僕がVRの姫プと女装にのめり込んでリアルでメス堕ちして男装女子に喰われるまで。~男がことごとく女の子になるVRなチャットという魔境~   作:あずももも

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80話 女装したまま食べられた

「……ねぇレイちゃん? いや、佐々木ちゃん? ――女子が男子の部屋に押しかけるとか、どういう意味とか考えたことなかった? それも小中学生じゃない、高校生が」

 

「?」

 

今さら何言ってるんだろうヒカリは。

 

「何って……僕をからかうためだよね?」

 

「…………えぇ……」

 

「えぇってなにさ?」

 

「えぇぇぇぇぇ……」

 

なんだか一瞬、本当に一瞬だけ――ベッドに押し倒されて動けない状況で、しかも天井の灯りのせいで顔が見えないからちょっとだけ怖かったけども、とたんに平気になってきた。

 

「学校でさ、適当にからかえる気の弱そうで目立たなくて反抗できなさそうな男子を見つけたから遊んでただけでしょ?」

 

そうだ――僕の平穏は、クラスが始まってから1週間で終わっていたんだ。

 

「学校でも『レイきゅん』とか呼んできて、『俺ちんとかどーよ? あははっ、顔赤くしてるー!』とかからかってきてたし」

 

おかげで、最初はちょっとだけだけど普通に女子の友達とかもできかけてたのに、休み時間になるとトイレ以外はずっとぐいぐい来られているせいで話とか全然できなくなってたんだから。

 

「それでVRなチャットを僕に勧めてきて、その次は女子の格好をリアルでも。僕をからかってる以外に何があるの?」

 

認めるのは心苦しいけども――絶対に口にはしないけども、感謝はしているんだ。

 

一時の気の迷いとはいえ、まだしてもぎりぎり見られる年齢とはいえ――うっかり家族やご近所さんやクラスメイトやフレンドさんたちにもバレてすごく恥ずかしい思いはしたけども、女装っていう新しい扉を開けたんだ。

 

まぁそれも今日を限りでおしまいだけど。

 

もうその扉は開かれないよう、しっかりと閉じるんだ。

 

たまに掘り返されて悶えのたうち回る程度の黒歴史にするんだ。

 

「……でもレイちゃん、途中からはセルフで急速にメス堕ちしたよね?」

「うん。あくまで一時的な気の迷いでね」

 

「女声とか脱毛とかがんばってたよね?」

「僕は凝るタイプなんだよ」

 

「自撮りとか楽しんでたし、SNSでハートマークが増えるたびににやにやしてたよね?」

「それは女子が自撮り上げるときも同じでしょ?」

 

そういやヒカリってば、なんで始めから男装――スラックスの制服選んでたんだろう。

 

いやまぁ制服なんて――少なくとも女子がズボンのそれにするのは自由だし、他のクラスも1人2人くらいそういう女子が居るのは知ってるけどさ。

 

「ていうかさ」

「うん」

 

「ヒカリ、重い」

 

「――――――は?」

 

「いや、だから重いって。僕の腰にヒカリの全体重が乗っかってるんだから」

 

「……俺ちんのこれについて、なんっっっとも思わないわけ?」

「? これ?」

 

僕はヒカリの顔から体に視線を落とす。

 

僕の腰の上に奴の腰が乗っかっていて?

 

自然、乗っかるときの姿勢のままだから僕の上に女の子座りみたいな形になっていて?

 

でもズボンだから下が見えなくて安心で?

 

あと、いつも通りにシャツ姿で――胸を張るとかすかに女子だって分かる胸部も、こっち見てるから特に主張は無くって?

 

「………………………………なんとも?」

 

「――――――そう」

 

ぐりぐり。

 

「ヒカリ」

「なぁに?」

 

「腰骨が痛い。腰ぐりぐりやらないでよ」

 

「………………………………」

 

「ていうか降りて? 重いし熱い」

 

「………………………………」

 

「それに、まだ僕たち2人ともフルトラ機材着けてるし、机の上のマイクも――――――」

 

「――オンナノコがここまでやってるのに、まだこのにぶちん。……も、良いよね? ね? ねぇ??」

 

と、彼女は……なぜかスマホを取り出し、話しかけている。

 

「……!! な、なるほど……!」

「?」

 

誰と話しているんだろう。

どうでもいいけどさっさとどいて欲しいんだけど?

 

「……ふぅ。レイちゃん?」

「何? いいから――――」

 

――――――――――ずいっ。

 

ヒカリが――僕の顔にぶつからんばかりの速さで顔を近づけてきて。

 

くいっ。

 

「!?」

 

顎を、くいっと上げさせられ。

 

「――レイ」

 

「っ!?」

 

ヒカリの声が――低いものになっていて。

 

目だけが光るようになっている彼女の視線と声、拘束された体、持ち上げられてちょっと苦しい首。

 

――――――――――ずくん。

 

「あっ……」

 

また、あの変な感覚が――ちょうど押さえつけられてる腰の近くで――

 

「――俺のものになれ、レイ」

 

「えっ」

 

「今から君は――お前は俺の『お姫様』だ」

「あっ……」

 

「――――――――――いいな?」

 

ぐっ。

 

唇が触れんばかりの距離。

 

そこから――ああ、今日は大変だったから汗もかいたよね――なんだか野性を感じる香りが僕を包んでくる。

 

「もう許さない。絶対に許さない。――とことんに『女の子』として、俺無しじゃ動けなくしてやる」

 

息が荒くなっている。

心臓の音がうるさい。

 

頭がくらくらする。

思考回路が止まりかけている。

 

「――暴漢から救ってやった分のお礼、だもんな?」

「お礼……」

 

お礼。

そうだ、お礼しなきゃ。

 

「俺のために、かわいい声で啼いてくれ――――――――――レイ」

 

「あっ……」

 

僕の思考は、もう壊された。

 

もう、僕の意思じゃ動けない。

 

「返事は?」

 

「………………………………はい……」

 

 

 

 

「      」

「      」

「      」

「      」

 

「これが……NTRの気分……!?」

「いや、どう見てもレイさんの乙女な声で」

「ていうか大丈夫なのこれ? 2人のアバターが……」

 

「あの、フレプラだから知り合いしか来ないとはいえ、一応は人目があるところでアバター同士もリアルもジャスト始めてるんだけど」

 

「実況そのままになって……あ、落ちた」

「ふぅ……」

 

「あ、一気に10人くらい落ちてる」

「気づかないフリをしてやれ……脱がされてる実況聞いてたんだ……」

「どうせならその先まで……うぅ……」

 

「ヒカリさん……あんた、漢だよ……」

 

「レイさんは……うん、乙女だったね……」

 

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