僕がVRの姫プと女装にのめり込んでリアルでメス堕ちして男装女子に喰われるまで。~男がことごとく女の子になるVRなチャットという魔境~   作:あずももも

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61話 コスプレ教室に呑まれた僕

「はーい! 今日でクラスの7割がコスしてきましたー!」

 

「わー!」

「意外と慣れるもんだよな」

「始めは本当に恥ずかしかったけど……」

「そうそう、私も抵抗あったけど、やってみたら案外気にならないの!」

 

「………………………………」

 

クラスが、盛り上がっている。

 

クラスの男女比率が――ほぼ、逆転している。

 

「先生も、意外と似合うじゃん!」

「そうだぞ、いけるぞ先生!」

「背が高くて筋肉質だって、そういう女性もいるもんねぇ」

「プロレスラーとかみたいな、ねー」

 

教師の男女比が――1対0から、0対1になっている。

 

「……こんな形で、昔の夢が叶うとはな」

 

声こそ野太いけども――うん、プロのスポーツ選手だったからがっちりしてる女性、とでも思い込めば思い込める姿に。

 

少なくとも、町中で見かけても「あの体育教師の家族の誰かかな?」ってなる程度。

 

……やっぱ男も、男としての特徴――手入れをしていない黒々しい眉、気を遣っていない肌、ヒゲ、髪の短ささえクリアしてしまえば、高身長で顔も体もごつくて声も野太かったとしても――女性として違和感はそこまではなくなるんだな。

 

「残りの人も――どうしてもイヤな人以外はそろそろ練習した方が良いと思うよー?」

 

「そうそう、自然な動作とかしゃべり方とか1ヶ月くらいかかるだろうしー?」

 

「そうだぞ、男も階段と座るときの動作がなかなか身につかないからな!」

「あとはトイレだなー」

「うちのクラス、教員用の共用トイレ近くて助かってるけどなぁ」

 

「………………………………」

 

みんなの視線が、僕に集中――しているようでいて、そうでもない。

 

「……くんは……」

「いや、もうあれ、スラックスの女子でも……」

「この前、食堂でも間違えられてたし……」

 

「無理強いはしなくても……」

「正直、どうせ毎晩……おっとと」

「定期的に供給もあるもんな……中村から……」

 

クラスの中が、良い匂いに包まれている。

 

それは、男子たちが女子の制服になっていて――なにかに目覚めたのか、匂いケアをしっかりとするようになって、制汗剤まで女子のものになっていて。

 

さすがに香水はつけていないはずだけども――その、全体的な髪の毛の量が増えているもんだから、まるで女子校みたいになっているから……なのか。

 

……本物の女子校はとんでもない臭いだってことだけど、少なくともここは男女ほぼ同数だからな……今は逆転してるけど。

 

「これが性別逆転世界……わくわくしてきたねレイきゅん!」

「中村……」

 

そんな悪友も――今や、立派な異性装。

 

「……でも、ヒカリちゃ――こほん、お前はぜんぜん変わらないのな」

「まー、俺ちんってば最初からコスしてたようなもんだったし?」

 

「ああ……最初の1週間は、お前のこと……」

「ねー? 体育の着替えでめっちゃびっくりされたのウケたし」

 

………………………………。

 

これだけ、みんながやっていて。

 

……似合っていない人も多いけども、それでも見た目を相手の性別の生徒から指導されて整えているからか、「そういう男子/女子もいるかもな」って範囲で。

 

みんな楽しそうで。

 

「……して、みよっかな」

 

「!!!!」

「!!!!!」

 

「しっ……邪魔しないようにな」

「そうだな……!」

 

「……お? レイきゅん、なにか言った?」

「……帰ったら言うよ」

 

「おう! なんでも言ってね! なんたって俺ちゃんはレイきゅんの」

「まだHR終わってないから静かにしろよな」

 

恥ずかしさよりも、僕よりも楽しんでいる人たちへの嫉妬。

 

恥ずかしくて着て登校できてない僕と違って、すでに着飾って登校してきてお互いに「かっこいい」「かわいい」と言い合い言われ合う、うらやましさ。

 

それに、僕は――。

 

 

 

 

「うん。レイきゅん、ちょっとでぶってちょうど良いわ」

「でぶる言うな」

 

「や、だってレイきゅんったら細身過ぎて、姉ちゃんのスカートじゃうっかりすとんって落ちかねなかったし」

 

「お前……それ言うなよ? 殴られるぞ?」

 

「大丈夫! レイきゅんのコス写真見せて満足してたから! まぁ殴られたけど」

「遅かったのか……」

 

夕方。

 

ごく自然に家に着いてきて――ごく自然に、いつの間にか完全リモートの権利を勝ち取ったらしい母さんが居て。

 

そうして、前から渡されて部屋に掛けてはあったけども、何度か軽く袖は通したけれども――「日常の服装」っていう最後の砦っていう感覚で遠ざけていた、ヒカリのお姉さんの制服。

 

少しくたびれては居るけども、それが逆に「最初から女の子でしたよ」って言っているようで。

 

悔しいけど、言われたとおりにちょっと体重が太ってようやくにいちばん細いところで腰にフィットする、スカート。

 

ボタンの付け方が逆で、最初はなかなか留められなかったけども最近ではすっかり慣れた、シャツ。

 

――ズボンにinするところをそのままスカートの下で、下着と擦れる裾。

 

そこには――――――

 

「レイきゅん……いや、レイちゃん。うん、どこにでも居る女子高生ね♥」

「私、娘ができたみたい~♥」

 

髪の毛も肩口まで、顔もデフォルトで母さんの昔の写真に似ているもので。

 

胸は「かわいい」ブラジャーで膨らんでいて、腰が細めの――女子。

 

「明日の学校……」

「楽しみね♥」

 

「………………………………、うん」

 

完全にメス堕ちして、とうとう日常にも侵食してきた――女子が、居た。

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