女は守られなきゃいけない存在?
ううん、強いに異性なんか関係ないよ。
あれ?強いってなに…?
今夜も誰もが知らず知らずのうちにフツーにやり尽くす。
──彼らがいる。
深夜1時。
こんな時間にまだ中学生である少女がいる。
おかしい。
普通ならばあり得ない。そう普通ならばだ。
何故ならば彼女は普通じゃないからだ─
「がっ」
少女は大人の男性を相手に軽々とぶっ倒し、蹴り飛ばした。
それも実力はある相手だ。
「よお、終わったか?」
少女は数分で片し、彼らの元に近づいていく。
「ああ。こっちも順調だが思ったより手こずったわ。久々に」
彼女が手こずったと言うのならかなり強い…
通常なら少女がこの場にいるどころか近づくだけで危険と言うだろう。
けどその必要はない。
「そっちこそはどうだ」
「ああ、殺る寸前までやったぜ」
ふっと少女は笑う。
「そう、良かった。お疲れ様。」
彼女の強さは圧倒的で敵わない負けなし最強少女なんだから。
例えどんな敵を回したとしても。
少女は見ていた
そこへ彼がやってきて聞いてくる。
「組長、あのままでいいんすっか?」
喧嘩を見ながらも彼の話を聞いていたが彼女は決して止めにはいかない。
むしろ興味なさそうに何事も無かったようにしている。
そう言う性格だからであり彼らにとっては普通、これが日常であるからだ。
「気にするな。あいつらが悪い、何かあっても自業自得だ。私らは、手助けもしなくていい。無駄に手を突っ込むのは避けたいんでね。ほっとけ。」
「争いはいつ起こるか分からない。そうっすよね、組長」
「ああ。」
ちっ。
彼女は内心舌打ちしめんどくさそうに
いちいち仲間の喧嘩なんか止めてる余裕なんてねっつーの。
たった10歳で上回り、組長の座をとった少女
彼女は素っ気ないようにみえるけれども…
本当は優しい。
「それに…」
返りち悪い。払いながらも。
「子供だからって甘く見たらぶっ殺す。」
時計を見てはっとした。
「時間だ。いってくる」
完璧少女の彼女に、余計な感情移入はいけない。
だから無縁だ。永遠に。
たった数分で制服に着替えた。
長袖シャツは絶対だ。あの姿を見られていけないのである。
その場から離れてしばらくして
はあ… とため息をつく。
妹をあの学校に転校させてスパイをやらせた。
その調子で計画は順調……
生徒会長を継いでる今、別の学校へと私自身離れられない。
それにスパイ行動は妹の方が得意なのである。
まさに観察力が妹の彼女の方がたけている。
彼女は妹を信じているのである。
「ったく、相変わらずだ」
そう言われる彼女がまさか誰かを好きになるとか──
最恐で最強の少女に転機が訪れるなんて