処刑人達とありふれた・・・本当にありふれてるのか?転生者の暗躍 作:yuni12
最もシリアスにならないのが私の残念臭クオリティーです(笑)
第1話 異世界に呼ばれるようです。その三
???
「大丈夫だよ弟くん。
弟くんの身はお姉ちゃんが絶対に護るから」
「私達が来ましたからもう安心ですよお兄ちゃん。」
眩しい光に包まれてから数分それとも数秒だろうか?
光の鎖で身動きが取れずギュッと目を閉じてた中
どこからか聞き覚えがあり心が安らぐ自称姉妹の声が・・・。
恐る恐る目を開けると僕の傍で自信満々に笑顔を向けてくれる普段は困った事の方が多いけど。
だけど今は・・・ううん。
「うん。シズルお姉ちゃん、リノ。
二人がいるから不安なんて無いよ」
二人のおかげで落ち着いた僕は改めて周囲を確認した。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
広間
先ずは目に入るのは大きな壁画なのだが何故かシズルお姉ちゃんが目隠しされた。
「あんなのは見ない方が良いよ弟くん」
「そうです。見てて寒気がします」
理由は分からないけど真剣な声音のシズルお姉ちゃんとリノの二人に僕は頷いた。
壁画を無視して再び周囲を見るとどうやら巨大な広間にいるらしいことが分かった。
詳しくは省くけどこの場所は大聖堂という言葉が自然と湧き上がるような荘厳な雰囲気の広間である。
そして僕等の周りには僕等と同じように呆然と周囲を見渡すクラスメイト達がいた。
そんな中僕は見慣れない7人の姿が映った。
何故か大槌を持った黒髪の女性に男4人が大槌に吹き飛ばされていたがあれは何なんだろうか?
それを見て赤髪の男性はため息をついて桃色の髪の少女はやれやれと呆れていた。
「「・・・・・・」」
次に見たのは親友の坂本君と苦労人の天之河の二人。
どちらも周囲を確認した後真剣な顔をして考え込んでいた。
僕の感ではこれからの事を考えてるんだと思う。
「光輝?」
「光輝君?」
「二人共この状況をどうするか考えてるんだ。
今はそっとしてた方が良いと思うよ」
「俺もそう思う」
「恵里。・・・そうね」
「うん。恵里ちゃんの言う通りだね」
天之河の事が好きな八重樫さんと白崎さんは状況が飲み込めず不安のあまり二人は天之河の両腕に抱き着いている。
ちなみに右腕に八重樫さん。左腕に白崎さんの順だ。
八重樫さんは恥ずかしさがあるのか少し距離は空けて抱き着いている。
対し白崎さんは抱き枕に抱きつくように密着していた。
反応しない天之河に対し八重樫さんと白崎さんが話しかけてるのを坂本君の背後から抱きつく中村さんと血の涙を流す清水君が二人に落ち着くように言った。
補足するけど二人の目には坂本君に抱きつく中村さんにしか見てないよ。白崎さん達は中村さんに尊敬の目で見てるから。
ちなみに清水君は僕等を見てるんだ。
血の涙を流して正直今程怖いと思った事は無い。
後檜山は憎しみと嫉妬を込めた目つきでをこちらを見てる。
確か中村さんが入手した情報によるとプリコネのキャラが好きらしい。
特にユイちゃんが好きなようだ。
もし呼び出せるのなら泣いて喜びそうだね。
最も好意を持たれないだろうからフラレるのは確定だけどね。
「南雲君、シズルさん、リノちゃん。
良かった。皆、無事だね。私もこれで一安心出来るよ。
それにしても南雲君達はこんな状況でも冷静でいられるなんて凄いね。」
僕等の事を心配して様子を見に来てくれたジータちゃん。
自身でも不安なんだろうけど皆を元気づけていたんだろう。
「他の皆は慌ててるけどそれに比べて南雲君達は随分と落ち着いてるけ・・・うん、南雲君にはその二人が居るなら安心するよね。」
でも僕等を見るなり納得して頷くのは解せぬ。
「それでここ何処なんだろう?。
巨大な大広間みたいだけど」
周りをキョロキョロしながらジータちゃんは場所を把握しようとしていた。
未だに女子に抱きつかれている状態の坂本君と天之河は今もどうするか考え事していて気づいて無いようだ。
