NEED FOR SPEED × Blue Archive   作:アキ・レーシング

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出来は相変わらず自信はありませんが...出来てしまったので...。


今回も是非!


4.レーサー追跡部隊の生徒たちと先生。

「レーサーたちがレースを始めたみたい。それじゃ手筈通りに行きましょう、行動開始よ。」

 

「さぁ、暴れる時間だぁ!! 行くぞ!」

 

「被疑者の確保を最優先に、一般市民への被害は出来るだけ抑えろ」

 

「「「了解!!!」」」

 

「それじゃ行くっすよー。ちゃんと着いてくるっすよ」

 

 

ヒナ、ツルギ、カンナの言葉でそれぞれの学校の生徒たちは各々の車に乗り込み、駐車場を出ていく。

ハスミに報告を入れ、イチカの80スープラを先頭に「正義実現委員会」の名前がサイドに入れられたトヨタ クラウンの軍団が一番最初に出ていき、その後をマシロのダッジ チャレンジャーSRT8、ハスミのダッジ バイパーACRが出ていった。

 

 

「それじゃ先生、後でまた会おう。くれぐれも事故るなよ?」

 

「はは。気を付けるよ。」

 

 

先生に念を押してからNC1型NSXに乗り込んで、フォード エクスプローラーに乗る生徒たちの軍団と一緒に出ていくイオリ。チナツは風紀委員会でケガ人が出た場合の対応のために待機らしい。

 

 

「それでは先生。行って参ります。ご武運を。」

 

「あぁ、カンナと皆もね」

 

「勿論です、それでは」

 

 

軽く会話を交わしたカンナもシボレー コルベットC6.Rに乗り込み、クラウンビクトリアとシボレーカプリスに乗った他の公安局とキリノたちを含む生活安全局の生徒たちとともに駐車場を後にした。

 

駐車場に残ったのはツルギ、ヒナ、アコの3人と先生。アコとツルギはそれぞれ無線機を先生に手渡した。

 

 

「これは?」

 

「風紀委員会に繋がる無線です。連絡するときはこちらを使用してください」

 

「こちらも同じだ。使うかは先生に任せるが、一応持っていてくれ。」

 

「分かった。ありがとうね二人とも。」

 

 

無線を受け取り、アゲーラに取り付ける先生。その間にも3人は準備を済ませていく。

先生もアゲーラのエンジンをかけておく。

 

 

「それじゃ、私たちも行きましょう。先生、また後でね」

 

「あぁ、気をつけろよ、先生」

 

「では先生。失礼しますね」

 

 

それぞれは先生に一言だけ話すと車に乗り込んでエンジンをかける。

ヒナのシロンとアコのレクサス RC Fが先に出ていき、その後を追うようにツルギのヘネシー ヴェノムGTが7.0LのV8ツインターボエンジンの轟音を響かせながら駐車場から飛び出していく。

 

 

「レッドビューとシークレストを合わせたような感じだな...でもカンナのC6.Rとはいえ絶対追いかけられたくないなぁ...」

 

 

かつてストリートレースで警察車両から嫌というほど追いかけられていた彼女にとってあの集団は恐怖極まりない。なによりカンナの乗っていたあのシボレーコルベットC6.R。あの車はロックポートに行った時に自分を最後まで追いかけてきた男の車と酷似していて、見るのも少しキツかった。

 

 

「まぁそんなこと言っても仕方ないし、行くかぁ!」

 

 

アゲーラに乗り込んで、ギアを入れて駐車場から走り出す。その音はまるで警察車両とは言えないほど轟音だった。

 

 

 

『こちらイチカっす。相手レーサーは残り10人、お。今9台になったっす。オーバー』

 

『きゃーはっはっはっはははは!』

 

『ツルギ、ガードレールを使って加速していかないでください!』

 

〈こちらイオリ、被疑者の3名を確保した。繰り返す――〉

 

 

「皆ハデにやってるねぇ...お。追いついてきたね」

 

 

無線では続々とレーサーたちを確保したという声が聞こえてくる。先生はサイレンを鳴らしながら集団を追いかけていく。

気づけばツルギやカンナたちにも追いつき、レーサーたちにも近くなっていく。

 

 

「こちら先生だよ~。待たせたね。よいしょっと!」

 

 

レーサーの集団の一番後ろを走っていたサイオンFR-Sにサイドからぶつけていく。FR-Sのドライバーも負けじとぶつけようと車を寄せてくるが先生はハンドルを切らずにアクセルを入れた。

 

ぶつけようとした目標がいなくなり、不安定になったところを容赦なくゲヘナのロゴが入った装甲車がフロントからぶつけていく。

 

恐らく廃車だろう。おっかねぇ...なんて思いながら一般車の間をすり抜けながらさらに先頭に向かって走っていく。

 

 

 

『こちらハスミ、今から前を走るアヴェンタドールを対象にしてEMP弾を使用します。当たらないように気をつけてください。オーバー』

 

『了解っす』

 

〈こちらヒナ、スパイクベルトを使用するわ〉

 

〈了解です〉

 

 

 

カンナはアヴェンタドールの前を走り、ハスミがEMPで狙いを外さないように進路妨害をし、先生はヒナのシロンと共にレーサーのポルシェ911GT2を挟むように車を動かす。911GT2のドライバーはブレーキを踏み、ミラーをもがれながらも2台の後ろに逃げる。

 

ヒナはそれを見てスパイクベルトを放った。きれいに命中した911GT2はタイヤをパンクさせられ、滑っていき路肩にぶつかって停止した。それをまたクラウンとフォードエクスプローラーで進路を絶たせ、レーサーを無理やり引きずりおろす。

