僕がVRの姫プと女装にのめり込んでリアルでメス堕ちして男装女子に喰われるまで。~男がことごとく女の子になるVRなチャットという魔境~   作:あずももも

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82話 男なのに女の子になるVRなチャットってのにのめり込んだ僕の末路

「おっすー、おっはよー!」

 

「あ、おはよー中村さ――」

 

「お、おはようございます……」

 

「     」

 

「さ……佐々木くんからほとばしってるあの雰囲気……!」

 

 

 

 

「いやぁ、太陽が黄色いねぇ! この経験、男子諸君の何%が知ってるかにゃー?」

 

「…………っ! ……っ!」

 

「     」

 

「佐々木が……可愛らし過ぎる仕草で、ほっぺ膨らませて中村をぽかぽかと……!」

 

「これが男……いや、女の子だよな……」

「ああ……」

 

 

 

 

「お? ……あー、酷使しすぎたからねぇ……掴まって? ゆっくり歩こ?」

 

「     」

「     」

 

「レイちゃんが……下腹部を押さえながら、辛そうに……」

「脚がぷるぷるしてる……」

 

「しかも……」

「ああ……!」

「初めての……それが、男女逆でも同じ現象が……!」

 

 

 

 

「――というわけで今日からレイちゃんは俺ちんのカノジョね! 手ぇ出すなよ!」

 

「ヒ、ヒカリぃ……なにも大声で言わなくても……」

 

「いや、言わなきゃ女子に囲まれて根掘り葉掘りよ? 良いの?」

「うぅ……」

 

「     」

「     」

「     」

 

「BSS――僕が先に好きだったのに  脳  破壊  回復  ……と」

「NTR――寝取られ? なんだろう、見ちゃいけないけど見たくなるワードだな……」

 

「分かってた……分かってたけど……」

「好きな子が直接取られたのを見せつけられると……なんだろう、この気持ち」

 

「おいばか正気に戻れ、その先へ進むな」

「寝取らせは地獄の性癖だぞ、戻ってこい」

 

教室へ入るなり――8割方がすでに揃っていて、なぜか入った瞬間に、しんと静まりかえったところへ――ヒカリのよく通る声が響いてしまう。

 

「おめでとー!」

「半年もかかった反省は?」

「案外ピュアだもんねぇ中村さんって」

 

「俺ちんは純愛路線だからね!」

 

「……誰が純愛だ」

 

まだ脚がぷるぷるするくらい……その……いろいろされた分くらいは仕返ししておきたい。

 

そう思って、でもなにか言われたら困るからぼそっと口にしただけなのに――

 

「んー? 昨日の夜は言葉責めしてあげるたびに」

「わ――――っ!?」

 

慌てて奴の口を両手で封じ込める。

 

……やっぱりコイツに弱味見せるんじゃなかったぁ!?

 

「      」

「      」

「      」

 

「男の娘  おすすめ  検索……と」

「男女が完全に逆転するラブコメ……うむ」

「うむ」

「このクラスもすっかり汚染されたよな」

「まぁ、あれ見ちゃあなぁ……」

 

「ていうか佐々木ちゃーん?」

 

「……なんですか」

 

慌ててたからまたバランスを崩しかけた体を――悔しいことに腕力でも勝る光に支えられた僕は、手を上げて質問してきた女子に――警戒を込めながら聞き返す。

 

……佐々木「ちゃん」は、昨日までなら我慢してたけど……。

 

「今日も女子の制服なのは、『僕は今日から完全に女の子でカノジョです♥』って宣言ー?」

 

「つまり……奴隷って意味でのチョーカーとかみたいな?」

「きゃー!!」

 

「え? ……あ゛っ!?」

 

――そういえば、やけにすーすーすると思った!?

 

今日からは普通の制服にしようと思って用意していたのに……あれ?

そもそもなんで今日、僕は女物を――って。

 

「……光?」

 

「やー、ほら、レイちゃんってちょろいから。ごく普通にスカート、はいって差し出したらふつーに着てくれたけど?」

 

「うぅ……」

 

駄目だった……僕のせいだった……。

 

「あ、その姉ちゃんの制服だけど、姉ちゃんからはOK出てる。てかレイちゃんが力尽きて寝てるときの写真送ったらOKどころか小遣いもらったわ。コス用の衣装が余裕で数着買えるお値段の」

「!?」

 

「!?」

「!?」

 

がたたっ。

 

教室中のイスが動く。

 

「中村……お前……!」

「その……お写真の方を……」

「ちょっとだけ! 先っちょだけで良いから!」

 

「や、さすがにそれは駄目っしょ。俺ちん、そういう写真とか共有するタイプじゃないですし。だって」

 

――くいっ。

 

「レイちゃんは――俺ちんだけのカノジョだから♥」

 

持ち上げられた顎を認識したとたんに、唇へ熱い感触。

 

「「「キャ――――っ!!!」」」

 

「……予鈴鳴ってるのに教卓の前で不純異性交遊を宣言するとは良い度胸だな、中村」

 

「げぇっ、せんせ――い……? あり?」

 

「ぷはっ。……?」

 

光のやつ――よりにもよってクラスのみんなの前で僕にキスさせやがった!?

