【本編完結】 和音ゲームズ 和風物語   作:matcha君

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姫と侍と博麗の巫女

魔理沙 「お、お前は・・・」 「侍集団筆頭の魂魄妖夢・・・」 「なぜだ!お主は族の討伐に向かっていたはず」

妖夢 「お久しゅうございます魔理沙殿」 「倒し終わったので早めに帰って来ました」「それでこの状況は一体?」

魔理沙 「そ、それは・・・」

妖夢 「まさか姫様に呪術をかけたとは申しますないな?」

魔理沙 「うっ」

妖夢 「その慌てよう、某の早とちりだとは言わせませんよ」 シャキーン

魔理沙 「む、無念」 バタッ

妖夢 「安心してください」「峰打ちですよ」

 

城の地下にある牢屋

 

妖夢 「魔理沙殿、あなたなら姫様を危険に晒した罪の重さは分かっていますよね?」

魔理沙 「私は、私は姫様を助けようとしただけだ!」

妖夢 「何を言っておらっしゃるんですか魔理沙殿あなたはこの国を捨てたではありませんか」 「それを今更になって助けるなどと、姫様は某が守り通すから安心されよ」

魔理沙 「違う!違うのだ!お願いだ妖夢殿!話を聞いてくれ!お主では姫様は守れないのだ!」

妖夢 「なんですと?聞き捨てなりませんね」 「それは一体どういう・・・」

侍 「妖夢殿!姫様がお目覚めになりました!」

妖夢 「そうか!それで姫様の状態は?」

侍 「問題ありません」

魔理沙 「妖夢殿待ってくれ!」 「私の話を聞いてくれぇぇ!!」

 

謁見の間にて

 

幽々子 「妖夢、此度は私を魔理沙殿から救ってくださり感謝するわ」

妖夢 「いえいえ姫様を助けるのが某の仕事ですから」 「気分はいかがですか?」

幽々子 「だいぶ良くなったわ」 「それで妖夢に話しておくことがあるの」

 

影の軍勢について解説中・・・

 

妖夢 「姫様の魂が生贄として捧げられている?」 「それは本当なのですか姫様」

幽々子 「ええ、魔理沙の説明を事実と仮定したら王族は皆非常に短命だから事実だと思うわ」

妖夢 「ならば今すぐそんな仕組みをなくしましょう!」

幽々子 「それは無理よ、仕組みをなくせば影の軍勢が街を襲い私以外の人も犠牲になってしまうわ」

妖夢 「影の軍勢など某が蹴散らしてみせます!某は姫様の刀なのですから!」

虎之介 「おいおい、俺の存在を忘れてもらっちゃ困るぜ」

幽々子 「虎之介君も・・・」

妖夢 「久しぶりですね」

虎之介 「幽々子、お前はひとりじゃない、妖夢と俺が必ず何が何でも幽々子とこの国の住民を守り抜く」 「家元一族の当主としてもあるが何よりも幼馴染としての努めだ」

幽々子 「虎之介君・・・」

魔理沙 「先程も言ったであろうお前達では姫様を守れないと」

妖夢 「脱獄したのですか魔理沙殿・・・」

魔理沙 「陰陽師を捕らえるなど不可能な事です。」

虎之介 「黙って逃げてりゃ良かったのに」 「今度は外さねーぞ」

 

虎之介はそう言って力を溜め始めた

 

妖夢 「そうですよ」 「次は峰打ちではありませんよ」

魔理沙 「そうは言うが考えてる事は同じであろう?」 「姫様を守りたいという気持ちは」

虎之介 「その様子だとなにか知っているようだな」 「話は聞いてやるよ」

 

虎之介はそう言って懐からキセルを取り出した

 

幽々子 「虎之介君そのキセルって・・・」

虎之介 「ああ、俺が20になった時に幽々子からもらったやつだよ」 シュボッ

魔理沙 「二人は姫様からこの国の呪いについてどこまで聞きましたか?」

妖夢 「姫様の魂が生贄に捧げて影の軍勢を抑えている所まで聞きました」

魔理沙 「私は最近になってそれを解くための手段を見つけたのです。」

虎之介 「そういやなんか忘れてるような・・・」

魔理沙 「あっ」 「一旦私の塔に行きましょうか」

場所は変わって魔理沙の塔

 