僕は清水君や檜山に睨まれているのにジータちゃんからは距離を取られてるし正直羨ましいと思う。
「抱きつきたいならお姉ちゃんは何時でも歓迎だよ」
「わ、私もです///」
「こんな状況でも平常運転なんですね。」
考えていた事が顔に出ていたようだ。
ジータちゃんの呆れ顔に僕はダメージは受けた。
然し笑顔が眩しいシズルお姉ちゃんに顔が赤く照れているリノに僕の理性は限界だった。
これも異世界に来たせいで余裕が無いからに違い無い。
僕は悪魔の囁きに従いゴールインしようとした時だ。
ゴホンっと咳き込む音が聞こえ僕等はそちらに向いた。
向いた先には豪奢で煌きらびやかな衣装を纏い、高さ三十センチ位ありそうなこれまた細かい意匠の凝らされた烏帽子のような物を被っている七十代くらいの老人が進み出てきた。
但し、七十代とするにはその顔には覇気に充ち溢れ、顔に刻まれた皴や老熟した目がなければ五十代でも通用するかも知れない。
そんな彼は、手にした錫杖をシャラシャラと震わせながら外見に良く合う深みのある声音で僕等に話し掛けた。
但し、その手は震え老熟した目は虚空をさ迷わせながらではあるが。
ちなみに、老人の後ろで似たような格好をした連中が口々に制止の声を張り上げていたが。
「・・・よ、ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」
ひきつった笑顔を浮かべ、何とか好好爺を演じようとしていた。
その様子を見ながら谷口鈴は思わず呟いた。
「・・・あのお爺ちゃん、度胸あるね。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
おまけ
転生者残りの人サイド
「ここは?」
「分からないけど見た感じ大広間って所かな」
「つまり、何処か違う場所に飛ばされたわけか」
気がつくと知らない場所にいて俺達は周囲を確認をした。
俺達以外にも複数の人はいたが状況は飲み込めず誰もが呆然と周囲を見てたのを見てそこで一安心したのが悪かった。
「・・・そうか。痛い目に合わした方が反省しそうだな」
「「「ギャァ!」」」
「お前等!あれほど罠には気を付けろと!いつも言ってるだろう!お前等が気をつけないからこんな事になるんだろうが!」
後にいる赤髪の目つきの鋭い青年に炎で俺達は燃やされ。
アフロになった俺達三人は説教されていた。
「一体何時になったら身に付くのです。」
「確かにこれからも冒険者として生きて行くのなら重要な事だからね。」
その後で桃色の髪のショートボブにした少女は呆れた顔をし隣にいる銀髪の青年は苦笑を浮かべつつもどうするか考えているようだ。
さて改めて自己紹介をしよう。
俺はいや俺達は女神アクアによって転生した5人組の内の三人だ。
先ずは俺からだ。物語の主人公ぽい男性、俺の名は矢崎卓だ。
次に知的な雰囲気を漂う男性は鳳春人。
最期に本人曰くイケメンでナルシストの男性は橘裕樹。
俺達は転生特典として即死チートに出てくるキャラの容姿と能力を貰った最強三人組のはずだった。
然し上手くいかず今はギルド長のお情けで白銀の剣のメンバーから指導を受ける事になった。
このままだと冒険者失格の烙印を押されそうだ。トホホ。
今も赤髪の青年ロウ・ロズブレンダに怒られ桃色の髪の少女ルルリ・アシュフォードに呆れられリーダーである銀髪の青年ジェイド・スクレイドに厳しい評価を下されそうだ。
「あ、あんた達は?!」
「こ、この声はアリナさんじゃないか。良かった。無事にみつ「あ、あんたたちのせいで私が!こんな事になったんでしょうが!」プゲラ!?」
「「「ブベラァッ!!??」」」
黒髪の少女・・・アリナ・クロバーの足元から魔法陣と大槌が現れ躊躇無く怒りと憎しみが篭った表情で振り回しジェイドさんと一緒に俺達は壁に向かって吹き飛ばされて意識を手放した。
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