 

ハスミは無事にEMPを命中させたようでスピンしたアヴェンタドールを待っていましたと言わんばかりにバイパーとヴェノムが車体をぶつけに行き、撃墜をさせていく。

 

 

その様子を走りながらではあるものの見ていた先生は思った。「あまりにレーサー確保に対してガチすぎじゃないの?」と。

リンちゃんがかつて言っていたことを思い出す。違法なストリートレースも横行している、と。その監視、鎮圧を任せたいと。

キヴォトスはそこまで維持組織が弱いのかと思ってみれば、それは大きな間違いだった。

 

 

追跡する警察車両も昔に自分が走っていた時の警察より速い車両ばかりだし、ドライバーの腕は様々だが、ヒナやツルギはレッドビュー・カウンティーにいた警察官、「F-8」と同じぐらいの腕を持ち合わせているし、カンナにいたっては走り方から彼女の乗るコルベットも含めてロックポートにいた時から自分をしつこく追っていた男、「クロス」を思い出させてくる。

 

 

『こちらマシロです。先生、聞こえますか?』

 

 

少しだけ過去を思い出していた時になり始めた無線。相手はチャレンジャーSRT8を運転していたマシロ。イチカたちの少し後に出て行ったが、レーサーの動向を探るために追跡には参加していないことは事前に話されていた先生は無線を繋ぐ。

 

 

「聞こえてるよ。どうしたの?」

 

『ハスミ先輩たちには報告済みなのですが、被疑者の1人を見失いました。先生に追跡をお願いしたいのですが...』

 

「因みに対象車両は?」

 

『アストンマーチンのDB5です。カラーはシルバー。私のチャレンジャーでもチギってしまう程速いですが...先生、頼めますか?』

 

「出来るだけはやってみるよ。でもあまり期待しないほうがいいよ...とだけ。それじゃ」

 

 

無線を切ってギアを上げ、アクセルを踏む。警察のロゴは隠れているが、パトランプ等はついているため、サイレンを流しながら公道をかっ飛ばすと一般車はアゲーラのための道を開けてくれる。

 

周りを走っていたヒナたちの車両は皆、レーサーのたちの後処理に行ったようで、自分以外にこの速度で走る車両は誰もいなくなっていた。

 

 

 

「お、アレかな...?」

 

 

 

先生が車を止めたのはトリニティの中心地からかなり外れにあるガソリンスタンド。周りに正義実現委員会のパトロール車両はおらず、道路を行き交う車もまばらだ。あまりマークされていないのだろう。

 

マシロが言っていた車両はガソリンスタンドの駐車場に止められており、そのドライバーらしき生徒はこちらに気づくと一瞬、驚くような表情を浮かべていた。

 

先生はDB5の横に車を止めると、車を降りてその生徒に話しかけた。

 

 

「今日はいい天気だねぇ...DB5なんて洒落た車乗っちゃって...いいセンスだね、セイア?」

 

「あぁ...そうだね。君のお眼鏡に合う代物だったようでごもっともだよ、先生」

 

 

先生はやっぱり予想が当たっていたか...とため息をつく。ナギサにお茶会に誘ってもらった時に話を聞いたことがある。

「セイアさんが車を買いまして...夜な夜な出かけているらしいのです」的なことを話していたのだが、誰もその車を見たことがないらしく、どんな車に乗っているのか気になると先生に愚痴ってきたことがある。

 

 

「それで先生、どんな要件でここに...? その車を見る限り、ただ事ではないと思うのだけれど...」

 

「ここで話すのは余り良くないし、乗りなよ」

 

「あ、あぁ...」

 

 

そう言ってセイアを先にアゲーラに乗せ、無線を繋ぐ。

繋ぐ先は、正義実現委員会。

 

 

「こちら先生だよ。被疑者車両は見つけた。でもドライバーがいない。座標はあとで送っておくから、車両だけ回収をお願いしたいんだ。よろしくね」

 

 

相手の返信を待たずに無線を切り、アゲーラに乗り込む。

エンジンをかけて、ゆっくりと車を発進させた。

 

 

「セイア、単刀直入に言うよ。君の車、あのDB5がストリートレースに参加していた車両だという容疑で今、正義実現委員会で探されている。」

 

「そ..そうなのかい...? 私はただ、普通に運転していただけなのだけれど...」

 

「キヴォトスには法定速度はないのかな...?」

 

 

話を聞けば、あのDB5は元々あんな仕様だったらしく、ひとたびアクセルを踏めば、狂おしく、身をよじるように走ってしまうらしい。悪魔のZかな?

 

セイアには厳重注意と、「次はもっと落ち着いた車を買ってね?」とだけ釘を刺しておき、トリニティの彼女の部屋のある場所の近くまで車で送っていったのだった。

 

 

 

DB5について、これはトリニティの押収品倉庫で車両の確認をしたときに分かったことなのだが、エンジンが競技仕様のものに換装されており、馬力も750馬力近く出ており、これを乗りこなしていたドライバーはとんでもない人物なのでは...?と一時期ではあるが正義実現委員会の中でちょっと話題になった。




セイア...まさかMTの運転ができたとは...そしてあの運転...こりゃ良いレーサーになれるね....


予告と言ったらなんですが、NFSといったらのマシンを出すかもしれません...(というか出したい。乗る生徒も決めてるし)


という訳でまた...次がいつになるのか分かりませんが...ごゆるりと待っていただいてくだされば幸いです。

ではまた次回!


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