処刑人達とありふれた・・・本当にありふれてるのか?転生者の暗躍   作:yuni12

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今回はホルアドでのイベントの話です。
次回からオルクス迷宮に入ります。


第1話 異世界に呼ばれるようです。その九

第1話 異世界に呼ばれるようです。その九

 

次の日俺達は王宮を離れて実戦訓練の場所オルクス迷宮に向かう為馬車に乗り冒険者達御用達の宿泊町ホルアドに向かった。

 

 道中だが振動や座席が硬く尻が痛くなった。

 

 南雲に何とかならないのかと聞くとスプリングを作って付ければ何とかなるかもと言っていた。

 

 然しここで事件が起きるからこの馬車につけられる事は無いだろうなと思った。

 

 何故、ここに行くのかと言うと一言で言うと実戦経験を積めるからだ。

 安直の説明だってそうとしか言えない。

 

 誰だっていきなりモンスターを戦えるわければ無い。

 お膳立てされた訓練と生の実戦は天と地ほどの差がある。

 

 今回の訓練は生の戦場の空気を教えることなんだろうと思う。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

王国直営の宿屋にて

 

 久々に普通の部屋を見た俺はベッドに倒れ込み息を吐いた。

 

「ジジ臭いぞ光輝」

 

 それを同じ部屋で泊まる龍太郎に呆れられていた。

 

 「そうは言うがな。 

 王宮では常に神経張り巡らせて無いと何が起きるか分からん。

 対処が遅れるとその分だけ不利になるからな」

 

 ベッドに座る龍太郎は意外そうな顔をした。

 

「俺が坂本や白銀の剣任せだと思ったのか。」

 

「そうは言わないが訓練に精を出してたから役割に専念してるもんだと思った」

 

「王宮には監視の目があるからな。特に俺の天職はレアだ。

 王国や教会から期待されてるんだ。

 常に見張られてると前提に動く必要があるんだ」

 

 俺の説明に龍太郎は納得がいったのか頷き体を動かすと言って外に出た。

 日課のランニングに行ったのだろう。

 

 俺はポケットに入れてあるペンダントを取り出し仕込みをする為南雲の部屋に向かった。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 僕、南雲ハジメは相部屋の坂本君から不思議な話を聞いた。

 何でも明日訓練を行うオルクス迷宮で檜山がしでかす可能性があるからこれを着けとけと言って非常食3日分とパラシュートをペンダントから取り出し渡してきた。

 

 時々未来が見えてるんじゃないのと思ってたけどあながち間違って無いかもしれない。

 

 ちなみに今、坂本君は説得の為檜山に会いに行った。

 

 僕が考えごとをしてるとコンコンとドアをノックする音が聞こえた。

 

「天之河だが、南雲少し良いか?」

 

「えっ?う、うん」

 

「そうか。済まない、正直突拍子の無い事を言わないといけないからな。悪いが最後まで聞いてから質問してくれ」

 

 ドアを開けると天之河が深刻な顔をして話しかけてきた。

 正直ただのお人好しの鈍感だと思ってたけどそうでは無いらしい。

 

「それで僕に話とは何?」

 

「済まないが南雲の姉妹に「何かな?」既に「早く話してください」そうだな」

 

 僕が続きを促すと天之河はシズルお姉ちゃんとリノも呼んで欲しいと言う前に二人が来た事で苦笑しつつも真面目な顔をした。

 

「明日のオルクス迷宮だが檜山には気を付けろ。

 事故と見せかけて殺しに来るかもしれん。

 その結果地の底に落ちる事になる。」

 

「それは間違い無いの?」

 

「確実に起きる」

 

「ならそいつを始末すれば「それは駄目だ!」何故です?」

 

 坂本君が言ったのと同じ事を言う天之河にシズルお姉ちゃんは目を鋭くして聞き返しそれに頷きリノが物騒な事を言うもそれを拒否した。

 

「今はまだ駄目だ。王国の目がある。

 それに神の使徒が同じ神の使徒を害したとなるとますます監視の目が強くなる。

 そうなったら地球に帰る為に行動に妨げになる。」

 

 リノの疑問に明確な理由があり納得せざるえなかった。

それから天之河はポケットに入れてあったペンダントを取り出しそれを人数分渡してきた。

 その中に必要な物が入ってるから確認しとけと言うと出て行った。

 

 

 ペンダントをいじると目の前に光り輝く白い板が現れた。

 それを見ると複数の銃の設計図にそれぞれにパラシュートが1個と非常食3日分が入っていた。

 

 僕はその内容を見て苦笑した。

 坂本君といい天之河も過保護過ぎだろうと思った。

 

「彼等も助けてあげないとね」

「そうです。ここまでお膳立てしてくれたんです。

 皆で帰りましよう」

 

「それ以前に落ちるつもりは無いけどね」

 

 僕等は決意を新たにした。

 

オマケ

 

「珍しいな。坂本といい天之河も来るとは?」

 

「何、取り引きをしようと思ってな」

 

「・・・例のアレか?」

 

 俺は南雲への用事を済ますと檜山の泊まる部屋に行き要件を伝えた。

 

「そうだ。南雲に対して放置さえしてくれれば檜山の好きなキャラを何人でも呼ぼう」

 

 俺が檜山に提案すると檜山は息を飲んだ。

 メリット・デメリットを考えてるのだろう。

 

「・・・・・・何でそこまでするんだ?」

 

「前に言ったろう。

 皆で地球に帰るって・・・それには南雲だけでなく檜山達も入ってるんだ。

 だから頼む。イラッときても飲み込んでくれ。

 その後の楽園を考えたら溜飲も下がる」

 

「・・・・・・考えさせてくれ」

 

 そう言って檜山は俺を部屋から出した。

 檜山に届いて欲しい。俺達は全員生還したいからだ。

 それにハジメ✕ユエを見るのに落とす必要は無いのだ。

 クラスメイト全員で行けば良いのだから。

 その後俺は外で剣を振るう雫に声をかけて励まし今後の事を話した。その結果かなり怒られた。

 

 部屋に戻ると香織が原作で南雲に会いに来てた時に着てた格好で待っていた。思わずなんでやねんとツッコんだ。

 

 香織がここに来たのは夢を見たらしい。

 その内容は俺がジータや白銀の剣のメンバーと共に迷宮を進んで最終的には消えるらしい。

 

 何でか俺が南雲ポジションになってるのか気になるが安心させて部屋に戻るように言った。

 

 俺は不吉な夢を聞き明日の実戦により一層気を引き締めた。

 後坂本が中村さんから逃げ回っていたが何をしたんだろう。




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