僕がVRの姫プと女装にのめり込んでリアルでメス堕ちして男装女子に喰われるまで。~男がことごとく女の子になるVRなチャットという魔境~   作:あずももも

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39話 布教される自撮り

「これが、レイきゅんの貴重な自撮り。自撮りって言っても、撮ったのは俺ちんだけどね」

 

その日、クラスの放課後。

 

再びにクラスの大半の生徒――あとは教師――の集まるその教室は、カーテンを廊下側まで閉め切り、電気は消され。

 

黒板をプロジェクターとし、まるで映画を観る授業のように――1枚ずつ、丁寧に並べられた写真を眺めていた。

 

「ほう……」

「まだ女装のあどけなさの残る時期の写真とは……」

「顔が映ってない分、妄想が捗るわね……!」

「つるつる……つるつる……」

 

その場の人間は、おしなべて恍惚とした表情を浮かべている。

 

「レイきゅんの自尊心――自己顕示欲と女の子扱い力が羞恥心を上回れば。少しずつ、少しずつ……顔も、見せてくれるようになりそうだよん?」

 

「素晴らしい……」

「新学期のときからかわいい男子がいたと思っていたけど……」

「速攻で中村さんが囲っちゃったから、諦めてたけど……」

 

「直接的な接触じゃなきゃ、レイきゅんは誰にでも愛でる権利を与えよう。大丈夫、これはね……お義母さんの許可も得ているんだよ……!」

 

「「「おおおおおお……!」」」

 

どよめきが上がる室内。

 

きっと廊下を歩いている生徒たちは、こんな素敵なものをクラス占めしているとは夢にも思わないに違いない。

 

――スクリーンに映る、光の演技指導が光って妙に艶めかしいポーズとアングルばかりの女装した玲の姿を、堪能しているだなんて。

 

「クラスの誰かがアブノーマルな趣味に堕ちていくのって……いいよな」

「いい……」

「ぞくぞくするよね」

「する……」

 

「そうだ。欲望を解放しろ」

 

教卓――からは見づらいからと、部屋の奥に陣取る教師が、彼らを勇気づける。

 

「学生生活は、そして大人になる前の時期は、今しかない。今しか――多少のやんちゃが、許される時期はないんだ」

 

「先生……」

「それは、さっきの……」

 

振り返る生徒たちは、一様に悲しげな瞳を伏せる。

 

「ああ。――俺も、かつてはこういうことがしたかった。かわいい服を、1度で良いから着たかった。だが俺は、流されるままにスポーツに手を染めてしまい、限界まで鍛え上げ――気がつけば、筋肉隆々、180を超える身長となっていた。ふと思い出したときには……手遅れだったんだ」

 

角刈り、ゲジ眉、濃い髭、日焼けと筋肉で構成されている肉体をジャージに包んだ彼による告白は――生徒たちへ、担任の教師に対する厚い信頼を覚えさせた。

 

「それに、俺の学生時代には女装や男装など、まずもってできる雰囲気ではなかった。これが男子校、女子校ならまだしも……共学だと、よほど容姿と体が優れていなければ許されるものではなかった」

 

「昔は大変だったんですねぇ、先生」

 

「だからこそ……クラス分けという偶然から集まったお前たちには。お前たち自身が望むのなら、好きにやってほしいんだ。――せっかく学園祭というイベントが何ヶ月も前の段階から、コスプレ喫茶という大義名分も得ているんだから」

 

――しん。

 

スライドショーで50枚ほどの玲の写真を順に眺めつつ、どこか――すっきりとした表情の教師が、語った。

 

「……俺。佐々木ほどじゃないけど、やってみたかったんだ……」

「私も。でも、こういうのって言い出しづらいし……」

 

「確かに校則とか情報、保険の授業では、先生たちはそう言うけど。実際、やるってなると……」

「そっか……これが、ラストチャンスなんだ……」

 

クラスの空気は、熱を帯びている。

 

「みんながみんな、中村さんみたいにコミュ強でつよつよメンタルじゃないもんね……」

 

「失礼だなぁ。俺ちんだって傷つくことはあるよん? ただ、さ」

 

光は、教卓で操作しているパソコンから顔を上げ、ほほえむ。

 

「この俺ちんですら、中学まではここまでできなかった。高校でも……ここまでする気はなかったんだよ。でも」

 

黒板に映る、ふとももがまぶしい女装姿を見上げる光。

 

「――レイきゅんは、逸材だったから。あと、ちょろそうだったから。俺ちんが見てきた中で、最高の素材だったから」

 

スライドショーを中止した中村は――VRなチャットで撮影したと思われる、スクリーンキーボードを表示される。

 

「これが……」

「VRの佐々木……」

 

「確かに、ちょっと強引に誘ったのは俺ちんだけどさ。……まさかここまで自分からどハマりして全力疾走していくとは……思わないじゃん? 『バーチャルでメス堕ちさせたらワンチャン、リアルでもやってくれないかなぁ』って思ってたところが、まさか口ではいやいや言っても体はのりのりとか思わないじゃん?」

 

どのスクリーンショットでも――レイのアバターは複数人に囲まれていて。

 

「……あ、そうだぁ。いいこと、思いついちゃったぜい」

 

モニターから再度上げたヒカリの顔は――最高に輝いている。

 

「ねぇ、君たちぃ? ――VRなチャット……始めてみないかい? そうだねぇ」

 

すう、と、クラスの1人1人と目を合わせ――最後は教師とも、合わせ。

 

「――『偶然』普段やってる初心者案内とかに『偶然』始めたばかりの君たちが『偶然』レイきゅん自身から目を付けられて――『偶然』に案内されて、仲よくなって」

 

ごくり。

 

つばを飲み込む音が、クラスの人数分響く。

 

「リアルよりひと足先に、完全にメス堕ちしちゃってるレイきゅんとお話ししたり、遊んだり。――したくは、ないかい……?」

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