NEED FOR SPEED × Blue Archive   作:アキ・レーシング

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なんか久しぶりの気がする投稿ですね。

今回もよろしくお願いします~!


8.アリウススクワッドと先生。

ミレニアムに向かう道をしばらく走っていた先生のシビックタイプRのサイドミラーに見覚えのあるシビックタイプRたちが映った。

 

 

「お。来た来た...あのシビックたちを見たのもかなり久しぶりだねぇ...」

 

 

先生のシビックの後ろをぴったりと張り付いてくるFL5、EK9、EP3のシビックタイプR。黒いボディに青いアンダーネオン。そこそこの交通量があるミレニアム付近の公道でも強烈なインパクトを残していた。

 

 

「ねぇ見てあれ、なんかの映画の撮影かな?」

 

「おいおい、撮影用のカメラもないのにどうやって映画なんて撮るんだよ()」

 

「いや案外わからないよ? ミレニアム方面に向かってるみたいだし、透明なカメラとかあるかもしれないじゃん」

 

「ミレニアムの事なんだと思ってるんだ...」

 

 

そんなひそひそ声など全く聞こえないぐらいの音を出しながら走り去っていく4台のシビック。しばらく走ってからファミレスに入っていった。

 

4台並んだシビックからそれぞれドライバーが下りてくる。

 

EP3からはヒヨリ、EK9からはミサキ、そしてFL5からはアツコが下りてきた。同じように先生はFK2から降りて、軽く手を振る。

 

 

「やっほー、3人とも。元気にしてた?」

 

「うん。先生は?」

 

「そりゃあもう。とりあえず入ろっか。奢るよ」

 

 

その言葉に目を光らせるヒヨリたちを連れて店内に入って壁側の席に座る。「奢りだ」と言ったからなのかヒヨリが色々と注文をしていく。そこからつまんでいく方式にしようという話になり、先生は追加でドリンクバーを注文してミサキたちと向き合うのだった。アツコは先生の隣である。

 

 

「それで? シビックの調子はどう? 最後に来た時からだいぶ経ってるけど...どっかおかしい場所ない?」

 

 

先生のその質問に答えたのはミサキだった。

 

 

「エンジンの調子が悪い。VTECの効きが半分ぐらいになってる気がする」

 

「OK、それじゃ今度ガレージに持ってきてね。ヒヨリは?」

 

「わ、私のは問題ないです...。あ、そのピザ私のです」

 

 

ピザをがっつくように食べるヒヨリはもはや車の異常とかは気にしていないらしい。というかその時は先生に「車が壊れちゃいましたぁ...」って泣きながら電話をしてくるんだろうなぁ,,,と思いながらヒヨリが頼んでいたフライドチキンを1本もらって食べ始める。ちゃんと美味しい。

 

 

「アツコは? といってもFL5ならそれらしい問題点もなさそうだけど...」

 

「私も特にないかな...ん、この唐揚げ美味しい」

 

 

気づけば揚げ物が多めになっているがもはやそんな事は気にしていない一行。店員が空になった皿を回収していくのだが、その量がまぁまぁ多めでオートマタと犬の店員は死んだ目をしながら皿を運んで行った。

 

腹を満たしたいという願望を全力でいくヒヨリ、思ってるより食べているミサキ、そしてたまに写真を撮りながらちゃんとご飯も食べるアツコ。先生はそこにもう一人がいればいいのにな...と思ってしまうのだった。

 

 

「サッちゃん...元気にしてるかな...」

 

「バイトが忙しいみたいでねぇ...連絡があまり来ないんだよね」

 

「そっか...」

 

「お待たせ致しました、オリジナルピザのLサイズ2枚になりまs...」

 

「あー、ありがとう...待ってサオリ?」

 

「...あぁ、先生...久しぶり、だな...」

 

 

アツコは思わず写真を撮り、ヒヨリはサオリに泣きついていた。仲良しだなぁ...と思いつつ、バイトのシフトがもうすぐ終わるらしいので、サオリの分も注文して他愛もない会話を続ける。

 

サオリが出てくるのと料理が届くのはほぼ同じぐらいで、同じ席について彼女たちは店員以外誰もいないファミレスで団欒を始めた。

 

別行動している中でどんな事があったか、どんな物を食べたか、とかどんな車を見ただのなんだのと会話は弾み、気づけば夜もだいぶ遅くなり、解散する流れになった。

 

因みにレシートを見た先生は「ユウカにまた怒られちゃうかもなぁ...」と虚しい気持ちになったらしい。

 

 

「あ、そうだサオリ。FD2の鍵くれない?」

 

「...? 構わないが...どうしてだ?」

 

