NEED FOR SPEED × Blue Archive   作:アキ・レーシング

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お久しぶりです...今回もどーぞ...!


10.学校対抗レース大会と先生。part.1

「皆さんこんにちは~! 連邦生徒会主催の学校対抗レースがいよいよ開始となります! 実況は私、クロノススクールのシノンが、そして解説を輪堂 レンカさんにお願いしてもらいお送りいたします! 先生、今日はよろしくお願いします!」

 

「はい、よろしくね~。」

 

 

 

いつぞやのノアと一緒に実況した時と同じ配信部屋のような場所でそう話す二人。

スタートグリッドには14台の車両が並び、それぞれがバチバチににらみ合っている。

 

 

「今回のレースは連邦生徒会がもっとモータースポーツを楽しんで欲しいという要望に応えたものになっており、各生徒のモチベーションの向上のために本戦の優勝景品は『先生とドライブデートを出来る権利』となっております」

 

「え? なにそれ初耳なんだけど?」

 

「はい! たった今言いました!」

 

「そんなぁ...」

 

 

シノンの発言に対して異議を唱える先生。だが生徒たちはそんなこと気にしていない。そもそもこのレースの連絡がきたときから「優勝景品が先生とのドライブデート」と言われているため、この14人はそれぞれの学校内で行われた選抜レースを戦い抜いた猛者たちなのだ。

 

 

「それでは各校の代表レーサーたちを紹介いたします! まずはミレニアムサイエンススクールからは美甘ネル選手と白石ウタハ選手~」

 

 

そういわれるとネルは愛車であるニッサン スカイラインGT-R(BNR34)のフロントフェンダーに寄っかかりながらふん、と鼻を鳴らし、ウタハは名前を呼ばれると軽く手を振っていた。

 

ネルのR34はJGTC仕様になっており、カルソニックブルーのボディにミレニアムサイエンススクールのロゴと使用しているパーツのステッカーがちょこちょこ貼られている。思ったより派手な気はしないが、多分気のせいだろう。

 

ウタハの持ち込んだ車両はマクラーレンの誇る名車の1台、F1LM。車体こそたまたまスクラップ場に転がっていたものを格安で購入したのだが、外装パーツ、内装、エンジンチューンに至るまで、エンジニア部の技術が惜しみなく使われており、キヴォトスにある最高速をテストするのに使われるサーキットでは時速400km/h超えを記録。

ツルギのヴェノムGT、ヒナのシロンなどにも一切引けを取らない仕上がりになっている。

 

 

「それでは次はトリニティ総合学園からの参加者を紹介します。聖園ミカ選手と本来は百合園セイア選手が参加する予定でしたが、都合により仲正イチカ選手が代理になって参加しています。」

 

 

「やっほー☆」

 

「よろしくお願いしますっす」

 

 

イチカのスープラはBOMEXのフルエアロにTRDのボンネット、APRのGTウイングを装備され、如何にもチューニングカーと言えるようなマシンに仕上がっており、ミカの愛車であるレクサス LFAは白いボディにトリニティのロゴ、そしてカワイイを具現化したようなバイナルグラフィティが施されていた。

 

 

「次はゲヘナ学園からお越しの黒舘ハルナ選手と棗イロハ選手。なんかトリニティの時も思いましたが、ゲヘナからは風紀委員長のヒナさん、トリニティからも正義実現委員会のツルギさんが出てくると思いましたが...」

 

「ヒナとかツルギはカンナたちと一緒に警備に回っちゃってるからねぇ...連邦生徒会は治安維持組織対抗でも大会やるらしいけど...。」

 

 

シノンの指摘通り、ゲヘナとトリニティのトップクラスの生徒たちの姿はスタートグリッドにはない。アコ曰く校内での代表者選考レースの数日前にマコトから「風紀委員会はヴァルキューレと共にレースの監視に努めてもらう」と言われたらしい。トリニティも同様らしいが、イチカは推薦となっているため例外らしい。

 

 

「...時間が押しているらしいので、これから少し早めに各校の代表者を紹介していきます! アビドス高等学校からは小鳥遊ホシノ選手と砂狼シロコ選手。山海経高級中学校からは近衛ミナ選手と朱城ルミ選手、百鬼夜行連合学園からは和楽チセ選手と久世イズナ選手、最後にレッドウィンター連邦学園からは連河チェリノ選手と間宵シグレ選手となります。」

 

