思ってたより長くなりそうだから途中で区切ることに。それに伴いサブタイトルも前回の次回予告から変更じゃい!
「はい、これがあなたの取り分。こんな結果になったのは非常に残念だけど、次があるのならまたあなたに舞台のセッティングをお願いしたいな」
「そんなこと言っている場合じゃないでしょう⁉︎ イブキ様達も早く逃げましょうよ‼︎」
「いやぁ〜、ヤマトとウタの二人はともかく私は主犯だから逃げても戦場が移動するだけなんじゃないかな?」
今回のライブでの入場料金を纏め、約束した分のお金を協力したオバワクさんに渡そうとすれば、オバワクさんは号泣しながら呑気に居座る私達へ逃げようと進言してくる。
確かにオバワクさんの言っていることは正しい。誰だって破壊光線みたいな火炎ブレスとレーザー、そしてマグマが飛び交う地獄みたいな場所からは逃げたいと思うだろう。見てよ、さっきまで草原が広がる光景だったのに今では一面火災だし、レーザーがヤルキマン・マングローブをへし折って破壊光線がそれを跡形もなく消し飛ばしているよ。
カイドウが作った竜巻や爆風に煽られて空を舞う海兵が落ちてくる光景には戦場の風情すら感じる。まぁどさくさに紛れて月歩でここまで来る奴らもいるから油断は出来ないが。
「とりあえずオバワクさんは早く逃げて。あなたの強さだと巻き込まれたら普通に死ぬよ?」
「で、ですがどうやって逃げれば……⁉︎」
可哀想なくらい震えているオバワクさん。彼は逃げ道を探そうと必死に周囲へ視線を向けるが、毎回そのタイミングで誰かの攻撃が彼の視線の先を通り過ぎていく。今は表が戦場なので舞台裏は安全と言いたいとこだけど、裏も既に海兵に包囲されているんだよね。
なので本来なら乗り込まれていてもおかしくないのだが、表側の戦闘の余波が酷すぎて私達がいる周辺は一定以上の実力がないと入れない魔境となっている。今は私達が余波から守っているから何とかなっているが、誰もいなかったらオバワクさんは余波に巻き込まれてとっくの昔に死んでいることだろう。
「んー、私が協力をお願いしたのに死なせるのは申し訳ないから島の端までは送ってあげるけど逃げる手段はあるの?」
「よ、41番グローブに私の船があります! そこまで行けばどうにでもなるはずです‼︎」
「41番だね? わかった。準備は大丈夫?」
このままここに残らせるといつか巻き込まれてオバワクさんが死んでしまいそうなので、彼を安全な場所まで送り届けることにした。忘れ物がないかを聞けば既に逃げる準備は整っていたのか激しく首を縦に振って肯定するので彼の襟首を掴んで持ち上げる。
「……へっ?」
「二人とも、私はちょっとこの人を送ってくる。相手に黄猿がいるみたいだからヤマトとウタはここに残ってて。逃げるより安全だと思うから」
「わかった! イブキも気を付けてね‼︎」
思いっきり振りかぶり、ヤマトに声をかけてからオバワクさんを空へと投げる。絶叫しながら空を飛んでいく彼は周囲の注目を集め、そのうちの何人かは彼を攻撃しようとそれぞれの武器を構えた。
当然そんなことをさせるために彼を投げたわけではないので私は獣型に変身。大きくなっていく身体でオバワクさんに追いつき、彼を口の中に入れて保護する。
その直後に多数の銃弾や砲弾、レーザーが私の身体に命中した。レーザーだけは身体を貫通したので痛かったが、治るので問題なし。
「おぉ〜、大きいねェ〜」
「何じゃあれは⁉︎」
「イブキか…!」
「カイドウ、ちょっと避難遅れの人がいたから安全な場所まで運んでくる」
いきなり現れたように見える巨大蛇に戦場の中心にいた人物達がそれぞれの反応を返す。そんな彼らに見送られながら身体を動かして地響きと共に41番グローブへ移動しようとするが、そうはさせんと色々な攻撃が飛んでくる。