「サオリの車、アツコたちと同じタイミングで車検取りに来たとき以来メンテナンスしてないでしょ? だから私のシビックを無期限レンタルするから。交換ってことでどう?」

 

 

先生の乗ってきたシビックは元々サオリ用に組んだもので、自分のとこに来た時に渡すつもりだったのだ。だが彼女も自分も忙しいため渡すタイミングがなかったのだ。

 

 

「その...いいのか?」

 

「EG6に乗ってたアツコもEJ1に乗ってたヒヨリも、ミサキなんてエンジン載せ替えしてから受け取ってるんだよ? サオリが受け取ったからってスクワッドの皆は怒らないよ」

 

「そうか...ありがとう先生。これが私の車の鍵だ。裏に止めてある。...車をよろしく頼む」

 

「勿論。はいこれ私のシビックの鍵ね。アツコの車の隣に止めてるから。」

 

 

サオリから鍵を受け取ると先生も自分の鍵をポケットから出してサオリに預ける。車の場所を軽く教えてもらい、車が停められた場所に行った。

 

 

「おーぅ...洗車はちゃんとやってるみたいだけど...これでかなり無茶したんだねサオリ...」

 

 

サオリのFD2型シビック タイプRは外見こそ綺麗だが、擦ったりぶつけたりはあるようでボディは小さい傷が沢山ついていた。

 

ロックを解除し、車に乗り込む。シートポジションも合わせた。内装もそれなりにヤレてきていて、ルーフライニングも剝がれてきておりタッカーで無理矢理止めてたのを確認して「自分もこうなったなぁ...」と懐かしい気持ちになった。

 

 

「さーて、エンジンの調子はどうかなぁ...」

 

 

エンジンをかけると調子のよさそうなエンジン音が聞こえ、1速に入れアツコたちの方に向かってゆっくりと発進した時もスムーズに動き出した。

 

 

「いいねぇ...まぁまぁ距離乗ってるはずなのに調子がかなりいい。大事にに乗ってるんだね」

 

 

サオリも先生が乗ってきたFK2に乗り込み、そのフィールに浸っているのだった。

 

 

「さて、それじゃあ解散しようか。また何かあったら連絡してね。ミサキもショップが開いてるときにくればエンジンの調子見てあげるから」

 

「分かった。その時はよろしく」

 

「先生...、今日はありがとうございました...」

 

「ごちそうさま、先生。またね」

 

「また会おう、先生」

 

「うん。サオリたちも気を付けてね。それじゃ!」

 

 

サオリたちと軽く別れの挨拶をした先生はファミレスを出て、ガレージに向かう道を走っていった。

 

 

数時間後、ガレージについた先生は欠伸をしながらシビックをガレージの奥の方に入れ、ガレージに入っている車の数を数えてから、シャワーを浴びて、タブレットの電源を入れた。

 

 

「やぁアロナ、プラナ。今大丈夫かい?」

 

「はい! どうしましたか、先生?」

 

「私が留守の間、問題なかった?」

 

「はい、各車両のセキュリティチェックも問題ありません。いつでも最高の状態でスタート可能です」

 

「ホントにありがとね...ホントは君たちの仕事じゃないのに...」

 

 

元々はガレージにちゃんと鍵をかけとけば大丈夫だろうなんて思っていたのだが、ショップがヘルメット団の連中に2回ほど襲撃され、車が強奪された経験からアロナとプラナに車両の監視を任せているのだ。

 

2回襲撃されて盗まれた車両は3台。その内の1台であるBMW M4(F82)は無事に返ってきたのだが、同タイミングに強奪されたミツビシ ランサーエボリューション Ⅳは未だに見つかっておらず、2回目の襲撃時に盗まれた派手なエアロを装備したパームシティで放置されていたものをキヴォトスに持ってきて手を加えなおした黄色いポールスター1 は犯人が逃走中に運転をミスり橋から転落。またしても水没車となってしまった。ミレニアムの協力により再生こそしたが全開にしたことは未だにない。怖いもん。

 

というか組むだけ組んで慣らしすらしてないと思われる。だからと言って昔のように知り合いに貸す...というのもちょっと申し訳ないし、途中で壊れたりしたら困る。

 

 

「それじゃあ2人とも、今日はもう休んでいいよ。私もそろそろ寝るから...」

 

「はい! それではおやすみなさい、先生!」

 

 

このままでは寝ずに書類仕事をすることに...早く寝よ...と明日の書類仕事に若干メンドくさくなりながら眠りにつくのだった。




スクワッドの車両たちのカスタムはワイスピ1作目のシビックたちが元ネタになります。


次回あたりにアビドス組出したいなぁ...()


それではまた次回!
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