処刑人達とありふれた・・・本当にありふれてるのか?転生者の暗躍 作:yuni12
次話で異世界トータスでの話になりそうです。
第1話 異世界に呼ばれるようですその二
昼休み
「朝から大変だな南雲」
「とはいえかつて言ってたでは無いか。姉妹が欲しいと。
どうだい?願いが叶った結果は?」
「う、羨ましいけどあの姉妹は怖い」
「でも楽しそうだったよね」
誰もが思い思いで過ごす中僕は自称姉妹が作ったであろう弁当を食べようとした時に僕に話しかけて来たのは・・・
上から僕の親友の坂本雄二。
次に坂本君の恋人の中村恵里。
どもりやすい清水幸利。
最期に僕の好みの女性・・・ジータちゃんである。
その容姿はボブカットにした金髪に明るい茶色の瞳。
頭にはマゼンタ色のカチューシャをつけている。
「別に私だけにそこまで描写しなくても良いと思うよ」
ジータちゃんは苦笑しつつも突っ込みを入れてきた。
顔に出やすいのだろうか?
「南雲、途中から口に出てたぞ」
「僕としても君が誰と付き合っても構わないさ。
間違いなくあの姉妹は関わってくるからね。
巻き込まれないように見守るさ」
「俺だってモテたい!」
ふむ、つまり皆で弁当食べようと集まった訳か
「スルースキルが高いな南雲!何でさっきまでの展開でそうなるんだ!」
む、このツッコミはこのクラスで苦労人と噂の天之河光輝。
「誰が校内一の苦労人だ!」
「僕はクラスでと思ったけど周囲ではそういう認識なんだ」
「ち、違う。俺は苦労人では、無い」
天之河は否定するが本人も自信が無いようだ。
無理も無い。
周りの皆も目を反らしてるしね。
大丈夫、僕だけは苦労人オブ苦労人だとしても遠くから見守ってあげる。
「そう思うなら問題児である君等が自重してくれ」
「「「そんなバカな!」」」
「そこは天然たらしの坂本君やデストロイヤー中村さんやスタンガン二刀流の清水君じゃないの?!」
「そうだとも姉妹でもみくちゃになってる南雲君や複数の改造スタンガンを持つ清水君なら分かるけど僕や雄二君は関係ない」
「理不尽極まりない。シスコン南雲やヤンデレ中村にたらしの坂本と同じ扱いは困る」
「うんうん。わかるぞ。シスコン南雲やヤンデレ恵里にキレるとスタンガンを振り回す幸利の行動には問題あるもんな」
「全員自覚ないのか?!」
落ち込む天之河の返事に僕らの驚きと否定に信じられない顔をした天之河が膝ついていた。思わず彼の背中から哀愁を感じた。
「まぁまぁ、今は落ち着こう。
私も是正出来るように努力するから」
「ありがとうジータ、君は女神の生まれ変わりかもしれんな。
君の優しさが俺の荒んだ心を癒やしてくれる」
「それは大げさだよ。私だって出来る事と出来ない事はあるよ」
むぅ、ジータちゃんの博愛の心が弱っている天之河に光を当てている。
しかも天之河、お前口説きに入ってるよね。
ジータちゃんには全然届いて無いけど(笑)。
それは天然なのかい?