「...ホントに雑だね?」

 

「しょうがないんです...」

 

 

運営から「早くしろ」と急かされたシノンはかなり雑に行われた選手の紹介を終わると生徒たちはそれぞれの車に乗り込み、エンジンをかけるとゆっくりとシャーレ周辺の道路を全面封鎖して作られたサーキットを進んでいく。

 

 

「今回はシャーレの周辺を全て封鎖した特設サーキットでのレースとなります。それでは選手たちがタイヤを温めている間に今回のコースの重要ポイントの紹介を、先生、よろしくお願いします!」

 

「はいはーい...今回のコースは市街地というのもあって、かなりテクニカルなコースになるよ。14台で走るにはあまりにも狭い気もするぐらいのね。きついカーブばっかりあるのに、ストレートがすべて長めっていうのも皆からしたらキツいかも。」

 

「そういえば先生もこのコースを試走したんですよね。タイムはどのくらいでしたか?」

 

「あの時はレイジョのBNR34のシェイクダウンを兼ねて走ったんだけど、ベストタイムはだいたい1分半とかかな?」

 

 

その言葉に配信のコメント欄には「生徒からの借り物の車でそんな全開走行するとか鬼か?」や「借り物の車でよくそんな踏もうと思ったな」などなどかなりのツッコミがあったが、そのコメントに対して言おうと思ったらそのコメントは消え去っていた。

 

 

漢字で書けば「凹」の字が一番近い今回のコースは、かなりハイパワー向けの車、というかスピードも出てブレーキ性能も高いであろうスーパーカー的な車が有利なステージだ。

 

このコースならM3GTR使えば余裕かな? と一瞬思った先生は心の中で自分の事を殴った。あの車は明らかに別格だし、それは彼女が持ってきた他の車、ジョーのポールスターやZypherのケーニングセグでも同じことが言えてしまうからだ。

 

 

「選手たちがスタートグリッドに戻ってきました。それでは先生、開始の合図をお願いします!」

 

「おっけー!! それじゃ皆、頑張ってね! レース、スタート!」

 

 

先生の言葉でシグナルはスタートし始め、言い終わるのと同時に、14台は一気にスタートを決めた。

 

 

先頭を走るのはチェリノの乗るクリオV6とシグレのアウディ S1クアトロ、それに続くようにホシノのR32とネルのR34JGTC、チセのR35GT3、ミカのLFAなどが集団になって駆け抜けていく。

 

 

「先行して駆け抜けていったのはレッドウィンターの2人! あのラリーカーのようなのは見た目だけではなく、中身もちゃんと伴っているようです!」

 

 

『ったくなんだよあの加速!? 私のR34でもあそこまでの加速はしねぇぞ!?』

 

『そりゃ君の車は最高速重視だろう? あの車たちは軽量なボディにハイパワーなエンジンで4WD、爆発的な加速を見ると、S1クアトロはグループB仕様とみて間違いないだろう。クリオも恐らくそれに似ている感じだろうね』

 

『御託は分かったから早く上がってこい! 今何番手なんだ?』

 

 

この配信では実況の声以外にも、各選手の無線も聞くことができ、今のウタハとネルの会話も流されている。走りながら若干キレ気味に話すネルをウタハはまぁまぁ...とネルをなだめている。

 

 

ホシノなどは「まぁ、おじさんはまだ本気出さなくてもいいんじゃない?」なんて言いながらのんきに走ってるのだが走行ラインを譲らない。前を走る車両たちにプレッシャーをかけていく。

 

 

「さーて、まだ始まったばかりだからなんとも言えないけど、こっからどうなるかな~...私だったら思い切りチギりたくなるとこだけどチェリノのクリオの加速にどう対処するか考えないといけないからなぁ...」

 

 

先生のそんな雑談をよそに、順位の変動も特にないまま2周目に突入していく。

 

 

1位は変わらずチェリノのクリオだったが、2位にはミカのLFA、3位にはホシノのR32、4位にはちゃっかりルミのFC3S、5位と6位にネルのJGTC R34とウタハのF1LMと....どの生徒たちもこんな大勢のレースには慣れていないようで特に最初は2位だったシグレはラインを塞がれて順位を奪われてしまった。

 

 

 

だがまだレースは始まったばかりだ。




え~...行事やらなんやらが立て込んでて気づけばこんな遅くなってしまいました...

大変申し訳ない...


次回もぜひ...!
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