マグマとかは効かないからいいけど、レーザーはまだ危ない。しかも耐性を獲得する前に仕留めようとしているのか頭部ばっかり狙ってくる。
頭部の角度を変えたりして致命傷にならない程度でレーザーを受けつつ進み、海兵で出来た人壁は轢き潰し、剣などで攻撃してきた者を"
しかし素直に目的地まで辿り着けるとはいかないようで、先に進もうとする私を止めるように目の前に光が収束して人の形になる。そうだよね、あなたならカイドウの足止めも余裕で振り切れるよね。
「黄猿かぁ……、避難民逃したら戻るから見逃してほしいな」
「信用がないんだからそれは無理なお願いだねェ〜。それにその姿だと被害が大きすぎるのよ」
現れた黄猿に首を傾げてお願いしてみても案の定却下された。言い方的に何をしてもここから先へは行かせてもらえなさそうだ。
口の中にいるオバワクさんを解放して先に逃がせればいいけど、多分私が逃がそうとした時点で拘束対象になっているから無理かな。
ならもう押し通るしかないね。突撃ィ‼︎
頭部に武装色を纏って進路上のあらゆるものを轢き潰し、土煙をあげながら黄猿へ突進するがあっさりと躱された。しかも躱すついでに光の速度で加速した脚で横面を蹴られるオマケ付きだ。
とはいえカイドウの本気金棒に比べると全然軽い。今の私は総重量も増えているのでそんなぬるい蹴りじゃ吹っ飛びもしないぞ。
「ん〜、困ったねェ〜」
思ってもいないことを口にしながらも私の周囲を飛びまわりながら黄猿は様々な角度から蹴ってきたりレーザーを撃ち込んだり光の剣で斬り裂いたりしてくるが、黄猿の攻撃は火力が高いけど一点集中系が多いから再生回復がしやすい。獣型だと全体的な損傷が小さくなるから余計にね。
これが獣型になっても元の身体と大きさがそこまで変わらない人ならたとえ再生回復を持っていても大ダメージを負っただろう。だけど私の獣型は過去類を見ないレベルで人間形態との差異がある。
私は獣型の変身を細胞などが変異してなるものだと考えている。その考えでいけば獣型の私は人間時の細胞などを極限まで伸ばして巨大化しているはず。そんな獣型の身体をレーザーが貫いても人間形態で例えれば身体に細い糸が通った程度のもんだ。
「攻撃が効かねェのなら太い胴体ごとズバッといくしかないねェ〜」
だから大丈夫だと思ったのだけど、それを確信した直後に黄猿が私の身体を両断出来る長さの光剣を作り出した。
あ、はい。流石にそれはまだ無理。とりあえず前言撤回させてもらいますね。光って便利だなぁ。
「ッ‼︎ 危なっ⁉︎」
なんて言っている暇はなく、黄猿が光になって移動したと思えば私の胴体に剣を振りかぶっているところだった。咄嗟に斬られそうな部分を動かして真っ二つにされるのは回避したが、それでも胴体の真ん中辺りまでは斬られた。
熱さと斬られた痛みが同時に来て思わず顔を顰めるが、すぐさま追撃に備える。しかし黄猿の追撃は来ず、黄猿自身もここら周辺から姿を消していた。
それを理解するなり私は身体から毒ガスを噴出し、上半身に覇気を纏ってから出鱈目に動かして暴れ始める。私の視線が届かない部分を斬られたらマズイからだ。毒ガスは他人を巻き込む可能性が高いが、私の巨体を見て逃げない人はいないと思いたい。下半身はヤマト達やカイドウがいる場所辺りにあるのでそのまま放置。
毒ガスで周囲を覆い尽くしてからピット器官による探知へと切り替える。黄猿が持っている巨大剣は私の胴体を一刀両断出来る大きさなので遠くからでもかなり目立つ。さらに光という熱エネルギーの塊なのでピット器官なら少しでも見えればすぐにわかる。
「……いない?」
だがいくら探しても黄猿がいない。不意打ちされるとマズイので周囲をくまなく捜索するがやはり姿が見えない。