紫音 「どうすれば抜け出せるでござるかーーー!!!!」

魔理沙 「やっぱり抜け出せてなかったか」

妖夢 「この方は?」

虎之介 「こいつは忍びの紫音、抜け忍だ」

妖夢 「も、もしかしてあの時・・・」

 

妖夢の回想

 

侍 「妖夢殿ー姫様のご幼体が良くなりました!」

妖夢 「そうか!」 「すぐに向かおう」

侍 「あ、妖夢殿そういえば・・・」

妖夢 「心配するな姫様の事は某に任せておけ」

侍 「ちょっと妖夢殿ー!」

 

現在

 

妖夢 「もしかしてあの時紫音殿の事を伝えようとしていたのか?」

虎之介 「その様子だと何か言おうとしたのを勘違いして遮ってしまったんだな」

妖夢 「うっ」

魔理沙 「とにかく呪術を解きますね」

紫音 「あ、あれ?拙者は一体?」 「ってそうだ!」 「魔理沙殿を倒さなければ!」

虎之介 「落ち着け紫音!もう解決したんだよ!」

紫音 「へ?モウカイケツシタ?」

虎之介 「そうだよ」 「とりあえず姫の魂があるところに行くか」

魔理沙 「そうだな」

魔理沙が言っていた魂がある場所は魔理沙の住む五重塔のすぐ横の池の真ん中に設置してある灯籠だった

虎之介 「あれ?ここって昔九尾様の像が置いているって聞いたんだけどな・・・」

魔理沙 「何を言っているんだ虎之介?ここは今も昔も霧雨一族が管理する灯籠だぞ」

虎之介 「いやでも俺の家の資料では確かに九尾様の像があるって書いてたぞ」

魔理沙 「まあいい」 「霧雨一族当主の霧雨魔理沙が申すこの道を開かれよ」

 

魔理沙が若干厨二病っぽいセリフを発したら地下に続く階段が出てきた

灯籠の地下にて

 

虎之介 「これが幽々子の魂・・・」

妖夢 「なんと美しい」

虎之介 「だが、これがいつか砕けて消えるという事だな魔理沙」

魔理沙 「ええ、正確には光を失っていって魂が消えていく時、その時が姫の命日です。」

虎之介 「それで救う方法はなんだよ?」

魔理沙 「実はこの灯籠から魂を剥がすための術式は見つけたのだがその後がわからないのだ」

虎之介 チッ(舌打ち) 「なんだよ」 「それでなんか打開策はないのか?」 「俺としては九尾様がヒントだと思うが・・・」

魔理沙 「だからここは元々灯籠であったと言ったであろう!」 「九尾様など存在しないのだ!」

??? 「おいおい失礼な事を言う娘じゃな」

虎之介 「まさか本物の九尾様!?」

??? 「左様、余が九尾の葵じゃ」

虎之介 「と言う事はやはりここの灯籠は・・・」

葵 「ああ、そなたの言う通り余の像が置いてあったんじゃ」

虎之介 「ではなぜ撤去されてしまったのですか?」

葵 「実はな今から数十年程前、つまり王族の魂が生贄に捧げられる少し前のことじゃ」 「その日は激しい嵐で雷もなっていた」

虎之介 「つまりその嵐のせいで九尾様の像が壊れてしまったと?」

葵 「うむ、正確には雷が余を模した像に落ちて尻尾の部分が欠けてしまったのじゃ」

虎之介 「それを誰かが撤去してしまったと」

葵 「誰がやったかはあまり詳しくは知らん」 「それ以降の話は博麗の巫女のほうが詳しいであろう」

虎之介 「博麗の巫女・・・魂を扱う事に長けた一族のだな」

魔理沙 「うーーん博麗の巫女・・・」

虎之介 「どうしたんだよ魔理沙」

魔理沙 「実は一度博麗の巫女に会いに行ったのだが知らぬ存ぜぬの一点張りでな」

虎之介 「魔理沙か霧雨一族に恨みがあるんじゃないのか?」

魔理沙 「うーーん私はそもそも当代の博麗の巫女に会った事はなかったしやはり一族を恨んでるのであろうか?」

虎之介 「おそらく後者だろうな」

葵 「博麗の巫女は代々余を信仰してきた存在、見捨てるなど・・・・・・」 「やはり霧雨一族が余の像を撤去したのであろうな」

魔理沙 「そんなぁ」 「やはり私はどうなろうと姫様を苦しめる運命だったのか・・・」

紫音 「まあまあ、こっちには九尾様がついているから最悪九尾様の威を借りればいいでござるよ」

魔理沙 「紫音殿ぉ」 (涙目)