それとも本気で口説いてるとしたら・・・然し君は・・・
君は気にする事があるよ。
特に後ろは気にした方が良い。
「光輝、それはいくら何でもジータに甘え過ぎじゃないかな」
「そうだよ光輝君。
それに光輝君は自ら背負い込み過ぎだよ。
そう言うのは皆で助け合わないと、ね」
「雫、香織。
言葉は優しいのにハイライトさんがお仕事してないのは何故だ?それに2人してなぜ俺の肩を掴む?!」
天之河の幼馴染の八重樫雫さんと白崎香織さんの二人が天之河を引きずって去って行く。
まぁ、席に戻るだけなんだけどね。
「「「どなどなどぉなぁどぉなぁ……♫」」」
僕等は去って行く天之河達を見て歌いながら見送った。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「なぁ、話は変わるんだが・・・
どうしてアニメのキャラが現実にいるんだ?」
天之河が白崎さんと八重樫さんに捕まり居場所が無い脳筋の坂上龍太郎が疑問に思った事を聞くために来た。
誰もが疑問に思った事を代表して来たのだろう。
だって凄く嫌そうな顔をしてるもん。
「話しても良いが・・・にわかには信じられん話だ。
俺だって・・・」
坂本君が代表して厳かに然しその表情は真剣な顔をしていた。
そこには未だに信じられないと語っていた。
「そこまでの事があったのか?」
天之河も混ざった。
可笑しいな?
彼も坂本君の話では彼も転生者の一人のはずなのに。
なんで知らないんだろう?
後坂本君は震えている。
あれは笑うのを耐えてるな。
「そう、あれは南雲と共に人気少女漫画家のアシスタントのバイトをしてた時だった。時間は深夜・・・徹夜続きでハイテンションになっていた時だった。」
「なるほど、あの時二人揃ってやたらにフラフラだったのはバイトのせいか。ほとんどの授業を寝てたのが印象に残ってるな」
坂本君の語りに天之河が状況を補足してくれるから信憑性が増す。
「あの時俺達はハイテンションだったせいでまともに思考出来なかった。」
「だろうな。あの時は死んだ目をしてたからな」
「頭に声が聞こえたんだ。今思えばなにトチ狂ってんだと思う。
だが当時の俺達は・・・クッ」
「もういい。これ以上語るな。思い出すのはキツイだろう」
坂本君の熱の入る語りに天之河は涙を流し同情していた。
個人的に天之河の将来が心配になる。
坂本君をよく知る僕からすればとんだ茶番である。
「グスン。いつもふざけているのは辛い記憶を忘れたかったんですね。」
もう一人騙されてる。
愛子先生、貴女は大人なんだから気づいてください。
「それで続きは?」
「「「この声は遠藤?どこから声が?」」」
「ここにいるよ!。ずっと傍にいたから!更に言うけど前にお前等のせいでダンジョンに巻き込まれたからな!その時は坂本!南雲!俺達一緒にクリアしたよな!」
これで終わるかと思ってた時にまさかの伏兵。
遠藤の登場で変化した。
まさかのダンジョン経験者とは・・・。
「そもそもあの時召喚したのと展開が違うだろうが!あの時は坂本が召喚!ジータちゃんカモンとか南雲が召喚!姉妹が欲しいだろうが!」
「「「・・・・・・弁解を聞こう」」」
遠藤の暴露により坂本君だけでなく僕もピンチになった。
誰もが冷めた目をして拳を握ったりやハリセンを構えていた。
清水君なんて良い笑顔で両手にスタンガンを持ってるし
中村さんも笑顔だけど目は笑ってないしなんなら僕のモデルガンを装備してる。
ジータちゃんは呆れた顔をしてる。
後いつも間に来たシズルお姉ちゃんはしょうがないな弟くんはと困った顔で言ってるしリノはそんな理由で呼ばれたんですか?!と驚いていた。
僕と坂本君は即座にアイコンタクトして逃げ出そうとした時・・・。
僕らの目の前、正確には天之河の足元に魔法陣が現れたのだ。
突然の展開に誰もが硬直し魔法陣を見ていた。
この展開に僕らは活路を見出した。
即座に教室の外に逃げ出そうとした。
だが、そう単純にいかなかった。
その魔法陣から光の鎖が出現し僕らを捕まえ拘束する。
更に輝きを増していき、一気に教室全体を満たすほどの大きさに拡大した。
教室にいた愛子先生が咄嗟に「皆! 教室から出て!」と叫んだのと、魔法陣の輝きが爆発したようにカッと光ったのは同時だった。
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