もしかして下半身を狙いに行ったのかと予想したが、そのタイミングで私が進む予定の方角から多数の熱源を見つけた。
それは多数の黄猿だった。というか黄猿の顔がついた光の球だった。
……何それ⁉︎ そんなの見たことないぞ⁉︎ っていうか黄猿の顔をつける意味あるの⁉︎
急いでブレスで撃退しようとして、口内にオバワクさんがいることを思い出して中断。その間に黄猿集団は私の頭部を通り過ぎてその先の胴体へと接近してくる。
何をしてくるかは予想出来たので暴れようと身体に力を込めるが、暴れ始める前に視界の端で何かがチカっと光った。
直後、私の首辺りに凄まじい衝撃が入る。あまりの威力に首辺りがくの字に曲がり、息は吸えず久しぶりに視界がチカチカと点滅する。
一体何が起きた? 私は何をされた? そんな疑問はすぐに解消された。本物の黄猿が見聞色で感知できない遠い場所から光の速度で加速して私に飛び蹴りを入れたのだ。
「これで仕舞いだよォ〜」
私を蹴り飛ばした本物黄猿がレーザーを撃つ構えを取り、飛んできた黄猿顔の球体達は黄猿そっくりの姿になって巨大剣を振りかぶる。対して私は蹴られた衝撃で体勢を崩しており、反撃が出来ないので纏っていた覇気をさらに強くして防御の構えを取る。
放たれたレーザーが顎に照射され、分身の剣が私の身体のあちこちに食い込んだ。覇気のおかげでまだ貫かれていないが時間の問題だろう。
「……間に合った」
「おぉ〜? あまり光で攻撃した覚えはないんだけどねェ?」
だけどそれは私以外の場合。やっと能力が耐性を得たのか、顎に照射されていたレーザーが鱗に乱反射して拡散され、分身が持つ剣も刀身が鱗に触れると鱗の上を滑るように光が散らばる。
やはり情報共有はしていたのか黄猿は攻撃をやめて距離を取った。それでも私を観察していることから攻撃を止めることはなさそうだ。
まだまだ戦うつもりの黄猿に私も意識を切り替える。そうだ、私はまだまだ挑戦者だ。全力で挑まないと強者が相手なら待つのは敗北だけだろう。
「ごめんオバワクさん、護衛はここまで。目的地の地区へ吐き飛ばすから備えてね?」
こうしちゃいられないと口内にいるオバワクさんへ一方的に伝えてから息を込め、返事を聞く前に口内のオバワクさんを41番グローブの方へ勢いよく発射する。本来なら危ない行為だけど、この世界の住民なら死にはしないはず。
飛んでいくオバワクさんの方へ黄猿が視線を向けた瞬間を狙って全力で身体を伸ばし、黄猿を捕まえるために口を開く。今までの速度とは違う補食行動に黄猿も反応が遅れたのか想像よりも簡単に捕まえることが出来た。
黄猿を捕まえたのなら毒塗れにしてやろうと能力で毒を用意するが、これは簡単にはいかないようで、能力で作り出した毒が体内から口内に到達する前に黄猿は私の牙を蹴り折って素早く脱出した。
……今やられたようにいくら耐性を得ようが黄猿自身の光の加速はどうしようもないし、青雉の氷で刺されたら凍りはしないけど傷を負う。赤犬のマグマだって火山岩で押し潰されたらダメージを負うだろう。
やっぱりここ最近の私は自惚れていた。耐性を得たからなんだ。攻撃手段が減った程度で弱くなるような大将なんているわけないだろ。
「んん〜、様子が変わったねェ〜」
手加減は無し。これはカイドウとの遊び勝負じゃない、負けたら終わりの真剣勝負だ。そんな私の考えと向上する戦意に呼応するかのように鱗の隙間からは毒ガスが漏れ始める。
黄猿も私の様子を見て何か感じたのかいつも通りの表情だが視線は鋭くなった。彼でも私の存在は脅威に思ってくれているようだ。
ならそれに応えようとブレスの準備をする。毒の濃度を高めた今出せる全力のブレスだ。
