あなたを見る男は嬉しそうに笑いながら、丁寧な自己紹介をした。

 

「初めまして、俺はこの事務所の代表だ。これからよろしく頼む」

 

あなたも礼儀正しく挨拶をして、早速フィクサー契約について話し始めたんだ。

 

 

000

 

 

「―――さて、契約については以上だ。気になるところがあればいつでも聞いてくれ」

 

あなたは事前に説明されていたことと相違がないことを確認できたので、お礼の意味も込めて深くうなずいた。

あなたは過去の経験からヤクソギの大切さは理解していたから、この契約が真っ当なものだと信用することができた。

それを見て代表も納得したのか、先程まで纏っていた厳正な雰囲気がなくなった。

あなたがこれから何をするべきか思索していると、代表は

 

「よし。堅い話は終わったことだし、リフレッシュとアイスブレイクを兼ねて能力テストといこうじゃないか」

 

笑顔であなたの肩を軽く叩き、自分の武器を持って事務所地下へと歩いていった。対して、あなたはまさか今から決闘するのかと困惑しながらも、武器を確かめてから後を追った。

 

 

 

地下は大きなライトで照らされ明るく一階より広く作られていた。

よく使っているのだろうか、壁や床のあちこちに傷やへこみが見られた。

そんなあなたの視線を受けてか代表は自慢げに口を開いた。

 

「ここは頑丈に設計した訓練場だ。ここなら好き放題暴れることができるぞ!」

 

代表の大きな声は地下室で反響し、あなたは揺れているのかと錯覚する程だった。

どうしてそんなにテンションが上がっているのだろうね。あなたはまた困惑しながら取り敢えずうなずいた。

 

「手合わせの前に自信のほどを聞いておこうか」

 

あなたのことを戦闘素人ではないと見抜いているのだろうか。

代表はワクワクした様子で、早く早くとばかりに質問を飛ばす。

あなたは、代表がテストをしたいのかただ戦いたいのか、その人柄を掴めずにいた。

 

「君は自分のことをどんな性格だと思う?」

 

あなたは自身のことを……

 

1 勇気

2 慎重

3 自制

4 正義

 

1d4=1

 

勇気の持ち主だと言った。(後述のステータス:体力にプラス補正)

 

次に、今までの生活はどうだったと聞かれた。あなたはこれまでの人生を振り返りながら答えた。

 

都市で生きていく適性(100程分別できる理性) 1d100=94

 

良い事も悪い事も経験してこその人生だ、と。

あなたの答えに代表は少し驚くもまた笑顔になり、こう言った。

 

「余計な詮索はしないが、気が向いたら話してくれ。俺たちはもう仲間だからな」

 

あなたは代表の気遣いに感謝を述べると次の質問に答えた。

 

 

フィクサーとしての適性

 

1 ある(3つのステータスに補正)

2 そこそこある(2つのステータスに補正)

3 ちょっとある(1つのステータスに補正)

4 ない(補正なし)

 

1d4=1 ある(3つのステータスに補正 ダイスでどれかを決める)3d8=2.7.1

 

 

「ほう、自信に見合う能力があるみたいだな。だが、強くないと死ぬが強いだけでは何も守れないぞ」

 

………………あなたはよく分からないといった表情だ。

 

代表は眉をひそめた。確かに新人フィクサーだと事務所の仲間から聞いていたはずだが、先程の質問の間もあなたが代表から、特にその手に握った武器から目を離さないため対人戦闘に慣れているのでは、と疑っている。

都市では当たり前のことだし、わざわざ気にすることではないだろうにね。

そんなあなたが注目している代表の武器は何だろう。

 

 

代表の武器

1 斬撃

2 貫通

3 打撃

 

1d3=3 打撃

 

武器の質

1 工房(特殊能力有)

2 上質(武器ダイス3d8)

3 良品(武器ダイス3d5)

 

1d3=1 工房(特殊能力有)

 

種類

1 ハンマー

2 大剣

3 ガントレット

4 バラのスパナみたいなやつ

 

1d4=1 ハンマー

 

 

代表は大きな工房製のハンマーを持っている。

あなたはあのハンマーが見た目通り鈍く重く動くのか、風や水のように手首の力で軽く動きそれでいて岩のような衝撃があるのか。それを警戒していたようだ。

フィクサーとしてやっていくには観察眼も大切だから、適性は本当にあるみたい。

じゃあ今あなたが握っている武器は何だろう。

 

 

あなたの武器

1 斬撃

2 貫通

3 打撃

 

1d3=1 斬撃

 

武器の質

1 上質だが借金発生

2 良い(1つ武器ダイスにプラス補正)

3 普通

4 悪い(1つ武器ダイスにマイナス補正)

 

1d4=4 悪い(1つ武器ダイスにマイナス補正)

 

種類

1 刀

2 ナイフ

3 ハルバード

4 双剣

 

1d4=2 ナイフ

 

 