虎之介 「うわ魔理沙キモ」

魔理沙 「ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

魔理沙は「キモ」の一言で泣き崩れてしまった

 

魔理沙 「うぅ私なんて私なんてどうせ一生キモいって言われ続けますよ」

虎之介 「ごめん魔理沙!つい言ってしまったんだ!」

 

魔理沙はメンヘラになってしまった!

 

葵 「虎之介よ、今回はお主に原因があるのだから責任を取れ」

虎之介 「魔理沙はほっといたら治りますから博麗の巫女の所へ行きましょう」

 

場所は変わって博麗の巫女の住むと言う神社

 

虎之介 「巫女殿ー!いるなら返事をしてくれー!」

??? 「・・・(無視)」

虎之介 「おーい!巫女殿ー!いるのであろう!返事をしてくれー!」

??? 「・・・(無視&怒)」

虎之介 「出てこないと賽銭箱から賽銭を全部奪ってこの神社に火を付けるぞ!」

紫音 「ちょっと虎之介殿、いくらなんでも発言が過激すぎるでご・・・」

バァン!(扉が吹っ飛ぶ音)

魔理沙 「ん?ぎゃあああ!!」 ゴチーン! 「なんで私ばっかりこんな目に」バタッ(気絶)

??? 「ああもう!うるさいわね!(ブチギレ)」

虎之介 「久しぶりだな博麗の巫女こと博麗霊夢・・・」

霊夢 「虎之介、何の用?」

虎之介 「影の軍勢について聞きたい事がある」

霊夢 「何の事かしら?私は煙々羅を倒す手段なんて知らないけど?」

虎之介 「誰が影の軍勢の本当の名を言った?」

霊夢 「は、はめたわね!」 「一体何をしたのよ!?」

虎之介 「術名は言えないが嘘をつけなくなる術だ」

霊夢 「ぐぬぬ」

葵 「観念するんだぞ霊夢よ」

霊夢 「ま、まさかあなたは九尾様?」

葵 「いかにも」

霊夢 「そんな訳はない!」 「九尾様は依代として祀られていたはず!」

虎之介 「とにかく話を聞いてくれ」 「土産だって持ってきたからな」

霊夢 「なんですって!それを早く言いなさい!」

虎之介 「ホレ、お前の大好物の和菓子だぞ」

霊夢 「さすが虎之介ね私の好みや食べる量をよくわかってるわね」

紫音 「拙者は持ってきたけどそのまま渡すのは生々しいので賽銭として入れておくでござる」

霊夢 「あら、アンタもよくわかってるじゃない」

紫音 「実は虎之介から『霊夢は金が大好きだから金と和菓子を持っていけば大丈夫だって』言われたでござる」

霊夢 「虎之介?後でお話があるわ」

虎之介 「・・・」

幽々子 「私は団子を持ってきたわ」 「申し遅れたけど私はこの国の姫の西行寺幽々子よ」

霊夢 「わざわざ団子まで買ってきてくれるとは・・・あなた達の必死さがよく伝わるわ」

魔理沙 「私は瞑想をする時に集中しやすくなるお香を持ってきました」

霊夢 「は?お香?」

魔理沙 「へ?霊夢殿は瞑想などはしないのですか?」

霊夢 「瞑想は滅多にしないしそもそもお香なんていらないわよ」 「虎之介は流石だったわ、私の大好物を持って来たからね」 「そこの忍びも虎之介が余計な事を吹き込んだからとはいえ、お賽銭と言う形で金を渡してきたからまあ良いわ」 「姫様だって正体がバレて大騒ぎになってしまうかもしれないリスクを背負ったうえで団子を買ってきてくれた」

魔理沙 「うぐっ」

霊夢 「でもアンタは私の事を全然知らないくせに勝手なイメージでこんな物を持ってきてあなたはどういう神経をしてるの?」

魔理沙 「グッハーーー!!」

霊夢 「まあいいわ、入りなさい」

 

果たして博麗の巫女の口から何が語られるのか・・・

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