「"
「……ッ⁉︎」
しかしそのブレスは吐き出す前に身体を纏わりつくように襲いかかってきた覇王色の覇気に強制中断させられた。吐き出せず行き場を無くしたブレスは私の牙に直撃。爆発性ではないので自爆とはいかなかったが牙の隙間から大量の毒液が流れていく。でもそれを気にする余裕はない。
覇王色が未だに襲いかかってくるからだ。目の前にいる黄猿も覇気の強さに冷や汗を流していることから恐らく島で戦っている者全員に襲いかかっているかもしれないが、私は特に目立つのか覇王色の勢いがすごい。
そして纏わりつく覇王色を通して元の姿に戻れという覇気の持ち主からの命令が聞こえる。こんな凄まじい覇気を放てるのはここにいる人達の中ならカイドウと同格のあの人しかいないだろう。
良かれと思ってウタをエレジアに置き去りにした挙句、一度も様子を見に行かなかった酷い男! 赤髪のシャンクス‼︎
……あ、なんか覇王色が弱まった。今なら私の覇王色で突破出来そうだけど……、ヤマトとウタの状況も気になるし一度戻るか。
◆
「イブキ大丈夫⁉︎」
「うん、大丈夫。 そっちはどうだった?」
「イブキの身体に守られていたからあの覇気以外は特に問題なかったよ」
獣型を解き、イブキが完全に人型となったタイミングで戦場を襲っていた覇王色の覇気は静まった。覇気が襲っていた最中でも動けたウタはともかく、動けなかったヤマトは人型に戻ったイブキの元へ駆け寄り怪我の有無を確かめる。
そんなヤマトの質問にイブキは答えつつも、視線は別の方向を向いていた。それにヤマトとウタは気付き、イブキの視線を追うように自分達もそちらへ視線を向ければ、先の覇王色で気絶してしまった海兵達を乗り越えて戦場へ入り込んでくる集団がいる。その集団の姿を見たウタは思わず両手で口を押さえた。
「シャンクス……」
「ウタ、久しぶりに……お前の歌を聴きにきた」
ウタが集団の先頭を歩く男の名を呼ぶと、男ことシャンクスは優しい笑みを浮かべながらそれに答える。しかしその言葉を聞いたウタやイブキ、ヤマトは同じタイミングで同じ方向を見て何かを確認すると、揃ってジト目でシャンクス達を見た。
「30分」
「……ん?」
「トラブル無くライブが終わる予定からもう30分過ぎてる」
三人が見たのは戦場で辛うじて動いている時計。これを信じるならシャンクス達は思いっきり遅刻してきたということになる。
「聴きにきたとか言ってる癖に遅刻するなんてある?」
「ぐっ…⁉︎」
「ウタはファンの人が間違えないようにってシャボンディ諸島に着いてからも定期的に配信ライブをして告知してたのに」
「それは…⁉︎」
「シャンクスは私のライブを聴いてくれなかったんだ……」
「違うぞウタ‼︎」
感動の再会と思いきや飛んできたのは言葉の矢。イブキとヤマトの言葉にシャンクスは怯むが、ウタが俯いた途端それは違うと叫ぶ。
「……ちなみにライブ自体はもっと早く終わってるからね? 30分っていうのは最後の項目であるウタからの一言が終わって閉会してからの時間だから」
「……」
「四皇ともあろう人が潮の流れや風で遅れるなんてないだろうし、やっぱり──」
「わかった、降参だ。本当のことを言う‼︎」
ウタと共に徐々に距離を離していく三人にシャンクスは参ったと言わんばかりに腕を上げた。そして真剣な表情で遅れた理由を語り出す。
シャンクスから遅れた理由を聞いていた三人だが、聞き終わる頃にはその表情は呆れていた。
シャンクスが言うにはライブ前日に近隣の島には到着していたようだ。そしてそこで明日ウタに会えると宴を始め、普段酒を控える者達も今回に限っては酒を飲んだ。結果、ウタを知る者達全員が二日酔いでダウン。ふらふらになりながらもシャボンディ諸島に向けてなんとか船を出したものの、出航時刻は予定より数時間単位で遅れていた。