あなたの武器はナイフで、その質はあまり良くないようだ。

あなたにはこのナイフ以外の装備はなく、普段着の腰辺りにホルダーを括り付け活動している。

刃こぼれしていて以前のような輝きは失われている。柄も傷んでいるのがわかる。

それでもあなたがこのナイフを使うのはこれが手に馴染むからだろう。

あなたが初めて握ったこのナイフが忘れられない思い出になっているのだろう。

 

 

 ナイフの性能ダイス(武器ダイス) 1攻撃2守備にマイナス補正 1d2=2守備に-3

 攻撃:1d3=2

 守備:1d3=1-3 →最低値0

 

 

あなたが初めて視線をずらし、自分のナイフを見つめていると代表が困ったような顔で尋ねてきた。その目には少しの憐憫と一組織の長としてあなたを図る厳しさがあった。

あなたは今はまだ事務所の試験の最中である事を思い出し、追憶に蓋をした。

 

 

 ステータス……この値があなたの基本性能です

 1・筋力:2d6=9 +6→15

 2・体力:2d6=12 +6+6→24

 3・精神:2d6=5

 4・上限速度:2d6=4 下限速度(最低値1):上限(4)-1d6=6 速度4~1

 5・器用:2d6=10

 6・感覚:2d6=10

 7・知力:2d6=3 +6→9

 8・幸運:2d6=7 

 

HPは体力×2で48 体力が多いのが特徴です。多少無茶もできるでしょう

SPは精神×2で10 ショックなことがあるとパニックになるかもしれません

 

 

あなたはこれまでの経験からスタミナが多いことを理解している。

ナイフが軽量の片手武器であることを生かして、跳びかかりや有り余る体力に物を言わせた連撃などで相手を翻弄しながら戦うことをスタンスとしてきたのだろう。

今、自分にできることを最大限やろう。気合を入れ直したあなたは今一度観察することにした。

 

辺りには影一つなく光が一面を照らしている。ここは大きな大きな箱庭だ。

戦闘する場所を上手く誘導すれば壁や天井を使うこともできるだろう。

ここでは様々な鍛錬がされてきたのだろう。なにか重いものを引きずった跡やランスでぶち開けたであろう穴。

そして、目ざといあなたはそれらのへこみの中でもスタートダッシュの台に利用できそうなものを見つけた。実際に使えるかどうかはやってみないとわからないが。

 

次に、対戦相手を見た。あなたより年上の男性は中肉中背で健康的な印象の肌に強化刺青がある。

身なりにも意識しており、センク協会から代理決闘事務所と認められているだけあって豪奢ではないが優雅。あなたはそんな感想を抱いた。

そして何よりも目を引くのが代表が持つハンマーだ。

あなたは見たことがないものだが、油断できないとあなたの勘が告げている。

あなたの目にもあのハンマーは金がかかっている事ぐらいは分かった。

それに加えてあなたは、代表の立ち方に違和感を覚えた。代表はハンマーの頭を床に置き、柄の方をてこの原理のように片手だけで支えている。

何かおかしい。

 

 

 

【知力ロール発生】

 

 知力ロール(アイデアロール)について 

 対人の場合は相手の器用とその時の精神状態を

 参照したダイスと自分の知力ダイスを振り

 相手の値<自身の値で成功

 

代表の器用:??? 精神状態:余裕(マイナス補正なし)

1d???=9

あなたの器用:10

1d10=10

 

【知力ロール成功】

 

 

 

あなたが覚えた違和感は正しかった。代表の動きを見ているとハンマーの柄をときどき指で弾いて遊んでいるのだ。

普通、ハンマーは重量武器でその重さと勢いで相手をミンチにするのが一般的だ。

しかし、この男はそのハンマーをおきあがりこぼしかのように扱っている。

 

柄が指によって弾かれた。そのまま柄頭が地面につく―――――

 

―――――直前で反対方向へ同じ勢いで昇り始め、手に握られた。

 

「目がいいんだな。本当に才能ってやつがあるのかもな」

 

「そろそろ始めようか」

 

 

【戦闘開始・1ターン目】

 

 

 

 速度ダイス

 互いの速度ダイスを振り大きい方が先に行動する

 ただし、速度差が10以上の場合は一方攻撃となる

 今回は1on1なので確定でマッチする

 

代表:3d???=14

あなた:1d4=1

 

先に動いたのは代表だ。軽く腰を落としてあなたを正面に見据えると大きく脚を広げた。

常に警戒はしていたのに、数十メートルほどの彼我の距離はあっさりと詰められてしまいあなたは驚愕した。

してしまった。代表は大きく見開かれたあなたの目を、隙を逃さない。

ほんの瞬きの間だけ身体が硬直したというだけなのに、この男にとっては絶好のチャンス。

あなたは頭上から降ってくる質量の塊を見て――――

 

 守備ダイス

 守備は状況に応じて回避や防御などを行う

 守備(固定値:武器+装備)+器用又は感覚(大きい方)でダイス

 相手のマッチ威力以上は回避(ダメージ0)、未満はダイスの差だけダメージカット

 

