処刑人達とありふれた・・・本当にありふれてるのか?転生者の暗躍   作:yuni12

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今回はジェイドさん無双。
カリスマ(仮)の出番無し(笑)


第1話 異世界に呼ばれるようです。その四

第1話 異世界に呼ばれるようです。その四

 

 ???

 

「プークスクスクス♪

 これだから転生者を送り出すのは止められないのよね♪」

 

 大きなモニターで映ってる映像を見てる存在がいた。

 5人組の転生者を異世界に送った女神アクアその人?だ。

 彼女は物凄く楽しんでいた。それも大笑いしながら・・・。

 とても女神の所業とは思えなかった。

 

「先輩、また送ったんですか?」

 

「何よ○○。これは上が決めた事よ。私達神々に娯楽は無い。

 ならば作れば良い。それがルールだって」

 

「そうですけど先輩のは難題過ぎて誰も最後まで生き残れ無いじゃないですかー」

 

アクアに諫言を言う人の形を取った光の塊にアクアは心外と頬を膨らませ光の塊はため息をついてアクアの試練は難しい問題と言うのだった。

 

肝心のモニターに映っているのは壁にめり込む4人の男性だった。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

大広間

 

 ハジメside

 

 度胸あるイシュタルさん達の案内で僕達は大人数で入っても余裕がある広さと全員が座れるテーブルと椅子がある大広間に通された。

 

 席の並び順だけど上座に社会科の教師にして威厳の無い愛子先生。

 

 次に未だに考え込んでいる天之河と幼馴染達にそれから取り巻きの順に適当に座り僕等は同じように考え込んでいる坂本君を引きずって最後方に座った。

 

 後、銀髪の青年に赤髪の青年に桃色の髪の少女と黒髪の少女それと残念臭が漂う三人の男性も僕等の傍の席を選んだ。

 

 全員が着席すると、絶妙なタイミングでカートを押しながらメイドさん達が入ってきた。

 

 そう、生メイドである! 地球産の某聖地にいるようなエセメイドや外国にいるデップリしたおばさんメイドではない。

 

 正真正銘、男子の夢を具現化したような美女・美少女メイドである!

 

 こんな状況でも思春期男子の飽くなき探究心と欲望は健在でクラス男子の大半がメイドさん達を凝視している。

 

 もっとも、それを見た女子達の視線は、氷河期もかくやという冷たさを宿していた。

 

 ちなみに女子達にそういう目に見られて無いのは・・・。

 考え込んでいる天之河と坂本君の二人。 

 この二人は全然メイドさんに気づいて無い。

 だから白崎さん達や中村さんが対応してる。

 

 僕の目にはあの三人から君達に出番は無いよと余裕綽々に目で語っていた様に思う。

 

 それを見たメイドさん達は即座に離れて行った事から怖かったに違いない。

 

 銀髪の青年や赤髪の青年に桃色の髪の少女に黒髪の少女は普通に応対してて見てて詰まんなかった。

 

 むしろメイドさんの方がキュンキュンしてた。

 

 つまりあの二人の青年はメイドさん慣れをしてるに違いない。

 

 残念臭三人組はデレデレしてるから予想通りだと答えておこう。

  

 肝心の僕はと言うと・・・

 

 「弟くん、飲み物だよ♪」

 

 「はい、お姉ちゃんと一緒に先程貰って来ました♪」

 

 何故か姉妹揃ってメイド服を着て僕の世話をしてくれてるからだ。

 何処から調達したか知らないけど世話しに来たメイドさん達が困惑してたのは見なかったことにした。

 

 だってすんごく似合っていたんだもん。

 後清水君、君はまだ血の涙を流してたのかい?

 檜山、貴様もか!

 

 嫉妬の視線に辟易してた時イシュタルが話し始めた。

 さてどんな話になるのやら。

 

 ハジメside終了。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

大広間

 

 「あなた方という〝救い〟を送ると。あなた方には是非その力を発揮し、〝エヒト様〟の御意志の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救って頂きたい」

 

 「ん?」

 

 気がつくといつの間のか俺は椅子に座っていて語る事を終えたイシュタルさんがこちらを見ていた。

 

 俺がこれからの展開にワクワクしてたせいで全然話聞いて無かった。

 

「ふざけ「ふざんけんじゃないわよ!」ふぇ?」

 

「さっきから聞いてれば無関係な私達に自分達の為に戦えって何様のつもりよ!即刻元の世界に返しなさいよ!」

 

 愛子先生が文句を言う時に被せるように黒髪の少女・・・

 アリナ・クロバーさんがイシュタルさんに抗議した。

 あまりの剣幕に愛子先生は呆然としてた。

 出番取られてますよと心の中でつぶやく。

 

