ういだぁ〜 ういだぁ〜 俺たちが、しぐれういだぁ〜ウイルス 作:ATO100
「ういだぁ〜」
「ういだぁ〜」
「俺たちが、しぐれうい だぁ〜」
突如として日本にばら撒かれた『ういだぁ〜ウイルス』このウイルスに感染したものは仮面ような顔が膨れ上がり、姿勢が前のめりになる。そしてバーチャルユーチューバー しぐれういの似た何かに変貌し、しぐれういと関連する物事しか考えられなくなり、言えなくなってしまう。
「what's !?」
「what's !?」
そんな惨劇に巻き込れるバーチャルユーチューバー しぐれうい を知らぬ日本の地を踏んだばかりの不届き外国人の2人。
マッチョ体型のダーウィン博士(男)と金髪の助手レイチェル(女)だ。
彼らは親友の日本人から
『日本は未知のウイルスが出現したので調査しにきて欲しい』とういだぁ〜ウイルスに感染した被験者の写真ともにメールが送られ、興味を持った博士は、はるばる日本にやってきた。
「ういだぁ〜」
「ういだぁ〜」
「俺たちがういだぁ〜」
空港を占拠する ういだぁ〜ウイルスに感染し、ゾンビと化した人々から逃げるべく、マッチョな博士は助手のレイチェルを担ぎ上げ、必死になって逃げる。
運良くタバコの休憩室に逃げ込むことができた2人。
だが、休憩室の中には3人の先客がいた。
「なんですか、あなたたち……ウイルスに感染してないわよね?」
煌びやかな服と高級ブランドを持った中年の女性が声をかけてくれた。だが、博士と助手は外国人、日本語は専門ではなく、ウイルスという言葉しか聞き取れていない。
そこで、小さな助け舟が現れる。
「待ってくだだい。彼らは外国の方、日本語がわからないと思います。まずはこれをつけましょう」
メガネをかけた少年、彼は背に背負っていた鞄の中からイヤフォンを取り出し、博士と助手の耳につけた。翻訳イヤフォンなのだ。
「聞こえますか、外国の方」
「あ、ああ聞こえるよ。すごいなこれ」
「僕は発明家、エプソンの子孫ですよ。こんな翻訳機能、朝飯前です」
「朝ごはんの前?」
「コホン……調整できてない部分があったようですね……よし、これでOK……」
メガネ少年は必死にタブレットで操り、イヤフォンの調整を終える。
「あーあー早速ですが、あなたたちはウイルスに感染してないですよね?」
「私たちは日本に来たばかり、誰にも接触していない、君を除いてね」
博士とメガネをかけた少年はお互いを見るが、
残りの1人がタバコの煙の中から現れる。その人物の顔は しぐれうい!?
「みんな!逃げるんだ!」
「待ちなよ外国の方、これはただの仮面。俺はしぐれういの成れなかった哀れな男さ」
しぐれういの仮面を被った男の話いわく、ういだぁ〜ウイルスにかかったゾンビに噛まれても彼は何事もなく、逆に離れていってしまうそうだ。
ダーウィン博士は思った。彼がいるから、このタバコの休憩室は襲われないのだと……
そして、彼こそがウイルスの特効薬になるかもしれない!
「男の方、あなたの血をとらせてください。私は長年ウイルスの研究をしてきました。道具も鞄の中にあります」
「いいぜ。ちょうど暇だったんだ」
助手のレイチェルが彼の腕に注射器を刺し、血液を採取する。
ようやく光明が差し込んだ。
これで特効薬が作れ、日本中の人々を元に戻せる!
とダーウィン博士は考えていたが、異変が生じる。
血液を採取し終えたばかりの男はの顔が突如として急激に膨れ上がり、腰が曲がってきたのだ。
これは!しぐれういだぁ〜ウイルスの症状!
原因は血液を接種した際の免疫を低下と空気感染だ。
「ウ、ウゥゥゥ〜!!!ハハハハハ!ようやく成れるんだ!俺も!しぐれういに!」
男は最後に嬉し涙を流し、涙が地面に到着し終える頃にはしぐれういの仮面が身体中に生えるしぐれういの何かに変貌した。
近くにいたレイチェルはその光景を呆然と眺めていることしかできなかった。
「レイチェル!離れるんだ!」
ダーウィン博士が言葉を発したには、時すでに遅し、ういだぁ〜ウイルスに侵された男に彼女は首筋を噛まれ、彼女も変貌しようとしていた。
「はか…せ……あとは……まかせ……まし……た……」
彼女は最後の最後に採取し終えた血液をダーウィン博士に投げ、博士はそれをキャッチした。
「ウイチェル〜!」
(ウイ……チェル?……彼女の名は確か……あれ?思い出せない……いや、それよりも、早くういだぁ〜ウイルスに感染した人々を元に戻すのが私の使命!)
ダーウィン博士が助手の姿を思い出そうとするとモヤがかかり、彼女の存在自体が上書きされようとしている。
恐ろしや!ういだぁ〜ウイルス!