代表(手加減):   1d15=2

あなた:0+10=10 1d10=4

 

しかし、これは殺し合いではなくテストなので代表は瞬歩の慣性を殺しながら軽く振り下ろした。

これ以上失態は見せないと決心したあなたは自身の感覚に従い相手の懐へ飛び込んだ。

結果、あなたはハンマーの長い柄の間をすり抜け、ハンマーは大きく孤を描いて地面へ打ち付けられた。

今、代表は振り下ろした姿勢のままであなたは至近距離にいる。

まずは武器を扱う腕から斬り裂いてやろうとナイフを構えた。

 

 マッチ

 攻撃(武器)+筋力(ステータス)=マッチ威力でダイスを振る

 両者のマッチ威力を比べて大きい方が勝利 

 基本的にダメージは攻撃(固定値:武器)+筋力(ステータス参照)をダイス

 その時に応じて感覚や器用なども判定しダメージを与える

 マッチ威力が同じ場合、もう一度ダイス

 

代表(手加減):15    1d15=9

あなた:2+15=17  1d17=10

 

あなたは先の観察からハンマーが自身の背中を狙ってくることを理解していた。

あなたはナイフを背中へ回してじきに来るだろう衝撃に備え、弾くことにした。

 

―――――キィン!

 

耳の後ろで金属同士がぶつかり合う甲高い音が聞こえた。しっかりと弾くことができたようだ。

後はその肌にナイフを突き立てるだけ。

 

ダメージ:2+1d15=12

 

 ナイフの武器特性

 ダメージ判定中にナイフ捌き(器用判定)で追加ダメージ

 器用ダイスで器用ステータスの÷3(小数点切り捨て)の値で成功

 その他はまた追加するかも

 

あなた:器用(3以下で成功)1d10=4

 

あなたは狙い通り腕に傷を付けることができた。

攻撃後、代表の顔を踏みつけて後ろへ跳躍し先程よりも広めの距離をとった。

代表はそこから動くことはなく、あなたはそのまま着地し自身の腕とナイフを一瞥した。

かなり質の良い強化施術を受けているのかあまり肉を裂く感触がしなかったことにあなたは不快感を覚えた。

肉の途中で引っ掛かりるような、しかし骨ではない不思議な何かに阻まれ思い通りに動かすことができなかった。

 

 

代表のHP:???-12=???

 

「ちょっと待ってくれ、いいな?」

 

代表は少し血が見える右腕を見ながらため息を吐いた。

この戦闘がテストと聞いていたからこそ、あなたが持っている技能を発揮しようと張り切ったのがまずかったのかもしれない。

あなたは少し萎縮しながら代表が口を開くのを待った。

 

「えーと、まずは合格」

 

「ただし、しばらくは鍛錬の必要があるな。動きで悪いことはないんだが…………」

 

代表は言うべきか迷っているといった風だ。

あなたはこれから何を言われるのか分からず少し緊張している。

顔を踏んだことが良くなかったのかも、速度に追い付けなかったことかも。

頭の中でそんな反省をしながら注意を向ける。

 

「なんで最初から顔面を狙わないんだ?いや、今までの生活的にそれが最適だったのか?」

 

「ああ、無理に答える必要はない。なんとなく疑問に思っただけだからな」

 

「明日からの働きに期待してるよ。今日はもう休んでいいぞ、これがお前の部屋の鍵だ」

 

代表はあなたに鍵を渡すとハンマーを片付けながら歩いていった。

あなたはテストに合格できた実感が湧いてこないが、握りしめられた鈍い色を放つ鍵が物語っている。

 

 

【戦闘終了】

 

 

あなたは地下室から出て階段を上り、自分の部屋に入った。

それなりに年季がある部屋だが家具や照明はしっかりしており、眼(アン)がないあなたにとっては破格の待遇だ。

もっとも、あなたにとっては寒さを凌げる場所というだけで安心できるようだ。

あなたは真っ新なベッドに寝転がりこれからの生活に思いを馳せて、眠った。

 

 

000

 

「どうだった?わたしが推薦した子は」

 

「どこで拾ってきたんだ、あんなに幼いのに強暴なのは初めてだ」

 

「当然じゃん。あの子はまだ 1d12=11 歳だからね」

 

事務所の一階で代表と女がマグを片手に談笑している。

どうやら今日入ってきた子のついて話しているようだ。

代表はコーヒーをすすると顔をしかめながら呟いた。

 

「これからが楽しみだな」

 

……………ただコーヒーが苦かっただけみたい。





・武器補正は±3 ステータス補正は±6でいきます
・あなたは今のところ欠損やケガはありません
・入手は当分先だけど、斬撃の良い装備ならムク工房(刀)かクリスタルアトリエとかオリジナル工房かも

明日は何をしよう(依頼は1日1回必ず受ける アンケート結果によって行動が変わる)

  • 代表の言う通り鍛錬(ステータスが上昇)
  • 依頼1日3件(金を稼ぐ・ステが少し上昇)
  • 外に行く(ダイスによってはイベント)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。