 

けど、鼓膜がぶるぶる震える女子たちの声の次には、体育教師の……って、あれ?

 

「……俺は、覚悟を決めた。そろそろ『お兄さん』はキツい年齢に差しかかろうと、後ろ指指されようと、知ったこっちゃねぇ」

 

つかつかと教卓――を通り過ぎて教師の机に腕を下ろす担任の姿は――昨日までの、「学園祭のために体を張っていた」姿――つまりは、ジャージ姿の……その、ヤンキーっぽくてごつい、けど見た目は女性って言われたら女性だろうなって思う姿。

 

「校長には、今流行りのトランスジェンダーっつっといた。……まぁ間違っちゃいねぇし、この歳になって逆に怖いものなんて無くなったからな。独り身の男、舐めんじゃねぇぞ? 無敵だからな」

 

「先生……!」

「男にしかできないからこそ、女装は最も男らしい行為だって聞きます!」

「先生! 男同士に興味はありますか!」

 

「バカ、レイちゃんを――」

 

「?」

 

レイちゃん?

 

「うっ……」

 

「ああバカ、まだ耐性もついてないのに直視しやがって……」

「そうねぇ。女装男子と女性との恋だって良いわよね」

 

ふらふらとする脚を中村の腕で支えられつつ――なんだか輝いている教師を見る。

 

なんだか、少しだけ――格好良いなって。

 

「あ、言っとくがな」

 

と、彼――もとい彼女が見るのに合わせて教室を見ると、

 

「――――――――――!?」

 

「……忘れたのか? うちの校則は、すでに服飾規定と髪については男女フリーにしてるんだ。多様性の尊重――去年ぐらいまではそれさえ書いときゃ良いってだけでの職員会議でな。……なに、学園祭のノリを引きずってるって言っときゃ、とりあえずは2年生になるまで文句は言われない」

 

歓声を上げる教室。

 

その生徒のうち――何割かが、昨日までと同じく男女が反転している姿だ。

 

「なるほどねぇ。レイちゃん――レイきゅんと同じく、女装にハマっちゃった男子も多いわけだ♥」

「えっ」

 

「男装女子も居るわよ!」

「ちなみに昨日の夕方にできたカップルの7割が、女子から男子への壁ドンだからな」

 

「あ、俺ちんたちも似たようなもん。もっとも、やったのはベッドの上で――」

 

「それ以上しゃべるなぁ光ぃ!?」

 

――ああ。

 

僕だけじゃなくって、僕のクラスもまた――メス堕ちしておしまいになったんだ。

 

……ちなみにメス堕ちの反対はなんて言うんだろう。

 

そう、たとえば昨日の夜も――じゃない、とにかく男装してまで男を堕とそうとしてくるような輩のことは。

 

………………………………。

 

……僕はただ。

 

ただ、悪友に誘われて――ちょっとVRなチャットにのめり込むあまりにセルフメス堕ちして。

 

自室で女装を――宅コスってのをして。

 

それがバレて。

 

外へ出て。

 

クラスの女子たちにバレて。

 

――ちょっと調子に乗ったら悪友に拡散されて、もはや周知の事実になって。

 

それで、昨日の夜はとうとうにそれを身体で理解――――――

 

「……ヒカリ」

 

「まあまあいいじゃんか、愛しのレイちゃん♥」

 

悪友――だった奴が、悔しいけどイケメンって感じて思わず腰の力が抜ける笑顔を、僕に見せてくる。

 

「レイちゃんはかわゆい女の子になってメス堕ちしてお姫様扱いで嬉しい、俺ちんは一目惚れした子を調教しきってようやくにゲット。これがWin-Winってやつじゃない?」

 

 

◆◆◆

 

 

玲くんをお読みいただき、ありがとうございました。

玲くんが完全に堕ちたので幕引きです。

 

女装メス堕ちレイヤー姫玲くんは、きっとこれからも可愛らしい姿を見せつけるでしょう。

 

※VRなチャットは基本利用料無料の魔境です。時間と性癖を歪めてきます。ご利用は計画的に……男性のメス堕ちが頻発しています。

 

※作者ページから飛んだ先で、メディア欄を見ると……?

 

 

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