 「お気持ちはお察しします。しかし……あなた方の帰還は現状では不可能です」

 

 場に静寂が満ちる。

 重く冷たい空気が全身に押しかかっているようだ。

 誰もが何を言われたのか分からないという表情でイシュタルさんを見る。

 

 それは勿論転生者の俺も同じだった。

 

 正直に言えばアニメや原作を読んでるからと自分は大丈夫と軽く考えていた。然し現実は甘く無かった。

 理解してたはずなのに感情が追いつかないのだ。

 

 理解するのと体験するのとは全然違うと思い知らされた。

 

 「不可能って……ど、どういうことよ!? 普通は喚べたのなら帰れるでしょう!?」

 

 流石にアリナさんも信じられないと叫ぶ。

 

「先ほど言ったように、あなた方を召喚したのはエヒト様です。我々人間に異世界に干渉するような魔法は使えませんのでな、あなた方が帰還できるかどうかもエヒト様の御意思次第ということですな」

 

「そ、そんな……」

 

 「アリナさんしっかり」

 

 「気をしっかり持てアリナ」

 

 「大丈夫、解決策はあるからアリナさん」

 

 ストンと椅子に腰を落とすアリナに声をかける桃色の髪の少女・・・ルルリに赤髪の青年・・・ロウが声をかけ銀髪の青年・・・ジェイドが励ます。 

 

 俺は場違いとわかっていたがアリナさん達に思わず仲いいなとほのぼのしてた。

 

「ふざんけんじゃないわよ!人を勝手に呼んどいてしかも帰し方が分からない!ふざけるのも大概にしろ!」

 

「ストップ、ストップ。アリナさん」

 

「落ち着けアリナ。感情的になっても解決しない」

 

「そうだよ。アリナさん。大丈夫、俺に策があるから」

 

 落ち込んだと思ったら即座に怒りに震え叫ぶアリナさんにルルリ、ロウ、ジェイドが落ち着かせていた。

 

 そんな彼等を見てて頭が冷えたのか落ち着いてきた。

 

 他の皆も同じようだ。今は成り行きを見守っているようだ。

 

「・・・・・・それでどんな手があるのよ?」

 

「それは見ててよ」

 

ひとまず落ち着いたアリナさんにジェイドはウインクして答えた。女子生徒の半数以上は熱っぽい視線を送っている。

これがイケメンスマイルって奴か!?

俺にはマネ出来ない態度に俺は静かにダメージを受けた。

 

「イシュタルさん、ちょっと良いでしょうか?」

 

「何でしょうかな?」

 

「俺達三人の実力は誰もが認める実力者です。

 少なくとも俺達の世界で俺が率いる白銀の剣はかなり有名です。」

 

「ほう、それは僥倖ですな。」

 

「とはいえ俺達はともかく他の人達に戦えと言うのは無理があると思います。」

 

「それは何故ですかな?エヒト様により戦える力を授かっています」

 

「簡単ですよ。実力や経験の差です。いくら力があってもそれらが噛み合わないと足並みは揃わないし最悪全滅しますよ」

 

 ジェイドさんはイシュタルさんに自分達の実力を語りながらも俺達を見て首を振りダメ出しをする。

 

 それにイシュタルさんは反論するもジェイドさんは強者の威厳を見せ反論を封じた。賛同するようにロウとルルリも頷いた。

 

「・・・それで我々に何を望むのですかな?」

 

 「簡単な事です。俺達は参加する事は決まってます。

 ですが俺等以外の呼ばれた人達は戦争への参加は任意であることを希望します。」

 

 「次にこの場に呼ばれた皆に衣食住を保障することを願います。

 それと俺等以外はシロートです。

 戦争に参加させるつもりなら訓練をさせる事を求めます。」

 

 「最期にこれが重要です。彼等に戦争に参加するのならば他人を殺す事も殺されるかもしれない事をしっかりと教える。

 これらを約束してもらえるならば、俺達は貴方達に協力は検討します。それでどうですか?」

 

「・・・・・・分かりました。約束しましょう」

 

イシュタルさんは少し黙考してから促すとジェイドさんは狙い通りと言わん顔をしつつこれからの指針を伝えイシュタルさんは少しの間を置いて頷いた。

 

 これにより俺達は戦争に参加するのかしないのかの可否を選べるようになった。

 

 良かった、良かった。

 ただ俺が言いたいのは・・・・・・俺、天之河光輝のカリスマイベントの出番が取られたとのことだ。

 もはや空気になりつつある愛子先生は何故か俺に対し笑顔で手招きしたのは同類と思われたのだろうか?

 

 思わず泣きたくなった。ちゃんちゃん♪

 




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