その話を聞いた三人がここに来ている赤髪海賊団のメンバーに視線を向ければ、確かにみんな顔色が良くない。それでも30分遅刻まで時間を縮めたのだから本気で急いで来たのだと理解出来る。
「「「馬鹿なの?」」」
「返す言葉もない」
率直な感想にシャンクスは眉を下げて答えながら歩き出した。その先にいるのは当然ウタで、ヤマトはイブキに視線を向けるがイブキはこれを邪魔するのは野暮だと考えたのかヤマトを連れて後ろへ下がった。
「ウタ、大きくなったな」
「……当たり前だよ。何年過ぎたと思ってるの」
あと少しでぶつかる距離で歩みを止めたシャンクスは優しい声でウタに声をかける。それに対してウタは拗ねた子どものような態度でシャンクスに接するが、シャンクスは穏やかな表情のままだ。
今から親子の会話が始まる。ここにいる全員がそう考えたのだが、それを遮るように赤い何かがこの近くを通り過ぎて大地にぶつかり砂埃をあげた。
「おどれェ……‼︎」
「ウォロロロロ、どうした? もう終わりか?」
「流石カイドウ、びくともしないねェ」
砂埃をマグマで吹き飛ばして赤犬が現れ、その赤犬の前方に人獣型となったカイドウが派手に着地。近くの木の枝の上にはいつの間にか黄猿が来ていた。
そう、こいつらはシャンクスの覇気が無くなるなり戦闘を再開していたのだ。先程までは遠くで戦っていたようだが、恐らくカイドウの金棒で赤犬がこっちに飛んでしまったので追いかけてきたのだろう。赤犬と黄猿は傷だらけでなんとか息を整えようとしているのに対してカイドウは少し息切れしている程度、どちらが優勢かは誰の目で見ても明らかだ。
そんなカイドウ達にイブキはあちゃーとでも言いたげに片手で目を覆って空を見上げた。そこは空気読めよとでも思っているのかもしれない。でも呼んだのはイブキ自身なので何も言わない。
「ウタ、このまま親子喧嘩といきたいところだが、そうはいかないようだ。少し待っといてくれ」
「シャンクス‼︎ そんな二日酔いで大丈夫なの⁉︎」
「……なるようになるさ」
流石に放っておけないのかシャンクスはウタの頭を軽く撫でたあと、隣を通り抜けてカイドウ達の元へと向かう。その途中にはイブキ達がいたが、二人のことをシャンクスは知っているのか一度視線を合わせただけでそのまま通り過ぎた。
シャンクスがウタから離れたことでウタの近くにイブキ達が戻る。それをシャンクスが咎めないことからイブキ達はある程度信頼はされているのだろう。仮に咎めたらウタからの好感度ダウンは避けられないが。
「あァ、赤髪の小僧か? 何のようだ?」
「赤髪ィ‼︎ 口ィ突っ込むっちゅうなら容赦はせんぞ‼︎」
「これから親子の団欒なんだ。少し静かにしてもらおうか」
「……ねぇ、本当にあの人大丈夫なの? 隣を通り過ぎただけでも酒臭かったよ?」
「カイドウも酒飲んだら強くなるから大丈夫なんじゃない? ……いや、普通は酒飲んだら弱体化するのか?」
「……シャンクス」
カイドウ達からの敵意を正面に、ウタ達からの心配を背中に受けながらシャンクスは二日酔いの頭痛を表情に出さずに自身が所持する長剣であるグリフォンを抜いて構えるのだった。
オリ主……久々に死にそうな思いをして気が引き締まった。途中何度も人型に戻ろうかと考えたがそうなればオバワクさんが滅茶苦茶ピンチになるので獣型を維持してた。
描写は少ないけどライブ地区は酷いことになってます。あとオリ主が進撃したルートも。
あとオバワクは頭にタンコブは出来ていますが生きてます。一般人と間違えられてシャンクスの覇気に巻き込まれなかったので海軍などの周りが動けないうちに自分の潜水艦に乗って先に逃げました。